2012/03/23 - 2012/03/23
142位(同エリア365件中)
ouiouiさん
- ouiouiさんTOP
- 旅行記24冊
- クチコミ17件
- Q&A回答5件
- 96,479アクセス
- フォロワー5人
10数年前に観た映画「ミツバチのささやき」。
カスティーリャ地方の田舎の村の風景が印象的で、いつかこの場所に行ってみたいと思っていたけど、最近までそのロケ地がどこにあるのか知らなかった。
NHKの「世界ふれあい街歩き」を観て以来、とても行きたかったセゴビアが、映画のロケ地オユエロスの近くだと知り、これは行かなくては!と決断しました。
--------------------------------------------------------
旅友達のMさんと、念願のポルトガル・スペイン旅。
主にバスを乗り継ぎながら、朝から晩まで動きっぱなしの2週間。
3/11 名古屋 → 成田 → アムステルダム → リスボン
3/12 リスボン → ポルト
3/13 ポルト → リスボン
3/14 リスボン → エヴォラ → モンサラーシュ
3/15 モンサラーシュ → エヴォラ → ファーロ
3/16 ファーロ → セビーリャ
3/17 セビーリャ → アルヘシラス → タンジェ
3/18 タンジェ → タリファ → ジブラルタル → マラガ
3/19 マラガ →コルドバ → グラナダ
3/20 グラナダ
3/21 グラナダ → マドリード → トレド
3/22 トレド → マドリード
3/23 マドリード → セゴビア → オユエロス → マドリード
3/24 マドリード → アムステルダム → 成田 → 名古屋
-
3/23
この日のスケジュールは、まずはMさんとセゴビアを観光し、時間が足りないため昼食後は別行動。私はオユエロス、Mさんはマドリードに戻ってサンチャゴ・ベルナベウへ。
マドリードからバスでセゴビアへ向かうため、バスターミナルへ。
セゴビア行きのバスターミナルは地下鉄Principe Pio駅と同じ建物内にある。 -
マドリードの公共交通機関はとてもわかりやすい。
地下鉄Principe Pio駅の1階下、Nivel-1にチケット売り場があります。 -
Nivel-1。吹き抜けになっていてとても開放的。
右側の青いゲートがそれぞれの乗り場で、バスが到着するまでは外に出られないようになっています。
正面奥がチケット売り場です。 -
左側のLA SEPULVEDANA社がセゴビア行きバスを運営しています。
本数は多く、15〜30分おき(土日は30分〜1時間おき)。
私は念のためHP(http://www.lasepulvedana.es/)で検索した時刻表をプリントして持って行きました。
チケットは片道7.3ユーロ。往復で買うと13.14ユーロ。
購入時には帰りのバスの時間は決めておかなくてもいいです。
復路の引換券を渡され、セゴビアのバスターミナルのチケット売り場でそれを見せれば、復路のチケットを発券してくれます。 -
バスで1時間ちょっとで、セゴビア到着。
バスターミナルから10分ほど歩くと、水道橋が見えてきました。 -
高さ29m、およそ2000年前に建てられた水道橋。
圧倒されます。 -
接着剤を使わず、石の重さとバランスだけで建っているそうです。
-
水道橋横の階段を上がってみました。
-
水道橋のすぐ隣にあった建物。(前の写真の右下)
ホテルでしょうか?
