２０１３　ラスベガスの旅：　　ネオン博物館

2013/03/18 - 2013/03/18

ネオン博物館、別名ネオンの墓場、として一般公開された　ラスベガスの新名所。

約２エーカーの土地に　１９３０年代から使われた約１５０のラスベガスの看板が置かれています。　　

我々はここに来るのを今回の旅のハイライトとしました。


770 Las Vegas Boulevard North, Las Vegas, Nevada
www.NeonMuseum.org

エリア ラスベガス (ネバダ州) (アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5

ネオンの博物館と名が付いていても　実際にネオンが輝くのは　北ラスベガス通り(Las Vegas Boulevard North) にあるこのサインと次の赤い靴だけ。

サインには　Neon Boneyard Park　と書かれています。

「Boneyardって　何のこと？」

文字通り、”骨置き場”　ですから、ネオンの墓場ですね。

人間の墓場は普通 graveyard とか　cemetery。　　日本で　お寺にお墓があるように、教会にお墓があったことから、Churchyard　とも呼ばれます。

墓場を表す言葉で面白いのは　Boot Hill。

「何のこと？」

Boot　は長靴、hill　は丘。　　昔の西部ではカウボーイズが拳銃で争い(gun fight)、敗者は長靴を履いたまま死んでしまう。　　死体を丘に葬ったのです。

敗者の名前が分からなかった場合が多かったので　R.I.P　と記しました。　　Rest In Peace（平和に眠れ）の頭字。

カシノの看板に使われた靴だそうです。

この建物が受付（入口）。　　ここで切符を買いツアーのスタート。　　（中をガイド無しでは周れません）

「この建物、カバーの　La Concha　と書かれたのに似ているけど？」

この建物は　ラ　コンチャ　と呼ばれたモテルだったのです。　　その建物をここに移し、事務所兼入口として使い、博物館のロゴにしています。

歴史的看板と　宣伝されていても、ジャンク　ヤード(Junk yard) の感じがするのは止むを得ないことかな？

Junk は　ガラクタ　とか　屑物　のこと。　　その語源は juncus　で　灯心草　と云う植物。　　ジャンク　は最初　マット（敷物）を作るための灯心草　で作ったロープのことだったのです。　　

「それが如何して屑になったの？」

もう、使い道が無い　と云うことで、俗語の　屑（trash とか　rubbish）になったようですね。

右上の写真の金色は　金塊(Gold Nugget)。　　

Gold Nugget で　昼食でもしようか。。。

古いカシノの看板を見ると　１９６０年に作られた Ocean's 11　と云う映画を思い出します。　　

フランク　シナトラ、ディーン　マーティン　など　Rat Packers　と呼ばれた俳優が出演。　　映画では彼ら退役軍人のグループが　当時一流だったカシノ、Sahara, Riviera, Desert Inn, Sands, The Flamingo、から現金を盗むと云うストーリー。

上記カシノの　フラミンゴ　と　リビエラ　は残っていますが、他は道の名前として残っているだけ。

左端は　アラジンのランプ、右は　フィツジェラルドのクローバー

トロピカーナ

フロンティア

ショーボート

宝島(Treasure Island)　で使った海賊の骸骨。

ここに置かれている物は　カシノ　の物だけではありません。　　ラスベガスの街にあった（街で使った）看板もあります。