2012/09/20 - 2012/09/20
3位(同エリア5件中)
アリヤンさん
寝台列車は眠れるようで眠れない。
若い頃は良く眠っていた、と思う。
まあ、もともと年寄りは寝が浅いので、仕方ないか。
今日は予定では、タト・ワンに着いて、ワン湖をフェリーで渡るのです。
ムカシは、寝ている寝台列車がそのままフェリーの船底の中に入って、湖をわたって、ワンに着いたらその寝台列車を機関車が引っ張って、引き続き線路上の旅を続けた、のでした。
1974年の2月にイスタンブールから乗った、このトランス・アジア・エクスプレスはそうだったのです。
ワタクシ自身がコンパートメントの中で寝ていて、気がついたとき、辺りは真っ暗で汽車は停まっていた。
遠くで”ゴオ~ン、ゴオ~ン”という音を聞いて、起き出し外に出てみたら、フェリーのハラの中だった、のでした。
世にも珍しい形態の汽車の旅でした。
正確には38年半後の2012年の今日は、どうなのだろうか?
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
夜中の間にずいぶんと東に進んだようです。
まだ早朝5時ころです。
エラズーという駅に着きました。
時刻表からすると、今のところ順調です。
アンカラでもカッパドキアの近くだったし、トルコには世界遺産がたくさんあります。
今回はトルコを西から東へほぼ横断してしまうのですが、どうも昔から、トルコを色々巡ってみたい、という気持ちにはならないのです。
今回でも、「自分のやりたい事がアル」のでこの列車に乗っているのです。
それは、「もう一度トランス・アジア・エクスプレスに乗って、ワン湖を横断したい」。
そしてテヘランまで行ってみたい、だったのです。
これが終わったら、今度はゆっくりとトルコ中を巡ってみたいものだ。 -
朝もやの中を列車は東へ、東へ進みます。
夕べ見た湖がまだ見えています。
「エライ大きな湖ヤナア!」と驚いているうちに、「そんなことあり得ないワナ。昨日の夕方からたった10時間近くしか走っていない。10時間走って見える湖なんて、あり得ない!」
どうも川の大きなヤツだと思う。 -
なんとも不思議な湖?
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それにしても湖みたいな川だナア。
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川は見えなくなったか、と思えば、
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また現われ、時々湖みたいになっている。
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イチオシ
これはどう見ても湖です。
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川にしては広すぎる。。。
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どうも流れているようには見えない。
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でもここらは、やっぱり川です。
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線路のある側から小さな川が流れ込んでいます。
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やっぱり湖か?
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イチオシ
それにしても、デッカイ湖か川です。
*後日分かりましたが、これはダムを建設したところをせき止められた川の水があふれて谷を埋め尽くしたらしい。
それで「渓谷の幅が広かったら湖に見え、狭かったら川に見えた」のです。 -
ようやく川らしくなってきました。
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それにしても、こんなに水があるのに、緑が圧倒的に少ない。
何故なのか???
砂漠のエジプトでも、ナイル川沿いだけは緑豊かです。
このトルコの大地は緑を育む力が無いのカナ? -
山崩れで川が細っている。
それを太くする工事でもやっているのか?
それとも線路側が崩れる可能性があるから補強しているのか? -
-
ここらは川幅が狭くなっています。
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すごく岩が多くなってきました。
これから山岳地帯に入るのか? -
山ヤギが線路付近におちた紙類を食べによって来ています。
家畜がいるということは、人が住んでいる、ということです。
今、お昼の12時ころです。
タト・ワン着予定が2時半ころですから、もうじきです。 -
列車がゆっくり歩く程度のスピードになってきました。
-
もう、タト・ワンか?
