2012/12/20 - 2012/12/20
525位(同エリア1078件中)
経堂薫さん
現在の日本は47都道府県に分かれてますが、江戸時代までは六十余の州に別れてました。
各州ごとに筆頭の神社があり、これらは「一之宮」と呼ばれています。
その「諸国一之宮」を公共交通機関(鉄道/バス/船舶)と自分の足だけで巡礼する旅。
5カ所目は駿河国(静岡県)の富士山本宮浅間大社を訪ねました。
【富士山本宮浅間大社】
[御祭神]木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)
[鎮座地]静岡県富士宮市宮町
[創建]垂仁天皇3(紀元前27)年
[追記]
「諸国一之宮“公共交通”巡礼記[駿河国]富士山本宮浅間大社」を全面改稿し、ブログ「RAMBLE JAPAN」にて「一巡せしもの〜駿河國一之宮[富士山本宮浅間大社]」のタイトルで連載しております。
ブログ「RAMBLE JAPAN」
http://ramblejapan.blog.jp/
http://ramblejapan.seesaa.net/
(上記のURLの内容は、どちらも同じです)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル
-
石和温泉駅から中央本線に乗り、10分ほどで甲府駅に到着。
-
駅前に出ると武田信玄がカッ!と目を見開き、こちらを睨んでいた。
何も悪いことはしていないのに、ドキッとするのはナゼだろう? -
なにはともあれ、身延線に乗る。
取りあえずホームで昼食用にパンと赤ワインを贖う。
車内は昼時とあって結構な混雑ぶり。
だが、ひと駅、ふた駅と停車するたびに次々と客が下車。
身延駅へ着く頃に車内はガラガラになった。 -
沼久保駅を過ぎると、車窓に富士山が姿を現した。
進行方向に向かって右(西)側の席に座っていたので、本来なら見えるはずがない。
しかし芝川駅を過ぎると線路はグルンと180度向きを変え、南から北へと進む。
このため西富士宮駅の手前まで車窓から富士山が拝めるというわけだ。 -
15時過ぎ、西富士宮駅に到着。
「光の富士山」が迎えてくれた。
(ホントは逆光によるハレーションだけど) -
ホントの西富士宮駅舎は、こんな感じ。
ここから西町商店街を抜けて富士山本宮へ。 -
西町商店街は典型的なシャッター通りと化している。
富士山本宮とともに発展してきた商店街。
日曜や祝日などは参拝客で賑わうのだろうか?
参拝客は社前へ車で直接乗り付けるのが一般的だろう。
このあたりで買い物することもないのでは? -
西町商店街は県道414号線との交差点から大社通り宮町と名を変える。
富士山本宮に近いからといって商店街が繁盛しているわけでもなく。
ただ、シャッター通りというより、むしろ空き地が目立つ。
営業を辞めた商店が上屋を取り壊し、跡地を駐車場に転用しているのだ。
そんな人の世の移り変わりを、霊峰富士は見つめ続けてきたのだねぇ。 -
大社通り宮町を東に進むと前方に小さな橋が見える。
その手前左側に大燈籠が見え、奥に朱色の巨大な鳥居が姿を現した。
富士山本宮浅間大社の第二大鳥居。
背景の富士山にも決して迫力負けしない立派な大鳥居だ。 -
第二大鳥居の右隣に立つ社号標。
ちなみに同じ「浅間」でも甲斐一宮浅間神社は「あさまじんじゃ」、駿河一宮浅間大社は「せんげんたいしゃ」と読む。 -
大鳥居と社号標を正面から見た絵。
門前には観光案内所「寄って宮」と、物産品店「ここずらよ」がある。
興味は惹かれたが夕刻だったこともあり、パスして境内に向かう。 -
灯籠、狛犬、そして鳥居。
その奥に、夕日を浴びて輝く楼門。 -
楼門は社殿とともに慶長9(1604)年、徳川家康の寄造営によるもの。
掲げられている扁額は文政2(1819)年、聖護院入道盈仁親王の御筆によるもの。 -
楼門前の石段にある「鉾立石」。
江戸時代に行われていた山宮御神幸の折に神鉾を立てた石とのこと。 -
楼門を抜けると正面には壮麗な社殿。
慶長9(1604)年、徳川家康の寄造営によるもの。
駿河と縁の深い家康公だけあり、相当な寄進を行っている。
ただ、江戸時代の度重なる大地震により当時の建物で現存するのは本殿・幣殿・拝殿・楼門のみ。 -
拝殿に掲げられている扁額。
-
社殿を裏手に回り、本殿を見る。
本殿もまた慶長9(1604)年、徳川家康の寄造営による。
構造は「浅間造り」という独特のもので、確かに他の神社では見たことのない形だ。
明治40(1907)年5月27日、古社寺保存法により特別保護建造物に指定。
以降、国の重要文化財として特別の保護を受けている。 -
本殿の左側、こじんまりと佇む三之宮と富士山の浄砂(きよめすな)。
-
社殿の左側にある祈祷殿。
-
社殿の東側に広がる湧玉池。
昔は富士山へ向かう前にここで身を清め、六根清浄を唱えながら登るのがならわしだった。 -
禊所。
-
湧玉池の湧水はテイクアウトOK。
富士山からの雪解け水が溶岩の間を通って湧き出るのでミネラル分が豊富。
温度は13℃、湧水量は毎秒3.6リットルで、年間を通してほとんど変化がないとか。 -
第二大鳥居の南側、道を挟んだ向かい側にある「お宮横丁」。
富士宮の名産品を扱う9店舗が、こじんまりとしたスペースに軒を並べている。
平日の夕方だったので客の姿は少なかったが、休日には大いに賑わうのでは? -
B級グルメの王「富士宮やきそば」の総本山、富士宮やきそば学会のアンテナショップも。
そのほか、静岡おでんの店「大吉屋」とか富士宮溶岩焼きの店「ポーク神社」など。
もちろん神社の門前町につきものの団子屋やあんこ屋も。 -
しかし、ここは富士宮やきそば学会ではなく、富士宮やきそば専門店すぎ本にて実食。
すぎ本は昭和23(1948)年創業という、富士宮やきそばを出す店では最古の老舗とか。 -
富士宮やきそばを名乗るには概ね7つの条件を満たすことが必要。
[1]富士宮市内の4製麺業者の蒸し麺を使用
[2]炒め油はラード(中には植物油を使う店も)
[3]ラードを絞った後の「肉かす」を加える
[4]イワシの「削り粉(だし粉)」を振りかける
[5]富士宮の高原キャベツを使用
[6]水は富士山の湧水を使用
[7]調理には厚くて大きい鉄板を使用 -
一の鳥居。
お宮横丁を南に通り抜けたところにある、せせらぎ広場に聳立している。 -
アーケード商店街「マイロード本町」を通って富士宮駅へ。
こちらもまた、衰退の気配が著しい。
地元の人たちはみんな車で駅の向こう側にあるイオンにでも行くのだろう。
もはや、地元の消費者をアテにした商売は難しいのではないだろうか。
富士山本宮への参拝客相手に特化した営業形態にしないと、生き残りは難しいように思える。 -
マイロード本町から駅前通り商店街を抜けて富士宮駅へ。
身延線西富士宮駅と東海道線富士駅の間は、都市近郊区間ということもあって運行本数が圧倒的に多くて便利。
富士駅行きの各駅停車を待つ間、団体列車専用の1番ホームを眺める。
今は滅多に使われることもなく、ガランとした空間が暗闇の中に沈んでいる。
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