PAKISTAN 10 ﾗﾎｰﾙへ移動　ﾊﾟｷｽﾀﾝ最後の夜は駅横ﾛｰｶﾙ食堂で Multan Lahore

2013/01/29 - 2013/01/29

2013年１月29日（火）
インドのアムリトサルでの一泊を削って、この街でもう一日、旧市街巡りをしようか迷うが、ラホールへ戻ることに。
この日はM氏はなぜか現れず、別れの挨拶ができなかった。
行きと同じバスでラホールへ戻り、パキスタン最後の夕飯は駅隣の賑やかな食堂街で過ごす。

１パキスタンルピー≒１円

エリア ラホール(パキスタン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: 中国東方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

予定より一日早くこの街を出ることをM氏に伝えておこうと、８時過ぎにホテル前に出てみたが、M氏はなぜかおらず。
いったん部屋に戻り荷造り。

写真は８時頃のホテル。ライフル銃の警備員と。

Hotel Continental Inn

一昨日墓廟で鳩のフンまみれになり、クリーニングに出していたズボンを急いで出してもらう。当初80Rと言っていたが120R（120円）に。市内の店に出していたとのことなので、ホテルの手数料を入れていなかった料金だったのかもしれない。

写真はホテルの車のナンバープレート。
プンジャーブ州の車には綿花のイラスト入り。
ラホール市内の車にはパキスタン・タワーが描かれていた。

10:30頃チェックアウト。
この時間にもM氏は見えない。今日は非番で、別の監視人がどこかで監視（護衛）しているのかもしれない。

オート三輪で30分弱でサンミダーウー・バスターミナルへ（写真）。100R（100円）。

Daewoo Express in Multan

待合室にあったバス路線が記されたパキスタン地図。

ペシャワールやカラチ路線もある。
いつか行けるようになればいいなあ。

それにしてもこんな所で韓国系がバス会社を運営していることに驚き。

ここでムルターン名物の菓子ソウハーン・ハルワを購入。

500gは320R、１kgのものは400Rと450Rのものがあり、ナッツやクルミがたくさんまぶしてある450R（450円）の方にする。
重くてかさばるので迷ったが、結局買ってしまった。

缶の表と裏

895は何の意味だろう。
別の店では別の３ケタだった。

厚さ４cm、直径15cm。

帰宅後、パキスタンを懐かしく思いながら少しずつ食べる。
硬くなっているのでレンジで温めると、すぐに柔らかくなった。

"Sohan Halwa"

ムルタン12:00発ラホール17:15着のチケット890R（890円）。

右はバス下段にバックパックを預けた際にもらった引換券。

出発間際に乗客一人ずつをビデオ撮影。

乗車時にも金属探知機でのセキュリティーチェック有り。
M氏はバスに乗り込むところまで監視（護衛）していると言っていたが、、まさにこの時まで監視しているのだろうかと、タラップを上がる足に力が入ってしまった。
最後、M氏に別れの挨拶が出来なかったことが残念。

Security check.
On the way from Multan to Lahore.

定刻通り出発。

CA（写真）が行きと同じく、安全の祈りをマイクで挙げる。
その間、TV画面にはモスクの姿が。

空調も効いていて快適。

ヘッドホンと、行きにはなかった新聞が配布される。

ヘッドホンを掛けてみるが、私の席では音楽は流れていなかったような。
新聞のトップページでは隣国アフガニスタンの大臣との会談の模様。
ラホールの今日の気温は４〜20度とのこと。

ボックスに入った菓子も配布。

ジュースとペット水はお代わり自由。

13:00、ところどころで菜の花畑が広がっている。

畑で土をすく水牛や、レンガや泥作りの家が過ぎて行く。

On the way from Multan to Lahore.

