2012/11/14 - 2012/12/01
90位(同エリア505件中)
1ウォンさん
【2012秋ー5】 11月17日(土)
ここ何年か前から、開平の自力村に興味を持つようになりました。
開平には数多くの[石周]楼が残っていて、状態のいいものが多く集まっている
自力村が世界遺産に登録されましたが、入場料がどんどん上がっています。
果たしてこんなことで良いのかッ!
ということで、私はそれに反し、自力村の周辺を歩いて一般の[石周]楼を見てきました。
自力村のものがだけが [石周]楼ではないッ! ^^
※ [石周]楼
石へんに周としましたが、4トラでは表示不可なので、以下望楼とします。
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深圳羅湖のターミナルから開平行きに乗ります。
今日から2週間かけてハノイまで行き、再び深圳・香港に戻ってきます。 -
開平まで所要時間、約3時間
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中国も高速道路網が発達し、バスも新しいものが多くなって快適な旅ができるようになりました。
90年代は舗装されていない道路を何度か乗らされ、バスもボロばかりでした。 -
ところで、このバスには防犯カメラが、
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7〜8台も設置されていますが、 こんなに必要か〜 ?
おまけに発車前には乗客をデジカメで動画撮影までしていました。 そこまでするか〜 ?
2週間の旅でこんなバスに乗ったのはこの1度だけでしたが、モデルバスだったのでしょうか? -
東莞の厚街あたりですが、ショッピングバッグから商品がこぼれています! ^^
と、そんなことより、このあたりから渋滞になってしまって、 開平にいつ着くんだろう・・・
長距離移動しながらの観光はきついのに、、 早く着いてくれ〜 -
バスは開平の中心部にある長沙のバスターミナルに11時50分に到着
予定より45分の遅れ! 時間がもったいない。
(写真:長沙総站)
ターミナルは改装したてのようです。
併設されているショッピングプラザはまだ営業前
到着してから昼めしをと思っていましたが、 -
赤坎方面行きのバスが来たので、すぐに乗り込みます。 (市内バス13番)
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数十分後に赤坎のバスターミナルで降ります。
赤坎ではレトロな古街を見てまわりますが、バスターミナルからレトロ!
ターミナルというより、ただの乗り場。 -
赤坎影視城(映画の撮影所)の案内板
ここが観光のメインでしょうね。
一旦 一般の橋から川を渡って -
中心となっている石橋近くに来ました。
ツアーバスなどがたくさん停まっています。 -
温泉の広告もあったり
この地方は温泉が多く、あちこちで広告や案内板を見かけました。
手前にはさとうきび売りの屋台。 -
竹世界というおみやげ屋さんがあります。
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ほとんど陶器で出来ている置き物です。
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川沿いの赤坎古街と石橋
美しい〜 -
石橋を渡る
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赤坎古街
騎楼式の建物と、その前で商売している人々
赤坎の歴史はかなり古いそうです。 -
騎楼が続く
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豆腐花のお店
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5元だそうです。
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試食していって!
飴のようなものだったかな、 -
景輝楼
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1926
建てられた年号でしょう。 -
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このような建物を[石周]楼=望楼と呼んでますが、
1920年代から 開平には約3,000棟の望楼が建てられ、
そのうち現存するものは1,800棟余りあるとか。 -
この地域は匪賊が多発していたことから
防衛機能の備わった、このような建物が造られました。 -
上層階の方に銃眼が見えます。
覗いていると撃たれるのではないかと、、^ ^; -
こちらは、
武将・関羽の末裔といわれる名門一族である、関一族が1931年に建てた関族図書館 -
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現在は町の図書館として使われているようです。
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ここが赤坎影視城の入口
風雨西関など、映画のロケ地となった所ですが、今日は何か撮影中のようで入れませんでした。
どうせ有料なので入りませんが、^^ -
この路地を通り抜けて
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川沿いの古街の裏側に出ました。
ニ馬路の住宅区で、お店は一軒もないエリアです。 -
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生活のにおいがしてきます。
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こんなところを通ってもいいのか、という気さえしてきます。
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かわいい椅子に座っている住人
自力村が世界遺産に登録されたことで観光客は増えるが、
地元の一般住民にとっては暮らしにくそう・・・? -
私を出しておくれ〜
といった具合に変なひやかしも来るし・・・ (※ おばあちゃん お許しを! 例え話です^ ^;) -
こちらは商店街です。
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中国銀行
上の階は住宅でしょうか、 -
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北京原人も歩いていました ^^
赤坎の歴史は古いといっても あなた ちょっと古すぎるでショ! ^^
うしろのアベックもびっくり。
髪切って、働いて、靴でも買えィ! ^^ -
東の方へ歩いていくと、赤坎の案内板がにありました。
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その近くには、このバス停
すごく古く文字もよく見えませんが、バスは来るのでしょうか、? -
この建物は元旅館のようです。
この他にも、しぶ〜い商業系の建物が建っています。 -
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なんとか体育会とか、研究社とか、 会社などの古〜い看板がずらり〜
これはすごい! -
商店の紋章 ?
