2012/09/05 - 2012/09/05
145位(同エリア473件中)
Toshさん
フィリピンへの逃避行が終わり、途中の親戚のおじさんのところでつかの間の就職活動。
あれこれ考えずに、まずはハローワークへ。
「飯田橋のハローワークが大きいよ」とのことで飯田橋へ行く。
おじさんの住む団地に帰る途中、東京の新名所となったスカイツリーへ行った。
自分にとって、新しい時代の幕開けとなるにはふさわしい場所なのかもしれない。
おじはそれを知って、俺を連れて行ってくれたのか?
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
おじさんのところに泊めてもらい、翌日、飯田橋のハローワークに行ってきた。
ハローワークの職員はとても無愛想だった。
パソコンで「年齢不問、性別不問」の職をいくつか選び、情報を窓国に持って行くと、
「これはたぶん若者向けの職ですよ」
とか、
「これは女性向けの職ですよ」
と言っては、電話で確認して、
「残念ながらそうでした」
と言って突き放した。
・・・ふざけるな!・・・
また、内容を確認しようと質問すると、
「この仕事の内容は自分で調べてください、ホームページがありますから」
だってさ。
挙句の果てに、
「この安定所では地方で作った登録カードが使えないんですよ」
だってさー!!!
・・・そんなはずねーだろ!バカヤロー!頭にきた!!!・・・
この無愛想で、無知で、協力性のないクソジジイに絶えられなくなり、その後直ぐに外に出た。
・・・まあ、今の日本てこんな感じなんだろう・・・渡る世間は鬼ばかり・・・とかっつーテレビ番組が昔あったっけなあ・・・
てな感じで街を歩いていると、どこぞの駅の通路脇に無料就職情報誌があった。
パラパラとページをめくると、
「成田空港にての仕事です・・・英会話できる人優遇」
そんな情報が目に停まった。
・・・え?・・・成田空港か・・・いつも旅行で使っている場所だよな・・・そういえば一度空港で働きたいなと思ったことがあったっけ・・・習った言語も無駄にならないような気がするし・・・で・・・時給・・・850円?・・・ま、いいや・・・いつも給料を追って失敗してたから、この際・・・
と言うことで、ダメもとで応募してみることにした。 -
ま、ひとまず就職のことは置いといて中に入ってみよう。
中はこんな感じ。
列のに並んでいたスリランカ人夫婦が後ろになった。
日本語で話しかける。
「今、仕事で日本に来てるのですか?」
というと、
「ハイ」とのこと。
そして、
「あなたもですか?」
と切りかえして来た。
「・・・え?いや・・・」
と、そして、
「どこから来たんですか?」
と続ける。
・・・やっぱ俺って日本人に見えないようだ・・・ははは・・・
「え?どこの国だと思います?」
「韓国ですか?」
どうやら韓国人だと思っているらしい。
「まあ、よく間違われるけど、日本人ですよ。」
「・・・へえ・・・」
だってさ。
・・・ま、いつものことだわな・・・ -
これって単なる絵なのかと思っていたけど、人や自動車が動いていた。
つまりアニメのようになっていた。
・・・へーえ・・・ -
チケットは当日券の方が安い
・・・なんか不思議だ・・・ -
パンフとかうちわとか貰っちゃったねえ。
並んでる合間にanを見る。
さっき折り目を付けて置いた空港でのお仕事は・・・と・・・気になるんだよな・・・ -
展望回廊にも行ってみた、途中のエレベーター。
450メートルだから間もなくか・・・ああ、耳がおかしくなってきた・・・ -
下を見るとこんな感じ・・・
-
これが展望回廊か・・・
-
夕陽が綺麗だ・・・
-
それにしても東京はすんげえな・・・大都会
-
ええっと・・・手前が墨田川?・・・奥が荒川?
-
ガラスの奥、つまり塔の外に浮いているような文字、この文字は背後から写されている。皆必死に写真を撮っていたけど、この空飛ぶ文字はそんなにも価値があるものなのか?
-
陽が沈み・・・街は化粧をし始める・・・
-
とても明るくなった。
初めてだよ・・・東京の夜景・・・しかもこんな高いところから・・・
いいねえ・・・この巨大な街の夜景・・・ -
西洋からのカップルが記念写真。
・・・いいねえ、楽しそう・・・ -
すっかり夜になってしまった。
たっぷりと時間を過ごしたなあ。
地上には小奇麗に着飾った若者があふれていた。
ここって・・・新しいデートスポット?
タワーを見上げながらちょっと物思いに耽った。
時間は刻々と流れる・・・新しいものが生まれ、騒がれ、そして多くのものがやがては消えていく運命にある。時の流れの中では永遠に残る"もの"なんてないのかもしれない。
俺はこの社会で、人と競う合うこと、そして人より少しでも成績がよいこと、良い職場に入り、人の上に立つこと、そしてやがては人から尊敬されるような人間になること。そういった教育を受けてきた、そして、そんなふうに自分を作り上げようとしていた。
・・・それが”常識”だから・・・
そんな社会の中で自分は”こぼれた”
それは、なぜだろう?
