
2012/08/25 - 2012/08/27
59位(同エリア105件中)
まゆままさん
今年の子供たちとの夏旅は富山&石川方面へ。
一日目は高岡で工場見学系の観光をと、「おいはら餅」、鋳物の「能作」、「へちま産業」と富山の高岡ならでは?な産業観光を。
昼食は富山名物、白エビ丼。
高岡地場産業センターでちょっと休憩してから伏木へ。
昨日で今年最後だったと言われたところてんのお店で伏木のところてんにギリギリありつく。
ついでに伏木の近代建築をチェックして新湊へ。
日が落ちてやっと涼しくなってきた中、港町の町並みをちょこっと散歩。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
まずやってきたのは「おいはら餅」
米どころ、富山の最高級のもち米を材料とした餅をつくっている。
ここで私にミスがあって見学の本申し込みを失念してたため工場見学は本当はできなかったのだけど、
はるばる大阪から来たというと、案内してくださった。
(工場内撮影禁止の為、写真はなし) -
売店にて、餅に目がない私はあれもこれも欲しい〜と
思ってしまったが、日持ちもしないので数種類のみ購入。
中でも珍しかったのは「カレー餅」
お味は微妙・・ -
400年の歴史があるという富山県高岡の伝統工芸、高岡銅器。
高岡の戸出には銅器団地があり、その中で唯一見学のできる工場、「能作」へ訪れた。
銅器といえば、仏具やお寺の鐘などを思い出すけど、こちらの「能作」では仏具用品などの他にもテーブルウエアやインテリア雑貨、
風鈴なども作られていて、センスのある商品がショップにも並べられていた。
お店の方は後でゆっくり見せてもらうとしてまずは工場見学へ案内していただいた。
-
こちらは真鍮の生型鋳造のための鋳型を作っておられるところ。
-
製品と同じ形の種型を入れ、砂を入れて押し固め、原形を取り出すとこのような鋳型ができる。
ここに溶かした金属を流し込んで製品を造る。
-
中子型を使うと中が空洞の製品ができる。
-
真鍮を溶かす炉。
-
錫製品は融点が低いのでこんな風にガスコンロにお鍋を使って溶かすことができるみたい。
-
コースターかな?
ツリー状に出来上がってきたものを手作業で一つ一つ切り離す。
-
-
加工前の錫の塊。
-
出来上がった真鍮製品をまずは機械で磨き、さらに手作業で仕上げ。
-
ピカピカに完成した真鍮製品。
-
こちらは注ぎ口を溶接で繋ぐ作業をされてるところ。
-
一通り興味深い作業風景を見せて頂き、ショップの方へ戻ってきた。
錫のやわらかさを生かした籠は自由自在に曲げ、のばしすることができる。
-
物を入れても、オブジェとして飾ってもおもしろい。
-
コケ付きのこんな器も。
真鍮の羊に青銅製のひな鳥、かわいい〜!
-
私はこの青銅製のハリネズミのフォルムに惹かれてしまった〜
これもコケ付き。
結構高価なものだったのだが・・小さい方のハリネズミを購入。
キッチンに置いて毎日愛でている。
-
この日のお昼、道の駅新湊で食べた白えびかき揚げ丼。
サクサクでおいしかった〜 -
白エビかき揚げ丼は全国ご当地丼選手権にて準グランプリを受賞してるのだそう。
-
富山では銅器工場の能作見学の後、射水市大島にあるへちま産業へやってきた。
こちらは30年ほど前、一村一品運動によりへちまで町おこしを図ってからへちまの栽培が盛んになり定着。
それ以来大島ではへちまの加工品が特産物となっているそう。
無農薬で育てられているへちま畑へ。
-
-
真っ直ぐに長いへちまを採取するために棚上に吊るして栽培されるへちまは思ったより巨大。
-
巨大なへちまが何本も吊るされる様は壮観〜
-
採取するのはもう少し黄色味を帯びてしわが寄ってきたもの。
-
採取されたへちまは水に浸けて皮を手作業ではがされる。
そして天日干しに。
-
へちま水はこんな風に実が完熟したへちまの茎から採られる。
一晩で一升瓶一本分溜まるとか。
へちま水には肌の新陳代謝をよくするサポニンなどが含まれていて化粧水などに加工される。
-
こちらは雌花。
花の下がへちまの実になる
-
へちまの雄花
-
工場に戻ってきた。
天日干しした後のへちま。 -
吸水性と通気性があるので靴の中敷きに加工されたり
-
こちらは帯まくらに加工されてるところ。
-
こちらは採取したへちま水をためておくタンク。
-
そしてへちまを材料に使った製品いろいろ。
和紙のような風合いのへちまの繊維で作られたルームランプも面白い。
最後にはお土産まで頂いて、至れりつくせりの楽しい見学だった。
-
工場見学を終え一息ついた私たちは伏木へところてんを食べに行くことに。
念のためお店は開いているのか電話で尋ねてみると・・・
なんと昨日で終了したとか。
電話を切り、ガックリしてるとしばらくするとお店の方から再び電話がかかってきた。
昨日で終了だったけど、少しなら残ってるので来てもらってもいいとのこと。
やったーー!
