2012ドイツ鉄道クリスマス市巡り１　旅の始まりフランクフルト

2012/12/10 - 2012/12/10

5月に、ドイツ鉄道を一人で旅するという
我が人生始まって以来最大の冒険を経験し、
しばらくはその余韻に浸って過ごしていたけど、
秋風の吹き始める頃になると、
再び心の中から何かがムクムク。。。。
　
日常では得られないワクワクドキドキ感を
味わいに　また行きたいなあ！

冬のＥＵは旅費安いもんねえ。
クリスマス市はもう卒業かとも思うけど、
どうせ行くなら　暗く寒いただの冬よりは
メルヘンの光輝くクリスマス市時期の方が
巡るの楽しいよねえ・・・

今回は、一緒に巡ってみたいという
5つ程お姉さま友人との二人旅。
二人合わせて１３３歳。
もし途中疲れちゃったら、
のんびりホテル滞在の旅になっても良いように
フランクフルト10連泊に。

その日の気分で　元気だったら、
ジャーマンレイルパス目一杯使って
ＩＣＥで遠くまで行って見たいなあ！

旅行日程
12月10日　成田からフランクフルトへ
12月11日　フランクフルト市内散策
12月12日　ウルム、シュツットガルト
12月13日　ボン、ケルン
12月14日　アシャッフェンブルク、ミルテンベルク
12月15日　ハイデルベルク
12月16日　ハンミュンデン
12月17日　オッフェンバッハ、フランクフルト
12月18日　ストラスブール（フランス）
12月19日　イトシュタイン
12月20日　マインツ、帰国へ
12月21日　成田着

エリア フランクフルト(ドイツ)

１2月10日（月）成田12：20発の
全日空フランクフルト行き

前回5月はルフトハンザ便
なんで一貫してないの〜？

「直行便で」というこだわりはあるんだけど、
後は安くて条件良けりゃ、どっちでも良いの。
それぞれのWEBで両方見比べて・・・

全日空とLHは同じスターアライアンスグループなので、
どっちでも同じマイル貯まるけど、
JALはグループ別なので検討しなかった。

前回は、同じ日程だとルフトハンザの方が安かった。
座席は「窓側」か「通路側」かの選択のみ可。

今回は、全日空もLHも全く同料金。
で、全日空の方は空いてる座席なら
好きな所を予約出来るの。
で、2列並び席の2列を予約。

1回目の機内食
しばらく日本とお別れだから和食選択
カニちらしご飯だったかな？

旅費は燃油サーチャージ代や
空港利用税なども入れて
11万にチョロッとお釣りの来る値段

2回目の機内食
今度も和食で、鮭の彩りご飯

16：35の予定時刻より50分程早く到着。
早く着くのはうれしいね♪

9574kmの飛行。

入国審査通って
機内に預けた荷物も受け取り・・・

到着フロア「レベル１」より
1階下の「レベル０」

ドイツ鉄道DBの窓口「Reisezentrum」へ。

この辺までは、
前回5月に経験済みなので余裕が。

でもやっぱりチョットドキドキしながら
さてさて今回は、と・・・
３つのリクエストがあるのよ。

１つ目はジャーマンレイルツインパス
2等、8日間で明日から使いたい。

2つ目は　今これから
フランクフルト中央駅までの切符2枚

３つ目は12日のフランクフルトから
ウルムまでのICE591便の座席予約を。

乗りたい列車の時刻や列車ナンバーは
ドイツ鉄道のWEBから検索しておいたの。

・・・ってな事を、メモ帳を示しながら
話したら、
「すっんごく分かり易い。グーッ！」と褒められた！

人間いくつになっても褒められるのは嬉しく
いい気になって
「それを聞いてすごくウレシイヨ♪
　私の思い出に写真撮っても良い？」と
勤務中の、私のレイルパスを作ってる最中の
鉄道員さんをパチリ！

