2012/12/15 - 2012/12/16
29位(同エリア139件中)
AKさん
インターネットで台湾の温泉情報を調べていたところ、「今、台湾で一番人気の温泉地」として泰安温泉が紹介されているのを発見しました。 これは行かねばならぬ、と週末急遽一人旅を決行。
「泰安観止(Onsen Papawaqa)」というリゾートホテルの立ち寄り湯 → 温泉民宿で砂風呂&個室温泉 → 警光山荘(警察官向けの保養所)で宿泊 というルートでまわりましたが、どことも楽しめました。 お湯は、道後温泉を思い出させるようなぬるっとした感じのアルカリ泉。 警光山荘の大浴場では、お風呂の周りにぬめりが有り、気をつけないと滑って転びそうになるので要注意でした。
台北からのアクセスも、台湾鉄路の特急で2時間弱の苗栗からタクシーで数十分と、日帰り出来る距離です。
- 旅行の満足度
- 5.0
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今回の旅の出発点は台北市内の松山駅。
早起きし、特急「自強号」に乗り込みました。 -
特急の切符。
台湾の特急列車は、特に週末に利用する場合、満席になることが多いので、事前に予約しておいた方がBetterです。
今回は、インターネットで予約し、セブンイレブンで発券しました。 -
定刻通り苗栗駅到着。
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苗栗駅正面。
駅前で朝ご飯を食べようと目論んでいましたが、めぼしい店はありませんでした。 (駅のすぐ前で食べ物が調達出来たのは、コンビニくらい。。。) -
タクシーに乗り、泰安温泉を目指します。
料金は片道900元(メーターではない)。 ちょっと高い気もしましたが、特に値切らず乗っちゃいました。(もともと値切り好きながら、故有って、台湾では無茶苦茶な値段を吹っかけられない限りは値切らない方針。) おそらく、頑張れば値切れるんじゃ無いかと思います。 -
タクシーはどんどん山の中に入って行きます。
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途中、イチゴの名産地も通過。 窓の外には一面のイチゴ畑。
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まず最初の目的地「川上砂浴温泉民宿」に到着。
まだ9時過ぎでしたが、カウンターの方に「砂浴したい」と告げたところ、「砂浴は午後から。後でおいで。」とのこと。
あとで常連さんから聞いたところ、砂浴は8人以上の予約が入った時のみ実施されるそう。 土曜日の午後は、観光バスツアーが入る為、ほぼ毎週実施されており、この日も観光バスツアーの到着を待ってからの開始でした。 -
お昼までの時間もありますし、別の温泉宿の日帰り温泉を堪能することに。
川上温泉から橋を渡った向こう側に、「泰安観止」というおおきなリゾートホテルが見えたので、そこをめざしました。 -
泰安観止(Onsen Papaqawa)の看板
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泰安観止(Onsen Papaqawa)入り口。
建物の前にある小さな看板に、「湯区」の標識が見えたので、そちらを目指しました。 -
露天風呂は、熱い湯(40−42度)、ぬるい湯(38−40度)、水 と3種類あり、水着が必要。 相当薄めているのか、泉質はあまり良く無い気もしましたが、小さい子供連れで遊ぶには良い環境だと思います。
目の前には、川&山の雄大な景観が広がり、お湯は少し残念でしたが、気持ちよかったです。 -
良いなと思ったのは、バーでのドリンクが無料であること。 ちょっと甘めのお茶(熱いの&冷たいの)を飲むことが出来ます。 (種類は極めて限られていますが。)
熱いお風呂 → 水 → 寝っ転がって休憩 → バーで水分補給 → また温泉 と繰り返しました。
この他、男女別の露天風呂もありました。 そちらは裸で入浴。
ただ、お湯は外の露天風呂と殆ど変わらず。 外の露天風呂は川&山の景色が目の前に広がり開放的なのに比べ、男露天風呂は景色が無く、外の露天風呂の方が気持ちよかったです。 -
橋の上から見た 泰安観止(温泉パパノクァ)。
プールの向こう側に見える小さいのが、露天風呂です。 -
泰安観止の外湯からあがると、丁度お昼時でしたので、近所のレストラン「山吻泉」に入りました。
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川の景色を満喫出来る外席で、一人鍋。
鱒の鍋が有ったので、川で穫れたての新鮮なマスが食べられるのかな、、と思いきや、冷凍モノでちょっとショック、、というようなことも有りましたが、風呂上がりに外の風にあたりながら食べるご飯は最高です。 -
レストランから見た、泰安観止。
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レストランから見た、橋。
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食後、午後1時過ぎ、再度、川上砂浴温泉民宿に行きました。
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川上砂浴温泉民宿の入り口。
原住民っぽい人が案内してくれる看板。泰安温泉は土地柄、ここに限らず、どことなくエキゾチックな感じがする原住民系の人を多く見かけます。 -
