大井川鉄道と寸又峡温泉の行きあたり旅　その１

2013/02/10 - 2013/02/11

冬に忙しい仕事をしててなかなか連休が取れない中、建国記念日に連休が取れそうだとわかり、予約とかしてないけどとりあえず旅行に行こう！と決めてふらりと西へ向かう新幹線に乗り、向かった先はSLで人気の大井川鉄道へ。
大井川鉄道には昔から思い入れがある。小さい頃好きだった絵本があり、タイトルは覚えてないけど擬人化されたクマの一家がSLとトロッコ列車に乗ってダムで働くおじさんに会いに行くという内容だったと思います。当時鉄道好きだったので（これ大井川鉄道だよなぁ）と思いながら、いつか行ってみたいと思い続けてたのでありました。

エリア 川根・井川(静岡)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩

東海道新幹線で静岡駅へ。ここから在来線に乗り換えて金谷へむかいました

大井川鉄道金谷駅

11：21発、金谷駅からSLの始発である新金谷駅へたった１駅区間だけ運行の電車。

新金谷駅に着くとすでに主役が鎮座しておりました

SLを撮ろうとものすごい人だかりです。SLかわね路１号11：45出発！

実は予約が一杯で、切符を買ったときに「立席ですがよろしいですか？」といわれてデッキに乗車してたんですが、車掌さんがやってきて「今空席の確認を行いますので、確保できればお席の方へ御案内します」とのこと。
しばし待っていると「空席が確認できたのでどうぞ！」と案内してくれました。おかげで着席して車窓を楽しめることに！車掌さんの心遣いに感動してしまった・・・
どうやら新金谷で満席だったとしてもキャンセルがあったり、一駅で降りたりするSL体験乗車のツアー客も結構いるので、少し我慢すれば座れる確率は大きいみたいです。

13：06千頭駅に到着。

初めてのSL乗車、ありがとうございました〜

鉄道むすめの井川ちしろチャンもお出迎え。こういうボーイッシュキャラ、嫌いじゃないぜ〜

千頭駅前をしばし散策、小さな駅だけどSL客で賑わってた

千頭駅からは一回り小さいディーゼル機関車が押していく客車に乗って南アルプスあぷとラインこと井川線にむかいます。小さくてもレール幅はＪＲと同じ狭軌だそうな。

アプトいちしろ駅に到着。ここで電気機関車を連結するのでしばし停車。トイレや自販機があるけど人家が見当たらない・・・さすが秘境駅の宝庫、大井川鉄道。

みんなで撮影タイムｗ
手前の機関車が大きく見えるのは遠近法じゃなく、本当に大きい機関車です。急坂へ挑むのには強力なパワーが必要らしい。

谷底まで高さ日本一という鉄橋で一時停車

日も影ってきたころ終点の井川駅に到着しました。

折り返しの列車が出発するまでの間、小さい頃読んだあの絵本にならってダムまで行ってみることに。
駅から階段を下りて道路に出てカーブを曲がると見えてきました。歩いて２〜３分なので待ち時間で一目みることは可能です。

ダム湖の周りの山は意外となだらか？でも南アルプスまで続いてるんだよ〜

井川駅の待合室

帰りは暖房がない客車に乗ったので、日が暮れると急速に寒くなってきた！
でも車掌さんに「暖房効かない車両ですが大丈夫ですか？」って聞かれて「へーきへーき、平気です〜」と言った手前、暖かい車両に移るのは負けた気がする！我慢。

長島ダム駅で再び大型機関車を連結。下りもブレーキを効かせて走行するので連結するのだそうです。
９０パーミルという急勾配が奥に見える。

奥泉駅に17:17着。駅前広場にはなぜか縄文時代の住居風トイレが。

今宵の宿は民宿奥大井です。温泉宿じゃないけど、夕食は猪鍋・揚げたてのてんぷら・えびごはん・ヤマメの甘露煮など山の幸を中心にした料理で評判通りのおいしさでした。