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2011年8月にタスマニアに行ってきました。野生動物を見つけよう、という単純な動機です。5日間という限られた期間が条件で、可能性をいろいろ調べた結果、タスマニアンデビル、ペンギン、白いワラビーを探しに行くことにしました。もちろんガイドに頼らず自力で探します。さて、その結果は。。?<br />もうひとつやりたかったのが、オーストラリアの最南端にて真冬を体験することです。南半球は8月が真冬です。タスマニア島の南端は、北半球では北海道と同じ位の緯度に位置しています。西の方から寒流と南極から冷たい空気が流れてきます。もしかしたら雪は積もっていて、道も凍ってる?未体験ゾーンかもしれません。こちらも調べてみた所、豪州最南端 Southeast Cape (マッコーリー島など離島を除く)へ通じる道はなく、最南端の岬を遠くから眺めることしかできないようです。それでもできるだけ南を目指して出発することにしました。

タスマニア野生動物サファリ&真冬に最南端を目指す (Tasmanian wildlife safari & Heading to southernmost)

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2011/08/11 - 2011/08/15

26位(同エリア112件中)

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ノーーウォリーズ

ノーーウォリーズさん

2011年8月にタスマニアに行ってきました。野生動物を見つけよう、という単純な動機です。5日間という限られた期間が条件で、可能性をいろいろ調べた結果、タスマニアンデビル、ペンギン、白いワラビーを探しに行くことにしました。もちろんガイドに頼らず自力で探します。さて、その結果は。。?
もうひとつやりたかったのが、オーストラリアの最南端にて真冬を体験することです。南半球は8月が真冬です。タスマニア島の南端は、北半球では北海道と同じ位の緯度に位置しています。西の方から寒流と南極から冷たい空気が流れてきます。もしかしたら雪は積もっていて、道も凍ってる?未体験ゾーンかもしれません。こちらも調べてみた所、豪州最南端 Southeast Cape (マッコーリー島など離島を除く)へ通じる道はなく、最南端の岬を遠くから眺めることしかできないようです。それでもできるだけ南を目指して出発することにしました。

旅行の満足度
3.5
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
レンタカー 飛行機
航空会社
ジェットスター航空

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  • ホバートの空港でレンタカーを借り、まずはリッチモンド(Richmond)へ行きました。写真に写っているのは、オーストラリアで最古の橋。ここは有名な観光地ですが、冬のオフシーズンのためか、誰もいませんでした。おかげで写真はゆっくり撮れました。優雅な街に見えますが、ここはかつてオーストラリアの中でも飛びきりの重罪人が送られて築かれた所です。

    ホバートの空港でレンタカーを借り、まずはリッチモンド(Richmond)へ行きました。写真に写っているのは、オーストラリアで最古の橋。ここは有名な観光地ですが、冬のオフシーズンのためか、誰もいませんでした。おかげで写真はゆっくり撮れました。優雅な街に見えますが、ここはかつてオーストラリアの中でも飛びきりの重罪人が送られて築かれた所です。

  • 次は予定を変更して、ウェリントン山(Mt Wellington)へ。その理由は、この雲海!実はホバートに来るまでの機上で見ていたのです。地上の厚い雲もこの標高までは及びません。まっすぐに延びる一面の雲平線?です。空は下界と正反対の透きとおった青空です。

    次は予定を変更して、ウェリントン山(Mt Wellington)へ。その理由は、この雲海!実はホバートに来るまでの機上で見ていたのです。地上の厚い雲もこの標高までは及びません。まっすぐに延びる一面の雲平線?です。空は下界と正反対の透きとおった青空です。

  • ここが山頂の電波塔です。天気がよければ、ホバートの町から塔が見えますし、この写真にもホバートの町が写っているはずです。今日はご覧の様な一面360度の雲海で、早くも豪州最南端か、その先の南極にでも来たような気分。

    ここが山頂の電波塔です。天気がよければ、ホバートの町から塔が見えますし、この写真にもホバートの町が写っているはずです。今日はご覧の様な一面360度の雲海で、早くも豪州最南端か、その先の南極にでも来たような気分。