-
伏木の国分港にあるお店「ところてん奥」へ。
お店へ行くとおじさんが看板を出して待ち構えてくれてた。
-
ほんとに〜まさに昨日終わったところだったみたい・・
-
石段を上がってお家の中へ。
-
そこで出てきたところてん。
食べてみるとあっさり酢醤油、生姜が添えられている。
関西では黒蜜がポピュラーなので今まで酢醤油はありえなかったけど、食べてみると酢醤油もなかなかイケるかも。
-
窓からは目の前に海が見渡せる絶好のロケーション。
ようやく日も暮れかかって潮風がそよそよ吹き込んできて気持ちいい・・
-
天草採集中の写真も見せていただいた。
私たちも淡路島で天草を採集したことがある、と思わず体験談を語ってしまった。
-
こちらのお店は新聞やテレビなどにも最近取り上げられているそうで、
なんと私たちが訪れたこの時間にもテレビ放映があるとのことで、グッドタイミング。
皆でおじさんの携帯電話のテレビに注目!
うぁ〜ほんとにおじさんが写ってる〜
天草を天日干しする風景やとろこてんの製造風景なども映し出された。
-
こちらはところてんを作る作業場。
大きな釜で天草を煮て別鍋に濾すのだそう。
-
東京の道具屋さんからとり寄せたというところてん突き。
-
天草があれば少し売っていただけないだろうか?とお願い。
-
おじさんは貝や砂が着いているから、と木槌で天草を叩いてくださりお分けくださった。
うれしい〜
今年は淡路島に天草採りに行かねば、と思いつつ行けなかったのでここで天草が手に入ってよかった〜
-
ところてんを食べに伏木にやってきたからにはついでに近代建築も見ておかねば。
今回の旅では日中は暑過ぎて家族はきっと1mmたりとも私の町歩きには付き合ってくれないだろうと・・
そろそろ日も傾き、ところてんを食べてちょっとご機嫌になった子供たちに近くの建物を見に行くというと
即座にブーイングの嵐・・
ほんとは少しくらいこの辺りを散策したかったのだけどどうやらそういう空気ではなさそう;
とりあえず目的物の高岡商工会議所伏木支所へやってきた。
-
-
明治43年に建てられた蔵造りのしかし洋風の建物は元銀行だったそう。
ちょうど開いていたので中も見せて頂いた。
コリント式柱に囲まれた元営業室は当初は吹き抜け、二階部分には手すり付きのギャラリーが設けられていたそう。
現在二階は床が貼られて大会議室となっている。
-
-
応接室への出入り口扉上には櫛型ペディメントの中に凝った漆喰彫刻が施されている。
-
1階応接室の天井もすごい。
職人技が光る漆喰装飾!
今まで見た天井装飾の中でもかなりグレードが高そうだ。
-
二階へも上がってよいと言われたので、上がってみる。
手すりのカーブが美しい螺旋階段。 -
-
-
こちらはやや小さめのお部屋だけど天井いっぱいに装飾が施されている。
-
二階の一室。
内装、照明などは新しくなっているが、天井中央の漆喰装飾は当時のまま。
-
この漆喰装飾がすばらしく細やかで美しい〜
-
外観は現在はタイル貼りだけど、建築当初は黒漆喰仕上げの大壁だったそう。
上げ下げ窓には防犯面から一階のみ鉄格子がはめられている。
-
床下換気口は銀行のマーク入り。
-
商工会議所からぐるりを見渡してみて惹かれた建物へ。
-
車で待つ家族の視線がイタかったのでこの後は大人しく車へ戻った。
-
その代わり?もう一軒、高岡市伏木気象資料館へ寄ってもらった。
明治43年、日本に初めて設立された私立測候所。
-
残念ながら行った時間が遅くて閉まっていたのだけど普段内部も観覧できるよう。
-
-
この後、新湊へ向かったのだけど、なんとその通り道沿いにとても濃いい洋館を発見!
ラッキーなことにこの建物はちょうど、見れたらいいなあと思ってた牧田組本社の建物だった。
大正4年建築、旧南島商行本店。
-
重厚感あふれる玄関口
-
新湊へはお昼にも道の駅へ白えび丼を食べにきたのだけど、日本のベニスと呼ばれてる内川沿いの港町の町並みも
見ておかねば〜と高岡へ戻る前に立ち寄った。
-
夕暮れの港町、やや涼しくなった内川沿いを少し歩くことに。
-
-
内川は全長1.8kmの川。
かつては漁船、北前船、交易船などがさかんに行き来していたそうで
いまも漁船ががたくさん係留されていて、風情のある景色が楽しめる。
-
-
-
内川にはそれぞれ特徴のある11の橋がかかる。
ステンドグラスがはめこまれたかぐら橋。
-
-
-
川沿いを歩いた帰りは一本内側の道を歩く。
-
ちょうどこの日は24日、地蔵盆のお祭りでにぎわっていた。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
78