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【成田→香港→マカオ→香港→上海へ向かう列車内まで】<br />8月30日 Narita Airport<br />成田第一ターミナルでのっけから同行の翁氏(以降敬称略 当時54歳自分は39歳でした)のスーツケースが、航空会社のチケットカウンターに入るところのセキュリティにかかって、「はい、ちょっとこっちにキテキテ」とぜーんぶ開けられて厳重にチェックされていた。<br />エコノミーのチェックインは行列。<br />やっとこさ順番が来て、チケットの引換券とパスポートを出すと、「えっ、お客さん帰りは上海からですか?査証は?」とノースウエストの職員。<br />すかさず翁「9月1日から中国、ビザいらないんです。今日だってNHKで散々言ってました」<br />「えっ」<br />本当に知らないようだった。<br />「ちょっと確認してきます」と我々のチケットを手にして係員がどこかへ行ってしまった。<br />おーーい、なんぼアメリカの航空会社とはいえ、中国にだって北京だ上海だと毎日飛ばしている航空会社のしかも日本人の職員が知らなくて中国の方は大丈夫なのか。一抹の不安が…。<br /><br />ス社さんの手配でやっとこさ予定した日程で出発できることになった我々の香港から上海へ列車で縦断する旅はこうして波乱の幕開けとなりました。<br /> <br />8月31日a.m. HongKong<br />いやぁしかし、飛行機の厳重なのにはかなりびっくりしたわ。<br />まぁ我々日本人は、ああはいどうぞってなもんでしたが、一部の国の人はどこにもセキュリティチェックなんぞないのに、搭乗ゲート直前でパスポート見せただけで「はいこちらへ」って言われて、それこそ鞄の中に入ってる箱から缶から、履いてる靴下まで脱がされてチェックされていた。<br />成田を1時間遅れで飛んで香港についたのは深夜に近い時刻。<br />エアポートエクスプレスで終点の香港駅のある上環まで来て、そこからはタクシーでグランドハイアットへ。<br />チェックイン早々、腹減ったということで町をぶらついて、すでに日付が変わっているのにやたらと混んでいるまぁいわゆる粥麺屋へ。蟹のスープが美味かった。<br />海が近いせいか、余計じめっとした空気の中を15分ほど歩いてホテルに戻り、その日はすぐに寝てしまった。<br />まあ何しろ翁はもともと早寝早起きを何よりの信条とするような人だ。<br />ただでさえ日本より1時間遅いんだからな。<br /><br />翌日は私が起きた時に、ちょうど翁が散歩から帰って来たところ。<br />「はい、おなかすきました。めし食いに行きましょう」<br />さっき食ったばっかりだろ、寝る前に(笑)。<br />ホテルのメモ用紙に行きたい「場所」を漢字で書いて「我去」とその上に書き加える。<br />これをタクシーの運ちゃんに渡すとふんふんと連れて行ってくれるはず…、だったがなかなかうまく行かず地図を見せて「ここ、ここ」。<br />目指すは上環の少し北側にある皇后大道中という通りのお粥屋さん。<br />ガイドブックにもよく載っている生記粥品専家という店に行ってみたらお休みで、結局歩いてタクシーで来た道を少し戻って羅富記粥麺専家へ。実はこれが正解で、ピータン粥も豚のモツ煮込み粥も結構イケた。2日後に当初行こうとした「生記」に行ったけどちょっとしょっぱすぎで、 翁も最初にここに来ていたら「もうお粥はいい」と言ったと思うと言っていた。<br /><br />お腹一杯になって市場をぶらついてみた。<br />日曜日であるが故、人が多いのかいつも多いのかはわからなかったけれど、かなりの人が歩いている坂になった青果市場。<br />こういう場所を歩いてみるという処が旅の醍醐味という点では翁と一致しているので気楽。<br />一度ホテルに戻って、明日の午後また戻ってくるからと言うことで、大きい荷物は全部フロントに預けて、一旦チェックアウト。<br /><br />午後からは、昨年秋に香港に来た時に、一番美味しいと思った四川料理南北楼へ。<br />ここの熱々の鉄板で出てくる海老チリは最高!<br />まぁ日本の大抵のガイドブックには載っています。<br />値段もそれなりに一流?!ではありますが…。<br /><br />8月31日p.m. Macau<br />フェリーでマカオへ。