2012/09/23 - 2012/09/23
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ローズベリーさん
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2012年7月〜10月までの、3か月のヨーロッパ周遊記録(Vol.62)です。
現在12カ国目、フランスを駆け足で移動中です。
ここはもともと行く予定のなかった町なのですが、今回の旅で出会ったご夫婦がとてもよかったと言うのを聞いて、急遽予定に組み込みました。ゆっくりしてみたかったので、こちらに1泊しています。
城塞にすっぽり囲まれた町はそこだけ異空間で、独特なその雰囲気はまるでモン・サン・ミッシェルのようでした。
写真は、ヌフ橋から見たカルカッソンヌの町です。
※1ユーロ=100〜104円
(フランス語の綴り記号が出せないのでなしで表記しています。)
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
-
◆9月23日(日)第81日目
今日はアヴィニョンを出発し、ナルボンヌ経由でカルカッソンヌに向かいます。
チケットを買うため早めに駅にやってきましたが、いつも行列のはずの切符売場には誰もおらず、驚くほどすんなりチケットを買えました。
9:40 Avignon Centre→11:50 Narbonne
12:32 Narbonne→13:02 Carcassonne -
乗車すると駅員がまわってきます。
駅員はいつも通り切符を切っていきましたが、ふと見るとかわいい猫の形(^^♪ -
カルカッソンヌに到着しました。
お天気はイマイチ・・・今日は肌寒いです。 -
目の前には運河があり、観光用の船もたくさん停泊しています。 -
駅前の通りにツーリストインフォメーションがありましたが、日曜でお休みでした。
自分の手書きの地図を頼りにホテルを探します。 -
荷物をガラガラ引いて、駅から徒歩10分ほどでホテルに到着しました。
今日のホテルは“Au Royal Hotel”
22 Bd Jean Jaures
こじんまりしたホテルです。 -
スタンダードダブルを利用します。
19:00で玄関は完全に閉まりますが、暗証番号入力で出入りはできるようになっています。 -
ラッキーなことに、ホテルで地図をもらえました!
親切にシテ(城壁内の旧市街)までの行き方も教えていただいたので、早速歩いて向かいます。
オード川に架かる古い方の橋“Pont Vieux(ヴュー橋)”を渡ります。 -
少し風も出て、小雨が降ってきました。
寒さに耐えられず、一度ホテルまで戻りカッパを着て出直しました(=_=)
橋を渡った先はしばらく閑静な住宅地が続きます。 -
案内通りにしばらくすすむと、シテの入口に辿り着きました。 -
シテには2か所の出入口があります。
こちらは“ナルボンヌ門”
内側には“石落とし”という物を落下させるための攻撃穴があり、町を防御する役割を担っていたそうです。 -
何重にもなった城壁を抜けて、さっそくシテの中に入ります。
細い路地にはおみやげ屋が連なり、ものすごい人であふれかえっています。
思わず、モン・サン・ミッシェルを思い出しました。 -
あれは、ラ・メール・プラール??
似たようなクッキー屋まであるなんて(@_@)!