エスグラフィアド(伝統的な手法で造られた壁)がとても美しい。
窓からこんなに近くに水道橋が見えるって、どんな気分なんだろう。 -
「世界ふれあい街歩き」に登場した、カメラマンのおじいさんがいた広場。
残念ながらおじいさんはいなかったので、おじいさんの功績をたたえるブロンズのプレートを写真に撮りました。
「数分で素敵な気分にさせてくれる写真やさん」と書いてあるそうです。
130年前のインスタントカメラで撮影する姿、見たかったなあ。 -
この広場、Plaza de Media del Campoの右側、足場が組んでいるところをよく見ると。
-
レストランの壁の、エスグラフィアド工事中。
しかもこの赤いつなぎ、「世界ふれあい街歩き」でみたのと同じ。 -
全て手作業。
エスグラフィアドは、中世にイスラム文化圏から伝わった技術だそう。たしかに、独特の模様です。
アンダルシア地方でもたくさん見たイスラム様式ですが、スペイン全土がかつてはイスラム文化の影響を受けていたんだな、というのがよくわかります。
エスグラフィアドの手法は、
2種類の漆喰を塗り重ね、小さな穴の開いた型紙の上から、炭を包んだ布でポンポンと叩き、
炭で描いた線に沿って、上の漆喰を削っていく、というもの。 -
レストランのシェフが、その様子を撮影していました。
-
セゴビアの街ではたくさんのエスグラフィアドを見ることができます。
これは、割と新しいかな。
建物によって柄が違うけど、色が一緒なのでちぐはぐな感じがしません。 -
時間の経過と共に、削られていく壁。
いつかまた、塗り直しをするんだろうな。
ずっと残して欲しい建築様式です。 -
「貴婦人」と称されるカテドラル。
-
金色がまぶしい祭壇。
-
たくさん鏡があったのが印象的でした。
-
ディズニーの白雪姫のお城のモデルになったアルカサル。
時間の都合で、中には入れず。
このアルカサルの外壁もエスグラフィアドです。 -
アルカサルのある場所から周りを見渡すと、
13世紀にテンプル騎士団によって建てられた、ラ・ベラ・クルス教会が。
観光客でにぎわう水道橋やアルカサル周辺とはまったく違い、ぽつんと建っています。
こちらも時間の都合で行けなかったので、セゴビア再訪の時には絶対行きたい教会です。 -
水道橋に面したアソケボ広場に戻り、昼食をとるためにMeson de Candidoへ。
ガイドブックには必ずと言っていいほど載っている、子豚の丸焼きで有名なレストラン。
生後数ヶ月の子豚を丸焼きにするその調理方法をテレビでみたときは、これはかわいそうかも、、と思いましたが、郷土料理はできるだけ食べたい派なので、やっぱり食べました。 -
店内に入ると4代目の店主がお出迎え。どこからきたの?と聞かれ、日本と答えると日本語のパンフレットにサイン(「カンディド」とカタカナで!)をして、渡してくれました。
-
右側が4代目。私たちが記念撮影をお願いすると、王室から授与されたこの勲章をかけてから撮影してくれました。
-
これが子豚の丸焼き。
グループで頼むとまるごと出てくるようですが、2人前だったので切り分けられてました。
皮がびっくりするほどパリパリ!ジューシーで身も柔らかく、美味しかったです。パンフレットに載っていたレシピによると、使う調味料はラード、にんにく、ローリエ、塩のみ。
ちなみにパンフレットには他の料理のレシピも載っています。
ただ材料が、子羊3.5キロを半分、とか、子羊の脳みそ、とか、ちょっと日本では調理しにくい感じ。 -
昼食後、Mさんはマドリードに戻るためバスターミナルへ。
わたしはオユエロスに向かうため、タクシーに乗ります。
オユエロスへの行き方は、4travelで質問したり(http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/qa/29377/)、facebookで「行ったことがある」という投稿を見つけて質問したりしました。
Meson de Candidoから水道橋を挟んだところにちょうどタクシーが数台とまってて(写真の中央)、ドライバーが集まって話してたので、交渉開始。
まずは「英語話せる人いますか?」、すると若い男性が少し話せると言ってくれました。
やはり順番があるのでしょう、運転してくれるのは中年の男性。この方、まったく英語が話せない様子。
若い男性に通訳してもらって、「オユエロスまで行って、写真を撮って、セゴビアのバスターミナルまで戻ってきたいんだけど、いくらで行ってくれますか?」と聞くと、ドライバーのおじさんが「50ユーロ」との返事。
ちなみにオユエロスまでは片道約40キロ、メーターを倒していくと往復で100ユーロくらいはかかるので、50ユーロで即決! -
ドライバーの名前はCruzさん。
ある方のブログに「セゴビアのホテルでオユエロスに行きたいと行ったら、そんな村知らないと言われた」と書かれていたので、念のためGoogleでルート検索したものをプリントして持って行ってましたが、Cruzさんに見せると、「わかるから大丈夫」と、カーナビに入力してました。
Cruzさんはとても親切な方で、スペイン語のわからないわたしなのに、ゆっくり話したり、ジェスチャーを使ったりしてなんとかコミュニケーションをとろうとしてくれました。