<br />マカオではハイアットリージェンシーというホテル。<br />しっかりホテルの施設としてカジノもありましたが、わりと小さかった。<br />フロントに居たお姉さんがやたら日本語が上手なので褒めてみたりしたら、「私、日本人なんですぅ」。がくっ・・・。<br />でも、いろいろとフォローしていただいてお世話になりました。<br /><br />ここのホテルはマカオのフェリー乗り場がある繁華街からは巨大な橋を渡ったタイバ島というところにある。チェックイン後、もう一度本島(?!)に戻ってぶらぶらして最後ヤオハンで靴下を買ったらどうもボラれた。<br />マカオパタカとかいう見慣れないコインでは、お釣が少なすぎ。<br />靴下2足で3000円もした見当に・・・。<br />まあそうは言っても、一足90香港ドルとかだったから、元々高いといえば高そう。<br />インポートもんは持ってくるのが大変なんだろうか?<br />その割にはインポートもんのねえちゃんが街のそこここで客引きしているようだったが・・・(笑)。<br /><br />夜はタイバ島のホテル近くの財神爺海鮮飯店というところで、勧められるままに泳いでる魚とフカヒレの姿煮と牛肉と野菜の炒めものを。<br />案外イケた。ビールも飲んで200香港ドルくらい。<br />靴下2足と一緒だった(笑)。<br />  <br />9月1日 HongKong<br />10時過ぎのマカオ発で香港に戻る。<br />フェリーはこの際だからとひとつ上のクラスに乗ってみた。<br />フェリー乗り場のファーストフードでモーニングセットを食べたのに、朝食が出た。<br />というか、朝食が出たくらいで座席が特に快適だったというほどでもない。<br />むしろ、昨日香港から渡って来た時のほうが船もはるかに大きくてきれいな船だった。<br />時刻表からはその辺は何もわからない・・・。<br /><br />上環の駅から地下鉄で九龍島太子駅へ。<br />目的地はバードストリート。<br />これは全くの私の趣味で、翁に付きあってもらった。<br />会社の旅行だとなかなか自分ひとりで見に行くみたいなことができなくて、場所を移動してからは初めて行った。<br />うーーん、やはり白い子は可愛い。<br />予定通り来月はオーストラリアに野生のキバタンを見に行くぞ、と決意を新たにしたのであった(笑)。<br /><br />昼飯は尖沙咀で飲茶ということで知ってる店に行ってみたら・・・なかった。<br />えーー、去年あったのにぃ。<br />路上で新聞売ってるおぢちゃんに聞いてみたら、仲立ち(通訳?!)に中学生くらいの女の子が入ってくれて、女の子が手で×を作りながらClousd。<br />あちゃー。<br />結局、歩き回った末海翠海鮮酒家というところで飲茶もどき。<br />可もなく不可もなくといったところか・・・。<br /><br />香港島への戻りはスターフェリーで。<br />中環のフェリーターミナルからタクシーでグランドハイアット2泊目チェックイン。<br />一服した後、というか翁はタバコ吸いすぎ。<br />これでもこの旅行では禁煙を決意してきたらしい。<br />成田の免税店で私が妻へのお土産にバージニアONEを買ってるときに、一度は「私はこの旅行からタバコ止めるから」と言って買わなかったくらい。<br />飛行機が遅れて45分待ったところで、買いに行って2カートン買って禁煙プランは×。<br /><br />あんまりお腹も減っていないのでとりあえず歩いてまたスターフェリーまで。<br />やはり香港の夜景は九龍側から香港島を見るに限るので、香港島からあちらを見ても今ひとつだったが、逆に香港島から香港島を見るというロケーションも綺麗だった。<br /><br />スターフェリー。さっきは1階に乗ったので今度は2階。<br />なんと1階は1.7HK$だが2階は2.2HK$。<br />風景や乗り心地はあんまり変わらない…。<br /><br />ビクトリアパークは観光客とアベックだらけ。<br />三脚なしで夜景を撮るコツはともかくどっかに置いて、タイマーを使って自分の手でシャッターを押すと言う衝撃を与えないということなのだが、シャッター押した瞬間と実際にシャッターが切れるタイミングが違うため、勝手に船が入ってきたりするのが、この方法のタマに傷だ。