2012/09/02 - 2012/09/02
148位(同エリア514件中)
ブンさん
北ドイツのエリカ街道と呼ばれるエリアには野生のエリカ(ドイツ語で heide ハイデ)が咲き乱れる自然公園があります。せっかくハンブルクに住んでいるのだからぜひ行ってみたいと思ったものの、日本語ガイドブックにはあまり詳しく書いてない……
そこで、リサーチにリサーチを重ねて、電車ローカル線で行く方法を見つけました。
【ざっくりルートをご説明】
ハンブルクからローカル線を乗り継いでハンデロー駅まで行き、そこからハイデをめぐる無料シャトルバス(Heide-Shuttle) に乗り、お花畑のどまんなかの村「ウンデロー」へ。
【リューネブルガーハイデ観光情報】
http://www.naturpark-lueneburger-heide.de/ 自然公園の情報(ドイツ語)
http://www.naturpark-lueneburger-heide.de/service/fuer-gaeste/heide-shuttle.html 自然公園サイト内シャトル情報
http://www.lueneburger-heide.de/ 観光サイト(ドイツ語)ハイデの咲き頃メーターがついています。通常8月下旬から9月上旬が満開です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- その他
-
北ドイツの地図を載せてみます。
調べてみて分かったのですが、ハンブルクからツェレまでのエリアにはハイデ自然公園がふたつあります。
この地図では緑色のエリアがハイデ自然公園(保護地区)です。
北のハンブルクに近い方が「リューネブルガー・ハイデ」
南側ツェレに近い方が「南ハイデ Sudheide」です。
※後者を訪れた際の旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/rosewater/album/10732811/ -
ルートを説明します。
左はリューネブルガー・ハイデ自然公園のサイトに載っているハイデ観光シャトルバスの地図です。※2012年のもの。
ハンブルクからハンデロー(Handeloh)という町まではローカル電車です。途中ブッフホルツ(Buchholz [Nordheide])という駅で乗り換えます。
【電車ルート】
ハンブルク からブレーメン方面へ
↓メトロノーム(ME=Metronom)で22分
ブッフホルツ からはエリカ用シャトル電車
↓エリックス(ERX=Erixx)で13分
ハンデロー着 →無料シャトルバスで「ウンデロー」へ
【電車の切符】
ハンデローはぎりぎりハンブルクのローカル路線域内に含まれますので、「HVV(ハンブルク市交通局)」のグループチケットや週末チケットが使えて大変おトクです。わたしたちは2家族(大人4名、幼児2名)でHVV全域用グループチケットを買いました。午前9時以降有効というもので5人まで24.90ユーロです(幼児無料)。
※ローカルなので、予約は必要ありません。
※HVVウェブサイトでルート検索をしてみて下さい。ホーム番号など分かります。
出発地 Hauptbahnhof 行き先 Handeloh です。
http://www.hvv.de/en/index.php
……ちなみに……
リューネブルガー・ハイデまで、他の行き方は、
(1) ハンブルクからバス旅行をブッキング(宿泊付プランが多いです)
(2) ハンブルクから自家用車/レンタカー40分
ハイデのなかは自然保護のため交通規制があり、自動車では入れません。最寄りのウンデローに車を置いて、自転車or馬車or徒歩で散策することになります。
(3) リューネブルクからバス
リューネブルク市庁舎わきの観光センター(Tourist Information)から出ているそうで、これが一番ポピュラーな行き方のようです。地図では茶色の路線です。
※ハンブルクからだと、わざわざリューネブルクまで行って戻ってくる形になるため、時間がかかります。幼児連れだと辛いかなと思い、今回はこのルートを使いませんでした。 -
写真はブッフホルツ駅に停まるエリカ街道エクスプレス、略してエリックス(ERX=Erixx)。小さいけれど最新式。森の中をすいすい進む可愛い電車です。
===ちょっとここで珍道中こぼれ話を===
この日、わたしたちはまず、ハンブルク中央駅からブレーメン方面のメトロノームに乗りました。
しかし、ここで異変が!
朝だというのにホームが酔っぱらいのフーリガンで埋まっているのです。酔っ払って、ダミ声で応援歌を歌っている。警官も出動中です。ナニコレ!?
まわりに聞いて分かったのですが、その日はたまたまブレーメンでサッカー試合が行われる日だったようです。ハンブルク(HSV)vsブレーメンといえば巨人対阪神くらいの因縁の宿敵。しかも地元開催となれば、そりゃ朝から飲んだくれても仕方な……くはないでしょー!! こんなに酔っぱらいがいて、電車に乗り切れるのかしら……? 2歳児も二人いるのに!!
