2012/12/20 - 2012/12/20
130位(同エリア291件中)
経堂薫さん
現在の日本は47都道府県に分かれてますが、江戸時代までは六十余の州に別れてました。
各州ごとに筆頭の神社があり、これらは「一之宮」と呼ばれています。
その「諸国一之宮」を公共交通機関(鉄道/バス/船舶)と自分の足だけで巡礼する旅。
4カ所目は甲斐国(山梨県)の浅間神社を訪ねました。
【浅間神社(あさまじんじゃ)】
[御祭神]木花咲耶姫命(このはなさくやみめのみこと)
[鎮座地]山梨県笛吹市一宮町一ノ宮
[創建]垂仁天皇8年(紀元前22年)
[追記]
「諸国一之宮“公共交通”巡礼記[甲斐国]浅間神社」を全面改稿し、ブログ「RAMBLE JAPAN」にて「一巡せしもの?甲斐國一之宮[浅間神社]」のタイトルで連載しております。
ブログ「RAMBLE JAPAN」
http://ramblejapan.blog.jp/
http://ramblejapan.seesaa.net/
(上記のURLの内容は、どちらも同じです)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
-
早朝、JR中央本線で相模湖駅へ。
東京駅からここへ来るまでに電車を何本も乗り継ぐ。
通勤ラッシュ前とはいえ車内は結構な混み具合だった。 -
相模湖駅から歩くこと約10分、中央道相模湖バス停へ。
ここから甲府行きの高速バスに乗る。
実は浅間神社、鉄道駅からだと非常に行きにくい場所にあるのだ。 -
07時53分、京王バス東の高速バスに乗車。
乗車区間は相模湖→一宮。
この区間、実は非常に厄介な問題を抱えている。
2012年12月2日に発生した笹子トンネル天井板落下事故。
このため全ての車両が大月インターで降ろされ、一般道の走行を強いられるのだ。
おかげで国道20号線は大渋滞。
ただでさえ時間のかかる一般道の走行が、輪をかけてノロノロ運転に。 -
そのせいか車内はガラガラ。
JRの特急で行ったほうが、たとえ運賃は高くても、比べ物にならないぐらい早く到着する。
それでもこのバスを利用したのは、ひとえに浅間神社へのアクセスが圧倒的に楽だから。
バスが笹子トンネルの左下を通りかかる。
入口付近には大量の重機が並び、作業員用のプレハブも建てられている。
亡くなられた方々の冥福を祈り、トンネルに向かって手を合わせ黙祷。
09時20分、一宮バス停に到着。
時刻表では08時40分着の予定だったので40分の遅延である。
しかし、あれだけの渋滞に遭遇したにしては意外に早く着いた気もする。 -
バス停の近くに案内板が掲げられていた。
左上に「日本一桃の里」とある。
右下には「一宮町役場」とも。
一宮町は2004年、平成の大合併で笛吹市となった。 -
国道20号を跨ぐ歩道橋から望む南アルプスの峰々。
風は冷たいが空気が澄んでいるので冠雪がクッキリ見える。 -
一宮バス停から浅間神社へ、桃畑の中を歩く。
「日本一の桃の里」だけあって、見渡す限りの桃林。
春になれば桃の花で一面ピンク色に染まることだろう。
浅間神社に参拝に行くのなら3月下旬から4月上旬が最適かも。 -
国道20号線の「一宮浅間神社入口」交差点に立つ一の鳥居と社号標。
紺碧の空を背景に背負うと、鳥居の朱色が一段と映える。 -
大鳥居を通り抜けて表参道へ。
ありがちな食堂や土産物屋などは一切なく、あるのは煙草屋と銀行ぐらいという非常にストイックな参道だ。 -
浅間神社の正門には二の鳥居と、旧国幣中社時代の社号標。
社号標の揮毫は鹿島神宮や香取神宮と同様、東郷平八郎元帥によるもの。 -
鳥居をくぐると随神門。
門を通り抜けて左側にトイレがあり、ちょっと拝借。 -
浅間神社の拝殿。
随神門から直進した突き当りではなく、途中左手にある。 -
境内図を見ても分かる通り、参道は北向きなので拝殿の正面は東側を向いていることになる。
浅間神社は富士山から見て真北に位置している。 -
御祭神の木花開耶姫命は「富士の神」。
なのに、なぜ社殿は富士山にソッポを向くかの如く立っているのか?
ナゾだ。 -
拝殿に掲げられた扁額。
額面には「浅間神社」ではなく「第一宮」とある。
延寶2(1674)年、佐々木玄龍の筆による揮毫が元。 -
拝殿前にズラリと並んだ奉献酒。
しかし、ここは甲斐国。
奉献酒も他の国とは一味違う。 -
並んでる一升瓶、実はほぼ全てワイン!
ここはワインというより「葡萄酒」と呼んだほうが相応しいかも知れない。 -
参道の突き当りにある神楽殿。
今でも現役で使われ、舞台では神楽が奉納される。
左隣りは神楽庫。 -
神楽殿と神楽庫の間にヒッソリ佇む「清め砂」。
-
神楽庫を先へ進むと「十二支石」が立ち並ぶ。
説明書によると、自分の干支と今年の干支にお参りした後、一番奥に位置する「成就石」を拝むと運命は開き願いは叶う…そうだ。 -
神楽殿の左、参道を突っ切ると境内の裏側に出る門へ。
その境界に立つ両部鳥居。
木製で、一の鳥居、二の鳥居より古そうに見える。 -
両部鳥居から二の鳥居の方角へ境内を引き返す。
途中、明治維新の元勲三条実美の歌碑が。
武田信玄が奉納した短歌を後世に残すことを目的に建立したものだ。 -
現在放送中のNHK大河ドラマ「八重の桜」では長州派の公家として悪役っぽく描かれている三条。
この歌碑を建立した明治21(1888)年3月から約2年後の同24(1891)年2月18日に薨去する。 -
境内東南の隅には「陰陽石」が祀られている。
右側が男根を表す陽石、左側が女陰を表す陰石。
全国各地に陰陽石は鎮座しているが、浅間神社のそれは小規模なほうだろう。 -
参拝を終え、随神門から境内の外に出る。
道を挟んだところにある停留所から12時16分発の石和温泉駅行き町内循環バスに乗車。
とはいえ、バスは10分ほど遅延。
一応は路線バスなのだが、あくまでも地元のお年寄りの足として運行されている。
車内は見事にお婆さんばかり。
乗降時に時間がかかってバスが遅れるのも、むべなるかなである。 -
運賃は全区間100円。
車両の大きさはマイクロバスより小さいワゴン車。
1日4本しか便がなく、うち2便は早朝で、昼と夕方に1便ずつ。
なので、昼の便に乗らないと石和温泉駅へ上手くたどりつけない。
今回の浅間神社参拝で最優先したのは、この循環バスへの乗車だったのだ。 -
途中、病院や日帰り入浴施設「ももの里温泉」などに立ち寄った後、約30分ほどで石和温泉駅に到着。
香取神宮参拝での帰路の件もあり、やはりバス路線は偉大だと改めて実感する。
ただ「ももの里温泉」は市営循環バスとは別に、独自に石和温泉駅との送迎バスを運行している。
時間に余裕があれば、ここでひとっ風呂浴びていたかも知れない。 -
石和温泉の駅前には足湯が。
しかし時間の都合上、ここはパスせざるを得ない。
ふと見れば学生っぽい女性3人が湯に足を浸けながら、おしゃべりに興じている。
(やっぱり入ろうかなぁ……)
そんな邪念を振り払い、石和温泉駅の改札へと向かったのでした。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
28