<br />それでも外人の観光客のおっちゃんが「ざっつぐっどあいでぃーーあ」と言ってまねていたが、シャッター切れた瞬間にフラッシュ光ってるって。<br />フラッシュを自動で光らせては、シャッター開放時間が短くなるから置いて撮る意味ないよと言ったのだけど通じなかった。<br />ようは相手は日本語がわからないのだった。<br />やっぱりあんまりお腹すいてないけど、ともあれ北京ダックを食おうということで、シャングリラホテルの裏手にある利苑酒家へ。<br />ここの北京ダックはかなりお勧めです。<br />案外、安いし。<br />ただ、このネギに巻きついた唐辛子が意外と辛い。<br />私はそれなりに辛いの平気なほうだけど、翁ははずして食べていた。<br />帰りは結構酔っ払ってたのでタクシーでホテルへ戻ったが、トンネル通ってあっと言う間だった。<br /><br />9月2日 HongKong to Hengyangcity <br />マカオのNHKではやっていたのに、香港の国際放送NHKでは朝の連続テレビ小説「こころ」をやらない。8:15になったらいきなり国際天気予報…。<br />うーー、それまで普通に「おはようニッポン」やってたのに。<br /><br />ところがこれがまた大変なことにその天気予報。香港に向って台風がまっすぐとやって来ている。もう目の前。<br />当然香港の天気は午後から雨。<br />ホテルのロビーに下りると「台風が来るから気をつけろ」と書かれた看板。<br />なんとも最悪の日を選んでしまったのかもしれない・・・。<br /><br />朝は例の「生記」でお粥を食べて、2階建てバスで銅羅湾へ行ってスーパーでお買物をして、特に翁は列車の中で必要とミネラルウォーターのボトルを6本も買って一旦ホテルへ。<br /><br />12時にチェックアウトして、ともかく駅まで行ってみようということで紅磡(Hung Hom)駅へ。<br />ここが別名九龍駅。<br />九廣鉄路の香港側の始発駅です。<br />駅は思ってた以上にきれい。<br />発車時間が遅れると聞いていたので、とりあえずサービスセンターみたいなところへ行って切符を見せて聞いてみると、やはり「16:10発に変更になった」と言う。<br /><br />それではますます出発までは時間があるので、荷物預かり所に手荷物を預けることに。<br />スーツケースと私のガラガラを預けて40HK$。600円くらい。<br />まぁコインロッカーもないし(例えあっても入る大きさでもないが)、気さくな爺ちゃんがなんとそこらの中国人や我々よりもわかりやすいきれいな発音の英語でこちらの要求を聞いてくれて、どうもメニューには短時間の預かりは載っていなかった(1荷物60HK$と書いてあった)し、切符の時間は15時なんだから14時過ぎには戻ってこないとと心配してくれたりして、それでも何とか16:10発になったとあそこのねーちゃんが言ってたということをわかってくれて、15時に戻る約束で預けて、とりあえずローカル線に乗って隣駅の旺角へ行ってみることに。<br /><br />ホームに行くと網の向こうの隣のホームに特急上海行きが入線していた。<br />目の前が5号車だったので、隣が我々の乗る6号車かなぁと思って見に行くと7号車だった。<br /><br />???<br /><br />旺角駅はショッピングモールが併設されていて、昼飯を食べて、書店で鉄道地図を探すも断念。<br />結局、駅で2枚の大きな地図と中国全土地図帳を入手。<br />中国鉄路旅遊という本を入手したのは上海に行ってからであった(^^;;<br />これからもし同じようなことをしようと思う方は、ぜひ先にこの本を入手してから行かれることをお勧めします。<br /><br />【ちなみに当時の掲載時刻表】<br />駅	キロ数	予定時間<br />九龍	0 15:00 発<br />東莞	92 16:11 着 17:12 発<br />広州東 174 17:47 着 18:58 発<br />韶関	403	21:14 着 21:20 発<br />ちん州 556 22:55 着 23:03 発<br />衡陽	703	0:36 着 0:44 発<br />株州	837	2:01 着 2:09 発<br />向塘	1176 6:24 着 6:32 発<br />鷹潭	1291 7:48 着 7:56 発<br />金華西 1600 11:42 着 11:50 発<br />杭州東1791 14:06 着 14:14 発<br />上海	1992	 15:54 着<br /><br />これは、我々の乗る上海行きK100号のもともとの予定ダイヤである。