そしてゲットしたジャーマンレイルパスが
コレ！

これが表紙
中にチケットが閉じられてるの。

ツインパスは2人が必ず同じ列車に乗ることが
条件で、1人分の1.5倍の料金で2人使える。
2人のパスポート提示で購入。

一番上に、購入者私のパスポートNoと名前
枠の中に同行者のパスポートNoと名前
右端に「Class２」２等車だよの記載が。
左下の欄には、使用日をその都度記入すること。
右下が　プライス426ユーロだよ、っと。

で、この旅行記の表紙の写真は
ぜ〜んぶ使い終わった後のパス。　
使用欄に日付と検印が押されてるね。

私の旅行最大の記念、たからもの♪

上は空港駅からフランクフルト中央駅までの切符

von Bf Frankfurt(M)Flugh.（空港駅から）
nach 5000　　　　（5000）まで
5000って、
フランクフルト市街を表す番号ね、たぶん。

料金は4.25ユーロ。
5月に来た時は4.1ユーロだったので
チョッピリ値上げだ！

下は明後日行くウルムまでの座席予約券
6号車の座席75番と77番だよ。
2人で８ユーロ。

「Wagen」は「car」の事
「Platz」が「seat」の事だよ、って
わざわざ手書きで説明してくれた。

まっ、どの位の混み様なのか、
遠くまで行くんだし、初めだから
予約取って様子をみてみましょう。

切符を購入したら、
さらに下の階「レベルー１」まで降りて
Sバーン列車に乗り
3つ目の駅がフランクフルト中央駅

10連泊するホテルは、中央駅南口を出て
信号２つ渡ったすぐ目と鼻の先。　
5月にも泊まったホテルコンチネンタル。

ホテル予約サイトあっちこっち比較して
一番安いとこでシングル朝食込10連泊で4万円。

ちなみに直接ホテルのWEBページから
申し込むと、550ユーロと出て来た。
わ〜い、かなり節約出来たぞ！

チェックイン時ひと悶着が！

5月旅行時、着いた時と帰りと2回利用したけど、
最初は604号室バスタブ無しの部屋。
鍵も開けにく〜い！

2回目は603号室、バスタブ付きで
ベランダから駅を見下ろせる景色も良かった。
鍵も楽チン！

で、予約してすぐに　まあダメ元でと
直接ホテルへメールを送ってみた。

前回そんな事情だったので、
今回出来ればバスタブ付きで
中央駅が見下ろせる側の部屋が
欲しいのですがねえ・・・と。

それへの返信
We try to hold the room 603 for you.
If this will be not possible,
you will get nice other room with bad tub.

おっ、うれしいね♪
念のためプリントアウトして持って行こうっと！

チェックイン時、フロントの兄ちゃんは
500番台の２つ離れた番号の鍵を渡してよこした。
同僚だか近所の顔見知りだか知らないが
女性とおしゃべりしながら・・・

「バスタブ付きの部屋？」
「いや、混んでるのでバスタブ無しの部屋」
「いやいやチャンとリクエスト出して
このような返事貰ってるんだよ」

おしゃべりは続いてる・・・
チャンと読んどくれよ〜
パソコン画面を動かしながらも
相変わらずおしゃべり続け・・・
態度悪いな〜、オイオイと思ってたら
やっと私へ602号、友人へは603号の鍵が。

不信感いっぱいの私。
前回604号でバスタブ無しだったので、
今回も偶数602号室は怪しいな〜
「両方ともホントにバスタブ付き？」

部屋の中に貼ってあった6階見取り図

オレンジ色が私の泊まる602号室
右隣が友人の603号室

フンフンこっち側は広い間取りね。
前回ハズレだった604号室は
廊下挟んで向かい側。
明らかに狭いね〜！

こんなヤリトリがあったけど、
何日も泊まってりゃ
兄ちゃんともスッカリ仲良くなり、
フロントに居ない時でも
外出先から帰った私達を見つけると、
ササ〜ッとどっからか走って来て
フロントの係りの人より早く
602と603の2つの鍵を取って
渡してくれたりしたっけ。