川上温泉の受付。
原住民系の方が、原住民っぽい帽子をかぶって受付をしていました。 -
川上温泉の食堂。 受付の後、ここで1時間近く待ちました。
待っている途中、南投県在住の家族(おじさん、おばさん、大学生の息子)がやってきて、話しかけてくれました。 私の下手な中国語にお付合い戴き、いろいろ教えてくれたり、温泉入浴の後はお茶をごちそう→ホテルまでおくってくれたりもしました。 旅先でのこういう親切、心が暖かくなります。 -
1時間近く待ったところで観光バスツアー客到着。 店の主人が、砂浴の説明をしています。
何を言っているのか全部は聞き取れませんでしたが、鹿児島の砂風呂をまねしてつくったようです。 -
いよいよ集団で砂湯へ。
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砂風呂。
ここにびっしりと人が並んで埋まっていました。 -
砂風呂の後は個室風呂。
こちらのお湯は、泰安観止とは違い、かなり良いお湯でした。
個室なので、一からお湯を溜めるタイプ。 贅沢に入浴できました。
尚、料金は、砂湯380元、個室風呂200元。 お値打ちです。 -
入浴後は、お知り合いになった台湾人のご家族にお茶(家から茶葉&簡単な茶器セットを持参しているよう)をごちそうになり、宿泊予定先の警光山荘までクルマでおくってもらいました。
川上砂浴温泉 → 警光山荘 は歩いてもそれほど遠く無いとタカをくくっていたのですが、ずーっと上り道で結構な距離。 クルマでおくってもらって、本当に助かりました。 -
警光山荘は、台湾のあちらこちらにあり、基本は警察官向けの保養所です。
前週に行った關子嶺の警光山荘は、警察官以外宿泊出来ませんでしたが、泰安警光山荘は警察官以外でも宿泊可能です。
ただし、料金は警察関係者の倍(一番小さな部屋で1泊1,600元。)。
かなり人気のある施設のようで、特に週末に宿泊する場合には、事前予約が必要です。(私の宿泊した日も満室でした。) -
部屋は極めてシンプル。
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部屋の窓の外には、緑が広がります。
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大浴場は、入り口を入って突き当たりに有ります。
日本と同じ感じで、男女別 裸で入るタイプです。 シンプルな内湯が一つあるだけで、露天風呂とかはありません。 -
風呂に向かう廊下の両側には、警察関連の昔の写真や資料が飾られてあります。
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原住民居住区域を統治する上で、警察機構は重要な役割を果たしていた様子。
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温泉は、午前8時から午後9時まで と極めて限定された時間のみ空いています。(なので、午後9時までは、目一杯堪能しました。)
風呂の中は、いつもほぼ満員でした。 こういう素朴な温泉施設に来るといつも感じるのですが、台湾人の温泉好きもなかなかなものです。 -
浴場の近くには、「泰安第一湯」の看板が。
ここの温泉、きっと歴史的にもそういう位置づけなんだと思います。 -
尚、館内の飲食物はこの自動販売機のみ。
警光山荘のすぐ横に、(怪しげな雰囲気の)別の温泉施設あり、そこで何か食べられるかも知れませんが、、、、。 常連さんは、食べるものを持参しているようです。 -
わたしの夕食。 とほほ。。。
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翌朝は、お風呂がオープンする8時から(正確には、7時50分くらいに行くともう開いていて、中には既に数人いました)、チェックアウトの10時まで、名残を惜しむように再度風呂三昧。
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10時ギリギリにチェックアウトし、警光山荘をあとにしました。
この日の目的地は、台北の情報誌「Taipei Walker」で紹介されていた豆腐街。 下り坂主体だろうし、ということで、ハイキング気分でぷらぷら徒歩で向かうことにしました。 -
道はずっと舗装された道路ですが、景色は山の中。 天気がよかったことも有り、歩き始めはとても気持ちよく清々しかったです。
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散歩中の景色。
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散歩中の景色。
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途中、大きなホテルの近くには、景色を見ながらお茶が出来そうな場所もあり、いい雰囲気でした。
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道路沿いには、原住民の雰囲気あふれる絵が有ります。
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途中、大きなホテルの近くでは、野菜の露店販売も。
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道路の分岐点等にたまに出現する、原住民の像。