<br />改札を入ると、いきなりパスポートコントロール。<br />もちろん先ほど旺角へ行ってきた改札とは違う場所に「国際線」がある。<br />待合室にはしっかり免税店。<br />ホームに入ると、機関車のすぐ後ろに食堂車、その後ろに我々の乗る「高包」特等車の6号車(車両の種類はそのほかに「高臥」「軟座」「硬座」とあるらしい)。それから9号車8号車7号車5号車の順。<br />さっき6号車がないはずだった。<br />なんでわざわざこうしているのかは不明。<br />ひと車両にふたりの専属乗務員。6号車はわりとかわいい女の子ふたり。どこまで乗務して行くんだろうと思っていたら、なんと2人とも上海までだった。<br />予定通り(?!)16:10に、発車のベルもなくいきなりスタート。<br /><br />30分ほど走るとスピーカーから流れる曲が変わって「蛍の光」。<br />「ああこれで香港ともお別れですね」と翁。なんとそれからさらに30分ものろのろと走ってやっと国境の駅羅湖を通過した。<br />蛍の光は何の意味もないのだった。<br />シンセンに行く人は香港国内線のこの羅湖という駅で降りて歩いてシンセン側に入るそうだが、鉄道はもちろんそのまま線路の上をシンセンへ。上の時刻表ではシンセンに停車予定はないのだが、ここで警察の腕章をした人たちがどやどやと60人ほど乗ってきた。<br />入国カードを配る人、熱を測る人、パスポート検査をする人。<br />我々のパスポートを見て、4月で切れている中国入国査証に目を留めてギョッとしている。<br />ページを丁寧にめくって見るがその切れたビザ以外はもちろんついていない。<br />「嚋嚟嚝嚙嚈嚮嚩嚬嚭??」<br />「いやビザは昨日からいらないはずです」と翁。<br />もちろん通じない。<br />困った様子でパスポートを持ったまま出て行ってしまった。<br /><br />滅多に経験できることでもないのでとりあえずこの旅の手配をしてくれたS社のS社長に電話してみるもあいにく留守電。<br />しばらくしてかかってきたので状況報告。<br />そうそう、なんと中国はというかこの列車、田舎町を当然走っているにも関わらず、香港から上海までずーっと携帯電話が通じました。日本より進んでいるのでは?(←当時の感想)<br /><br />そのうち翁「あ、今東莞という駅を通過しました」。<br />嘘だろ、1時間1分も停車する予定の駅を飛ばしたりするもんか。<br />と、思ったら次に停まったのは本当に広州東だった。<br /><br />時にこの列車、何故か香港領内ではトイレを使わせてくれない。<br />シンセン過ぎてやっと…。<br />ドキドキしつつも広州直前でやっとさっきの怖い顔はどこへやら、にっこり笑った警察のねーちゃんがパスポートを返しに来てくれて、ホッとしたらまたおしっこしたくなったが乗務員のねーちゃんかわいい顔して「もうすぐ停まるから駄目」と×印。<br />というわけで18:15に到着した広州東駅で、ホームに出て、うちの係りのお嬢さんに発車はひょっとしてこの元のダイヤ通りの18:58か?ときくとyesという答え。<br />だったら駅か駅のホームでトイレはないのか、と聞くと「ノー トイレッ」とにべもない答え。<br /><br />18:28に反対側のホームに停まっていたこの駅始発の北京行きが出て行って、ふっと自分たちの列車の電光板を見ると「上海行き19:17」の文字。<br />          <br />そんなに持たないよー、と掲示板を指差すとお嬢さんも「あらまぁそうなんだぁ」という顔。<br />翁も出てきて「トイレトイレ」とぼやいていると背中から「ノートイレッノートイレッ」。振り向くとにっこり。笑い事じゃないって(笑)。<br />その間、食堂車よりも前にさらに10両近い車両を連結して20両近くの長大編成になった。<br /><br />そして…。<br />18:58に発車した…。<br />くぅーーー、なんてええ加減なぁ。<br />と思ったけれど、そんなことよりもちろん早速トイレへ行った(笑)。<br /><br />これ以降、列車はダイヤのとおりに進行して行く。

