
2012/09/24 - 2012/09/26
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ローズベリーさん
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2012年7月〜10月までの、3か月のヨーロッパ周遊記録(Vol.63)です。
ようやく13カ国目、スペインに入ります。
あまりこれといったイメージのなかったバルセロナですが、ガウディやドメネクなどのユニークな建築物があちこちに見られる、魅力的な街でした。小皿料理のタパスも気に入って、すっかり虜になりました。
写真は、グエル公園のオオトカゲです。
※1ユーロ=100〜104円
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
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◆9月24日(月)第82日目
旅もあと10日になりました。
フランスのカルカッソンヌから列車でバルセロナへ向かいます。
写真はフランスの高速列車TGVです。
10:20 Carcassonne→10:55 Narbonne
11:35 Narbonne→12:41Figueres Vilafant
13:03 Figueres Vilafant→14:50 Barcelona Sants -
バルセロナ・サンツ駅に到着。
これまで寒くてたまらなかったのが、嘘のような灼熱地獄でした。
まずはホステルへ向かいます。 -
サンツ駅から歩いて徒歩10分ほど。
バルセロナの宿はこちらです。 -
“Alberguinn Youth Hostel”
C/Melcior de Palau,70-74
12人部屋を3泊利用しました。 -
荷物を置いて、早速の中心へ向かいます。
こちらはバルセロナのメインストリート、グラシア通り。
カサ・ミラやカサ・バトリョも並んでいます。 -
スペインに来たからには・・・まずパエリアを食べなければ!!
ガイドブックに載っていたグラシア通りの“Tapa Tapa”にやってきました。 -
小皿料理が手頃な価格で楽しめます。
いろんな料理を少しずつ選ぶことができるので、一人者にはこんなにうれしいことはありません(^^♪
写真はメニュー表ですが、写真と値段が書かれているので頼みやすいです。 -
目の前のショーケースには、サラダ、豊富な魚介類など、彩り鮮やかなタパスが並べられています。
おいしそう♪♪ -
まずはパエリア。
本場のパエリア!
ですがタパスのミニサイズなので、これだけでは満たされません。
もう少し頼みます。 -
イベリコ豚の生ハム入りコロッケとイカリングも追加しました。
味付けが全体的に濃いようで、なんだかとても飲みたい気分になります・・・
一皿が安いので、居酒屋で一品料理を頼む感覚でホイホイ注文してしまいましたが、これだけ頼むとそれなりの値段になってしまいました(=_=) -
ご飯のあとは、カサ・ミラとカサ・バトリョ、サグラダファミリアの下見に行き、宿へ戻りました。
写真はガウディ設計のカサ・ミラ。
山がテーマの高級アパートだそうです。
明日から、本格的なバルセロナ観光を始めます(^^)
≪出費≫
・電車代 64.8ユーロ;カルカッソンヌ→バルセロナ
・昼食 3.15ユーロ;サンドイッチ
・地下鉄10回券 9.45ユーロ
・水 0.65ユーロ
・夕食 15.5ユーロ;Tapa Tapa
・宿代 22.5ユーロ -
◆9月25日(火)第83日目
朝9:00すぎに宿を出発し、地下鉄でサグラダ・ファミリアへ向かいました。
スリが多いため最寄りの駅では降りない方がいいと聞いていたので、1つ手前の駅で降り、少し歩きました。
10:00ごろチケットを買う行列に並び、30分ほどで順番がまわってきました。
何種類かの組み合わせのチケットがありますが、通常の入場券(13ユーロ)と塔へ上がる券(3ユーロ)を購入しました。 -
こちらが入口部分です。
全人類の罪を背負って磔にされたキリストの苦しみを表現した“受難のファサード”
彫刻は、カタルーニャ人芸術家のスビラックスが担当しています。 -
扉にびっしり彫られた文字。 -
驚きました・・・(@_@)
中がこんな空間だったとは知りませんでした。
外観は何度も写真で見ていましたが、なんとなく古いイメージを持っていたので、中がこんなにモダンなデザインだというのは本当に意外でした。 -
祭壇の上の十字架に、ズームイン!
