2012/12/31 - 2012/12/31
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merisiさん
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ロンドン1泊、マルタ5泊の6泊8日の旅、マルタ編。
年末年始ということで、滞在中2日はほとんどの観光施設が休みだったこともあり、ゴゾ島を丸々パスしてマルタ島に集中しました。
半分以上街歩きに費やした旅でしたが、とても楽しかったです。テンションを反映して無駄に長い旅行記になってしまいました。
初日後半はヴァレッタ散策。フェリー乗り場からヴァレッタに入ると、丘の街の洗礼に遭います。大聖堂を見学した後は、坂にめげずに上って、降りて。翌日は筋肉痛でした。
全体の旅程
12/29
11:55 成田発
15:30 ヒースロー着
12/30
ロンドン観光
20:50 ヒースロー発
24:30 マルタ着
12/31
午前 ハーバークルーズ
午後 聖ヨハネ大聖堂、ヴァレッタ散策
1/1
昼 コットネラ・ライン散策
午後~夜 ヴィットリオーザ、セングレア、ヴァレッタ散策
1/2
午前 ヴァレッタ教会巡り、騎士団長の宮殿、考古学博物館
午後 マルサシュロク、ハジャールイム神殿
1/3
午前 ヴァレッタ教会巡り、Casa Rocca Piccola
午後 イムディーナ、ラバト
1/4
8:30 マルタ発
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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12:20、ヴァレッタ上陸。スリーマからフェリーで10分ほど。
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ここから登らないといけません。
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覚悟していた以上に坂道がきついぞ…
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瀬戸‐名古屋限定なのにはるばるこんなところまで…
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雰囲気はこの上なくいいんですが、目に入る道が、まだ坂道か階段しかありません。
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まだまだ登って…
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急に目抜き通りっぽいところに出ました。
大晦日だから寂しくなってないか心配してましたが、人がいっぱいいます。 -
あ、この風景はネットで見覚えがある!大聖堂の入り口だ!全体像を把握しないまま入ることに。
フェリー乗り場からのんびり歩いて(上って)10分ほど。 -
脇ではお菓子を売る大きな屋台が。とても人気で、この日いつ通っても人だかりでした。
でも大晦日の特別出店だったようです。 -
並んでるように見えましたが、そちらはグループ列で、個人客はすぐに入れました。
ううむ、きらきらしい。 -
洗礼者ヨハネの生涯を描いた天井画。
作者のMattia Pretiはマルタ騎士でもあり、マルタで大量の作品を残しています。
大きな教会に行くとたいてい彼の作品がありました。 -
聖堂の主祭壇にはキリストの洗礼像。
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マルタ騎士団には、出身言語ごとの分団Langueがあり、大聖堂にそれぞれの礼拝堂を持っています。
まずはイタリア分団礼拝堂。イタリア人騎士の守護聖人アレクサンドリアのカテリーナの神秘の結婚が祭壇画。 -
大聖堂は、床に騎士の墓碑が敷き詰められていますが、騎士団長はこのような華麗な墓碑が建てられています。
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壁も華やか。
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他とはちょっと違う趣味の墓碑。
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変わったモノを見るとつい一枚。
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これも…。さきほどから祭壇に置かれていて気になっているのですが、このわさわさは何でしょうか。飼葉を表しているとかなの…?