香港から上海まで陸路で行ってみたい!!(2003年)

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2003/08/30 - 2003/09/02

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飛龍

飛龍さん

【成田→香港→マカオ→香港→上海へ向かう列車内まで】
8月30日 Narita Airport
成田第一ターミナルでのっけから同行の翁氏(以降敬称略 当時54歳自分は39歳でした)のスーツケースが、航空会社のチケットカウンターに入るところのセキュリティにかかって、「はい、ちょっとこっちにキテキテ」とぜーんぶ開けられて厳重にチェックされていた。
エコノミーのチェックインは行列。
やっとこさ順番が来て、チケットの引換券とパスポートを出すと、「えっ、お客さん帰りは上海からですか?査証は?」とノースウエストの職員。
すかさず翁「9月1日から中国、ビザいらないんです。今日だってNHKで散々言ってました」
「えっ」
本当に知らないようだった。
「ちょっと確認してきます」と我々のチケットを手にして係員がどこかへ行ってしまった。
おーーい、なんぼアメリカの航空会社とはいえ、中国にだって北京だ上海だと毎日飛ばしている航空会社のしかも日本人の職員が知らなくて中国の方は大丈夫なのか。一抹の不安が…。

ス社さんの手配でやっとこさ予定した日程で出発できることになった我々の香港から上海へ列車で縦断する旅はこうして波乱の幕開けとなりました。
 
8月31日a.m. HongKong
いやぁしかし、飛行機の厳重なのにはかなりびっくりしたわ。
まぁ我々日本人は、ああはいどうぞってなもんでしたが、一部の国の人はどこにもセキュリティチェックなんぞないのに、搭乗ゲート直前でパスポート見せただけで「はいこちらへ」って言われて、それこそ鞄の中に入ってる箱から缶から、履いてる靴下まで脱がされてチェックされていた。
成田を1時間遅れで飛んで香港についたのは深夜に近い時刻。
エアポートエクスプレスで終点の香港駅のある上環まで来て、そこからはタクシーでグランドハイアットへ。
チェックイン早々、腹減ったということで町をぶらついて、すでに日付が変わっているのにやたらと混んでいるまぁいわゆる粥麺屋へ。蟹のスープが美味かった。
海が近いせいか、余計じめっとした空気の中を15分ほど歩いてホテルに戻り、その日はすぐに寝てしまった。
まあ何しろ翁はもともと早寝早起きを何よりの信条とするような人だ。
ただでさえ日本より1時間遅いんだからな。

翌日は私が起きた時に、ちょうど翁が散歩から帰って来たところ。
「はい、おなかすきました。めし食いに行きましょう」
さっき食ったばっかりだろ、寝る前に(笑)。
ホテルのメモ用紙に行きたい「場所」を漢字で書いて「我去」とその上に書き加える。
これをタクシーの運ちゃんに渡すとふんふんと連れて行ってくれるはず…、だったがなかなかうまく行かず地図を見せて「ここ、ここ」。
目指すは上環の少し北側にある皇后大道中という通りのお粥屋さん。
ガイドブックにもよく載っている生記粥品専家という店に行ってみたらお休みで、結局歩いてタクシーで来た道を少し戻って羅富記粥麺専家へ。実はこれが正解で、ピータン粥も豚のモツ煮込み粥も結構イケた。2日後に当初行こうとした「生記」に行ったけどちょっとしょっぱすぎで、 翁も最初にここに来ていたら「もうお粥はいい」と言ったと思うと言っていた。

お腹一杯になって市場をぶらついてみた。
日曜日であるが故、人が多いのかいつも多いのかはわからなかったけれど、かなりの人が歩いている坂になった青果市場。
こういう場所を歩いてみるという処が旅の醍醐味という点では翁と一致しているので気楽。
一度ホテルに戻って、明日の午後また戻ってくるからと言うことで、大きい荷物は全部フロントに預けて、一旦チェックアウト。