  • マウントフィールド国立公園(Mt Field National Park)へ向かいます。少し晴れ間も見えました。今日のターゲットはタスマニアンデビルです。

    マウントフィールド国立公園(Mt Field National Park)へ向かいます。少し晴れ間も見えました。今日のターゲットはタスマニアンデビルです。

  • Mt Fieldに着いたころは、もう日が暮れる寸前。ホテル(パブで宿泊もできる所)の人にタスマニアンデビルはどこで見れるか訊くところ、30年間一度もみたことがないそう。期待が外れたけど、日没ごろから探しまわる。Mt Fieldの入口は公園になっていて、写真のネズミの様だけどカンガルーみたいに跳ねる動物を発見。

    Mt Fieldに着いたころは、もう日が暮れる寸前。ホテル(パブで宿泊もできる所)の人にタスマニアンデビルはどこで見れるか訊くところ、30年間一度もみたことがないそう。期待が外れたけど、日没ごろから探しまわる。Mt Fieldの入口は公園になっていて、写真のネズミの様だけどカンガルーみたいに跳ねる動物を発見。

  • 翌朝も、日が昇る前に起きて動物探しですが、残念ながらデビルには会えず作戦は失敗に終わる。ここはMt Fieldの有名なラッセル滝(Russell Falls)です。写真じゃ分かりにくいですが、すごい水量です。<br />でも昨日それらしきものは見た。ホテルを出発して5分、道路を横切る黒い影が。。デビルだったかもしれないけど、そんなに簡単に見つかるのか?ちょっと大きめだからウォンバットだったかも。未だにあれが何だったか気になる。やはりクレイドルマウンテンでデビル探しすべきだった。

    翌朝も、日が昇る前に起きて動物探しですが、残念ながらデビルには会えず作戦は失敗に終わる。ここはMt Fieldの有名なラッセル滝(Russell Falls)です。写真じゃ分かりにくいですが、すごい水量です。
    でも昨日それらしきものは見た。ホテルを出発して5分、道路を横切る黒い影が。。デビルだったかもしれないけど、そんなに簡単に見つかるのか?ちょっと大きめだからウォンバットだったかも。未だにあれが何だったか気になる。やはりクレイドルマウンテンでデビル探しすべきだった。

  • ホバートに帰って来て、2日連続でウェリントン山へ。今日はトレッキングです。最寄のバス停から頂上まで歩いて往復5時間、途中少し雨が降ったり天気は変わりやすい。頂上付近でホバートの街を望みます。特に動物は見かけず。

    ホバートに帰って来て、2日連続でウェリントン山へ。今日はトレッキングです。最寄のバス停から頂上まで歩いて往復5時間、途中少し雨が降ったり天気は変わりやすい。頂上付近でホバートの街を望みます。特に動物は見かけず。

  • 3日目。ホバートを市内観光。サラマンカ市場です。ここだけは冬でも観光客が多い。お盆の時期のためか日本人もちらほら。

    3日目。ホバートを市内観光。サラマンカ市場です。ここだけは冬でも観光客が多い。お盆の時期のためか日本人もちらほら。

  • クラシックヨットのセーリングに参加。ゲストは全部で4人、クルーは6人。大きな船のコントロールにはどうしても人手が要ります。クルーはボランティアで、タスマニアの歴史的なクラシックヨットの保全のために、採算度外視で活動しています。出港して沖にでるとマストを降ろして風力で移動するところです。

    クラシックヨットのセーリングに参加。ゲストは全部で4人、クルーは6人。大きな船のコントロールにはどうしても人手が要ります。クルーはボランティアで、タスマニアの歴史的なクラシックヨットの保全のために、採算度外視で活動しています。出港して沖にでるとマストを降ろして風力で移動するところです。

  • 舵を握らせてもらいました。出港して沖にでるとマストを降ろして風力で移動します。逆風下で前に進むには、風上に対し30度の角度でジグザグに進むので、方向転換の時にマストの動きに合わせて一気に舵を切ります。普通のヨットより舵が小さく多く回す必要があるので少し戸惑う。後ろに見えるのがホバートの町。

