2012/09/25 - 2012/09/25
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JIC旅行センターさん
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■ボルガ河畔の小さなかわいい町 ゴロジェッツ
ゴロジェッツ(Городец)は、ヴォルガ川左岸にあるニジニ・ノヴゴロド州の小さな町です。ニジニ・ノヴゴロド市の北西53km、人口は約3万人です。
ロシア語でゴロジェッツと言えば「小さな町」という意味ですが、ひとつニュアンスがあります。「小さい」という意味だけでなく、「かわいい」と言う意味も入っています。
なんでこの町にそんな名前が付けられたのか、調べに行ってきました。
ゴロジェッツに着いて、バスを降りた途端、「さすが」と思いました。確かに「小さな」町です。中心部はとても小さくて、しかも歩きやすいです。
「かわいい」のは、町の建物です。モスクワやペテルブルグにはもうほとんど残っていないロシアの伝統的な建築の家があっちこっちに建っています。そして「博物館街」がありました。
一つ目の博物館は、プリャーニクの博物館です。「プリャーニク」は、伝統的なケーキ(ジンジャーブレッド)です。昔のロシア人は、クリスマスのようなお祭りのとき、毎日食べるパンと違って、もっと甘くて蜂蜜や香味料が入ったパン「プリャーニク」を食べました。プリャーニクの歴史的な産地としては、トゥーラやポクロフなどの町が有名ですが、ゴロジェッツも有名です。博物館では、ゴロジェッツのプリャーニクの歴史、製造過程を見学することができます。
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次は、サモワール博物館です。サモワールのふるさとと言えば、やはりトゥーラが有名ですが、ゴロジェッツの博物館にも驚くべきコレクションがあります。コレクションの持ち主は、ニジニ・ノヴゴロド州税務署のニコライ・ポリャコーフ署長です。
一番印象深かったのは、ゴーラド・マスチェローフ(作者の町)です。ヴォルガ川の船着場の真ん前に、ロシア的な木造の宮殿が立っています。中では、陶器造りや、木彫り、絵付けなどの体験ができます。 -
最後に、ゴロジェッツ産の柳欄からできたハーブティーとプリャーニクを味わいました。
この小さくてかわいい町には、絶対行く価値があります!
ゴロジェッツに行く方法は次のとおりです。モスクワからニジニ・ノヴゴロドへは夜行列車か飛行機で行きます。ニジニ・ノヴゴロドからゴロジェッツにはバスが1日に何本か出ています。所要時間は1時間半。 -
■ペテルブルグ・タリン間に新しい電車 今年5月末から1日一往復で運行再開!
ロシアのペテルブルグからバルト三国をめぐるコースは、いつでも人気の観光コースです。
エストニアの首都タリンは、ペテルブルグから約400km、一番近いバルト三国の首都です。タリンへ行く方法はいくつかありますが、一つ目は飛行機です。しかし、ペテルブルグ・プルコボ空港までの交通渋滞や航空料金の高さを考えると、ビジネスマン以外には人気がありません。船(フェリー)は普通8時間くらいかかりますが、天気が悪ければもっと時間がかかる旅になります。
最近までの一番人気はバスでした。ユーロラインズ(Eurolines)という会社の、よく整備されたバスが一日7・8本発着しており、選択肢が多いので便利です。ただし、バスにもいくつか不便な点があります。まず、走行時間の7時間をほとんど座ったままいるのはちょっときついです。そして、国境でロシア税関を通過するとき、バスのトランクから荷物をすべて出して行列に立ち、税関の建物に入って審査を受けなければなりません。とくに重い荷物があるときは不便なところです。
2003年まではペテルブルグからタリンへ電車も走っていましたが、不採算のため運行停止になっていました。最近、ペテルブルグ・タリン間の移動人数が多くなり、今年5月27日から運転が再開されました。
時刻表は、17:33ペテルブルグ発、23:28タリン着です
(ペテルブルグはモスクワ時間で、タリンはそれより一時間早い東ヨーロッパ時間)。途中停車駅は、キンギセップ、イヴァンゴロド(ロシア国境)、ナルヴァ(エストニア国境)、ヨフヴィ、ラクヴェレ、タパ。復路は、07:03タリン発、15:18ペテルブルグ着となります。
ペテルブルグはヴィテブスク駅(Витебский вокзал)、タリンはバルト駅(Balti jaam)から電車が出ます。ヴィテブスク駅は地下鉄のプーシキンスカヤ駅/ズヴェニゴローツカヤ駅のすぐ隣で、市内中心部から行きやすい場所にあります。タリンのバルト駅は、世界遺産に指定されている「歴史地区」から歩いて5分です。しかも、駅のすぐそばにホテルがあり、タクシーなどに乗る必要がなく、とても便利です。
電車は、4つの車両から成り、うち1車両は1等で他の3つが2等です。1等と2等の違いは食事の有無です。2012年8月現在で、1等のチケットは31ユーロ、2等は26ユーロですが、乗ってからも5ユーロで食事を買うことができます。食事は、水、アイスティーとサンドイッチが入った小さな弁当です。電車の中にはインターネットが付いており、そして5ユーロでiPadを借りることができます。
電車の運行再開は、ペテルブルグとタリンの間の経済的、人的関係の拡大を象徴しています。エストニア鉄道の広報によれば、2015年頃からタリン・ペテルブルグ間を4時間で走る特急電車が走るそうです。現在、パスポート審査と税関コントロールは電車の停車中に行われ、それぞれ40分ずつかかりますが、将来は、ペテルブルグ・ヘルシンキ間を走っている特急「アレグロ」と同じように、電車が走っている間に審査が行われるようになり、時間節約が進みそうです。
新しい電車でペテルブルグからタリンへ、ようこそ!
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