2012/11/09 - 2012/11/09
61位(同エリア173件中)
玄白さん
紅葉絶景スポットシリーズ第8弾は、鹿沼市山間部の古峯神社と、隣接する古峯園という庭園の紅葉です。日光のように全国的に有名な紅葉スポットではありませんが、地元栃木県では昔から紅葉の名所として知られていたようです。最近は、紅葉が美しい穴場として、写真雑誌などでも紹介されたり撮影ツアーが組まれたりしています。今回も、それとおぼしき三脚を担いだ団体さんが大勢来ていました。
ここの紅葉はモミジが中心です。特に真紅に染まったイロハモミジは見事としか言いようがありません。自然界に存在するとは思えないほどのあでやかな紅色で、デジカメの色再現能力を超えていて写真では表現できないのではないかと思わせるような色彩にあふれていました。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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鹿沼市内から県道14号、通称古峰ヶ原街道をしばらく行くと古峯神社一の鳥居をくぐります。脇の電柱と比べると、その巨大さがわかります。古峯神社は、ここからさらに4km先です。
古峰神社と記したガイドやインターネットの記事を見かけますが、正しくは’古峯’神社で、’ふるみね’神社と詠みます。また神社付属の’古峯園’は’こほうえん’と読みます。 -
8:40に神社に到着。
古峰神社二の鳥居。済みきった秋の空に紅葉が映えています。 -
苔の帽子をかぶった鳥居に向かって左側の狛犬。
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あざやかに紅葉したモミジをバックにポーズをとる右側の狛犬
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日の光を透かすと真紅のモミジは、一層鮮やかさが増します。
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枝先は紅葉、中間部は黄葉のモミジ
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境内の小さな池に浮かんだモミジの落葉。すごく透明度が高い水なので、水があるようには見えません。影があるのが水面に浮かんだ落ち葉、影がないのは底に沈んでいる落ち葉です。影の形が面白い。
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吹き溜まりになっている池の端には、びっしりとモミジの落ち葉が折り重なっています。
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池に流れ込む小さなせせらぎ。
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朝9時に古峰園オープン。門を入って黄色の橋を渡ったところに入場券売り場があります。入場料¥300
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橋の上から入口の方を振り返る
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庭園の峯の池に至る途中の杉林
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峯の池に浮かぶ中の島
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静峯亭という休憩所
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静峯亭入口隣りの丸窓
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五重の石塔
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イチオシ
大芦川の清流を引き込んで人工の滝をしつらえてあります。峯の滝という名がついています。真っ赤に染まったモミジとの組み合わせが良い絵になっています。
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滝の脇に立っているこのモミジは、全ての葉が一様に真紅に染まっています。園内のどこからも見ることができ、ひときわ目を引きます。
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枝の下に入ると、日の光を透かした葉の紅色で自分の体も赤く染まりそうです。
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イチオシ
落葉がはじまっているので、まさに今が紅葉のピークでしょう。
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燃え立つような紅色を眺め続けていると、こういう緑主体のシーンは気持ちが安らぎます。「赤は人を興奮させる」「緑は気持ちを静める働きをする」という色彩心理学は正しいというのを実感します。
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滝のそばにある萱葺きの建物は「峯の茶屋」。 軽食と土産物を売っています。
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「翠滴」という茶室。表千家、裏千家などいくつかの茶道流派がときどき茶会を催しているそうです。この茶室は裏千家の好みの造りなのだそうです。
茶会が催される日は一般の観光客も入場無料になるらしい。 -
茶室に付属する待合。茶席によばれた客は、茶室に入る前にこの東屋で待つのだそうです。
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イチオシ
峯の茶屋の横にあるドウダンツツジの庭。ドウダンツツジは、すでに紅葉のピープを過ぎています。
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峯の茶屋。