    舵を握らせてもらいました。出港して沖にでるとマストを降ろして風力で移動します。逆風下で前に進むには、風上に対し30度の角度でジグザグに進むので、方向転換の時にマストの動きに合わせて一気に舵を切ります。普通のヨットより舵が小さく多く回す必要があるので少し戸惑う。後ろに見えるのがホバートの町。

  • 2時間ほどの旅も終盤、寄港の前にマストを畳みます。クルーが登ってマストを畳みます。現代のヨットはロープを引っ張るだけで畳めますが、クラシックヨットはそうはいかない。上段のマストは高さ10m程あるし、船も揺れてるし、、見てるだけでも結構怖い。

    2時間ほどの旅も終盤、寄港の前にマストを畳みます。クルーが登ってマストを畳みます。現代のヨットはロープを引っ張るだけで畳めますが、クラシックヨットはそうはいかない。上段のマストは高さ10m程あるし、船も揺れてるし、、見てるだけでも結構怖い。

  • 4日目、早朝に見た南極観測船です。今は冬なのでお休み中ですが、クルーは何か作業をしていました。いつか、これに乗って南極に行ってみたい。あと、ホバートにあるMaritime Museumは、航海に興味がある人にはお勧めです。

    4日目、早朝に見た南極観測船です。今は冬なのでお休み中ですが、クルーは何か作業をしていました。いつか、これに乗って南極に行ってみたい。あと、ホバートにあるMaritime Museumは、航海に興味がある人にはお勧めです。

  • 今日は、ブルーニ島(Bruny Island)へドライブです。ホバートから1時間半ほどでKetteringという町まで行き、そこからフェリーで30分でブルーニ島に到着。ブルーニ島は南北2つの島で、写真の様に2つは僅かながらつながっています。

    今日は、ブルーニ島(Bruny Island)へドライブです。ホバートから1時間半ほどでKetteringという町まで行き、そこからフェリーで30分でブルーニ島に到着。ブルーニ島は南北2つの島で、写真の様に2つは僅かながらつながっています。

  • この場所はThe Neckと呼ばれていて、近くのビーチ脇にペンギンが住んでいます。昔はこの辺りの道路標識に「ペンギン注意」というのがあった。冬はペンギンはいないこともあるそうだけど、ビーチにペンギンの足跡があり一安心。日が暮れてたころ、また戻ってくることにする。

    この場所はThe Neckと呼ばれていて、近くのビーチ脇にペンギンが住んでいます。昔はこの辺りの道路標識に「ペンギン注意」というのがあった。冬はペンギンはいないこともあるそうだけど、ビーチにペンギンの足跡があり一安心。日が暮れてたころ、また戻ってくることにする。

  • ブルーニ島の北の港から南端まで車で2時間余り、岬に灯台が見えてきました。ここは厳密には豪州最南端ではないけど、それにかなり近い。南島の大部分はオフロード、レンタカーなのでゆっくり進みます。レンタカー会社からは、ブルーニ島に行っても良いけどオフロードでは保険が効かない、と言われていました。

    ブルーニ島の北の港から南端まで車で2時間余り、岬に灯台が見えてきました。ここは厳密には豪州最南端ではないけど、それにかなり近い。南島の大部分はオフロード、レンタカーなのでゆっくり進みます。レンタカー会社からは、ブルーニ島に行っても良いけどオフロードでは保険が効かない、と言われていました。

  • 着いた〜!オーストラリア最南端は対岸に見える本島のSouheast Capeで、本当に最南端の岬が見えているのか分からないけど、最南端周辺を眺めているのは間違いない。南極からの南風が強く、海岸線の風を受ける場所は木が生えていない荒涼の地。遥か海の先は南極のみ。最南端の雰囲気は味わえました。

    着いた〜!オーストラリア最南端は対岸に見える本島のSouheast Capeで、本当に最南端の岬が見えているのか分からないけど、最南端周辺を眺めているのは間違いない。南極からの南風が強く、海岸線の風を受ける場所は木が生えていない荒涼の地。遥か海の先は南極のみ。最南端の雰囲気は味わえました。

