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23日に成田を発ち、フランクフルト経由でベルリンに到着。<br />Air BerlinはLCCとしてはかなり快適な部類ですね。<br /> <br />ホテルで目を覚ましてテレビをつけると、アイスランドの火山噴火のせいで、<br />ブレーメン、ハンブルグの空港は今朝から閉鎖、ベルリンの各空港は午前11時から<br />閉鎖になると、ニュースで言っています。<br />翌朝、飛行機が飛ぶかどうか心配になってきました。<br /> <br />25日にアテネに到着できないと、26日の早朝に出港するクルーズ船に<br />乗れなくなります。<br /> <br />心配は杞憂におわり、シェーネフェルト空港からアテネに出立、<br />無事に到着しました。Easyjetというベルリンから乗ったLCCについては<br />かなり不満あり。クチコミのほうにでも書きます。<br />LCCをバスに例えることがあるけどバスに失礼って感じ。<br /> <br />アテネ空港でピレウス(アテネ郊外の港町)行きのバスに乗車。<br />乗車口のそばでタバコをすっている運転手らしき男に、DIMOTIKOで降りるから<br />着いたら教えてほしいと頼むと、まかせておけと陽気な南欧人らしいドンと来いの<br />身振りで応えてくれました。<br />でも発車時刻になって運転席に座ったのは別人。2台が連結したオムニバスは<br />けっこう混んでいて、さっきの男の姿を見つけることはできません。<br /> <br />ところどころに停車しながらも、かなりの速度で走り続けるはバスは、<br />アナウンスもなければ、停留所の表示もありません。<br />1時間ほどでピレウス市内に入った様子なので、信号で停車したさいに運転手に<br />話しかけると「次だよ」と教えてくれました。<br />降りる支度をしていると、ふいに背後から声が。<br />さっきの男でした。<br />「まだ早い、DIMOTIKOはまだまだ」というようなことを言っています。<br /> <br />男の言葉には従わず下車。すると男もいっしょに降りてきて、<br />道案内をするといってききません。<br />バス停の名前を確認する余裕もありませんでした。<br />そこからは思い切ってはしょって、なんとかホテルに到着。<br /> <br />そこでようやく帽子をバスに置き忘れてしまったのに気がつきました。<br />レセプションのお姉さんは、バス会社に電話してほしい頼む私をさえぎって、<br />「出立予定だった団体が留まることになったので、あなたの部屋はありません」<br />と冷たく言い放ちました。<br />「オーバーブッキングでしょ。一人旅の私より、いい客が見つかったという<br /> わけですね」<br /> 「提携ホテルに部屋を確保しました。タクシーを呼びます」<br /> 私とかわらないくらいヘタな英語。<br /><br />泊まるはずだったホテルは予約サイトの口コミ評価は抜群でしたが、<br />評判倒れ、ある意味泊まらなくて正解だったかもしれません。<br /> <br />とにかくタクシーに乗りました。<br />到着したホテルは、見かけからして格安の雰囲気がただよっています。<br />フロントにオヤジが一人座っていますが、ほかに人けはありません。<br />いかにもヒマそうなので、チェックインのついでに<br />「バスに置き忘れた帽子をとり戻したい」と言ってみます。<br /> <br />一度目はやる気があるような、ないような顔つき、聞き流されてしまいました。<br />もう一度お願いすると、やれやれという表情で「まあやってみるか」と言って<br />どこかしらに電話をかけ始めました。<br />バス会社の担当部署をたらいまわしに されている様子で、<br />3箇所に電話をしてから、首を横にふる。<br /> 「部屋で待っていてくれ。もうちょっと頑張ってみるから」<br /> <br />なかなかいいオヤジではないか。いっきょに印象が好転しました。<br />旧式のエレベータで4階へ。<br />ドアは手動の最大2人乗り。右手が降り口で、そちらにはドアもない。<br />建物の壁がむきだしなので、そこに手をついたまま動き出したりすると、<br />手のひらをすりむいてしまいます。<br />日本ではけっして見かけませんが、ヨーロッパではたまに出会います。<br /> <br />そして部屋。せまいです。6畳ありません。<br />小さなすりガラスの窓の外の50センチ先には、となりの建物の壁がせまっています。<br />暗いので電気をつけるとさわさわするのは、羽虫たち。<br />蚊じゃないよね。<br />換気のためでしょうが、窓は閉めておいてほしかったです。<br /> Easyjetといいホテルといい、格安づくめの 旅ですから、まあこんなものでしょう。<br /><br />しばらくして電話が鳴りました。<br />「帽子があったそうだ。取りに行くか?」<br />「どこでも行きまっせ」<br />「 帽子を乗せたまま終点で折り返して、バスは空港に向かっているところだ。<br /> DIMOTIKOのバス停に到着するのが18:10だから、今から走れば追いつけるぞ」<br /> <br />マジっすか。<br />元のホテルからも、タクシーで5分ほど遠ざかってるんですけど。<br /> <br />「走れ! グッドラック」<br />「タクシーを呼んで……」ええい、走ります、走ればいいでしょ。<br /> 20代だったら、せめて30代だったら、どうってことないんだけど、初老の腰痛もち。<br /> 正直きつい。でも足は止められない。 <br /><br />バス停まで駆け出したのはいいのですが、駐車マナーの悪いこと。<br />歩道と歩道のあいだをふさぐようにして停めてあるので、<br />いちいちでこぼこの車道に出て、柵のすき間を抜けないと歩道に<br />もどって来られません。<br />ようやくバス停にたどり着いて、息をきらしてベンチに座り込むと<br />となりに腰かけていた写真のテッサ(70歳)が声をかけてきました。<br />きれいな英語で、なにかお役に立てるかしら?と言うので、X96バスは<br />まだですか、とたずねると、まだのようね、という返事。<br /> 「やった!」<br /> 「どちらから?」「日本です」「20年もイギリスのサウスハンプトンで<br />暮らしていたんですよ」「お里帰りですか」と いう会話をしているうちに、<br />テッサのバスがやってきました。<br />こんなシーンどこかで見たな。<br />フォレスト・ガンプがベンチに腰かけていると、バスを待つ人たちが<br />入れ替わりに話しかけてくる。<br />私に話しかけてきたのは一人だけだけど、時間はどんどん過ぎていき、<br />バスが何台も通り過ぎていく。<br />もうすぐ18:30。<br />もしかして、まずい状況じゃないですか?