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これは絵葉書にもなっていたので有名らしい。
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ちょんまげのおじさん…なんだか哀れを誘う表情でした。
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ドイツ分団の礼拝堂は、これでもかというくらいに全面金色。
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鷲がたっぷり意匠に使われています。
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花鳥図みたいな鷲もいれば
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おじさんの頭を鷲掴みにする鷲も…コワイ。
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聖具室の天井は、バロック様式に改装される前の身廊天井と同じ様式だそうです。
かなりあっさりしていたんですね。
古い旗が並んでいました。 -
美術館入り口。
カラヴァッジョの「聖ヒエロニムス」と「洗礼者ヨハネの斬首」があります。
どちらも、静謐な筆致の中にカラヴァッジョ独特のドラマチックな空気を孕んでいて、ひきこまれる作品でした。
特にヨハネの斬首はすばらしかったです。
カラヴァッジョの群像画は、劇場で上演されている舞台を途中で止めたような印象があるとずっと思っていたのですが、この作品は、中期のある種「芝居じみた」固さが薄らぎ、よりさり気なく、にも拘らず、あるいはだからこそ、より重みのあるドラマ性をまとっているように感じました。
この絵をじかに見られただけでも、マルタに来てよかった。そう思える作品でした。 -
などと感動したのもつかのま、入口と反対側に出されたところで、オリーブ付きワイン3ユーロにひかれて一杯。
この時14:30。大聖堂1時間、美術館1時間といったところでしょうか。
美術館は、カラヴァッジョの2作品のほかにも、歴代騎士団長が寄進したタペストリーや聖職衣や、かつて聖堂に飾られた美術品やが並んでいて面白かったです。 -
道の真ん中(車も通る)にテラス席があります。
お店の隣の銀行から何人か出てきて、一杯やってました。職員証を提げたままで。のどかです。 -
大聖堂ファサードを通って
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おそらくヴァレッタ唯一の食料品スーパー、ウェンブリーに寄ってお土産を物色します。
地下にワインコーナーがあったので、マルタワインとハニー・リキュールを。
1階は輸入食材がメイン。Made in UKがほとんどでした。あとハムとチーズの種類が豊富。
明日、どれくらい街がシャットダウンするかわからなかったのでパンとハムも買います。 -
シティ・ゲートは取り壊され、モダンなデザインの複合センターに建て替えられているところでした。
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ゲート跡からターミナルに出ると正面にフェニシア・ホテル。
買ったものを置きに一度戻ります。 -
カラヴァッジョという銘柄のワインと、ハニーリキュール。
どちらもおいしかったです。味見はしないとね、ということでこの2本は滞在中に消費しましたw
カラヴァッジョワインは、赤白、品種ごとにラベルが違います。
当然このヨハネの斬首が人気らしく、ほかに比べて品薄でした。 -
16時、改めてヴァレッタ散策に出発。
猫が一匹正面玄関に待機していました。初マルタ猫です。 -
オペラハウス跡にイベント用会場が設置されていました。
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ヴァレット騎士団長
グレート・シージでトルコ軍を撃退し、ヴァレッタの街の建設を決めた人物です。 -
オーベルジュ・ド・カスティーユ。現在は首相官邸。
有能そうな人々が、高級そうなコートを着て退出していきました。
扉の奥が見えますか?ここにもちゃんとクリスマスツリー。 -
2012年修復終了予定のようですが…あと数時間、がんばれ。
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アッパー・バラッカ・ガーデン
午前中に船で回った場所が一望できます。 -
船から見えたエレベーター。
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日が落ちてきました。
二つの尖塔は隣のフロリアーナ地区にある聖プブリウス教会。 -
もとは天井があったのを、反乱グループが集会できないように取り外したとか。
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なぜかアインシュタインの銘板がありました。
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16:30、では街を歩いてみましょう。
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猫が挨拶してくれました。
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石部分は冷たいんでしょうか、側溝のふたの上にきれいに収まってます。
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こちらは飼い猫でしょう。美人さんです。
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カソリックの国、マルタは街のあちこちに聖人を奉っています。
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どこを撮っても絵になります。
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左の猫が話声のする二階窓をじっと見つめていたのが可愛かった。
そしてそれを見守る茶猫。 -
ロウアー・バラッカ・ガーデン
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16:50、もうすぐ日没。
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シージ・ベルは思っていたよりずっと大きかったです。音色は聞けなかったな。
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海沿いを観光トレインが走っていきます。
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騎士団施療院
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17:10、聖エルモ砦前の広場
ポッチは地下に掘られた穀物貯蔵庫のふただそうです。 -
聖エルモ砦は、イベントがあるときしか入れませんが、現在工事中のためそのイベントもスリーシティで開催しているそうで。
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こんなところにも蓋。建築強度的に問題ないのかな?