  • アドベンチャーベイ(Adventure Bay)という街のキャラバンパークで今晩は宿泊。日が暮れてから例のthe Neckへ向かいます。誰もいない場所で待つこと1時間あまり、ようやくペンギン達が帰ってきました。真冬の豪州最南端近くの夜なんで、相当寒いことを覚悟していましたが、実際そうでもなかったです。真冬の東京と同じ位かな。

    アドベンチャーベイ(Adventure Bay)という街のキャラバンパークで今晩は宿泊。日が暮れてから例のthe Neckへ向かいます。誰もいない場所で待つこと1時間あまり、ようやくペンギン達が帰ってきました。真冬の豪州最南端近くの夜なんで、相当寒いことを覚悟していましたが、実際そうでもなかったです。真冬の東京と同じ位かな。

  • 5日目の早朝。Adventure Bayの海岸です。キャラバンパークで訊いたところ白いワラビーは町はずれの岬の先端辺りにいるそうです。先端のPenguin Islandまでトレッキングロードを1時間ほど歩くが、普通のワラビーすら見かけず。う〜ん、どうしよう。引き返す途中、道を間違えてしまい、気がついたら牧場らしきところに迷い込んでしまった。そこには、、

    5日目の早朝。Adventure Bayの海岸です。キャラバンパークで訊いたところ白いワラビーは町はずれの岬の先端辺りにいるそうです。先端のPenguin Islandまでトレッキングロードを1時間ほど歩くが、普通のワラビーすら見かけず。う〜ん、どうしよう。引き返す途中、道を間違えてしまい、気がついたら牧場らしきところに迷い込んでしまった。そこには、、

  • 白いワラビー発見!!白ウサギみたいに純真な白さに、かわいい顔をしています。まるでワラビーとは違う種類の動物に見えます。

    白いワラビー発見!!白ウサギみたいに純真な白さに、かわいい顔をしています。まるでワラビーとは違う種類の動物に見えます。

  • 他にも発見!普通の色をしたワラビーの群れの中に、10%位の割合で白ワラビーが混じっています。それでも白い体は草むらに隠れても目立つので見つけやすいです。生物的には劣等種で、特定の場所にしか生き残れなかったよう。昨日に続き、野生動物サファリは大成功。

    他にも発見!普通の色をしたワラビーの群れの中に、10%位の割合で白ワラビーが混じっています。それでも白い体は草むらに隠れても目立つので見つけやすいです。生物的には劣等種で、特定の場所にしか生き残れなかったよう。昨日に続き、野生動物サファリは大成功。

  • ブルーニ島ともお別れ。船でダントレキャストー海峡(D&#39;Entrecasteaux channel)を渡り本島に戻ります。この辺りはRecherche Bay, Huon Ville, Cygnet (Cygne:白鳥)とフランス由来の名前があるけど、フランスっぽい物は見つからなかった。ブルーニ島は日帰りツアーが有名ですが、動物サファリ目的なら泊まってみるのが良いです。

    ブルーニ島ともお別れ。船でダントレキャストー海峡(D'Entrecasteaux channel)を渡り本島に戻ります。この辺りはRecherche Bay, Huon Ville, Cygnet (Cygne:白鳥)とフランス由来の名前があるけど、フランスっぽい物は見つからなかった。ブルーニ島は日帰りツアーが有名ですが、動物サファリ目的なら泊まってみるのが良いです。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • furuta rieさん 2017/07/18 23:05:33
    クラシックヨットのセーリングについて
    こんにちは、今からタスマニアに旅行するので、クラシックヨットのセーリングに参加しないなと思うんですけど、事前の予約など、どのサイト、窓口で予約されましたか?

    ノーーウォリーズ

    ノーーウォリーズさん からの返信 2017/07/20 19:28:05
    RE: クラシックヨットのセーリングについて
    こんにちは、
    クラシックヨットのセーリングは現地で見つけたので私は予約せず飛び込みで参加しました。結構前の事なのではっきりとは覚えていませんが、恐らく催行しているのは http://rhonah.com.au/ だと思います。8月1週目を除く週末にセーリングに出ている様です。Elizabeth Street Pier に看板があるはずですので、そこで正確な出発時刻を確認してください。それでは良い旅を!

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