美しいです・・・
十字架の上の傘からはいくつものぶどうが垂れ下がり、小さなランプで飾られています。 -
樹木の形をした柱。
天井は殉教のシンボルであるシュロの葉がモチーフになっていて、しばらく見上げていると、まるで森の中に迷い込んだような気持ちになります。
上の方にところどころついた円盤が、カマキリの巣を連想してしまうのですが、実際のところは何なのでしょう・・・? -
ステンドグラスに差し込む光が、幻想的な空間を作り出します。
床に映し出された色があまりに美しすぎて、何枚も写真を撮りました。 -
じっくり見れば見るほど、凝ったつくりになっているのがわかります。
塔に上がる時間が来るまで、しばらく中を眺めてすごしました。 -
11:50、時間が来たのでエレベーターの入口へ。
エレベーターで一気に塔へ上がり、階段で中を下りながら見学するようになっています。
尖った塔の内部は、こんな感じです。 -
上からは、バルセロナの街と地中海が見渡せました。 -
まだ建設途中の塔の部分。
着々と、工事が進んでいる様子です。
こうして見ている間にも、ガーガーと物を削る大きな音が響きます。 -
サグラダ・ファミリアは、信者からの寄進で財源が賄われていたため、資金難でなかなか工事が進まなかったそうです。
完成するまではあと何百年かかると聞いていたのですが、あとでガイドブックを見たところ2020年ごろには工事が終了する見込みだとか。
完成までもう少しです、楽しみですね♪ -
最後に、鐘楼の階段をぐるぐる降ります。
曲線がきれいで、巻き貝のようにも見えます。
しかし、この階段が延々続き・・・下に降りるころには目が回って気持ち悪くなりました(=_=) -
こちらが出口にある“生誕のファサード”です。
ガウディの生前に完成したもので、イエス誕生の喜びを表したものです。
天使たちの合唱隊や、聖母マリアに冠を授けるキリストなどの彫刻をはじめ、繊細な装飾が施されています。
ですが気分が悪くて、これを観察する元気はなく(*_*)
すぐそばのケンタッキーで昼食がてら休憩をとりました。
体力が回復したところで、再び正面からの写真を撮っていたとき、日本人親子に話しかけられ、流れで一緒に観光させてもらうことになりました。 -
お2人と一緒にタクシーに乗り、少し離れたグエル公園へ。
ここは、グエル氏がイギリス風住宅街を造ろうと計画してつくられたものですが、家が全く売れなかったため市に寄付され、現在は公共公園として解放されています。
正門から中央広場にかけての建設が、ガウディによって手掛けられています。 -
入口には『ヘンゼルとグレーテル』に出てくるお菓子の家をイメージしたといわれる、守衛小屋と管理小屋が建っています。
こちらは守衛小屋。
てっきりここが、ガウディの家博物館かなと思って入ってみたのですが、真っ青で何もない3階建ての部屋があるだけでした。(入場:2ユーロ) -
大階段の途中にあるオオトカゲ。
ひっぱりだこで写真撮るのが大変でした。 -
ヤシの木に見立てた柱の高架道。 -
中央広場の波型のベンチ。 -
教会かと思ったこの建物こそが、“ガウディの家博物館”でした。
まったく気がつかず素通りしましたが、ここはガウディが病気の父親と姪とともに住んでいた家だそうです。
ガウディは約20年ここで暮らし、現在博物館となった館内には、彼がデザインしたテーブルや椅子、使用した家具などが展示されているそうです。 -
“トゥリアス邸”
グエル邸とガウディ邸以外で、唯一売れた家です。 -
しばらく公園の中を歩いて、高台にある“ゴルゴダの丘”にやってきました。
キリストが磔にされた十字架をモチーフにしたオブジェが建っています。
見晴らしがよく、街からひょっと頭を出すサグラダ・ファミリアも見えました。 -
ミサイルのような形をした建物は、“トラ・アグバル”という2005年に完成したバルセロナ水道局のオフィスビル。
週末の夜にはカラフルにライトアップされるそうです。 -
公園をあとにし、今度は地下鉄でポルト・ベイのあたりにやってきました。
ランブランス通りの突き当たりに建つ、コロンブスの像。
新大陸の方向を指さしています。 -
海の上のロープウェイが見えます。
バルセロネータ地区とモンジュイックの丘とをつないでいます。 -
海に浮かぶポルト・ベイ地区へは、“海のランブランス”を通って行かれます。
橋のデザインがとてもおしゃれです♪ -
少しだけ橋を渡ってみることにしました。
が・・・行かれません(@_@)
船が通るため、一時的に道が閉ざされてしまったようです。
ずいぶん長い間動かないので、座り込む人多発・・・ -
ようやく橋が動き出し、向こう側へ渡ることができました。
たくさんの船が停泊し、カモメが飛び交い、港の雰囲気満点です。
ポルト・ベイには3Dシアターや水族館、巨大ショッピングモールなどが集まっています。 -
海沿いの道をしばらく歩きました。
ヤシの木が植わって、南国ムードたっぷり♪ -
ここから旧市街へ向かいます。
通りを一本入ると、まったく異空間の重い雰囲気に包まれます。 -
カテドラルを探してずいぶん細い路地に入ってきました。 -
回廊から中に入りました。
たくさんのガチョウが飼われています。 -
美しい内部。
ここには、バルセロナの守護聖人サンタ・エウラリアが祀られています。
主祭壇の下には、その墓が安置されていました。
中にはいくつもの礼拝堂があり、多くの人がミサに訪れていました。 -
カテドラルのファサードです。
さて、このあたりでどこも閉まってきたので夕ご飯を食べに出かけます。 -
ガイドブックで目をつけていた、ベジタリアンの食べ放題のお店にやってきました。
“Fresc Co(フレスコ)”
ドリンク付きで7.45ユーロ。 -
サラダ中心の食べ放題でしたが、旅行中とにかく食べたかった野菜を存分に食べることができました。
半日ご一緒させていただいた2人と、本当にいろんな話をしました。
楽しく充実の1日でした(^^♪
≪出費≫
・サグラダ・ファミリア入場券と塔 計16ユーロ
・昼食 6.8ユーロ;ケンタッキー
・グエル公園守衛小屋 2ユーロ
・タクシー代 5ユーロ
・夕食 7.45ユーロ;ベジタリアンレストラン
・宿代 22.5ユーロ -
◆9月26日(水)第84日目
朝一番で、カタルーニャ音楽堂にやってきました。
中はガイドツアーで見学できます(英語、フランス語、スペイン語)。
10:00前にチケット売場へ行くと、すでに10:00〜の英語ツアーは売り切れ。
11:00〜の英語ツアーを購入しました。 -
1階のバルを覘きます。
ところどころに花の装飾が施された、クラッシックな空間。
ここでは見た目にも鮮やかなタパスが売られています。 -
チケット売場をぐるりとまわって、ファサードへ。
豪華な装飾は、ドメニクによって手がけられています。
色とりどりのモザイクタイルの柱や、作曲家たちの彫像が置かれています。 -
ツアーはまず、10分のイントロビデオの放映から始まり、ガイドのお兄さんについて中をまわります。
ステンドグラスの美しい控室の次にメインの音楽ホールに入るのですが、まさに圧巻!
