30年前の留学時代に、マヤ遺跡の主立ったものは見学し、どちらかというと、「遺跡はもうええかぁ」という心境ですが、夜の光と音のショーだけは、また行きたいと思わせるものでした。なんといっても、ジャングルの遺跡に夜に入る、というのが、ワクワクするんですよね。<br /><br />　チチェン・イッツァーよりも、ウシュマルのショーが好きなので、今回もまた、チチェンはパスして、ウシュマルをめざしました。最近、メキシコは世界遺産にどんどん手を挙げて、小さな遺跡も遺産に登録されることで、訪問者を増やしているようです。<br />　それゆえ、チチェン・イッツァーとかトゥルムとかは、カンクンからのツアー客が押し寄せて、かなり混雑するようになっているようです。それに比べると、ウシュマルはまだ、静かでした。そこで出会った、首都からのメキシコ人カップルに、ユカタン遺跡めぐりの印象を尋ねると、エズナー遺跡が静かだった、と言ってました。エク・バランの記述は、今回初めて気づきました。また、カラコルム遺跡あたりも、整備されているようで、いつかは行きたいと思いました。<br /><br />　夜のショーを見るために、ウシュマルの遺跡にある宿に泊まりました。<br />留学時代は、この遺跡のホテルの雰囲気が大好きでした。なにせ、ジャングルの中に宿泊することになり、どくとくの雰囲気があり、あの当時に、遺跡に宿泊するのは、学者さんとか、専門家とか、特殊な人たちだけだったので、ホテルには一人旅の人が、静かに滞在している感じで、そのイメージも好きだったのです。<br /><br />　ところが、今はどうでしょう。世界じゅうから、団体さんが押し寄せて、遺跡のホテルにも、がんがんやってきます。おかげで、午前中に到着したものの、チェックインの午後三時までは、入れないと言われました。フロントが言い訳したように、プールサイドには、前夜の団体客が、チェックアウトぎりぎりの出発のようで、正午ごろまで、粘って部屋に滞在していたようです。<br />　団体さんが、出入りする時は、フロントまわりは大混雑。<br />　もう、昔のような、独特の静かな雰囲気は、だいぶ損なわれてしまいました。<br />　とはいえ、団体さんは、忙しく観光スケジュールに追われますから、彼らの到着と出発時以外は、今でも、静かなホテルでした。そして、スタッフは、それなりに熟練しつつ、田舎の素朴さも残して、彼らが暇な時は、立ち話したりして、満足のいくステイを楽しみました。<br /><br />　ただ、ホテルのレストランは、朝夕のみの営業だったので、ランチは、遺跡のビジターセンターにある店に行きました。遺跡の前に、でっかいレストランがあるのですが、苦手なビュッフェのみだったので、ここを避けて、遺跡内の小さい店で、その日の定食をいただきました。<br />

2013メキシコ旅行 (4)　マヤ遺跡、ウシュマルの光と音のショーに浸る

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2013/02/13 - 2013/02/13

17位(同エリア64件中)

#世界遺産

まりあさん

　30年前の留学時代に、マヤ遺跡の主立ったものは見学し、どちらかというと、「遺跡はもうええかぁ」という心境ですが、夜の光と音のショーだけは、また行きたいと思わせるものでした。なんといっても、ジャングルの遺跡に夜に入る、というのが、ワクワクするんですよね。

　チチェン・イッツァーよりも、ウシュマルのショーが好きなので、今回もまた、チチェンはパスして、ウシュマルをめざしました。最近、メキシコは世界遺産にどんどん手を挙げて、小さな遺跡も遺産に登録されることで、訪問者を増やしているようです。
　それゆえ、チチェン・イッツァーとかトゥルムとかは、カンクンからのツアー客が押し寄せて、かなり混雑するようになっているようです。それに比べると、ウシュマルはまだ、静かでした。そこで出会った、首都からのメキシコ人カップルに、ユカタン遺跡めぐりの印象を尋ねると、エズナー遺跡が静かだった、と言ってました。エク・バランの記述は、今回初めて気づきました。また、カラコルム遺跡あたりも、整備されているようで、いつかは行きたいと思いました。