午後からは、昨年秋に香港に来た時に、一番美味しいと思った四川料理南北楼へ。
ここの熱々の鉄板で出てくる海老チリは最高!
まぁ日本の大抵のガイドブックには載っています。
値段もそれなりに一流?!ではありますが…。

8月31日p.m. Macau
フェリーでマカオへ。
マカオではハイアットリージェンシーというホテル。
しっかりホテルの施設としてカジノもありましたが、わりと小さかった。
フロントに居たお姉さんがやたら日本語が上手なので褒めてみたりしたら、「私、日本人なんですぅ」。がくっ・・・。
でも、いろいろとフォローしていただいてお世話になりました。

ここのホテルはマカオのフェリー乗り場がある繁華街からは巨大な橋を渡ったタイバ島というところにある。チェックイン後、もう一度本島(?!)に戻ってぶらぶらして最後ヤオハンで靴下を買ったらどうもボラれた。
マカオパタカとかいう見慣れないコインでは、お釣が少なすぎ。
靴下2足で3000円もした見当に・・・。
まあそうは言っても、一足90香港ドルとかだったから、元々高いといえば高そう。
インポートもんは持ってくるのが大変なんだろうか?
その割にはインポートもんのねえちゃんが街のそこここで客引きしているようだったが・・・(笑)。

夜はタイバ島のホテル近くの財神爺海鮮飯店というところで、勧められるままに泳いでる魚とフカヒレの姿煮と牛肉と野菜の炒めものを。
案外イケた。ビールも飲んで200香港ドルくらい。
靴下2足と一緒だった(笑)。
  
9月1日 HongKong
10時過ぎのマカオ発で香港に戻る。
フェリーはこの際だからとひとつ上のクラスに乗ってみた。
フェリー乗り場のファーストフードでモーニングセットを食べたのに、朝食が出た。
というか、朝食が出たくらいで座席が特に快適だったというほどでもない。
むしろ、昨日香港から渡って来た時のほうが船もはるかに大きくてきれいな船だった。
時刻表からはその辺は何もわからない・・・。

上環の駅から地下鉄で九龍島太子駅へ。
目的地はバードストリート。
これは全くの私の趣味で、翁に付きあってもらった。
会社の旅行だとなかなか自分ひとりで見に行くみたいなことができなくて、場所を移動してからは初めて行った。
うーーん、やはり白い子は可愛い。
予定通り来月はオーストラリアに野生のキバタンを見に行くぞ、と決意を新たにしたのであった(笑)。

昼飯は尖沙咀で飲茶ということで知ってる店に行ってみたら・・・なかった。
えーー、去年あったのにぃ。
路上で新聞売ってるおぢちゃんに聞いてみたら、仲立ち(通訳?!)に中学生くらいの女の子が入ってくれて、女の子が手で×を作りながらClousd。
あちゃー。
結局、歩き回った末海翠海鮮酒家というところで飲茶もどき。
可もなく不可もなくといったところか・・・。

香港島への戻りはスターフェリーで。
中環のフェリーターミナルからタクシーでグランドハイアット2泊目チェックイン。
一服した後、というか翁はタバコ吸いすぎ。
これでもこの旅行では禁煙を決意してきたらしい。
成田の免税店で私が妻へのお土産にバージニアONEを買ってるときに、一度は「私はこの旅行からタバコ止めるから」と言って買わなかったくらい。
飛行機が遅れて45分待ったところで、買いに行って2カートン買って禁煙プランは×。

あんまりお腹も減っていないのでとりあえず歩いてまたスターフェリーまで。
やはり香港の夜景は九龍側から香港島を見るに限るので、香港島からあちらを見ても今ひとつだったが、逆に香港島から香港島を見るというロケーションも綺麗だった。