13:10、幹線沿いの小さな街

窓開けっぱなしのバスも追い越して行く。
バングラデシュで体験して全身砂だらけになったが、あれはあれで地元の気取らない人達と隣り合わせになって楽しい。

13:15、レンガ工場

煙突からは煙が上がっている。
さとうきび満載の荷台や、家畜や人を荷台に乗せ、思い思いにデコレートされたトラックが通り過ぎて行く。

菓子ボックス２つ目

13:45、幹線沿いに線路が見えだし、ラホール方面へ列車が走って行った。

13:50、ハラッパ料金所

あのハラッパ遺跡のあるハラッパ。
当初行こうか考えたが、19世紀中頃にムルターンからラホールへの鉄道施設時に線路の敷石の代用として、ここのレンガが多数乱掘され、ほとんどの遺跡が破壊されてしまったという。

まさにさっきの鉄道だ。

14:30にサヒワルSahiwalの街で15分休憩

乗って来たバスと金属探知機を持ったセキュリティー要員。
いったんバスを下りた人は再度必ずこれでチェックを受ける。

さっきムルターン発時にビデオ撮影していた人と同じ。
セキュリティー要員は皆長年の軍経験者とのこと。
恐らく万が一のための銃も携帯しているはず。
安心して乗車する。

Rest in Sahiwal.

行きにも寄った休憩所

その敷地内にあった菓子店

すっかりファンになったクルクレ30R、ビスケット２袋25Rを買い、合計55R（55円）。

時々、私のところへ様子を見に来ていた前列の男の子

乗車率は３分の２くらい。

バスなのでどうしても揺れてしまう。

ぶれずに撮る方法を練習しなきゃな。

15:50、さとうきびだろうか、満載にしたトラクター

ここもしっかりとデコレートされている。

17:15、定刻通りラホール停留所到着

途中、市内に入ったところでバイクと車の接触事故があったらしく、バイク青年が力尽きた感じで路上に座りこんでいて、警察が調べていた。

Daewoo Express in Lahore

行きでやって来た記憶をたどりながら、幹線沿いに出て駅前行きのバス停を探す。

バス停の印はないがこの歩道橋の下辺り。
向こうへ渡らないといけないが、歩道橋はまだ工事中で入口が塞がれている。
安全地帯には高い柵があるが、遠くのあそこだけ開いていている。
車がびゅんびゅん走るところを、地元の人に付いてコワゴワ渡り、何とか向こう側へ。

17:30、日野製のラホール駅前行きバス到着。

６Bバスで35分、25R（25円）。

この男性が、着いたら教えてくれるという。

バス前方の女性専用席

当初いっぱいで後方男性席にいた女性も、空き出すと向こうの女性席に移って行った。

18:30、６泊したパークウェイ・ホテルに戻って来た。

懐かしいフロントの人にも再会。
今回は以前の２つ隣の39号室。
今回も１泊700→600R（600円）に割引してくれた。

Hotel Parkway

今日はエレベーターが動いている。

今日は電力事情がいいのかな。
写真はエレベーター係の男性。

少し部屋で休憩。
パキスタン最後の夕飯、どこで食べようか。

19:20、３階ロビーでは従業員が祈りの最中。

またまた駅隣の食堂街へ足が向いてしまった。

右はサモサ、左にはソウハーン・ハルワと見られるスイーツが。

後者はムルターン名物といえど、ここでも売っているんだ。
両方とも売れ筋のよう。

奥に進み、

今日はこの店にしよう。

美味しそうなものをコレとコレと注文。
右の男性がよそってくれる。

案内され一番奥の席へ。

４日前の朝食時と違い、夕食時はすごい賑わい。

一番奥がナン４R、中列左からホウレン草の煮込み、豆の煮込み、ペット水1･5L、前列左からジャガイモとひき肉の煮込み、野菜の煮込み。合計215R（215円）。

どれも結構美味しく、完食。
カレー味は食欲をそそる。

Last supper in Pakistan.

相席になった青年二人

ナンとペッパーヨーグルトを掛けたケバブを注文。
私もこれでも良かったなあ。
言葉が通じないので表に出されているものしか注文できないのが残念。

右の男性はナン係のようで、まだナンに手を付けていないのか、と２回もホカホカのものに替えてくれた。

左はサラダ係。

美味しく食べ、ローカルの雰囲気を満喫した後、もう少し何か食べたく、このラッシー屋へ。

大釜からは湯気が上がっている。

写真右に積まれた蜜がたっぷり付いたかりん糖の様なものを中に入れて、出してくれた。

自分も並んで座り、ふやかしながら食べる。50R（50円）。

明日の朝食用にパン15R、ミカン２個30R（30円）を買って、21時にホテルへ。


明日は国境を越えてインドのアムリトサルへ移動。

この旅行記へのコメント （4）

• おぎゃんさん 2013/05/27 19:29:35

  ソウハーン・ハルワ。

  captainfutureさん、こんにちは。
  
  
  文中ソウハーン・ハルワの写真と材料を拝見してふと思い出したのが、
  先日故米原万里さんのエッセイ「旅行者の朝食」を読んでいる際
  エピソードのひとつに、子供時代にプラハでモスクワ土産で食べた
  「ハルヴァ」という美味しいお菓子の記述。
  