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峯の茶屋の庭からは園内が一望できます。
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イチオシ
峯の茶屋で一服することに。
障子戸を開けた窓から見えるくだんのモミジが、窓枠が額縁になって、極彩色の絵のようです。 -
壁には天狗の面がかかっています。古峰神社は「天狗の神社」なのです。
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おしるこを注文。朝からおしるこを食べる客などいないのでしょう。注文してから出てくるまで随分と時間がかかりました。
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峯の池をはさんで峯の滝の反対側の地点。ここが、古峰園最高のビューポイントです。大勢のカメラマンが集まって、撮影にいそしんでいます。
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イチオシ
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「峯松庵」という一般の観光客向けの茶室。抹茶一杯(和菓子付き)¥600です。
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イチオシ
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「峯松庵」の塀越しの紅葉
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古峰園の美しい庭園を堪能したあと、古峯神社へ。祭神は日本武尊命(ヤマトタケルノミコト)だが、「天狗の神社」の方が名が通っています。
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巨大な大天狗(右の赤いヤツ)とカラス天狗の面。大天狗は顔の長さ1.76m、鼻の高さ91cm、カラス天狗は顔の長さ1.58m、鼻の高さ91cmもある。数百年前に作られたという。
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天狗伝説のルーツの一つは古事記や日本書紀の神話に出てくる猿田彦命(サルタヒコノミコト)だと言われていますが、神話の中では猿田彦はニニギノミコトの「天孫降臨」に登場する神で、ヤマトタケルノミコト(記紀では第12代の景行天皇の息子ということになっている)とは関係ないはず。なぜ、ヤマトタケルと天狗が結びつくのか、よくわかりません。
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民話にも空を飛ぶ妖怪として天狗は登場しますが、修験者のいでたちで現れることが多いですね。川の妖怪の代表「河童」が動物的なのと対照的に、陸の妖怪「天狗」は人間臭いですな。
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「巨大な釜は80リットル入りで一回に500人分の茶を賄うことができる。釜の下の御神火は創祀以来絶やしたことがない」という説明書きがしてありました。
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社の中には、拝殿、廊下などいたるところに、奉納された天狗の面や額が掲げられています。
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これらの奉納された天狗は、だいたい大天狗とカラス天狗がセットになっているようです。
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絵馬も天狗のデザイン
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屋根の上にも鬼瓦の変わりに天狗の面がはめ込まれています
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神社の中でも直会(なおらい)と称して神饌料理の昼食を食べられますが、そんなにうまそうではないし、そのわりには値段が高いです。\1,050〜\3,150まで5コースがあり、どれも酒(お神酒)がついています。
それよりも、新そばの季節だし、鹿沼も蕎麦の名産地なので、近くの一庵(いおり)という蕎麦屋で、鹿沼名物のニラそばを食べてきました。期待以上に蕎麦の香りがよく、ニラのシャキシャキ感が絶妙で美味でした。店は古峰神社から戻ると、一の鳥居を過ぎ、西大芦小学校から3kmほど、鹿沼市内に向かった道沿いにあいます。 -
神社参道の土産物屋のオバさんの話では、大芦渓谷の紅葉も始まっているから、行って見るといいよとアドバイスされたので、そちらに向かいます。一の鳥居の手前の右側の細い道を行きます。
途中、白井平橋という東大芦川にかかる橋のたもとに「白井平のオオモミジ」という見事に紅葉したモミジがあります。ネットの紅葉情報では、まだ色づき始めということでしたが、ちょうど見頃でした。朝早くきて絵を描いている地元の方の話では、「まだちょっと早い、見頃になるともっと鮮やかになるのだ」ということでした。 -
橋の上から見下ろした東大芦川の渓流。
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これはヤマモミジ?
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大芦渓谷は白井平橋からさらに5kmほど奥に入ったところなのですが、白井平橋から5分ほど車で行ったところ、なんと、路肩崩落のため通行止めとなっていました。ハイキングのいでたち、心積もりをしていなかったので、歩く気にはならず、大芦渓谷の紅葉は断念して引き返すことに。
古峰園は、先週行った輪王寺逍遥園より規模が大きく、鮮やかな紅葉は一見の価値有りです。新そばもおいしく、十分満足できた日帰りモミジ狩りでした。
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