アテネ再訪 バスで忘れ物をしたら

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2011/05/23 - 2011/06/07

1658位(同エリア1730件中)

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falan

falanさん

23日に成田を発ち、フランクフルト経由でベルリンに到着。
Air BerlinはLCCとしてはかなり快適な部類ですね。

ホテルで目を覚ましてテレビをつけると、アイスランドの火山噴火のせいで、
ブレーメン、ハンブルグの空港は今朝から閉鎖、ベルリンの各空港は午前11時から
閉鎖になると、ニュースで言っています。
翌朝、飛行機が飛ぶかどうか心配になってきました。

25日にアテネに到着できないと、26日の早朝に出港するクルーズ船に
乗れなくなります。

心配は杞憂におわり、シェーネフェルト空港からアテネに出立、
無事に到着しました。Easyjetというベルリンから乗ったLCCについては
かなり不満あり。クチコミのほうにでも書きます。
LCCをバスに例えることがあるけどバスに失礼って感じ。

アテネ空港でピレウス(アテネ郊外の港町)行きのバスに乗車。
乗車口のそばでタバコをすっている運転手らしき男に、DIMOTIKOで降りるから
着いたら教えてほしいと頼むと、まかせておけと陽気な南欧人らしいドンと来いの
身振りで応えてくれました。
でも発車時刻になって運転席に座ったのは別人。2台が連結したオムニバスは
けっこう混んでいて、さっきの男の姿を見つけることはできません。

ところどころに停車しながらも、かなりの速度で走り続けるはバスは、
アナウンスもなければ、停留所の表示もありません。
1時間ほどでピレウス市内に入った様子なので、信号で停車したさいに運転手に
話しかけると「次だよ」と教えてくれました。
降りる支度をしていると、ふいに背後から声が。
さっきの男でした。
「まだ早い、DIMOTIKOはまだまだ」というようなことを言っています。

