2012/10/26 - 2012/10/27
111位(同エリア172件中)
みやじさん
2012年10月26日〜11月4日、ブルガリア・ルーマニアに行ってきました。11日間のレンタカー旅行です。
●1日目:羽田→独FRA→ソフィア → ヴェリコタルノヴォ泊 ←ここ
●2日目:琴欧州の村探訪(不発)→ルセ国境→ ブカレスト泊 ←ここ
○3日目:ブカレスト市内観光 → シナイア泊
○4日目:シナイア観光 → ヴィスクリ → シギショアラ泊
○5日目:シギショアラ観光→ビエルタン→ブラショフ泊
○6日目:ドナウ川平原 → ドナウ川の国境 →ヴィディン泊
○7日目:1日セルビア観光 → ヴィディン泊
○8日目:ベログラドチック → ソフィア泊
○9日目:ソフィアで買物 → 独フランクフルト泊
○10日目〜11日目:羽田空港へ
旅行準備について。航空券は3ヶ月前にHISでネット購入しました。昔はスカイゲート、楽天トラベルもよく利用しましたが、両社は燃料サーチャージ込みの比較ができない欠点が今年は目につきました。JTBのサイトはチケット購入の最終段階になって「販売できません」となる不具合があり、使い物になりませんでした。
宿泊は日本でネット予約してから行きました。使用したサイトは booking.com です。この他 eurobookings.com、hostelz.com、europeanhostels.com もお勧めです。ユースホステル協会公式の hihostels.com も昔は利用しましたが、ブルガリア・ルーマニアではユースホステル協会の加盟宿は少なく、評判も悪そうだったので、避けました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10月26日。深夜1:00羽田発の飛行機で出発しました。独フランクフルト(マイン)空港には早朝の到着。乗継ぎ待ち3時間ののち、ソフィア行きの小型機に乗り換えます。
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飛行機から撮影したアルプス山脈。オーストリアあたり?
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13:00、ソフィア空港に到着しました。まずは現地通貨を確保しなければ。写真のクレジットカードATMを利用しました。実際にはブルガリア・ルーマニアの都市や観光地には街中に24時間営業のATMはあります。レートも空港と遜色ないはずです。しかし街中のATMは犯罪的な細工(スキミング)がしてある危険性が高いと私は判断して、なるべく利用は避けました。
通貨両替の考え方ですが、ブルガリア・ルーマニアのような弱小の国の通貨は、現地のATMでキャッシング(現地通貨が出てくる)する事にしてます。この他に日本の大手都市銀行で日本円でパック購入したユーロ紙幣を非常用に持参します。私の経験では現金(日本円でもユーロでも)を持ち込んでの両替は、空港や大きな鉄道駅であっても交換比率がボッタクリです。海外では必ずクレジットカードを使う事にしています。
トラベラーズチェックはどうなんでしょう。私は通信が普及していなかった頃の過去の遺物と思っています。ルーマニアで首都でも全く換金不能だったという日記もあります。
参考:エムエム@銀座さんの旅行記
http://4travel.jp/overseas/area/europe/romania/bucharest/travelogue/10223086/ -
次はレンタカーの手続きです。レンタカーも日本でネット予約しておきました。多国展開する大手レンタカー会社を比較して、今回はAvisという会社を選びました。大手の会社としては他にトラベルジグソー、Choice レンタカー、Europcar があります。各社に国境越えの可否を問い合わせし、比較的制限がゆるかったのがAvisでした。ちなみにAvisの訪問禁止国は欧州ではアルバニア、コソボ、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モルドヴァ、ウクライナでした。
一般論ですが、欧州のレンタカーはほとんどがマニュアル車なので注意が必要です。そのためオートマ車希望だと車種は限られてしまい、最安値のボロ車は利用できず、料金が2倍〜4倍する“ちゃんとした”車になります。保有台数が少ないので予約必須となります。
今回のAvisのプランは『日産マーチまたは同等の車、9日間(つまり24時間×9日)、最低限の保険・カーナビつき24000円』+国外運転書類の申請料45ユーロです。さらにこのカウンターでフルカバー保険(13ユーロ/日)のオプションを申込みました。
写真はソフィア空港のレンタカー業者各社のカウンターです。 -