自分には、”馬鹿”だとか”クソ”だとか言われるほどものすごい個性がある。これを消そうとしてきた。しかし、それが枠があっても枠に入らないほど強いものだった。 -
ここ、浅草寺で毎度起こる出来事もそのうちの一つと言えるだろう。
この日、帰りがけに、おじさんが、
「このお寺知ってるか?」
というので、
「知ってるよ、過去4回おみくじを引いたら4回とも”凶”が出た。また引いたらきっと同じものが出るよ。」
といったら、
「うそだろー!そんなに続けて出るのかよ?」
「いや、出ると思う。」
そんなやり取りのあと、おじさんはおみくじを引いてみた。
すると・・・”凶”!
「あー、ほんとだ!」
納得した様子。当然、俺はやらなかったけどね。
・・・ごめんね、おじさん、代わりに引いてもらっちゃって・・・
コレまでの自分は、こんな自分の嫌なところばかり見つめ、
・・・なんで俺っていつもこんな風なんだろう・・・なんでおればかり・・・
と悩み、どうにもならない不満をこぼしていた。
これは、テストで100点を取ることを目指し、それ以外は落ちこぼれとみなす日本の社会が作り上げた俺。
俺は、いくらあがいても東大生にはなれない。せいぜいがんばっても80点が限度だろう。
それでも、俺なりにがんばって来た・・・たとえパーフェクトでなくてもだ。
でも、社会は違う。間違った部分の20点のほうをつつく。そして、まじめがゆえに悩んだ。もちろん、治そうとしたが・・・できなかった。
・・・そして俺は欝になった・・・
そして今は、
・・・治すのではなくって、見方を変えれば良いべや・・・
「これからは20点のほうをつつかれても気にせず、80点のほうの自分を見るようにしよう」とそう思うようになった。
まずは、そのままの自分を見つめて「愛」することが大事だな。いつまでも嫌っていてもどうもならんもの。
そして、そういう自分でも受け入れてくれる「場所」をこれから探すこと。
これがこれからの決め手なんだよな。
名誉、地位とかには余りこだわらないようにしよう・・・というか、こだわれない状況だからこだわっているだけつらくなるだけ。給料?まあ、子供も居ないし、自分で食べていけるだけのものがあればいいだろう。
自分の特性としては、自分としては辛いと思って過ごしていても、他人から見れば呑気に、楽しく過ごしているようにしか見えないらしい。
まあ、そういう感じなんだろうね。
昔、高校のとき、試験に向けての勉強を必死でしているときでも、
「オメーは、テスト期間中なのに、呑気でいいよなー!」なんてよく言われたっけよ。
まあ、そう見えるなら、そういう部分もこれからは武器にしていくしかないし。
欠点を利点に変えていかないとね。
まあ、人生開き直りが大事だろう。
人は生きている限り迷惑を掛ける。そしてその度に攻められる、そのとき、
「迷惑掛けてごめんなさい」
ではなく、これからは、
「まあ、悪いとは思ってもそりゃあ終わっちまったこと。仕方ねえわな!じゃあ非難するあんたはパーフェクトなのか?え?」
と開き直ることが必要だろう。だって、人は誰でも生きてる限り迷惑を掛けるものね。
・・・おれの場合は数が多いけど・・・ははは・・・
仕事ねえ・・・自分には言語以外にできるものがない。まずは、コレを活かせる場所を探すしかないな。で?頭に来たら怒る。嫌になったら辞める。まあコレでいくしかないだろう。
現在、仕事をして3ヶ月目。「欝」の影もかなり薄まった。仕事への自信が沸いてきた。まだ辞める要素が見つからないのでしばらく続けるつもりだ。
周りの雑音にも余り左右されなくなってきた。
さあて、残りの人生どう楽しもうかなあ?
ま、気楽にやるしかないか!
「欝」に悩む皆さん、自分が「欝」だと認めたくないがために苦しんでいませんか?
いつのまにか、深い深い淵の底に横たわってしまい、"川の流れ"に乗ることができないでいる自分を水面から覗き込んでいませんか?
自分もずーっと苦しんでましたし、正直今も他人から言われると苦しいです。
そんなときは、全ての雑音を遮断し、旅に出ることをお勧めします。環境を変えて自分を見つめることは大切ですよ。
・・・お金を使い果たした後、生活保護を受けるという手もあったけど、今考えても、これでは気持ちが持ち上がらなかったでしょう・・・
長旅に出て、まず身体を癒し、次に心を癒すこと。何よりも、旅をすれば日本という枠の中では見つけられない"本当の自分"が見つけられますよ。やがて、淵の底に沈んでいる自分が頭をもたげて来て、
・・・あれ?俺って、何やってんだ?こんなことやってていいのか?・・・
なんて思ってくるはず。そうしたら、"何か"はじめましょう。
2009年から始まった"心の旅"はこれにて全て終了。
・・・気持ちが持ち上がるまで長かった・・・
長らくありがとうございました。
いろんな人に反感を買うような旅行記だったかな?・・・まあ、
ゴメンネゴメンネー!ユルシテユルシテー!
おしまい。
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