男の言葉には従わず下車。すると男もいっしょに降りてきて、
道案内をするといってききません。
バス停の名前を確認する余裕もありませんでした。
そこからは思い切ってはしょって、なんとかホテルに到着。

そこでようやく帽子をバスに置き忘れてしまったのに気がつきました。
レセプションのお姉さんは、バス会社に電話してほしい頼む私をさえぎって、
「出立予定だった団体が留まることになったので、あなたの部屋はありません」
と冷たく言い放ちました。
「オーバーブッキングでしょ。一人旅の私より、いい客が見つかったという
わけですね」
「提携ホテルに部屋を確保しました。タクシーを呼びます」
私とかわらないくらいヘタな英語。

泊まるはずだったホテルは予約サイトの口コミ評価は抜群でしたが、
評判倒れ、ある意味泊まらなくて正解だったかもしれません。

とにかくタクシーに乗りました。
到着したホテルは、見かけからして格安の雰囲気がただよっています。
フロントにオヤジが一人座っていますが、ほかに人けはありません。
いかにもヒマそうなので、チェックインのついでに
「バスに置き忘れた帽子をとり戻したい」と言ってみます。

一度目はやる気があるような、ないような顔つき、聞き流されてしまいました。
もう一度お願いすると、やれやれという表情で「まあやってみるか」と言って
どこかしらに電話をかけ始めました。
バス会社の担当部署をたらいまわしに されている様子で、
3箇所に電話をしてから、首を横にふる。
「部屋で待っていてくれ。もうちょっと頑張ってみるから」

なかなかいいオヤジではないか。いっきょに印象が好転しました。
旧式のエレベータで4階へ。
ドアは手動の最大2人乗り。右手が降り口で、そちらにはドアもない。
建物の壁がむきだしなので、そこに手をついたまま動き出したりすると、
手のひらをすりむいてしまいます。
日本ではけっして見かけませんが、ヨーロッパではたまに出会います。

そして部屋。せまいです。6畳ありません。
小さなすりガラスの窓の外の50センチ先には、となりの建物の壁がせまっています。
暗いので電気をつけるとさわさわするのは、羽虫たち。
蚊じゃないよね。
換気のためでしょうが、窓は閉めておいてほしかったです。
Easyjetといいホテルといい、格安づくめの 旅ですから、まあこんなものでしょう。

しばらくして電話が鳴りました。
「帽子があったそうだ。取りに行くか?」
「どこでも行きまっせ」
「 帽子を乗せたまま終点で折り返して、バスは空港に向かっているところだ。
DIMOTIKOのバス停に到着するのが18:10だから、今から走れば追いつけるぞ」

マジっすか。
元のホテルからも、タクシーで5分ほど遠ざかってるんですけど。

「走れ! グッドラック」
「タクシーを呼んで……」ええい、走ります、走ればいいでしょ。
20代だったら、せめて30代だったら、どうってことないんだけど、初老の腰痛もち。
正直きつい。でも足は止められない。

バス停まで駆け出したのはいいのですが、駐車マナーの悪いこと。
歩道と歩道のあいだをふさぐようにして停めてあるので、
いちいちでこぼこの車道に出て、柵のすき間を抜けないと歩道に
もどって来られません。
ようやくバス停にたどり着いて、息をきらしてベンチに座り込むと
となりに腰かけていた写真のテッサ(70歳)が声をかけてきました。
きれいな英語で、なにかお役に立てるかしら?と言うので、X96バスは
まだですか、とたずねると、まだのようね、という返事。
「やった!」
「どちらから?」「日本です」「20年もイギリスのサウスハンプトンで
暮らしていたんですよ」「お里帰りですか」と いう会話をしているうちに、
テッサのバスがやってきました。
こんなシーンどこかで見たな。
フォレスト・ガンプがベンチに腰かけていると、バスを待つ人たちが
入れ替わりに話しかけてくる。
私に話しかけてきたのは一人だけだけど、時間はどんどん過ぎていき、
バスが何台も通り過ぎていく。
もうすぐ18:30。
もしかして、まずい状況じゃないですか?

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