これがレンタカー業者から交付された書類。予約後に、レンタカー会社が役所に申請して発行してもらったようです。予約交渉の時に先方が「グリーンカード」と呼ぶ意味不明な書類があったのですが、写真左のカードのようです。
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参考までに。こちらは私の国外免許証です。国外免許証は各県の運転免許センターに行けば、待ち時間20分程度で発行してもらえます。無試験です。日本での事故歴も問われてないと思います。手数料3000円くらいです。
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ソフィア空港のレンタカー業者用の駐車場で。各社で狭い駐車スペースを協力しながら使っている感じでした。
カーナビを取付けて設定したり、保安装備(パンクした時のジャッキとか)を総点検するのに時間をかけました。次の目的地も確認して14:40に走り出しました。
しかし。空港周辺の高速道路で慣れない判断を迫られ、走り始めて2つ目の信号で道を間違えました。首都ソフィア中心部へ向かう最悪の道に乗ってしまいました。何とかガソリンスタンドで車を停めることができ、地図を買って体制を建て直しました。 -
1日目〜2日目の行程です。1日目はソフィアを出発し、バルカン山脈と、スレドナ・ゴラ山脈に挟まれた谷間である「下バルカン渓谷」を東へ向かいました。この渓谷の一部分が「バラの谷」と呼ばれる観光地です。シプカ峠で北に向きを変え、バルカン山脈を越えヴェリコ・タルノヴォに向かいます。そこに宿を予約しています。
2日目はドナウ川沿いの町ルセを目指して北上。寄り道しながら、国境の町 ルセを目指します。ブルガリア・ルーマニア国境はドナウ川なのですが、ルセ には車で渡れる橋があります。 -
ソフィアの街を離れて30分、ミルコヴォ付近から望むバルカン山脈。ヨーロッパ=平原というイメージが日本では強いですが、バルカン半島は山地〜丘陵地です。
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車と記念撮影。契約書では「日産マイクラ、または同等の車」となっていて、実際に用意されたのは3代目デミオでした。デミオの欧州名は Mazda 2です。欧州の自動車賞も受賞しているいい車です。
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その後は順調に進みました。写真は東ヨーロッパではどこでも見られる放牧風景。このあとデジカメが電池切れしたので写真なしです。
この日は露土戦争の激戦地であったシプカ峠だけは観光したかったのですが、シプカ峠に着いたのは19時。すでに辺りは真っ暗だったため観光は諦めました。シプカ峠を越える道路も、日光の「いろは坂」を2倍長くしたような過酷なルートでした。
なお、ヴェリコ・タルノヴォに向かう普通のルートはヴァルカン山脈の北側を通る主要国道です。カーナビ推奨ルートもそちらで、所要時間も2時間短く済む見込みになっていました。
私がヴェリコ・タルノヴォに到着したのは20:30頃でした。さらに車を停めて、宿を30分ほど捜し回りました。ある程度覚悟していたのですが、Google Map や booking.com で表示される宿の地図が間違っていたせいです。実際の宿は地図表示の西北西100m先でした。 -
到着した宿、Hotel Tarnava の部屋です。1泊1人1室・朝食付き20ユーロでした。スタッフは親切、英語で疎通可能でした。風呂のお湯の出も良好な快適宿でした。
10月末の閑散期でしたが、旧市街のレストランは23時過ぎまで賑わっていたので、夕食はそこでとりました。ハズレのない肉料理から適当に選んでまずまずの味でした。1人旅なので当然お1人様です。薄暗い中「地球の歩き方」を読んでゆったりしました。 -
翌朝の宿の朝食。バイキングではなく、写真の通りにセッティングされます。シンプルな朝食ですが、パンはトーストされ、一品一品も良質でした。
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宿のシングルルームからの展望。スヴェタ・ゴラの丘方向です。深い谷底を流れるヤントラ川は見えず、眺望の点ではいま一つでした。
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宿を表通りから撮影。写真左の1Fが金色の建物が Hotel Tarnava です。
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宿に専用駐車場はありませんが、付近の通りに路上駐車して問題ないとのことでした。6月〜9月の繁忙期はどうなるか分かりません。