お店は団体のお客さんでごった返していたので、あとでまた来ることにしました。 -
にぎやかな広場に出ました。 -
中央の噴水には、シテの町が彫られています。 -
路地の先にはYHまでありました! -
シテ内にある唯一の教会“Basilique St-Nazaire(サン・ナゼール寺院)” -
ステンドグラスがすばらしい教会でした。 -
教会の前のホテル。
雰囲気があってかわいらしいです。 -
古い井戸が残っています。 -
すてきな石壁の通り。 -
シテの中は思いのほか小さく、1時間ほどでぐるっと一まわりしてしまいました。 -
ここでドラムを鳴らして、何か言いながら町をまわっている若者たちに遭遇。
よく聞くと“17:30からパフォーマンスをやるから見に来てね!”と宣伝しています。 -
17:30まではまだまだ時間があるので、時間つぶしにコンタル城へ入ることにしました。
Chateau Comtal(コンタル城)は、12世紀に建てられた歴代領主トランカヴェル伯爵の城です。 -
門を一つくぐっても、また門。
一体何重になっているのでしょう?? -
フィルム上映コーナーを抜けると、塔ややぐらの中を見学できるようになっています。 -
何となく面影の残った内部。 -
城砦と中庭。
跳ね出しやぐらの木製の回廊は、兵士が巡回していたところです。 -
少し高い位置からは、シテの中と外の景色を眺めることができました。
城壁の上を歩く人の姿も見えましたが、どこが上り口なのかわかりませんでした。 -
シテの外の景色。
オード川にかかるヌフ橋とヴュー橋が見えます。
川の向こう側は、かつての下町(現在の新市街地)が広がっています。 -
シテ内の町の景色。 -
最後は展示室になっていました。
石の彫刻や石棺などが展示されていました。 -
-
17:30になったので教会前の広場に行ってみると、先ほどの若者たちによる寸劇が行われていました。
しばらく見ていましたが、メンバーを入れ替えながら闘いのシーンだけが延々と続くのですが、完成度がイマイチ・・・(-_-;) -
暗くならないうちに夕食を済ませようと、シテの中のレストランを見てまわりました。
看板でよく見かけたのは、“カスレ”という料理。
カモ・ソーセージとインゲン豆を煮込んだもので、このあたりの郷土料理のようです。 -
よし、今日はカスレにしよう!と思ったものの、お店を決められずふらふら。
にぎやかな広場からははずれたこのお店の前には、カスレの実物見本が置かれ、お店のお母さんがお客さんとにこやかに話し中でした。
見本を指さして、
“すみません、これ食べられますか?”と聞くと、
“ええ、いいですよ。”
お店に入る気で尋ねたのですが、お母さんは試食したいのだと思って、なんと店の奥から試食を持ってきてくれました。 -
ありゃりゃと思いましたが、もうここへ入る気でいたので一口いただき、そのままお店に入りました。
“L‘Auberge-des-musees”というお店です。
時間が早いせいかお客さんはまばらでしたが、人がいない分落ち着きます。 -
カスレの単品をお願いしました♪
鶏肉の脂分たっぷりのスープでしたが、久しぶりにいただく家庭料理の味でした。
ここのところ、バゲットやらサラダばかりで料理らしい料理を食べていなかったので、体に染み入るようでした。
私が一人のせいか、お母さんはきさくに話しかけてくださり、アットホームな雰囲気に心まで温まりました。 -
最後に、気になっていたビスケット屋さんを訪ねました。
日帰りの観光客が一気に引き、店内は驚くほどがらんとしています。
“La Cure Gourmande”
本店は南フランスにあるようです。 -
量り売りのビスケットが何種類もずらりと山になっています。
とってもおいしそう♪
こちらの棚は100gあたり3.2ユーロで、好きなビスケットを好きなだけ袋につめてレジに持っていきます。
少し試してみたかったので、プレーン、アーモンド、ジャム入りの3種類を買ってみました。 -
帰りは、行きとはちがうオード門からホテルに戻りました。
早速、お楽しみのビスケットをいただきます(^^♪
が、想像とはまったくちがう味でした。
正直、フランス語がわからず全部見た目で選んだので、若干はずれもあったようで・・・ -
帰りは、行きとはちがうオード門からホテルへ戻りました。
暗くなるのを待って、シテの夜景を見に出かけます。
昼間、ヴュー橋の上からは森が邪魔してうまく写真が撮れなかったので、今度はヌフ橋の上から撮りました。
カメラがいまいちなのでこれが精一杯ですが、実物はライトアップされてもっときれいです。
≪出費≫
・電車代 35.8ユーロ;アヴィニョン→カルカッソンヌ
・コンタル城 8.5ユーロ
・夕食 13.5ユーロ;カスレ、コーヒー
・ビスケット 4.16ユーロ
・宿代 52ユーロ -
◆9月24日(月)第82日目
旅も残すところ、あと10日となりました。
気がつけば最近、日が出るのも遅くなり、7:00に起きても外は真っ暗、7:30でも街灯がついています。
そして今日も雨。
強風で傘がさせないほどです。
朝一でチケットを購入したあと、シテを見納めに行きます。 -
ヌフ橋から眺めたシテ。
なかなか趣のある町でした。 -
今日はこのあと、スペインのバルセロナへ向かいます。
10:20 Carcassonne→10:55 Narbonne
11:35 Narbonne→12:41Figueres Vilafant
13:03 Figueres Vilafant→14:50 Barcelona Sants
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