2011/02/16 - 2011/02/17
236位(同エリア464件中)
とっしぃさん
南仏プロヴァンス、Luberon=リュベロンの村々を廻るときに起点としたVaucluse(ヴォークリューズ)県の首都、Avignon=アヴィニョン。
14世紀初頭、ローマ法王庁が一時的に置かれたことで隆盛極めた都市です。
ヨーロッパの古い都市や街は皆そうですが、「石の文化」を強く感じます。
羽田発のパリ直行深夜便が運行開始して、間もなくの利用でした。
このFLT、機内で眠れる人なら絶対のお勧め。
羽田を夜中過ぎの1:30a.m.に出てCDG着は同日早朝6:20a.m.なので、その日丸一日が使えます。成田からの便だとCDG着が夕方なので、パリ市内であってもホテルにチェックインして着替えたらもう夕食の時間。
で、この時はCDGからTGVに乗り乗り換えなしでアヴィニョンまで、およそ3時間。アヴィニョンの駅は市内からちょっと遠いのですが、いつものようにレンタカーなので楽です。
しかーし、古い街ゆえ、市内(特に旧法王庁周辺)は道が非常に狭く、一通ばかりで見えてるのになかなかたどり着けません。
これはミラノやローマなど、イタリアの街のようです。法王庁のせいかも。でも、極狭の道はアマルフィやシチリアのタオルミーナでさんざん訓練積んだので、大丈夫!
できることならかつて栄華を極めた中世の美しい街をゆっくり見て歩きたかったのですが、この時の目的はプロヴァンスの小さな村巡りだったので、旧法王庁、プチ・パレ美術館、そして周辺のちょっとした散策程度に終わりました。有名なサン・ベネゼ橋が架かるローヌ側対岸から望む街並みは美しいそうですが、それもできませんでした。
でも、宿泊は当初の希望通り、かつて修道院だったところをモダンに改装したホテル。大好きな回廊も、法王庁のそれよりずっと魅力的でした。あとは、ベル・エポック風のレストランが印象的でした。
次回、機会があったらホテル・ミランドに泊まってみたい!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 3.5
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旧法王庁隣接の広場に面した「プチ・パレ美術館」。
なんでも、法王が1335年にお買い上げ遊ばした建物だとか。
1万5000点以上もの絵画や美術品を収集したジアン=ピエトロ・カンパーナのコレクションが中心で、最大の売りがボッティチェリの「聖母子」。しかしこの作品は彼の師であったフィリッポ・リッピの作風に近く、個人的には聖母の表情が好みに合いません。それでも、ゴシック宗教絵画からルネッサンスに変遷していく様子が良く分かる優れたコレクションです。あ、写真は美術館の天井装飾。建物自体、中世後期の美に満ちた美しいものでした。但し、15世紀に大々的な改装をしています。 -
ミュゼの入口。
建物が、重厚にして華やか。 -
歴代の法王が飾られています。
-
もう、よだれが出そうな美しい内装のホテル・ミランド。
貯金して、オフを狙えば泊まれるかな?
お茶してくれば良かった! -
旧法王庁内部。
フランス革命時に徹底的に荒らされたため、マッテオ・ジョヴァネッティらシエナ派の画家によるフレスコ画が残る以外、かなり殺風景です。でも、さすがにその重厚感たるや、威圧的ですらあります。 -
宗教美術は、特にカトリックのそれは個人的に華美に過ぎるケースがあります。
対極的な厳律シトー会の、それこそ凛とした素朴な美に惹かれます。 -
旧法王庁の中庭。
ハッキリ言って、フランス革命時に荒らされたままのためか、ここの回廊は美しくありません。中庭くらい整備すれば…とも思いますが、やはり史実を残すというのがヨーロッパの伝統なのでしょう。小田原城や大阪城とは、違いますね。 -
ちょっと不思議な画像です。
法王庁建設時の、ガラスの破片。
こうしてみると、破片とは言えこれはこれで美しい。 -
東洋人にはない可愛さが、確かにある。
それがフレンチ・コンプレックスを自認する証かも。
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