さ〜て、この後どうする？
明日からに備えてゆっくり休む？
それとも夜のフランクフルト
チョロッと回って見る？

後者の選択に。
6時にホテル出て、すぐそばのミュンヘナー通り
トラムの走ってる道を10分程で
欧州中央銀行前へ。
う〜ん、ユーロスター輝いてますねえ！

テレビの経済報道でもよく目にする場所だけど、
後のノッポビルが銀行。
手前のユーロマークは、銀行前の緑地帯の
芝生の上にグサッと立てられ設置されてる。
結構巨大建造物で、2本の支柱の間を
ゆうゆう通れる高さ。

左手後方、細くとんがってる尖塔のビルは
Commerz Bank（コメルツ銀行）。
ドイツの大手銀行で、同行友人が
滞在中一番行って見たい場所が
あそこの社員食堂だって（笑）

ここまで来たんだから、
レーマー広場へ行く前に
チョット寄り道したい店が・・・

ここから数分カイザー通りを北上すると、
数軒離れてドラッグストアｄｍと
コスメ商品のdouglas(ダグラス）が。

どちらもドイツの何処にでもあるチェーン店だけど、
ｄｍはうろうろチープな商品眺めるの楽しいし、
ダグラスは、コスメグッズは全然興味ないけど
大好きなぬいぐるみクマちゃんが
私を待ってるはず。
今年の冬バージョンはどんなかな〜♪

はい、今冬はこんな女の子！
他に男の子バージョンもあったんだけど、
荷物も増えるし金額も倍になるから
２つは要らないなあ。
気に入った女の子だけ連れ帰ろうっと！　
9.95ユーロ

我が家のダグラスくまちゃん勢ぞろい。

さあ、並んで並んで〜
押し合わないで　仲良くね〜

ダグラスくまが好きな理由
右足に年号が刺繍してあるの。
（地名や年号に弱い・わ・た・し）

右から
2008　今回と同じ店で偶然目にし、
　　これが彼等との出会いの始まりに。
2009　ベルリンで
2011　オーストリアのグラーツで
左端２つは今年2012年の。
左端は5月に連れ帰った夏坊や

フランクフルトのクリスマス市へ
市内一番の会場はレーマー広場と
トラムの通る道路を挟んで隣り合うパウルス広場。

今回は歩いてきた道なりで
パウルス広場側から
おじゃましま〜す♪

おっ、早速の焼きソーセージ！

最後の機内食から
随分時間も経っちゃったし・・・

お〜い、どうだい？！
美味しいよ〜！！

なんて言われると
よだれ出てきちゃうよね〜

クリスマス市最初の買い物が
コレ

2.8ユーロ

今年のグリューワインカップは
どんなかな〜？

あった、あった！
これ見てホッ、買わずに済むぞ！
私の好みじゃない、年号も入ってない！

クリスマス市の名物、
いろんな香料の混ざった味と香りがする
グリューワイン（あたたかいワイン）

それを入れて出すカップがグリューワインカップ。
マーケットごとに街の名や
特徴ある建物が描かれ、
年号のついてるカップも！
一年の中で、クリスマス前のほんの1時期、
クリスマスマーケットだけで
手に入れることが出来る。

「Pfand」と呼ばれるシステムで、
グリューワイン飲みたい時はワイン代とカップ代を
支払い、飲み終わった後でカップを返却すれば
カップ代は返される。
「カップも欲しいなあ」な時はそのまま持ち帰れる。
「ベタベタしてヤダなあ」な時はキレイなのと
交換して貰えるし、
カップだけ欲しい時は
"Only cupp,please"
"Tasse ohne Wein,bitte”
(タッセ、オーネヴァイン、ビッテ)
でゲット出来るよ。