スターフェリー。さっきは1階に乗ったので今度は2階。
なんと1階は1.7HK$だが2階は2.2HK$。
風景や乗り心地はあんまり変わらない…。

ビクトリアパークは観光客とアベックだらけ。
三脚なしで夜景を撮るコツはともかくどっかに置いて、タイマーを使って自分の手でシャッターを押すと言う衝撃を与えないということなのだが、シャッター押した瞬間と実際にシャッターが切れるタイミングが違うため、勝手に船が入ってきたりするのが、この方法のタマに傷だ。
それでも外人の観光客のおっちゃんが「ざっつぐっどあいでぃーーあ」と言ってまねていたが、シャッター切れた瞬間にフラッシュ光ってるって。
フラッシュを自動で光らせては、シャッター開放時間が短くなるから置いて撮る意味ないよと言ったのだけど通じなかった。
ようは相手は日本語がわからないのだった。
やっぱりあんまりお腹すいてないけど、ともあれ北京ダックを食おうということで、シャングリラホテルの裏手にある利苑酒家へ。
ここの北京ダックはかなりお勧めです。
案外、安いし。
ただ、このネギに巻きついた唐辛子が意外と辛い。
私はそれなりに辛いの平気なほうだけど、翁ははずして食べていた。
帰りは結構酔っ払ってたのでタクシーでホテルへ戻ったが、トンネル通ってあっと言う間だった。

9月2日 HongKong to Hengyangcity
マカオのNHKではやっていたのに、香港の国際放送NHKでは朝の連続テレビ小説「こころ」をやらない。8:15になったらいきなり国際天気予報…。
うーー、それまで普通に「おはようニッポン」やってたのに。

ところがこれがまた大変なことにその天気予報。香港に向って台風がまっすぐとやって来ている。もう目の前。
当然香港の天気は午後から雨。
ホテルのロビーに下りると「台風が来るから気をつけろ」と書かれた看板。
なんとも最悪の日を選んでしまったのかもしれない・・・。

朝は例の「生記」でお粥を食べて、2階建てバスで銅羅湾へ行ってスーパーでお買物をして、特に翁は列車の中で必要とミネラルウォーターのボトルを6本も買って一旦ホテルへ。

12時にチェックアウトして、ともかく駅まで行ってみようということで紅磡(Hung Hom)駅へ。
ここが別名九龍駅。
九廣鉄路の香港側の始発駅です。
駅は思ってた以上にきれい。
発車時間が遅れると聞いていたので、とりあえずサービスセンターみたいなところへ行って切符を見せて聞いてみると、やはり「16:10発に変更になった」と言う。

それではますます出発までは時間があるので、荷物預かり所に手荷物を預けることに。
スーツケースと私のガラガラを預けて40HK$。600円くらい。
まぁコインロッカーもないし(例えあっても入る大きさでもないが)、気さくな爺ちゃんがなんとそこらの中国人や我々よりもわかりやすいきれいな発音の英語でこちらの要求を聞いてくれて、どうもメニューには短時間の預かりは載っていなかった(1荷物60HK$と書いてあった)し、切符の時間は15時なんだから14時過ぎには戻ってこないとと心配してくれたりして、それでも何とか16:10発になったとあそこのねーちゃんが言ってたということをわかってくれて、15時に戻る約束で預けて、とりあえずローカル線に乗って隣駅の旺角へ行ってみることに。

ホームに行くと網の向こうの隣のホームに特急上海行きが入線していた。
目の前が5号車だったので、隣が我々の乗る6号車かなぁと思って見に行くと7号車だった。

???

旺角駅はショッピングモールが併設されていて、昼飯を食べて、書店で鉄道地図を探すも断念。
結局、駅で2枚の大きな地図と中国全土地図帳を入手。
中国鉄路旅遊という本を入手したのは上海に行ってからであった(^^;;
これからもし同じようなことをしようと思う方は、ぜひ先にこの本を入手してから行かれることをお勧めします。

【ちなみに当時の掲載時刻表】
駅 キロ数 予定時間
九龍 0 15:00 発
東莞 92 16:11 着 17:12 発
広州東 174 17:47 着 18:58 発
韶関 403 21:14 着 21:20 発
ちん州 556 22:55 着 23:03 発
衡陽 703 0:36 着 0:44 発
株州 837 2:01 着 2:09 発
向塘 1176 6:24 着 6:32 発
鷹潭 1291 7:48 着 7:56 発
金華西 1600 11:42 着 11:50 発
杭州東1791 14:06 着 14:14 発
上海 1992 15:54 着