※ あとから注意されましたが、この建物は撮影禁止だそうです。 -
大酒家(料理屋)
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その東の方には、
赤坎のもうひと組の名門一族である、司徒氏が建てた図書館 -
司徒氏図書館
歴史の古〜い赤坎、
商店街、住宅街、旅館街? など、ここの古街はすごく見ごたえがあると思います。
次は自力村方面へ
今の時期は陽が早く落ちてしまい、時間がもったいなくて結局お昼はとりませんでした。
団子より花! 団子より時間! -
ということで、司徒氏図書館あたりから自力村近くまではバイクタクシーを使いました。
ちなみに、ここから自力村まで行くバスはありません。
自力村に行くには、数キロ離れた公福亭というT字路まで行き
そこで沙湖行きなどの市外バスに乗って行きます。 -
バイクに乗って、7〜8キロ先の自力村路口で降ろしてもらいました。
個人で公共バスを使って来る場合はここで降りて
この道を15分程歩けば自力村のチケット売り場に到達します。 -
お世話になったバイクタクシーの運転手
手が大きい人だ。 ^^
ここまで12元(約160円)で来てもらいました。 -
これを撮るためにここ来ました。
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自力村[石周]楼群
自力村は入場料が高いので行きません!
周辺を歩きます。 -
スターフルーツ狩りをしているツアー客がいました。
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自力村のツアー客ですが、これもツアーの一部となっているようです。
私はツアーに参加するのは好きではありませんが、
ツアーに紛れ込んで参加するのは好きです。^^ -
ということで、私も参加 ^^
規定ではひとり1個までのようです。
そこの小姐(シャオチェ)! 高いヒール履いてだいじょうぶ? 転ばないでね ^^ -
袋に包まれているものをとりますが、大きいのがなかなか見つかりません。
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大きさ、質などを比べたりしてますが、両方共なかなかよさそうです。
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この小姐はすごくでかいものを持っていました。
私がとったものと比べると一目瞭然! (左が私の) -
食べてみるとしぶくて食べられない。 つけ物にして売られていることもありますね。
でも楽しかったです。 謝謝 ^^ -
自力村周辺を歩きます。
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収穫したお米を、人が通れるスペースだけ残して干しています。
このあたりは、 -
自力村の隣村です。
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この村にも望楼がそこそこあります。
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最上階の四隅には、
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やはり銃眼
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望楼風の新しい建物
さすがに銃眼は見当たりません ^^ -
にわとりは放し飼いにされ、
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池ではアヒルがスイスイと、のどかな風景
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ここから自力村の望楼が一部見えます。
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この村の近くものですが、結構状態のいい望楼です。
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この村の南門
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門をくぐって自力村方面へ
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歩く!
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だんだん足元が悪くなる。
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これ、もう道じゃないぞ!
が、自力村の望楼は大きく見えてきました。 -
ズームで撮った自力村の望楼
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(同じく)
屋上に人がいますが、あれは銘石楼でしょう。 -
さらに歩くと、たどり着いたのは自力村のチケット売り場でした。
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自力村ゲート
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チケット売り場
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入場料80元(約1,080円)もします。
タイクィ〜ラ(高すぎる)!
