花曇りの吉野梅郷

2013/03/20 - 2013/03/20

前日の天気予報では雨が降りそうな気配でしたが、朝の予報では降水確率10％になったので、今年も吉野梅郷にやって来ました。ＪＲ日向和田（ひなたわだ）駅から梅の公園に向かう途中、花びらが随分散っている梅の木もあって、ちょっと心配になりましたが、梅の公園は今年も溜息が出るほどの梅の花で覆われていました。

去年の吉野梅郷の旅行記はこちら。
http://4travel.jp/traveler/jiu/album/10659309/

エリア 青梅(東京)

• 交通手段: JRローカル 私鉄

梅の公園 正面口付近

今日はたま〜に日が差す程度の曇り空。風は穏やかで暖かい。

入口に向かう橋のたもとの案内板

正面口の目玉かもしれない、薄紅・紅の梅と黄色のサンシュユ（山茱萸）のトリコロール風景は健在です！

サンシュユも葉より花が開くのが先。だから梅と並ぶと綺麗なんでしょうね。

蕾、咲き始め、見頃の揃ったひと枝。

見てのとおり地面に花びらも目立ちます。風が吹くとハラハラ花びらが舞うことも。去年よりカレンダーは十日以上早いのに、開花状況は昨年より若干進んでいるように思えました。

とはいえ、全体の咲き具合はボリューム十分です。

これは花びらがザ・梅の花という形ですね。

白・薄紅・赤の三色揃い踏み。

品種名を確認していませんが、色合いからして多分＜月影＞

「梅郷　原木」の看板に吉野梅郷の梅の原木かと早とちり。＜梅郷＞という品種の原木でした。

園内の所々にゲンカイツツジ（玄海躑躅）が植えてあり、今日はちょうど見頃となっていました。これも葉が開く前に花が咲くタイプです。

公園の一番奥にある、あずまや２の辺りまで来ました。手前の斜面に白梅の枝垂れ梅が並んでいます。

＜青龍枝垂（せいりゅうしだれ）＞

白色のゲンカイツツジは透けるような白さで人気がありました。晴天より光の柔らかい曇天の方が魅力的に見えます。

花びらに筋が入った薄紅色の梅。品種の確認を忘れてました。

＜白牡丹（はくぼたん）＞
たくさんある梅の種類の中で、今日一番に挙げたいのはこの梅。柔らかな白です。晴れていたら違った印象になるのかもしれません。

＜蝶の羽重（ちょうのはがさね）＞
枝を覆うように八重咲きの花がびっしり連なっているのが目に留まり撮っていたら、ちょうどボランティアガイドが通りかかり、アンズとの交配種なんですよと教えてくれました。遅咲きの品種らしく、まだ花びらが開き切っていない感じです。

ゲンカイツツジの三色揃い踏み

今日はロウバイ（蝋梅）もあちこちで咲いていました。さすがにピークは過ぎていた模様。

＜八重祭笠枝垂（やえまつりがさしだれ）＞

全体の姿は名前どおりの花笠。(^^)

＜緋の袴＞
可憐な印象の八重の梅です。

梅の公園は、ゆっくり散策するもよし。

デートスポットとしても二重マル。

もちろん撮影スポットとしてもピカイチ。

たいこ橋周辺の花のボリュームは昨年に比べると少なめ。

今年も堪能しました。昨年のような晴天のキラキラ感もいいですが、花曇りのしっとり感も趣きがあってイイですね。特に八重の梅が印象に残りました。

帰りに公園の近くにある天澤院に寄りました。山号はズバリ梅林山。

境内にはベニシデコブシ（紅四手辛夷）の木があり満開。

ミツマタ（三叉）とミモザでお供えされたカワイイ小僧さんもいらっしゃいました。