ビザンチンのモザイクの街、ラベンナ

2013/04/21 - 2013/04/21

ラベンナは４０２年から４７６年までの西ローマ帝国の最後の首都でした。
５４０年から７５５年までビザンチン帝国（東ローマ帝国）の領土なります。
その当時に現在のビザンチン教会のモザイクが造られています。
本場のビザンチン帝国ではモザイク美術はほとんど残っておらず、ラベンナのモザイク美術は貴重です。
以前訪れたシチリア島のモザイク美術を見て、ラベンナに来るのを楽しみにしていました、

エリア ラベンナ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

建物の前の銅像が気になったので写真を撮りました。
高校（体育学校）のようでした。

多くの学生が出てきました。

ラベンナの街ですが、
碁盤目状になっており、古代ローマ時代の名残のようです。

市庁舎です。
時計塔のようです。

１６８１年に再建された市庁舎の建物です。
ルネッサンス様式の建物です。

市庁舎の前はポポロ広場と呼ばれ、
ベネチア小宮殿があります。
１４６１年に建てられています。

広場の２つの塔は聖ナポリターレとヴィターレの像です。

ラベンナ地方の行政府のようです。

ランチです。

ビーフシチューです。

サン・フランチェスコ教会です。
１０、１１世紀のレンガ造りの３廊式の教会です。

１３２１年にダンテ・アリギエーリがラベンナで亡くなっています。
サン・フランチェスコ教会の一角に納骨堂があります。

ダンテはフィレンツエの貴族の家柄でしたが、
政争に敗れて、ヴェローナ、ラベンナと亡命生活を送っています。

フィレンツェからの遺骸の返還要求があるようですが、
拒否しているそうです。

ガリバルディ広場です。
ポポロ広場のすぐ近くです。

イタリア統一の英雄です。
右手に剣を持った姿の像がほとんどのようです。
北、中部のイタリアの都市ではガリバルディの像をよくみかけます。

via cavour です。

観光客も多く歩いています。

コペルタ市場です。
野菜、肉などが売られている地元の人たちの市場です。

聖ドメニコ教会です。

観光案内所です。
日本語の資料はありませんでした。

サン・ヴィターレ教会です。
５４８年のユスティ二アヌス大帝の時代に完成しています。

外観はレンガ造りの建物ですが、なかは驚きのモザイクの世界です。

集中式の八角形の外観でドームが中央部にあります。
横には鐘楼もあります。

外観はレンガつくりですが、なかは一面にモザイクがあります。

中央部のドームにはフレスコ画が描かれています。

内陣にあるモザイクの
皇帝ユスティ二アヌス、司教マクシミアヌス、廷臣と兵士たちです。

皇后テオドラ、廷臣と侍女たちです。

モザイクの描写が精緻であるのが驚きです。
旧約聖書を題材として描かれています。

こちらも旧約聖書が描かれています。

同じ敷地内にあるガッラ・プラチディア廟です。

外観はレンガ造りのこじんまりとした建物ですが、
なかは一面モザイクです。

４２５−４３０年に造られています。

ガッラ・プラチディアはローマ皇帝の娘であり、
東ゴート王国の王妃であり、ローマ皇帝の王妃となり、
ローマ皇帝の母という激動の一生を過ごしたひとです。

天井のヴォールト全体に微細なモザイクがされています。

丸天井はきらきらと星空のようです。

良き羊飼い、水を飲む鳩などの題材が描かれています。

小さな廟ですが、天井などの前面がモザイクとすばらしい建物です。

この廟はとなりにあるサン・ロレンツォ教会の
一部として建てられたものです。

via cavour とアドリアナ門です。

ラベンナのドゥオーモです。
１８世紀に建てられた教会です。

教会内は広い空間ですが、わりと簡素です。

大司教博物館です。
外観は工事中のようでした。

コスタ広場のカフェです。
街を歩いていると広場が多くあります。

街中はごく普通にZARAとかありました。

イタリアのデパートの大手のコインもありました。

ラベンナの西側には城壁がかなり残っていました。