  余りの美味しさに、後年旧ソ連の各地、同時通訳仲間からの
  スペインからインドまで各地から届く似た名前や材料で出来た
  お菓子の数々。（丸い缶に入っているところも似てます）
  
  結局、モスクワ土産（実際には中央アジアのどこかのものらしい）の
  ハルヴァに勝る味には未だ出会えずというオチもありましたが、
  このソウハーン・ハルワもそのひとつなのかなぁとちょっと気になって
  きました。
  
  その米原さんが食べたハルヴァは味わえなくても、兄弟菓子に
  違いないかもしれないハルワはぜひ味わいたいなぁと。
  
  
  丸い缶のデザインも心惹かれますし、次の旅の目的地に
  ハルワ目当てでも悪くないかな、とちょっと考えております。
  
  
  乱筆失礼しました。
  
  おぎゃん

  captainfutureさん からの返信 2013/05/28 23:00:27

  RE: ソウハーン・ハルワ。

  おぎゃんさん、こんにちは♪
  
  ＞乱筆失礼しました。
  とんでもないです。コメント、ありがとうございます♪
  
  ソウハーン・ハルワ、実は先週食べ終わったところでした。
  チビリチビリと食べ続けたので、持って帰って約４カ月かかりました（笑）
  （冷蔵庫で長期保存可です。）
  
  多分、僕が食べたものもその「ハルヴァ」の一つだと思います。
  米原さんのエッセイにも出てくるんですね。
  Wikiで見てみると、「東はバングラデシュから西はモロッコまで、アラブ人の文化が影響を及ぼした地域に広く見られ」なんだそうです。
  アラブでなくてもその周辺各地にも伝播していったんでしょうね。
  ユーラシア大陸の半分もの地域に各地独特の「ハルヴァ」があるってスゴイです。
  仰るように、旅先で食べ比べてみるのも面白いですね。
  captainfuture

• Medinaさん 2013/04/14 16:15:56

  ラホールの町は治安は安全そう見たいですね。

  captainfuture様
  
  こんにちはMedinaでございます。
  
  今週４日間出張があり留守しておりご返事が遅くなりました。
  
  先ほど掲示板のご返事書かさせて貰いました。
  
  captainfutureさんの旅行記のコメントが長くなるので、帰宅してから落ち着いて旅行記のコメントさせて貰いました。
  
  
  いや〜〜〜凄いです。私の周りの旅なれたやつでも、まだパキスタン入国は
  誰もおりません。ビーンラディンとターリバーンとカシミール問題があって
  難しいかったですが、アルカイーダが崩壊状態で少しは安全かな？
  
  でも良い時行かれましたね！
  
  人生の中でそう簡単に行かれる場所ではないので、貴重な体験をしたと思います。
  
  ラホールの町イスラム圏の中でも比較的田舎町のように思えました。
  しかし、バスに乗車するときのセキュリティチェックは厳しいですね。
  でも安全の為には致し方がないです。
  
  
  ”ナンとペッパーヨーグルトを掛けたケバブを注文。”
  
  私もアラビア語読めないのでたぶん現地での食事は周りの食べている物を
  注文すると思いますが、羊食べましたか？
  
  美味しそうな料理ですね！
  
  またお邪魔させて貰います。
  
  Medina
  

  captainfutureさん からの返信 2013/04/14 18:53:20

  RE: ラホールの町は治安は安全そう見たいですね。

  Medina様、こんにちは！
  お忙しい中、恐縮です。
  
  何年も前から温めていた計画をやっと実行できました。
  これまで実は２回、航空券予約していたことがあったのですが、現地で事件が発生しキャンセルしていました。
  ラホールは、また悪くならないウチに急いで行ってきました。
  今回はホントに運が良かったです。
  これも非常に流動的なので、現地日本大使館HPなどで最新の情報をチェックしていく必要があるようです。
  
  ウイグル同様、今回も羊、食べましたよ〜！
  そうなんですよね、言葉が通じればもうちょっとバリエーションに富んだものを楽しめるのですが･･･。
  
  captainfuture