オユエロスに行く途中で、「ここは風景がきれいだよ」と写真を撮るために何度か停車してくれました。
写真はそのうちのひとつ、Ochandoという村。 -
30〜40分ほどで、オユエロス村に到着。
「ミツバチのささやき」で主人公アナの家だった建物が、今はPalacio de Hoyuelosというホテルになってるそうで(Google Mapで検索すると出てきます)、まずはそこを目的地にしました。
「ナビによるとこの辺なんだけど、ちょっとそこで聞いてくる」とCruzさん。
実は、ここがPalacio de Hoyuelosの裏の入口でした。 -
Palacio de Hoyuelosの建物。左上に写っている女性が、英語を話せたので、「わたしはミツバチのささやきが好きでここに来たんです!」と言おうとしたものの、とっさに「ミツバチのささやき」を英語でなんていうのかが出てこない。
「えーと・・・」と口ごもっていると、「The Spirit of the Beehive が好きなのね?どうぞ、建物の中を見ていいですよ」と言ってくれた。 -
歓迎してくれるかのように、犬がやってきた。
-
2階のテラス。
-
約40年前の映画撮影時からほとんど変わってないんだろうな、という風景。
アナの父が馬車に乗って出かけるのは、たぶんこの道だと思います。 -
建物のエントランス。
アナの父親が養蜂場から戻ったシーンに出てきます。
この薄暗い感じ、石畳も階段も、映画とまったく同じです。 -
一方、ダイニングは光が差し込んでとても明るかったです。
宿泊客はここで朝食をとるんでしょうね。
どうやら、この日は宿泊客はいなかったようです。
ご厚意に甘えて、すべての部屋を見学させてもらいました。 -
客室1。
ふたつ並んだベッドが、アナとイザベルの寝室を思い出させます。
後で映画を観なおしたところ、残念ながらベッドの形が映画とは違うものでした。 -
客室2。
おそらくかなり古い建物だと思うのですが、きれいにリフォームされています。 -
客室3。
-
客室4。
-
客室5。
-
客室から正門を見たところ。
-
Palacio de Hoyuelosを正面から見たところ。
-
特徴のある門柱。
-
どこにもPalacio de Hoyuelosと書いてなかった。
casa ruralというのは、田舎にある宿泊施設の名称で、スペイン全土にあるそうです。
casa ruralでは、周辺でスキーやトレッキングなどのアクティビティが楽しめるのがウリのようですが、果たしてPalacio de Hoyuelosの周辺でそんなアクティビティができるのだろうか。
映画ではキノコ狩りをしていたけど。 -
もうひとつ、見たかったのがこの建物。
フランケンシュタインの映画を上映した公民館。
ロケ地を紹介しているブログで、大体の場所は把握していたのですが、念のためPalacio de Hoyuelosの男性スタッフに映画の写真を見せて確認しました。
40年前の映像なので一瞬悩んでましたが、すぐにCruzさんに説明してくれました。
行ってみると、壁は塗りかえられていたけど、形は変わっていませんでした。
ただ、現在はなんの建物なのか?BARと書いてあるけど、矢印は違う方向だし。 -
写真を撮っていたら、また犬が寄ってきました。
ちょうどシエスタの時間だったからか、人がまったく歩いていません。 -
人が住んでそうな家がいくつもあるので、ちょうどいい時間にくればこのベンチでおしゃべりする老人とか見れたかもしれない。
-
おそらく村で唯一の教会。
-
緑色の十字架には何か意味があるのでしょうか?
-
教会の裏側。やっぱり誰もいません。
-
馬がぽつんと佇んでいました。
結局、この村で出会った人は、Palacio de Hoyuelosのスタッフふたりのみ。 -
「ミツバチのささやき」に出てきた印象的な風景は他にもいくつかありますが、わたしが訪れることができたのはアナの家の周辺と公民館。
その他のロケ地について、詳しい方に教えていただいたところ、井戸がある小屋はもう壊されてしまって存在しないそうです。
小屋のそばの丘は、村から南に3kmほどの場所、また、鉄道は実際にはオユエロス周辺には通っておらず、かなり南の方だそうです。
映画に興味ない方にはただの田舎の村ですが、この乾いた風景を実際に見ることが夢だったので、とても充実した時間を過ごせました。
残念だったのは、村の人と話ができなかったこと。以前オユエロスを訪れた方によると、映画のことを覚えている人がまだいるそうです。 -
まだ雪の残る山を眺めながら、セゴビアに戻りました。
Cruzさんとはメールアドレスを交換し、今も時々メールしています。
たぶんまたセゴビアに行くと思うので、その時は今回行けなかったところをじっくりまわりたいと思ってます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
セゴビア(スペイン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
52