……と思っていたら、さすが二階建てメトロノーム、ものすごい収容力で全員乗ってしまいました! そして、電車内でタバコ吸ったりビール飲んだりと、やりたい放題のフーリガンたちなのに、赤ん坊連れには信じられないくらい優しかった!! さすがドイツ人〜〜! よかったぁ。(同行した友人によると、HSVファンはもともと素行が良いとのことでした)
そんなこんなで、ブッフホルツでフーリガンたちに別れを告げ、お花畑に向かいます。あ〜〜〜、つかれた。
電車を降りてみたら、この駅はリュックを背負ったおじいちゃんおばあちゃんだらけです。そうだった、わたしたち、こっちの予定だったー!
※ブッフホルツ駅にはなーんにもないので、軽食が欲しい方はハンブルク中央駅で予めお買い求め下さい。ハンブルク駅で泡食った我々は、このあと腹ペコで移動することになります… -
13分でハンデロー(Handeloh)の駅に着きました。可愛い駅です。
-
しかし、この駅、あまりにも小さくて、まわりには駐車場しかない……喫茶店すら見当たりません。ウンデロー行きのシャトルが来るまで、散歩して過ごします。
【シャトル時刻表】
自然公園 Narutpark Luneburger Heide ウェブサイト内 Heide-Shuttle のページに Fahrplan が載っています。
http://www.naturpark-lueneburger-heide.de/service/fuer-gaeste/heide-shuttle.html -
シャトルに乗って15分ほどでウンデローに着きました。バスを降りてそのまま街道筋を歩くと、反対側に観光案内所 INFORMATION がありました。まずはここで地図をもらい、引き返して、レストランを探します。
まわりには乗合馬車や軽食屋、ホリデーインなどが並んでいます。 -
お昼はここで食べることにしました。村の中心にある Wittes Hotel というホテルのレストランです。たまたま入ったのですが、ここ、オススメです!
http://www.wittes-hotel.de/restaurant.html -
なかはとても混んでいます。とてもフレンドリーな店員さんで、子ども用椅子もすぐ用意してくれました。
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北ドイツのスーパーでよくみかける Pfefferpilz(たぶん)というキノコのソースがかかった豚肉。いい香りで美味しかったです。
ビールは地元のリューネブルガー・ピルス Luneburger Pilsener を。こちらはまぁまぁといった感じ。 -
これは夫の食べたラム。ハイデでは羊が放牧されていて、その肉が特産品になっています(ほかの特産品はハイデはちみつ)。味見させてもらったら柔らかくてすっごく美味しかったです。2歳児ももりもり食べました。
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あいにくの曇り空で少し肌寒いくらいでしたが、屋外で食べている人もいました。ドイツの人って寒くてもお外大好きですよね……
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おいしいごはんを食べ終わり、やっとハイデを見に出かけます。
ハイデ観光は乗合馬車のイメージがありますが、ドイツ人はハイキングやサイクリングでまわることも多いそうです。幼児2人連れのわたしたちはとりあえず短いコースを歩いてみることにしました。
写真は Wittes Hotelの差し向かいにある教会の木造の塔。珍しいですよね。小さな村ウンデローのランドマークのようです。 -
集落にはこんなに可愛い納屋もありました。
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観光客でにぎわう道をそれて、ハイキングコースへ。ここからは先ほど観光案内所でもらった地図をにらみつつ、進みます。道中には羊のケージがあったり、羊の置物があったり……要するに羊だらけです! よかった、お昼にラム頼んでおいて……食べなかったら少し悔しい思いをするところでした。
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分かれ道にはこういう目印が立っていました。不思議な字体。ファンタジーの世界みたい。
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道のまわりが徐々に紫色になってきます。これがハイデ。
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子どもたちはハイデに興味津々で、匂いを嗅いだりしていました。が、匂いは、ありません(笑)
夫は「お花畑のイメージと違うよ。もっとこう、富良野のラベンダー畑みたいなのを想像していた」と文句を言い始めます。まぁたしかにお花畑らしくはないです…… -
また目印発見。
地図で見たよりもずいぶん距離がある感じです。 -
わかるでしょうか、見渡す限り、遠くの山の向こうまでが薄紫色です。そして砂地の地面が白くみえています。
そもそもリューネブルガー・ハイデがなぜ出来たか。英語版ウィキペディアから勝手にまとめますと……
