2012/06/25 - 2012/06/25
25位(同エリア52件中)
アリヤンさん
さて、トクトグル湖からビシケクの手前、カラパルタくらいまでの大パノラマです。
ナショナル・ジオグラフィックが取り上げても良いくらいの雄大な大自然のパノラマなのでした。
次々とそのパノラマは移り変わり、ワタクシたちの目を釘付けにしてしまいました。
そこにノマッズ(Nomads=遊牧民)のユルタ(テント)が現れては消え、消えてはまた現れる。
そして、現に生活しているノマッズや馬、羊、牛、ロバ、犬がめまぐるしく登場するのです。
野生のオオカミまで登場するのです。
もう、こんな素晴らしい自然の風景は今までに見たことがありません。
ただ、ただ、素晴らしいの言葉のみでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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トクトグル湖からの後半マップです。(図中「後半」部分)
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9912/RMOshBishkek.jpg -
シルクロードの基本はポプラ並木。
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ヒツジ飼い。
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突然に荒々しい小川が出てきました。
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まわりは山だらけ。
道路のワキを白っぽい子牛らしき動物が走っていました。
走るといっても、トロッティングという位のスピードでです。
車がその動物のソバを通り過ぎるときに、ワタクシは動物の顔を見た。
ナントッ!!!
オオカミです!
かなりデカイ犬ヨウで、振り向きざまに見えた顔はオオカミだ!
同乗のオッチャンもニイチャンも「ウルフ、ウルフ」と言っています。
生きた野性のオオカミなんて、しかもすぐソバを走っているオオカミは「生まれて初めて見ました。」
しかもヒョコヒョコと道を走っているのです。
もう、興奮と感動で、胸が高まりました。 -
イチオシ
車の横を走るオオカミは写真に撮れませんでしたが、イメージ図としてはこのようでした。
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それ以来、オオカミの姿は見えませんでした。
同乗のオッチャンもニイチャンも「ワシもあんなの初めて見た」と言ってました。
写真が撮れなかったのが返す返すも残念です。
山々にチラホラ残雪が見え隠れしています。
(6月の初夏ですから、雪は今年はじめのものと思われます) -
オオ!
高い雪山が繰り広げる大パノラマ。 -
道路の側は山々のすそ野の平原となっています。
そこには牛や馬や羊が放牧されており、ノマッズ・ピープルが住むユルタ(円形テント)も見えてきました。 -
道路のすぐそばにまでユルタがあります。
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こうしたコンテナ様のトレーラーで何かを売っています。
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ユルタの数が進むごとに増えてきました。
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馬を連れたヒト。
その昔、2000年ちょい前、ここらの馬を求めて漢の皇帝が通商を望んだ、とも言われています。
たしか誰かが密使として使わされたと思います。
その彼は匈奴につかまり13年暮らし、逃げてこの辺りにやってきて過ごし、帰国して漢の皇帝にはるか西域の向こうに素晴らしい国があって、そこの馬が汗血馬で優秀であるとの事情を皇帝に奏上した、との話しが思い出されます。
2000年以上前から中華帝国のヒトはここが素晴らしい国であることを知っていたようです。 -
たしかに馬が多い。
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残雪が溶けて谷を流れています。
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だから、ここの小川には豊富な水が流れているのです。
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馬に乗る姿、サマになってますネエ。
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ここらくらいから運転手のオッチャンが何かを求めてユルタ販売店に立ち寄ります。
そして商品をチェックして、買わずに去ります。
後ろの丸顔のニイチャンに聞くと、「コムス、コムス」といいます。
どうやら、馬乳のチーズ玉=コムスを求めているようです。 -
それ以来、何度もユルタのノマッズに声をかけます。
オッチャンの求める良質で適正な価格の「コムス」は中々見つかりません。 -
イチオシ
この風景は「残雪が溶けて水になり、川を造る」そのものの図です。
川すじの向こうには雪がまだあります。 -
ユルタを何軒もハシゴして、やっとお気に入りのユルタ販売店にたどり着いたようです。
ここで全員、車を降りて、ユルタのほうに近づきます。 -
ユルタの向こうには、ここの住人が乗る車=ウマがつながれていました。
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こんな野っぱらで元気の良いウマにお近づきになれるなんて、感動ものです。
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どのユルタにも番犬がいます。
遠くから見た感じでは、オオカミを飼っているのか?
と思っていましたが、シェパードとオオカミの混血種かナ?
恐る恐る近づいて見ましたが、相手にされず。
迷惑そうにこっちを見ています。
でもこれ以上近づけば、オオカミみたいに飛びつかれそうです。 -
オッチャン夫婦がユルタの中から、「さあ入れ」と手招きしてくれたので、ワタクシたちも入りました。
早速、出ました!
「馬乳酒」です。
飲んでみました。
確かに、ちょっと発酵アルコールの味がしますが、しつこくなく、意外にもあっさりした飲み物でした。 -
これがこのユルタのアルジです。
目がキラキラしていました。 -
ユルタの天井部分。
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長男です。
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末ムスメです。
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イチオシ
その家族。
上はもう高校生くらいから下は膝にのったこんな小さな子供まで、子沢山のようです。
みんな目がキラキラしていました。
*写真には写ってない子供あり。
*膝の上に乗ってる女の子、ウチのマゴに良く似て、なんともカワイイ! -
奥さんはカタワラで粉を練ってパン作りに励んでいました。
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これはウマの乳のバター。
パンにつけて食べてみます。
味はあんまり無くて、クセがありません。
パートナーは「ワタシこれ好き」と言っていました。 -
みんなそろってパチリ。
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奥にあったフェルト布に包まれた木製のタルを見つけて、コレ・ナニ?って聞くと、この家族の一番娘がわざわざフェルトを取って中を見せてくれました。
「こうやって中の馬乳を攪拌するのよ」とばかしに実際やって見せてくれました。
ナルホド、と納得。 -
時間はもう夜の8時です。
そとは薄暗くなり始めています。
オッチャンはここでコムスを大量に買い、奥さんはバターと蜂蜜を買いました。
ビシケクの親戚にお土産とするのでしょう。 -
時間をかけて暮れなずむ山と草原。
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