とくに2階席からの眺めは最高です。 -
続いてグエル邸にやってきました。
まわりの大きな建物に並んですっかり同化しているのですが、よく見ると独特のエントランスをしています。
地下は馬小屋、1階は馬車庫、中2階はグエルの執務室、2階は中央サロンを中心としたパブリックスペース、3階は寝室、4階は使用人の部屋と厨房として使われていました。 -
ガウディの設計で、とてもデザイン性に富んだ内装です。
細かいところまで凝ったつくりになっていて、見れば見るほど発見があります。
こちらは通りに面した窓ですが、窓一つでこれだけの装飾です! -
豪華なパブリックスペース。
パイプオルガンや、黄金の礼拝堂もあり、贅の限りを尽くした空間です(@_@)!
グエル所有の採石場から出たという大理石もふんだんに使われています。 -
最上部の展示室を抜けると、屋上に出ました。
サグラダ・ファミリアにもあったようなオブジェがいくつも立っています。
すてきなデザインの家具や部屋がいっぱいでたくさん写真を撮ったのですが、ここにはもうスペースがないので省略します。 -
昼食を探して、街を散策。
生ハムがたくさん垂れ下がったお店を見かけました。 -
一度試してみたかった、イカ墨パエリア“アロス・ネグロ”に挑戦です!
色はすごいですが、思ったほどイカ墨は効いていません。 -
“王の広場”に到着。
ここは、コロンブスが新大陸発見の報告をするためカトリック女王イザベルに謁見した場所として知られています。
広場を囲むレイアール・マジョール宮殿は、もともとバルセロナ伯爵の館で、14〜15世紀になってからは、スペインを統治したアラゴン王国の王宮として使わたそうです。 -
地下鉄で、サン・パウ病院へやってきました。
こちらはドメニクの設計です。
それぞれ独立して見える建物は、地下でつながれ自由に行き来できるのだそうです。
行ってみて気づいたのですが、改装中でした(*^_^*)
近くで見てみたかったので残念です。 -
最後に、カサ・バトリョにやってきました。
ここはガウディ設計の、海をテーマに建てられた家です。
建物の正面が海面、内部が海底および海底洞窟をイメージしてあります。
色ガラスやタイルがいっぱい使われた壁は、海面の泡でしょうか?
それとも、きらきらする水面?
右隣の切妻屋根の建物もすてきだなと思いましたが、あとから調べたところ“カサ・アマトリェール”という有名な建物でした。
ガウディやドメニクに続く、モデルニスモ第2世代を代表する建築家プッチの設計だそうです。
しっかり見ておけばよかった・・・ -
さて、カサ・バトリョの中へ入ります。
曲線がふんだんに使われた内部は、とてもメルヘンチック。
階段の手すりも、暖炉も、窓枠さえもやわらかい印象です。 -
2階のサロン。
丸いステンドグラスは、色とりどりで鮮やかです。 -
部屋の隅々に太陽の光が差し込むよう設計されています。
建物のあちこちに窓や鏡が配置され、光を上手に取り込む工夫がされています。
この吹き抜けは、上に行くほど色の濃いグラデーションになっていますが、上から光が入ることを考慮し、色が均一に見えるよう計算されているそうです。
小さな家ですが、気がつくと1時間以上いました。
この後、小雨が降ってきたので退散します。
明日はマドリッドへ移動します。
≪出費≫
・カタルーニャ音楽堂ガイドツアー 17ユーロ
・グエル邸 10ユーロ
・昼食 12.7ユーロ;イカ墨パエリア、水
・飲料 1ユーロ
・カサ・バトリョ入場料 20.35ユーロ
・コンディショナー 2.99ユーロ
・宿代 22.5ユーロ
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