2009/01/09 - 2009/01/14
60位(同エリア107件中)
あなもりやさん
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ソウルで兄夫婦と待ち合わせ、2日目の午前中は新羅免税店や景福宮などベタなソウル観光を終え、昼過ぎに別れて一人南部バスターミナルより扶余へと向かった。目だった渋滞も無く扶余には3時過ぎに到着。扶余は何度目かの訪問、宿も適当に選び、荷物を置いて早速博物館へと向かった。
扶余では毎度訪ねるサムゲタンの夕食、冷えた体にはこれが最高のご馳走だ。翌朝、7時過ぎに宿を出て、全州に向かうが、直通バスがなく途中の論山で乗り換え、論山までの移動中、漸く日の出を迎えた。
論山では1時間ほどの待ち時間、寒かった。日曜のためか利用客も疎らでがらんとした待合室は余計に寒々しい。
論山から全州へは1時間ほど、途中昨年6月に訪ねた金馬を経由、そのとき見学した石仏も車窓を過ぎていった。全州ではまず博物館を見学、ここでも移築された横穴式石室(画像2)を何基か見ることができた。全州には過去に訪ねたことがあったが、その時は金山寺や塔寺を訪ねたため、全州市内の史跡は訪ねることができなかった。
全州から井邑は以前逆のコースで旅したことがある。2005年1月、高敞から井邑を経由し内蔵山を訪問した。この時内蔵山は薄っすらと雪化粧していた。それでも井邑の街中は雪など全く無かったが、今回は井邑に近づくにつれて雪が多くなり、いざ井邑に着くと15cm程の積雪、積雪は全く想定していなかったので、ちょっと面食らってしまった。
まずは宿に落ち着きたい、バスターミナルの周りには結構モーテルがあり、その中で新しそうなモーテルを選びチェックイン、まだ明るかったので町を散策、積雪はスニーカーでも支障は無いくらいだが、深々と雪は降り続いている。井邑駅前広場にある「井邑市総合観光案内センター」で、隠仙里古墳群の位置を訪ねると運良く日本語の堪能なお嬢さんが対応してくれて親身になって色々と調べてくれ、アクセス方法も解り一安心。この日は寒いし、宿近くの食堂ですましたが、雪は夜になっても止むことはなく降り続いていた。
朝外に出てみると一面の銀世界、積雪は20〜30cm程か、スニーカーではちょっとキツイが、靴下の上をコンビニ袋覆い、更に靴下を履いてとりあえず雪対策をして出かけた。この雪ではバスも遅れるかな、と思ったら案の定、1時間ほど極寒の中バスを待つ羽目に、その間通りを眺めていると、結構危なっかしい車が通る、チェーンを巻いている車は稀、ノーマルタイヤらしき車がツルツル滑ったり、発進できずにタイヤが空回りしたりと、見ていて結構恐ろしかった。バス停での風景ようやくバスが到着し目的地へと向かう。市街地は他の車もありそれほどスピードは出さなかったのだが、いざ市街地を抜け車が少なくなると、ぶっ飛ばすこと、クラクションを鳴らしながら、他の車を追い越す、冬用タイヤを履いているのだろうが、ちょっと怖かった。
目的地の영원も30cmほどの積雪。一面の銀世界は見ている分には良いが歩くのはキツイ。目的の古墳はバス停から1.5km程の距離にある。雪の降りしきる中ぽつんと立つ隠仙里三層石塔はなかなか風情があった。隠仙里古墳群は、石塔から約100m先の山の中にあった。歩いてきた道路から山の中に一本の道走っているのが解るが、いざ侵入すると脛位までズボリと潜る。傾斜もありズルズル滑りながらの行軍。それでも樹木が生い茂る林の中は良いが、林が切れると、積雪は膝まで達するほどだ。道路から300mほど登ると、お墓がありその背後に石室の石材らしきものが見えた。
その石材は崩れた石室の石材で、奥壁部分と側壁の一枚がかろうじて観察できた。そこから更に20mほど山の中に入ったところに石室は存在した。苦労しただけに見つけた時は本当に嬉しかった。隠仙里古墳群は無事に見学できたが山を降りると、ジーパンの裾は10cmほど雪がこびり付いてガチガチに氷、履は既にこびり付いた雪が体温で溶けてびしょびしょの状態、興奮が冷めたらとたんに足から冷えが体に伝わってきた。
井邑からソウルへは鉄道を利用することにした。バスだとソウルの渋滞に巻き込まれそうだし、やはり鉄道の方が時間は正確だ。ソウル到着後は国立博物館を見学しソウルの中心部へ戻り、まずはこの日の宿を探さなければならない。韓国一人旅は今回で10回目になるが、実はソウルで泊まったことは一度も無い。新しく買い求めた「地球の歩き方」を参考にして、ソウル駅からも近い「安国」という駅の周辺で泊まることに決め、地下鉄で向かった。
安国駅で降りて地上に出ると周りに「모텔・モーテル」の文字がいくつか見えたので、宿は沢山あるようだ。まず「地球の歩き方を」で紹介されていた宿に行ったのだが、風呂が無かったのでパス、荷物も重いのでその隣のモーテル、40,000wonとちょっと高めだったがとにかく落ち着いた。やっと荷物から開放され、ロッテデパートの免税店へ家族へのお土産を買いに出かけた。円高の影響か、免税店はほとんどが日本人観光客だった。宿は「仁寺洞」という繁華街にあり、土産物屋が軒を並べていた。結構自分好みの土産物が沢山あった。まずは腹ごしらえ。そういえば今回の旅行では「冷麺」を食べていなかったので、最後の晩はピビンネンミョンを食べ、今回の旅行の締めとした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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アシアナ航空機で空路ソウルへ
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リムジンバスでソウル中心部へ
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ソウルより扶余へ移動し、扶余到着後、まずは博物館へ向かった。扶余の博物館で石室を観察
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陵山里型石室は百済後期の石室
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陵山里型石室
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移築復元されている
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展示資料も沢山画像に収めてきた