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旧市街を散策しました。非常に人気の高い旅人宿である Hostel Mostel のヴェリコタルノヴォ支店を見に行きました。Hostel Mostel のサイトに駐車場についての記載がなかったため、今回の旅行では利用は避けました。実際には宿は寂れた街区にあり、周辺は路上駐車し放題でした。
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ヴェリコタルノヴォの観光の目玉であるツァレヴェッツの丘。私は門の前から眺めて満足したことにして、内部観光は省略しました。
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同じ場所からアルパナシ方向を撮影。丘の断崖に、白亜紀の石灰岩地層が見えています。
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ツァレヴェッツの丘の入口広場で早めの昼食にしました。「地球の歩き方」にも載っている郷土料理のお店、イヴァン・アッセン Ivan Asen です。
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左がブルガリアの伝統料理である、つぼ焼き「カヴァルマ」。右はメーニューに Bread とあったチーズピザのようなもの。英語メニューがありました。味、値段は普通でした。
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ヴェリコ・タルノヴォをレンタカーで出発しました。ルセに向かう途中で、相撲力士の琴欧洲の故郷ジュルニツァ Dzhulyunitsa に寄り道していく事にしました。ヤントラ川沿いに下流方向へ進み、少しわき道にそれて走ること1時間。正面の丘の家並みがその村です。
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村の入口の看板。
この後 村落の中を一周しましたが、残念ながら琴欧洲の実家は発見できずに終わりました。前日の晩にネットで調べて「3階建ての家らしい」程度の認識で行ったせいです。村人に尋ねる事も可能でしたが、英語が通用する可能性は低かったため無理しないことにしました。
ネットに旅行記を載せている人は、琴欧州の実家で歓迎されてコーヒー飲んで行くよう勧められたそうです。 -
ジュルニツァの村落内で、電柱の上にコウノトリの巣を見つけました。
旅行後に気づいたのですが、同じ「ジュルニツァ」なる村がヴェリコ・タルノヴォの北50?、東25?の2箇所にあるようです。私がカーナビ先生の指導で行ったのは前者でした。琴欧洲の故郷は後者だったのかもしれません。
Google Map 北のジュルニツァ(私が行った方)
http://maps.google.co.jp/maps?q=43.578588,25.609474&ll=43.580826,25.613937&spn=0.035813,0.054245&num=1&brcurrent=3,0x0:0x0,0&t=m&z=14
Google Map 東のジュルニツァ(私が行ってない方)
https://www.google.com/maps/preview?hl=ja&lr=lang_ja&oe=UTF-8&q=5146_Dzhulyunitsa&num=50&ie=UTF-8&ei=MZsVVICGMMf18QXjjYKwBw&ved=0CAgQ_AUoAQ&source=newuser-ws -
40分ほど走って、15時すぎに、ドナウ川の国境の町 ルセ Ruse に着きました。写真はブルガリア側の出国審査場です。出国手続きで4ユーロ徴収されました。後で知った事ですが、ルセには素晴しい要塞の廃墟があるようです。訪問しなくて勿体ない事しました。
Wikipedia(英語)
http://en.wikipedia.org/wiki/Cherven_(fortress) -
国境。大型トレーラーが次々に通り活気があります。
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ドナウ川の橋をレンタカーで渡ります。写真は橋のブルガリア側のたもとにあった構造物。凱旋門の残骸のようです。実は川を渡った反対のルーマニア側には、これの完全版が残っていました。社会主義時代に好まれた威風堂々な建築ですかね?
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窓を開けてドナウ川を撮影。この後、ルーマニアの首都ブカレストに向かいます。旅行記2に続きます。
旅行記2
http://4travel.jp/traveler/ivan_toby/album/10720869/
この旅行記のタグ
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