ワタクシたちは荷物を、まとめだし始めました。
それにしても、お荷物なパソコンIT機器デス。
(壊れてるクセに、一人前のスペースと重さを誇るのですから) -
隣近所の乗客が「マダマダ」とワタクシたちを制止してくれます。
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羊の群れ。
この枯れた大地は、遊牧・放牧には適しています。
トルコ民族ももとは遊牧騎馬民族で、コーカサス方面からやってきたと言いますから、こんな乾いた大地でも良いのでしょう。 -
ひろ~い大地の真ん中を馬車が走っています。
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良く見ると、父親に連れられた子供が一人乗っています。
彼はワレワレの乗っている汽車に手を振っていました。 -
また、もう一台、馬車が。。。
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イチオシ
今度は小さな女の子が嬉しそうに手を振っています。
ワタクシたちも、小さな天井窓から手を出して振りました。
心あったまる瞬間です。 -
「アナトリア高原は遊牧地であった」ということが実感される車窓の旅でした。
-
「古代よりトルコ人が遊牧民であった」ことが理解できるようになりました。
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現在ではトルコ系民族がユーラシア大陸に広がっている。
古代の突厥や現在のウィグル民族がその代表でしょう。
中央アジアの諸民族、中国のウイグル族、トルコ人。。。 -
山が崩れて岩がゴロゴロ。
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いつ線路に落ちてきても不思議ではありません。
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夕方5時すぎに、やっとタト・ワンに着きました。
2時間くらいの遅れです。
アンカラから1000キロ以上は離れていると思います。
それで、たったの2時間の遅れなら、優秀です。 -
イチオシ
ワレワレ乗客は駅で降りるわけではなかった。
どうも列車はワン湖に向かっているようです。
ゆっくりと港に向かっているようです。
ワタクシたちは港のターミナルで降りるのカナ? -
と思いきや、フェリーの埠頭手前で降りました。
みんな荷物を担いで、フェリーに乗り込みます。
一部の人は荷物を列車に預けています。
その荷物車両のみが、フェリーのお腹の中に乗り入れました。
荷物を持って船内の階段を上るのが大変でした。
それにみんなが一斉に殺到するので、階段上で身動きが取れなくて、手が千切れそうになりました。
パートナーの分も一部持ちますので、そりゃあ大変デス。
ムカシはこんな事せずともコンパートメントで寝ていたら良かったノニ。。。
荷物なんかコンパートメントに置いたまま、フェリーの客席にすわれたノニ。。。
今は事情がチガイます。
過去の感傷なんかに浸ってはオラレマセン。
早くいい席を確保するのが先決です。 -
みんなが荷物を持ち込んで、席に着いて、船が出発したのはもう6時を回っていました。
船のトコロに着いたのが5時すぎでしたから、乗船完了まで1時間はかかっています。
そりゃあ、荷物車両2両をすっぽり船のハラの中に収め、乗客を乗せるのですから、時間がかかります。
もう夕闇が迫ってきています。
ずいぶんと東に来たので、暗くなるのが早くなっているようです。 -
イチオシ
夕焼けに染まった西の空を背に、ワレワレイラン人グループ(大部分イラン人+一部トルコ人乗組員+一部外人[オーストラリア人カップル]+日本人2人)は対岸のワン、そしてその先のイランを目指すのでした。
-
イチオシ
甲板は記念撮影に忙しい人々で賑やかでした。
狭い寝台コンパートメントから開放された開放感からか、皆さん陽気でした。 -
ワタクシも一枚!?
失礼しました!
これは45年前のワタクシでした。
この頃は若かった!
ヨーロッパでの青春を謳歌して、勇躍日本を目指していたのでした。
金も地位も何もない徒手空拳で、若さだけがあった、懐かしい日々でした。 -
元へ!
時間をワープして、現在です。
ナント、ヨレヨレの老いぼれなんでしょう!
タイムマシンがあったら、ここで45年前にワープしたい!! -
湖面はいたって穏やかだった。
-
今見るワン湖はタダの湖でした。
45年前に見た時のアノ感動=生まれて初めて見る新天地を目前にしたアノ感動、は今では湧き上がってきません。
でも、もう一度乗ってみたかったトランス・アジア・エクスプレスに乗れたこと。
ユーラシア大陸横断をしているのだ!という充実感はおなじです。
パートナーは、「だまされた、ダマサレタ」と文句を言っています。
「寝台に乗ったまま船で大きな湖を渡る、と思っていたら、コレ、なにいー」っと。 -
それでも、何事も無かったように、ワン湖フェリーは東に向かって静かに進みます。
-
ああ、ヨーロッパよ、さようなら、、、
-
さようなら。
-
さようなら。
-
デッキで感傷にふけっていたら、若いイラン人女性の2人組みが「写真、撮ってあげようか?」と言ってくれたので、撮ってもらった。
最前の写真はタイマー写真でしたので、少し男前が下がっていました。
今度は?
おんなじデス。 -
船室の中は満席状態。
外人を探せば、居ました。
オーストラリア人の若いカップルが居ました。
先進国の人が居るだけでちょっと安心するのは、無理ないかな。
ほとんどがイラン人で、トルコ人が少しという具合です。
イラン人の若い女の子たちはスカーフなんかしていません。
お化粧をして、派手な服着て、はしゃいでいます。
ワタクシみたいなおじいちゃんでも、若い女性から「ドコカラ、キマシタカ?ニホンジンデスカ?ナゼ・イランにイクノデデスカ」なんて声をかけられます。
彼女たちは外人とお話がしたくてウズウズしている様子でした。
男の子たちも非常に親切です。
「何でも相談してくださいヨ」と声をなんどもかけられます。 -
「イラン人は親切でみな人が良い」と行ったことのある旅人はみんな異口同音に言う。
ワタクシは45年前だし、イラン人がそんなに良かったかどうかは、よく覚えていません。
お仕事で何度もテヘランには行きましたが、付き合う相手は皆商売人でしたから、ホントの中身を分かりませんでした。
今度は違います。
本当に「イラン人は良い」ようです。 -
今は夕方7時半ころ。
アンカラでも8時くらいまで明るかったのに、1000キロくらい東に来ると、こんなに暗くなるのが早いのです。 -
ここまでの行程マップ。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9910n/120919.20-2.jpg
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