グリューワインは街や店によって
一杯2.5〜3.5ユーロ位で
カップは1〜3ユーロ位。

グリューワインそのものは
私には決して美味しい味とは思わないけど
このカップに魅せられて私の人生が狂い始め、
2008年から集めた数がすでに50個以上！

これを眺めてると、求めた時の状況や
旅のアレコレが鮮やかに蘇って来る。

クリスマス市のもう１つの名物
レープクーヘン

レープクーヘンには２通りあって
これは固くて食べられない（らしい）飾り物。
もう1つは実際に食べる用で、もっと簡素な形。
シナモンやジンジャーやナッツ等の混ざり合った
変な味。　変な味だけど、私けっこう好き！

大好きなカップだけど、
元手は大量生産の安物だから重い！
1個250〜350ｇ位。

荷物重くなるのがイヤだから、
今回はもうなるべく集めないようにしようと
心に決めてきた。
気に入った物だけ「少数厳選」主義で！

何度来て見ても
かわいいな〜、なクリスマスグッズ♪

でも今回は見るだけね〜

フランクフルトにもプラム人形あった！

ニュルンベルク名物
アッチの地方だけかと思ったらここにも。

顔はクルミ、体はドライプラムやイチジク。
手作りのひょうきんな顔や仕草が愛らしい。

以前ニュルンベルクから連れ帰った時は
日の当たらない玄関に飾ってたけど
半年でカビが生えてきてボツに。

でもコレ、好きだなあ！

パウルス広場からブラブラ
トラムの走る通りを横切ると・・・

茶色の建物がパウルス教会

こっち側はレーマー広場

旧市庁舎レーマーの前には
大きなクリスマスツリーが。

広場の中心には剣と天秤を持った女神さん

その後の尖塔がニコライ教会

旧市庁舎の向かい側には
大好きな木組みの家群

この一番右端の建物・・・

5月に一人で来た時は
着いたその日にこのレストランで
旬の名物シュパーゲル（白アスパラ）食べ
ヴァイスビーア（白ビール）飲んで
思いっきりオノボリサン味わったっけ。
6時過ぎても真昼のような明るさだった。

今は真っ暗
月曜のまだ宵の始まりなのに人が多いね〜

この店でシュパーゲルを食べた訳は、
入り口に立て掛けてあったこの黒板メニュー。

今日は・・・なになに・・・
右下、私の好きなSchweinehaxe、
デッカイ豚のすね肉をローストしたのが
パンとザワークラウト付きで13.8ユーロだって。

10日も居るんだから、
いつか食べる機会あるかな？
・・・結果、なかった

そろそろホテルへ戻ろうかと、
またトラムの道を横切る時、
駅と反対側を見ると、
奥の方に大聖堂のライトアップ尖塔が。

滞在中、あそこにも何時か行こうかな？！
・・・結果行かなかった

パウルス広場出口近くで
またまた美味そうな匂いが・・・
カラダも冷えちゃったしねえ・・・

マッシュルームを煮込んだ鍋と
隣の鍋には玉ねぎとベーコンの炒め物が。

クリスマスマーケット内の
ほとんどの食べ物屋さんは
野ざらしの立ち食いテーブル

ここは・・・ムフフフ・・・

店の中にテーブルがありますねえ

ここで食べて行こうヨ♪

で、ここで食した物が
手前マッシュルームと
向こう側玉ねぎベーコン炒めの１つ皿盛り合わせ
ホワイトソース掛けパン添えで6.5ユーロ

しかしナンダネエ・・
テーブルクロスに赤は似合わないねえ。
せっかくの料理の色が全然映えない！
そして味もショッパカッタなあ

まっ、そんなこんなで第1日目は終了

帰り道、クリスマス市巡るツアーに
１人参加したという女性と道連れに。

あっ、私の4年前の姿だ！
1人で、私たちの泊まるホテルの近くまで
戻るという彼女に　にわかガイドしながら。

8：50ホテル着
日本では今、明け方の4：50だ！
寝よ、寝ようっと！

本日の歩数　17,000歩