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晴れた青空をバックにすすきが揺れて。 台湾の秋を感じます。
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前日入浴した川上温泉付近にあるコンビニ(チェーン店ではない)に、朝ご飯を購入するべく入りました。
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朝ご飯。 茶葉卵x2個 と あまいお茶。
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朝ご飯を食べた後も、ずんずん歩きます。
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前日に入浴した オンセンパパノクァ も通過し、、
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しばらく行くと、原住民の絵が壁一面にかかれた温泉民宿も有りました。
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更に行くと、「虎山温泉」。
この辺りまで来たとき、手元に有った地図の縮尺がかなりいい加減であることに気付き、「豆腐街は諦めて、虎山温泉に入浴→ここからタクシーで苗栗までいこうか」という気も少し湧いたのですが、、、 天気もよかったので、初志貫徹で歩くことにしました。 -
道沿いに、「泰安温泉郷」の文字。
ここから先は、泰安温泉を離れるようです。 -
途中、原住民っぽい置物を製造している工房がありました。
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ここから先は、山/川の横を、ひたすらクルマが走る道路。 道路沿いに店や民家は無く、人が歩くことは全く想定されていない場所です。
徒歩で豆腐街に向かうプランについて、後悔し始めましたが、といって、タクシーが呼べそうなところまで戻るのも結構距離が有るので、取り敢えず前進することにしました。 -
途中みかけた、原住民の像。 気休めにはなりました。
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スタート地点から約12キロくらい歩いたと思いますが、ようやく豆腐街到着。 もうお昼をまわっていました。
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どうやら 清安豆腐店 という店が、一番の老舗らしく、超人気でした。
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折角なので 清安豆腐店で食べようかと思いましたが、すごい混雑だった為、別の店を攻めることに。
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「28老店」と書いてある店に入りました。
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店の中の様子。
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ここまで歩く道、心身ともに結構疲れていたので、がっつりと食べることにしました。
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豆腐街のウリの「臭豆腐」。
普段はあまり食べないのですが、ここまで歩いて来た苦労を考えると、食べない訳にはおれません。 すると、、、お腹がすいていた為か、意外と美味しく頂けました。 -
いろんなソースが置いてあったので、適当に配合して臭豆腐につけて食べました。 結構、癖になる味。
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食後は、豆腐街をプラプラ散歩。 活気あふれていました。
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臭豆腐の屋台。 三色あるそう。
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豆腐街はすごい人だかり。
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細かい路地の屋台に毛が生えたような店ばかりだったので、苗栗駅まで乗るタクシーをどこで呼んでもらうか迷っていたところ、大通り沿いにコンビニを発見。 お茶を買うついでに、レジの人にお願いしてタクシーを呼んでもらいました。 近くにタクシーは走っていないのか、20分くらい待ちました。
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苗栗までのタクシー代は750元。
帰りの電車は午後2時発だったのですが、1時40分頃駅着。 丁度良い感じ。
帰りの電車も満員で、立っている人も大勢いる状況でしたが、指定席をとれていたので、ゆっくり寝ながら帰れました。
途中、意図せず山道の車道をテクテク歩く、というハプニングも有りましたが、楽しい旅でした。
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