中世リューネブルクの町は塩によって発展しました。そのリューネブルクの塩を精製するのに、近隣の山の木々が乱伐され、盛大に燃やされました。そのあとにハイデ(エリカ)の花畑が広がりました。ハイデは荒れた土地にだけ育つ花だからです。つまり、リューネブルガー・ハイデとは環境破壊によってできたお花畑なのです。
しかし、土地が肥沃化すると、当然ハイデは他の植物に住む場所をうばわれてしまいます。そのため、人びとは表土をわざと剥いだり、羊に(ハイデ以外の)草を食べさせることで土地を痩せた状態に保ち、観光資源としているのです。
なかなか複雑です……。 -
遠くから足音が聞こえて振り返ると、馬車が通って行きました。わだちがくっきり刻まれた砂地を走るのは、馬たちも難儀そう。足をとられて、ヨタヨタしています。それでも、人間の足よりは全然速いのですが。
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ハイデの反対側に畑が広がっているエリアがありました。こちらから豊かな土が飛んでくると、ややこしいことになるのでしょうねぇ……(^_^;)
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自転車で通る人もチラホラいるくらいで、道はそれほど悪くありません。子どもは歩かせ、ベビーカーは荷物を乗せて転がしていきます。子連れは馬車じゃなくて良かったかもしれません。
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ハイデのまんなか。聞こえるのは、風の音と、ミツバチの羽音。
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子どもたちを遊ばせながら、1時間半くらい歩いていたでしょうか。やっとウンデローの町に帰って来ました。
これは乗合馬車のサイン。 -
いろんな馬車たちが通りすぎて行きます。なかにはベンツ製の馬車も。そういえばベンツは最初は馬車製造からスタートしたんですよね
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道沿いにハイデ土産の店が出ています。
わたしたちはハイデのはちみつをおみやげに買いました。後日、食べてみると、ちょっと苦くてクセのある味。ちょっと黒っぽくてドロリとしています。美味しさでいうとアカシアはちみつなどには勝てませんが、実は栄養食として珍重されているそうです。
※ちなみに、ハンブルクの町中のスーパーでも買えます。EDEKA系列などを探してみて下さい。 -
このカフェで、バスの時間までちょっと一服しました。
Zum Heidjer というベッカライ(パン屋)&カフェ。次の日用のパンも買いましたが、美味しかったです!
http://www.qype.com/place/489611-Baeckerei-Cafe-Zum-Heidjer-Undeloh -
看板に書かれていたメニューBuchweizenのケーキを頼んでみました。Weizenヴァイツェンといえば、ドイツでは欠かせない「小麦」のこと。
さて“ブッフ”ヴァイツェンは「ナニ麦」でしょう。
答え: (家に帰ってから調べたら)蕎麦でした。蕎麦粉のケーキってめずらしいですよね! 素朴でおいしかったです。でも大きすぎて夫婦2人でも食べきれなかった…… -
さて、帰りのバスですが、
来たときと同じ通りの反対側から、今度は緑色の路線に乗り、直接ブッフホルツへ向かいます。(来るとき使った赤の路線だと遠回りになるため)
40分ほど揺られていたでしょうか。疲れた子どもたちはスヤスヤ寝てくれ(ホッ)窓からはハイデや、羊たちの群れ、野生のシカなどが見えて、なかなか楽しい道中でした。 -
ブッフホルツ駅でメトロノームに乗ります。
ようやくここまで来て、朝の電車にはフーリガンが溢れていたことを思い出し、「帰りの電車も一緒だったらどうしよう!」と焦ったのですが、ラッキー! 乗っていませんでした。試合が終わっていなかったのか、それともブレーメンで呑んだくれていたのか…… -
2階建てメトロノームって、すごく快適なんですよね。無事ハンブルク中央駅に着きました! ここから家まで、また地下鉄を使いますが、それもグループチケットが使えてしまうという便利さ。HVV 太っ腹です。
振り返ってみれば、ローカル線もなかなか味があって良かったし、ハイデには違う時間が流れているようで、歩いてみた感じもシャトルバスから眺めたのも、大変おもしろかったです。そうそう、フーリガンとの遭遇も、ドイツらしい事件といえばそうだし、良い思い出になったかなぁと思います。
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この旅行記へのコメント (1)
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- manihoujyuさん 2019/06/10 11:51:06
- この時期に
- 8/22~26、リューネブルグに滞在しますので参考になりました。
3回目のリューネブルクですが、ハイデの時期は初めてですので楽しみです。
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