
2012/11/03 - 2012/11/05
29位(同エリア904件中)
yumeさん
一昨年、昨年に続きほぼ恒例になり、3年連続で宮城・岩手県に行ってきました。
昨年、大震災の後の11月、迷った末に出かけて、被災地に元気を取り戻してもらうには、現地に積極的に訪れるべきだと感じてきました。今年も宮城のカメラ仲間たちを訪ね、暖かい心に触れながら、めいっぱい撮影をしてきましたので、その様子を旅行記に綴りたいと思います。
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仙台空港に到着すると、早速写真仲間であるチーム宮城のメンバーTさんがお出迎え。いつも本当にありがとうございますm(__)m
ふと見るとその横に隠れるように小さな女の子が立っています^^
ちょっと恥ずかしがりやさんのようですが、とってもかわいい¥^^¥
「んじゃ、まず牛たんを食べに行きましょう!!」
久々の牛たん、柔らかくてジューシーでムチャ美味かったです¥^^¥ -
昼ご飯を終えると、本日の撮影地の一つ、桑沼へ
ここでは夜明けから撮影していたというメンバー3人が
加わって賑やかに撮影 -
おしゃべりが忙しくてあまり撮れませんでしたが
とても素敵なところです -
あっと言う間に時間が過ぎて、Tさんと可愛い娘さんとはここでお別れ;;
その頃には3歳になる娘さんは私に懐いてくれて、一緒に手を繋いで道を歩いていました^^
後からTさんからメールがあって
「娘が肉親以外の男の人と手をつないで歩くなんてびっくりでした@@しかも自分から手を差し出してましたよね。初めてみました。その証拠に他のメンバーのところには絶対に近づかなかったでしょ?yumeさんの優しさが本能でわかったのでしょうね^^」と・・・・ムチャ嬉しかったです>< -
その後に向かったのは、奥松島にある室浜というところです。
ここで松島の月の出を狙う企画です。
ここには3年前にも一度行ったことがあったのですが、現地について驚きの光景が・・・以前、浜の堤防沿いにびっしりと建っていた漁師さん達の家が一軒もないのです・・・・唖然としました。ただ一つホッとしたのはここは昔にも津波の大被害を経験しているところで、大きな地震があったらここまで逃げろという石碑が山の中腹に建てられており、ここ現地の方々は皆避難できて一人の被害者も出なかったとのこと。本当によかったです -
月が少しずつ昇り、私はこの岩にへばりつくようにして
斜めに生えている松がとても気になって仕方ありませんでした。
かつて松尾芭蕉もアインシュタインもこの月の松島を見て
声を無くしたという美しい光景の中に、とてもつもない生命力を
感じたのでした。
頑張れ宮城、頑張れ東北!!
ここでも皆さんと撮影し、ホテルに着いたのは夜10時近かったです。しかも、翌日は私がどうしても行きたいとワガママを言って、有名な鳴子峡に行くことになっています。しかも混むので早朝集合です>< -
寝たと思ったらあっと言う間に朝、というか夜中なのですが、3時半にホテルをチェックアウト
4時半に鳴子峡の駐車場に着くと、すでに今日ご一緒するチーム宮城の二名の方々は到着済みで待ってみえました@@
5時集合だったんですけど・・・・
駐車場に着くと雨がしとしと降ってました
「僕、雨男なんですよね〜;;」というEさん。
「う〜ん、僕は晴れ男なんだけど・・・」と私
雨男と晴れ男の戦いですねと笑いあいました^^ -
少しずつ夜が明けてきますが、しとしとと雨は降り続けています・・・・
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しかりなんと、夜明けの時刻になると雲が切れ始め、
太陽が顔をだしました!!
晴れ男の勝ち〜〜¥^^¥ -
しかも、鳴子峡は紅葉まっさかりでした!!
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いや〜、本当に素晴らしい!!
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最初は3人だけで撮っていたのですが
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徐々に人が増え始め、8時過ぎに周りを見渡すと
三脚がずら〜〜〜っと並んでいました><
似たような風景しか撮れないところなので、一度は来てみたかった
けれども、来年は別の場所に行くことにします^^
でも、本当に素晴らしい紅葉に出会えてよかったです
9時頃まで撮影して道もどんどん渋滞してきたので、一旦その
二人のメンバーとはここでお別れ
夕方には別のメンバーが二人、伊豆沼に来てくれることになっています¥^^¥ -
早朝からしっかりと紅葉も堪能したし、今回はちょっと趣向を変えて前から行ってみたかった登米方面にある石ノ森へ、車を走らせます。
ここにはかの有名な漫画家、石ノ森章太郎の故郷で、「石ノ森章太郎ゆるさと記念館」があります
これは普通の電気屋さんなのですが、普通に003が@@
期待が膨らみます¥^^¥ -
駐車場から少し歩いて、まずは石ノ森章太郎の生家へ行きました
ここは震災後しばらくは見学できなかったそうなのですが、
現在は復旧が終わっていて中に入れてもらえました -
これが内部です
古い家ですがかなり広いです -
二階に上がると、石ノ森章太郎が使っていたという
勉強机がありました
実はここで、管理人の方と30分ぐらいお話をしたのですが、
話が長くなるので割愛します(笑) -
はい、これがメインの石ノ森章太郎ふるさと記念館の入口です
レストランにはまだシートがかけられており、震災の痛々しい
爪痕が残っていました・・・ -
いきなりこんな自販機が@@
つい買いたくなります(笑) -
内部はこんな感じです
今は竹宮恵子さんのイベントの最中で、「地球へ」とかの
原画があって感動しました@@ -
これも内部の様子です
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外に出るとこんな感じ
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私は石ノ森章太郎の大ファンなので、ここに行けて
本当によかったです
ゆっくりとここで時間を過ごして伊豆沼に向かいました
伊豆沼の待ち合わせ場所にはかなり早く着いたので、暫く車の中で仮眠・・・zzzz
SさんとWさんが来てくれて、一緒にマガンのねぐら入りを撮影しました。久しぶりでしたのでとても嬉しかったです
Sさんは、翌朝にも来てくれるそうです。本当にありがたいことです;; -
ねぐら入りの撮影が終わると、私は本日の宿泊先「伊豆沼交流センター」へ。今年で3年連続の宿泊となり、なんとスタッフの皆さまも私を覚えていてくださいました@@
「朝早く出るので、先に精算しておきますね」と言うと、事務所内で大爆笑が起こって、何事かと思っていると、用意されていた領収書がすっと出てきました@@
「yumeさんは朝早いから絶対に先払いだよねってみんなで話して、領収書用意しておいたんですよ」
なんちゅう・・・・本当に宮城の人たち・・・大好きです!!