どんどん値上がりしています。
そんなに高くする必要があるのでしょうか!
中国の一般庶民からするとすごく高いと思います。!
そんなに高くしないでもっと安くしましょう!
私は庶民の見方です! -
自力村チケット売り場から南へ徒歩約10分で、象吉楼に来ました。
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ここも入場料がいります。 50元と、タイクィ〜ラ!
どうしてあっちでもこっちでもお金をとるのでしょう!
世界遺産に登録されたから、、?
そんな世界遺産なら い ・ ら ・ な ・ い ! -
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検票所へ行ってみます。
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検票所のおやじ
制服を着た人間 イコール 偉そうな態度をしている!
というイメージですが、このおやじはすごく気さくなおやじでした。
そこで冗談まじりで、私お金持ってないのでただで入れて下さい。
と言ってみると、ただはダメだけど30元ならしてあげると言ってくれるではありませんか!
ハァ? と、一瞬耳を疑いましたが、中国でこんなこと言われたのは初めてです。
結局は入りませんでしたが、驚き、また感激してしまいました!
中国は変わってきているのかも、、、? (やりとりは片言レベルの中国語)
ちなみに、一般人は気さくな人が多いと思います。 -
敷地は広く、先には思源楼も見えたりしますが、ここは中学校です。
次は立園へ
進行方向右手には -
方氏灯楼が見えます(ズーム写真)
強亜村の方氏一族と華僑によって建てられた匪賊監視用の塔。(入場料はありません)
そう遠くはありませんが今回は行きませんでした。 -
塘口鎮のバス停
開平、立園方面行きのバスが停まっていますが乗りません。
周辺の景色を見ながら、歩いて数キロ先の立園まで向かいます。 -
塘口鎮の新しい家屋
どこも3階以上の建物です。
今回の旅で、他の地方でも新しい家屋をよく目にしましたが、
農村も豊かになってきているのでしょうか、、 -
塘口鎮の望楼と新家屋
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道路脇にも、かわいらしい小さめの望楼
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望楼を見ているとニョキニョキと
生き物のようにも見え、愛着が湧いてきます。 -
立園の看板の所まで来ました。
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ここを右に曲がり
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数百メートル歩いた所に
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立園のりっぱな門
大富豪・謝維立が建てた邸宅で、ひとつの集落になるくらい大きいそうです。
中には様々な建築様式の建物が何棟も建っているようです。 -
こちらはチケット売り場で、やはり立派! すぎる。
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入場料100元(約1,300円)
やっぱり タイクィ〜ラ!!! 高 す ぎ る !
ちなみに、ここでも金がないのでただで入れてくれと言ってみるも、
当然ダメで安くもなりません。 (これがふつうでしょうけど、^^)
こんな金持ちに誰が金払うかッ! (※ 私は親中派です)
立園チケット売り場をあとにして市内に戻ります。 -
観光客は見向きもしないであろう、立園近くの望楼
野村元監督のお言葉を借りるならば
自力村の望楼がヒマワリならば、こちらは目立たない月見草 -
右側の建造物は、吊楼というらしいです。
何かを吊る楼、、 -
個人的には目立たな〜い、こちらの方に惹かれます。
望楼は防衛機能の他、
この地域は河川が多く、洪水に度々見舞われていたことから
洪水発生時に非難できるようにと高く造られています。
つまり、匪賊と洪水から身を守るためにこのような奇妙な建物が生まれたわけですが、
この地域を歩き、数多くの望楼を見て、当時の開平の人々が匪賊と洪水に悩まされ、
苦労している姿が思い浮かんできました。
この建物は知恵と努力の結晶であり、世界遺産にふさわしい建物だと思います。
しかし
世界遺産に登録されたからといって、それをネタに金儲けに走ることはやめましょう!
もっと安くしましょう! 私は庶民の味方です!
ご清聴誠にありがとうございました。 ^^
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