これは、我々の乗る上海行きK100号のもともとの予定ダイヤである。
改札を入ると、いきなりパスポートコントロール。
もちろん先ほど旺角へ行ってきた改札とは違う場所に「国際線」がある。
待合室にはしっかり免税店。
ホームに入ると、機関車のすぐ後ろに食堂車、その後ろに我々の乗る「高包」特等車の6号車(車両の種類はそのほかに「高臥」「軟座」「硬座」とあるらしい)。それから9号車8号車7号車5号車の順。
さっき6号車がないはずだった。
なんでわざわざこうしているのかは不明。
ひと車両にふたりの専属乗務員。6号車はわりとかわいい女の子ふたり。どこまで乗務して行くんだろうと思っていたら、なんと2人とも上海までだった。
予定通り(?!)16:10に、発車のベルもなくいきなりスタート。

30分ほど走るとスピーカーから流れる曲が変わって「蛍の光」。
「ああこれで香港ともお別れですね」と翁。なんとそれからさらに30分ものろのろと走ってやっと国境の駅羅湖を通過した。
蛍の光は何の意味もないのだった。
シンセンに行く人は香港国内線のこの羅湖という駅で降りて歩いてシンセン側に入るそうだが、鉄道はもちろんそのまま線路の上をシンセンへ。上の時刻表ではシンセンに停車予定はないのだが、ここで警察の腕章をした人たちがどやどやと60人ほど乗ってきた。
入国カードを配る人、熱を測る人、パスポート検査をする人。
我々のパスポートを見て、4月で切れている中国入国査証に目を留めてギョッとしている。
ページを丁寧にめくって見るがその切れたビザ以外はもちろんついていない。
「嚋嚟嚝嚙嚈嚮嚩嚬嚭??」
「いやビザは昨日からいらないはずです」と翁。
もちろん通じない。
困った様子でパスポートを持ったまま出て行ってしまった。

滅多に経験できることでもないのでとりあえずこの旅の手配をしてくれたS社のS社長に電話してみるもあいにく留守電。
しばらくしてかかってきたので状況報告。
そうそう、なんと中国はというかこの列車、田舎町を当然走っているにも関わらず、香港から上海までずーっと携帯電話が通じました。日本より進んでいるのでは?(←当時の感想)

そのうち翁「あ、今東莞という駅を通過しました」。
嘘だろ、1時間1分も停車する予定の駅を飛ばしたりするもんか。
と、思ったら次に停まったのは本当に広州東だった。

時にこの列車、何故か香港領内ではトイレを使わせてくれない。
シンセン過ぎてやっと…。
ドキドキしつつも広州直前でやっとさっきの怖い顔はどこへやら、にっこり笑った警察のねーちゃんがパスポートを返しに来てくれて、ホッとしたらまたおしっこしたくなったが乗務員のねーちゃんかわいい顔して「もうすぐ停まるから駄目」と×印。
というわけで18:15に到着した広州東駅で、ホームに出て、うちの係りのお嬢さんに発車はひょっとしてこの元のダイヤ通りの18:58か?ときくとyesという答え。
だったら駅か駅のホームでトイレはないのか、と聞くと「ノー トイレッ」とにべもない答え。

18:28に反対側のホームに停まっていたこの駅始発の北京行きが出て行って、ふっと自分たちの列車の電光板を見ると「上海行き19:17」の文字。
          
そんなに持たないよー、と掲示板を指差すとお嬢さんも「あらまぁそうなんだぁ」という顔。
翁も出てきて「トイレトイレ」とぼやいていると背中から「ノートイレッノートイレッ」。振り向くとにっこり。笑い事じゃないって(笑)。
その間、食堂車よりも前にさらに10両近い車両を連結して20両近くの長大編成になった。

そして…。
18:58に発車した…。
くぅーーー、なんてええ加減なぁ。
と思ったけれど、そんなことよりもちろん早速トイレへ行った(笑)。

これ以降、列車はダイヤのとおりに進行して行く。

同行者
友人
交通手段
鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩

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