その暖かさが嬉しくて、ありがたくて涙が出そうでした・・・
朝4時にそっとフロントに鍵を置いて外に出ると引き締まるような冷たい空気と、美しい月がそこにありました
なんと、月に暈ができいましたので、思わず撮影 -
夜明け前にSさんと合流〜♪
仙台からわざわざ昨日も今日も来てくれて本当に
ありがとうございますm(__)m
ススキもキレイに輝いています -
夜が明けてきます
素晴らしい天気・・・・
マガンたちが少しずつ飛び立ちます -
そして、鳥肌が立つようなすごい羽音と共に
一斉に飛び立つマガン達 -
空一面に・・・・・
素晴らしい飛翔です
被災地が震災被害から力強く立ち直ろうとする姿と重なって
仕方ありませんでした
ここに3年に渡って通った中で最高の飛翔でした!! -
感動の朝をSさんと一緒に撮影して、私は一人岩手の平泉にある
中尊寺に向かいます
朝8時に駐車所に車を停めて、月見坂をゆっくりと上っていきます。
紅葉には少し早かったですが、それでも美しい姿で私を迎えてくれました
実は、私が今回中尊寺を訪れたのは、紅葉が目的でも、金色堂を見るためでもありません。12年ぶりに開帳される中尊寺の秘仏「一字金輪仏頂尊坐像」をお参りするためでした。この秘仏のご開帳は不定期で次はいつ公開されるかはわからないのですが、今年は世界遺産に登録された記念と震災のいち早い復興の祈念という事で11月11日まで開帳されました。この「一字金輪仏頂尊坐像」は日本には一体しかなく、仏像の中で最高の位なのだそうです -
特別に設置された開帳場所に到着すると、まだ時間が早かったのか係員の人たちが落ち葉を掃いて掃除してみえました。
「何時からお参りできますか?」と尋ねると時計を見られて
「8時半からですので、ちょうど今から入っていただけますよ」
参拝料を支払う自動販売機がずらりと並んでいて、そのうちの一台で支払いを終えると「どうぞこちらへ」とお坊さんが奥に案内してくださいました。
待合室のようなところで「一字金輪仏頂尊坐像」の説明ビデオを5分ほど見せていただいた後で扉を開けてどうぞと中に通されます。
中は何十畳もある畳の部屋になっており、見張り役?のお坊さんが一人座ってみえます。「どうぞゆっくりとご自由に拝見ください」
まずは正面に正座して手を合わせます。震災の復興がいち早く進みますように・・・・すっと目を上げると、そのふくやかで暖かい色合いの仏像が少し微笑んだように思えました
10分ぐらいそこで拝見させていただいたのですが、見れば見るほど素晴らしい仏像です。結局、その間、ひろ〜〜〜い部屋の中で私とそのお坊さんの二人っきりでしたので、何も話さないのがちょっと気まずく、「座って見えるのは蓮の花の上なんですか?」「はい、そうです」この蓮の花を支えている動物は何ですか?」「獅子です」そんな話をしながら有難くお参りさせていただきました。これで今回の旅の目的は達成しました。しかも、たった一人だけでじっくりとお参りできたのはまるで夢のようでした。ありがたいことです。
あっ、仏像は撮影禁止なので、これはパンフからの転載です^^ -
今回の旅の目的は奇跡のような形で達成できましたので、ホッとして
紅葉の撮影に入ります -
中尊寺の素晴らしい紅葉をご覧くださいね^^
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本当に美しい紅葉でした
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奥のグリーンもきれいです
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黄色と赤のコラボ
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赤く色づいた葉もきれいですね
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いや〜、素晴らしかったです!!
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その後、弁慶のお墓をお参りして
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達谷窟、ここは平泉の中でも結構好きな場所です
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鳥居を三つ抜けると、岩にぴったりと寄り添うように建てられているお堂が見えます。
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お堂の奥には、源義家公が馬上より射で彫りつけたといわれている「顔面大仏」
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紅葉も綺麗でした
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ここでも仏様にお祈りしました
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美味しい鴨南蛮をいただいてから、一路仙台空港に戻って帰ってきました。
今回の「一字金輪仏頂尊坐像」をお参りして、被災地の復興を願う旅、これにて終了です
最後まで見ていただき本当にありがとうございましたm(__)m
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