　夜のショーを見るために、ウシュマルの遺跡にある宿に泊まりました。
留学時代は、この遺跡のホテルの雰囲気が大好きでした。なにせ、ジャングルの中に宿泊することになり、どくとくの雰囲気があり、あの当時に、遺跡に宿泊するのは、学者さんとか、専門家とか、特殊な人たちだけだったので、ホテルには一人旅の人が、静かに滞在している感じで、そのイメージも好きだったのです。

　ところが、今はどうでしょう。世界じゅうから、団体さんが押し寄せて、遺跡のホテルにも、がんがんやってきます。おかげで、午前中に到着したものの、チェックインの午後三時までは、入れないと言われました。フロントが言い訳したように、プールサイドには、前夜の団体客が、チェックアウトぎりぎりの出発のようで、正午ごろまで、粘って部屋に滞在していたようです。
　団体さんが、出入りする時は、フロントまわりは大混雑。
　もう、昔のような、独特の静かな雰囲気は、だいぶ損なわれてしまいました。
　とはいえ、団体さんは、忙しく観光スケジュールに追われますから、彼らの到着と出発時以外は、今でも、静かなホテルでした。そして、スタッフは、それなりに熟練しつつ、田舎の素朴さも残して、彼らが暇な時は、立ち話したりして、満足のいくステイを楽しみました。

　ただ、ホテルのレストランは、朝夕のみの営業だったので、ランチは、遺跡のビジターセンターにある店に行きました。遺跡の前に、でっかいレストランがあるのですが、苦手なビュッフェのみだったので、ここを避けて、遺跡内の小さい店で、その日の定食をいただきました。

エリア

ウシュマル遺跡周辺(メキシコ)

ウシュマル遺跡のシンボル、魔法使いのピラミッドが、ど〜んとそびえています。
昔は鎖をつたって登れましたが、今はもう、立ち入り禁止になっています。
ウシュマルのもうひとつの特徴は、この細かい壁面の装飾です。
プーク様式のアーチ型
今は春、いろんな花が咲いてます。
球技場のゴールの輪っか。
なぜか、勝ったチームのリーダーが、首をはねられる、という理解不能なゲームだったようです。
土臭いアートが、なぜか好きです。
上から見下ろすと、ジャングルのど真ん中に、存在することがよく分かります。
雲の形も可愛いし・・・
夜の遺跡の、独特のムードが好きです。
羽毛のある蛇が、ライトアップで浮き上がります。
手前の僧院と、奥にある建物群をうまく演出した、ショーです。
ホテルに戻ると、プールサイドのイルミネーションが美しく、プールサイドで、お茶します。
遺跡のレストランでランチしました。
見た目は悪いですが、ユカタンにあるチャヤという葉っぱの野菜の入ったスープです。よくホスト・マザーが、この葉っぱが身体にいいのだ、と料理してくれました。
私が買ってきた味噌を使って、味噌汁を作ってくれましたが、そこによくチャヤを入れてくれました。
レストランに入ると、サルサ・メヒカーナと、パンとトルティージャ・チップスがきます。サルサをつけて、ぽりぽりと食べてしまいます。
チキンのファヒータ。
ファヒータは、肉を細かく切ったものと、たくさんの野菜を炒めた料理なので、この手の料理で野菜をとります。
こちらは、パスタのメニューです。
メキシコや中南米のパスタは、うどんみたいに、くにゃくにゃなことが多いですが、ここのペンネは、まあまあ、アルデンテでした。
ホテルは、団体さんがたくさん来てましたが、観光化のよい面で、インテリアなどは、工夫されています。
このホテルのWIFIは弱くて、廊下でしかできないのですが、廊下には、椅子がたくさんあって、くつろげる雰囲気です。
ホテルの朝のバイキング。
千円ほどの料金のわりには、フルーツもジュースも料理もたっぷりあって、遺跡の朝の空気もおいしくって、大満足でした。