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だんだん宵闇が迫ってきました。
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騎士団長の宮殿脇の小道。宮殿前の広場ではイベントの準備中でしたが、人が全然いません。
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18:00、足も疲れてきて、大通りに面したカフェ・ラニエリに入店。
間口が狭く、外からは客が全くいないように見えてちょっと躊躇したのですが、奥は広くなっていてお客さんも何組もいました。
ウサギのシチューとタコを注文。2品頼んだら、つけ合わせでテーブルが一杯に。
シチューが美味しかったです。タコはちょっと味が濃かった。
つけ合わせは味付けなしなので、こちらの人はそれでバランスを取るように食べるのだと思います。 -
食事後、また街を放浪。大聖堂のファサードに黒い集団…。
人通りが少ないと思ったら、どうも住民は正装してミサに参加する時間のようです。普段は閉じられている正面扉もミサのために開いていました。 -
一方、後の祭りに備えてか、救急車が3台街の中心に走っていきました。
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19:30、観光客の居場所を求めて、アッパー・バラッカ・ガーデンに行ってみます。
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同じ境遇の人たちが結構いました。
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エレベーターで下に降りてみます。
ヴァレッタとフロリアーナを隔てる空堀にあります。
下をのぞくと高い!黒い点々は下にいる人です。 -
降りました。下から見上げるとこんな感じ。
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客船が泊まるウォーターフロントまで歩いてみます。
あんな低い位置に出入り口がついているんですね。
窓からはパーティ用の三角帽がならんでいるのが見えました。
昼間にクルーズで撮った船はすでに出航済み。洋上でニューイヤーを迎えるようです。いいなあ。 -
折り紙の船のオブジェ、あの折り方はおさるのジョージの絵本で見たことがあります。
その向こうにドライドックの明かり。 -
大聖堂の美術館にあった騎士団長の肖像のフィギュアがあったので一緒に撮影。
20:00、エレベーターからここまで約15分。 -
ウォーターフロントにはバーやレストランも並んでいたのですが、食指が動かずフロリアーナに上がることに。
大層な門を持つテニスコート。 -
20:30、音楽のする方向に歩いて行ったら、聖プブリウス教会の前に出ました。
え、こんな感じでライトアップしちゃうんだ!いきなりすぐ目の前に出現したのでインパクトありました。
ディズニーランドにしか見えない、とは連れの弁。罰当たりな感想ですが、頷けてしまうところアリ。
この教会の前の広場でも年越しイベントの準備が行われていました。 -
いったんホテルに帰って、21:30ころまた広場へ。
少し人が集まり始めていますが、ステージがクラシックを歌っているせいか、まだ盛り上がりに欠けます。 -
昼に見た観光トレインの類似品があったので乗ってみました。
これは周遊ではなく、この広場からヴァレッタまでのシャトル便。じゃあいいや、といったんは思ったのですが、値段を聞いてみたら1ユーロだったので。 -
オーベルジュ・ド・カスティーユの前が終点。
浮かれた大人ばかりが乗っていました。 -
食事前に通った広場にまた行ってみたら、どこから集まったのかすごい人。
それにどんどん人口密度が上がっていきます。
このまま2時間ここで立ちっぱなし…はあっさり諦め、脱落。 -
まだまだ会場に向かう人波が…。
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ホテルのラウンジを覗いてみたら、生バンドが入って外国っぽい盛り上がり方をしていたので、遠巻きに参加することにしました。
大概の皆さんが、ディナーを食べた後なので「おめかし」しています。
スニーカーで入り込んでちょっと居心地が悪かったです。 -
おいしいカクテルをおかわりしつつ、楽しく踊る人々や、私たちと同じように見守るばかりの西洋人を眺めながら年越ししました。
年越しの瞬間はどうなるのかな?と思っていたら天井の風船が落ちてきて、皆さんに割られていました。 -
部屋に戻ると、扉の向こうで花火の音。
急いで鍵を開けましたが、ちょうど最後の花火だったようで、煙だけを見送りました。 -
あちこちの町でも花火が上がってました。なぜか少しずつずれて上がります。
何はともあれ、楽しい年越しでした。
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