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扶余の夜
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扶余の参鶏湯の美味しい店
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扶余では必ず食べるサムゲタン
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論山経由で全州へ向かう
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論山のバスターミナルは人気も疎ら
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寒々しい
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全州でも到着後すぐに博物館を訪ねた
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ここでも石室を観察
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陵山里型石室
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展示資料も充実している。この冠は益山笠店里古墳群から出土したもので、熊本の江田船山古墳から出土した冠に酷似している。
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全州は2回目の訪問。町のシンボル豊南門が見える
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豊南門
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通路の天井には壁画
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昼食を食べた食堂
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昼食はカルビタン、ここのは美味しかった。
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再び町歩きに出かける
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殿洞聖堂
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慶基殿
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丘の上から町並みを眺める
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全州からバスで井邑へと、途中から雪が降ってきた。
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雪は夜になり激しさを増してきた。
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晩御飯は饅頭屋へ
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好物の一つマンドゥクック
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泊まったモーテル、2泊した。
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雪は20cmほど積もっていた。
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遺跡見学の目的にヨンウォンへ
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隠仙里三層石塔
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田園地帯も雪で覆われている
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隠仙里古墳群の石室。旅の最大の目的。
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南福里五層石塔
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夜の商店街・井邑
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雪中の行軍でくたくた、スンデグクパプで精をつけた
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商店街の食堂は家庭的雰囲気
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井邑からソウル・龍山へと列車で向かう
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KTX
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龍山駅に到着
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新しく開館した国立博物館を見学
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最終日の宿は仁寺洞で探すことに
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最後の晩御飯は、ピビンネンミョン
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路地を入った賑やかなお店だった
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翌日無事に帰国の途に
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