2012/10/13 - 2012/10/14
56位(同エリア193件中)
ハンクさん
サンクトペテルブルクからの帰途、ミュンヘンに立ち寄ってドイツ20ヶ所目の世界遺産「レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ」を訪れた。ミュンヘン空港からはバスで最寄り駅のフライジングまで行き、DBに乗りランツフートで私鉄のAlexに乗り換えて合計約1時間半、チケットはDB窓口で通しで購入でき、Bahncardの25%割引も対象となっている。Alexは私鉄で豪快な塗装の電気機関車が牽引しているが、客車の方は懐かしいクリーム色とオレンジ、青の塗色のDBの旧型車両を使っていたりして楽しい。
レーゲンスブルクは古代ローマ時代に町が築かれ、ドナウ川とレーゲン川の合流点に位置する交通の要衝として、中世には一大交易地として栄えた。13世紀に帝国自由都市となり、中世後期に交易路が変わるまで交易の中心地だった。15世紀には一時バイエルン公国に組み込まれたが、後に神聖ローマ帝国によってその独立性が回復された。17世紀には神聖ローマ帝国議会が常設され、レーゲンスブルクは帝国の中心的都市のひとつとして栄えた。
レーゲンスブルクの一番の見所である大聖堂は、バイエルン州の代表的なゴシック建築である。着工は1275年であるが、完成したのは実に1869年と600年後のことだ。ステンドグラスが美しく、教会内部の内装も素晴らしい。また、2009年に設置されたと言う壁掛け型のパイプオルガンが目を引く。高さ15mの演奏台まではエレベータを使って昇るそうだ。ドナウ川の川向こうから石橋とともに眺める大聖堂の景観はひときわ絵になっており、ポスターにも多く使われている。ただし日中は逆光となるため、撮影には早朝か夕刻の方が望ましい。
1135年から1146年に架けられた石橋は、中世の橋梁の中でも傑作であると言われている。第二次十字軍と第三次十字軍の騎士たちは、聖地エルサレムに向けた行軍の際に、ドナウ川に架かるこの橋を渡ったという。この石橋の大聖堂側にヒストーリッシェ・ヴュルストキュッヘ(歴史的ソーセージ屋)と言う物々しい名のソーセージ店がある。6本セット1皿で7.5ユーロを購入すると、河岸のテラスに座って食べられる。かなり人気の店で、1皿のために10分以上は並んだが、それだけの価値はある。しばし日常の雑事を忘れて紅葉や黄葉に彩られたドナウ川の流れを眺めていると、この橋を渡って行ったであろう中世の騎士や十字軍の戦士、神聖ローマ帝国の王達の行列が目に浮かんでくるようだ。
石橋を渡ってドナウ川の対岸へ渡ると、世界遺産に含まれるシュタットアムホーフの町並みが見える。しかしそろそろ夕刻の成田行きのANAをつかまえるためにミュンヘンに向かわなくてはならない。名残惜しいがドナウの流れに別れを告げて、中央駅までの約1.5kmを急ぎ足で歩いた。このあとインゴルシュタットに立ち寄って、ミュンヘンに向かう。あわただしい苦行のような旅が続く。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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レーゲンスブルク中央駅に到着した私鉄Alexの電気機関車
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新鋭の電気機関車であるが、漫画チックなクラシックな汽車を思わせる塗装
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昔懐かしいDB一等車塗色の客車、内部はコンパートメントではなくオープン車だ
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レーゲンスブルク中央駅のファサード
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レーゲンスブルク旧市街の街並み
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霧にかすむ尖塔の先端
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大聖堂前のモニュメント
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大聖堂のファサード
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大聖堂を見上げる
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イチオシ
ひときわ高い天を突くような尖塔
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大聖堂内部のステンドグラス
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大聖堂内部の聖壇
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大聖堂内部のパイプオルガン、エレベータで演奏台まで昇る
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ステンドグラスの聖母子像
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クラムガッセの先に見える大聖堂
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旧市庁舎(帝国議会博物館)の建物
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旧市庁舎(帝国議会博物館)の時計塔
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石橋に続く道の門
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ドナウ河畔の景観
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しばし日常の雑事を忘れて紅葉や黄葉に彩られたドナウ川の流れを眺めていると、この橋を渡って行ったであろう中世の騎士や十字軍の戦士、神聖ローマ帝国の王達の行列が目に浮かんでくるようだ。
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レーゲンスブルクを代表するアングル、残念ながらこの時間は逆光
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石橋から上流を眺める
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石橋から下流を眺める、観光船乗り場がある
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イチオシ
石橋と大聖堂、残念ながら逆光
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この石橋の大聖堂側にヒストーリッシェ・ヴュルストキュッヘ(歴史的ソーセージ屋)と言う物々しい名のソーセージ店がある。6本セット1皿で7.5ユーロを購入すると、河岸のテラスに座って食べられる。かなり人気の店で、1皿のために10分以上は並んだが、それだけの価値はある
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ヒストーリッシェ・ヴュルストキュッヘの調理場、商売繁盛で大忙しだ
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赤く染まった蔦の葉
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シュタットアムホーフ側の町並み
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シュタットアムホーフ側の教会
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黄葉したドナウ川の樹木
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シュタットアムホーフ側の教会
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コスモスの花咲く庭園
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聖エメラム教会のファサード
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マクシミリアン通りの景観
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この旅行記へのコメント (2)
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- jijidarumaさん 2017/01/10 19:32:19
- フォロー・フォロワーという事で今後とも宜しくお願い致します。
- ハンクさん
こんばんは。
フォロー・フォロワーという事で今後とも宜しくお願い致します。
さて、マレーシアにご赴任中の由、貴兄のご苦労を推察しております。私はドイツに二度、香港に一度と、欧亜の駐在を体験しましたが、思えばいずれも難しい国でした。
恥ずかしながら、私はドイツ語が可・可(苦笑)の状況ながら、体力だけはあったので、めげずに何とか全うし、定年後は感傷旅行と称して、古城巡りをしています。
音楽も“Chopin”がショパンであることを知らなかったぐらいです。貴兄の如く、ドイツに憧れ、ドイツ語を学び、ドイツ音楽を聴き、またコントラバスを演奏することが出来るとは、なんとも羨ましく、素晴らしいことです。
旅行記に(改訂版)と書かれている意味が分かりませんが、ロシア、ベルギーなどに長期滞在されていた時期に、投稿したものに手を加えたのでしょうか?
ドイツの世界遺産37ヶ所を見て回ることを当面の目標にされておられるとか、目標をこなしていくうちに、それに付随して知ることも多いかと思います。
それではまた、旅行記を拝見させてください。
御地でのご活躍を祈ります。
jijidaruma
旅行記を順次、見ていくうちにレーゲンスブルグに至りました。ここからPassauパッサウ、Straubingシュトラウビングも近いので、お立ち寄りが無かったのは残念でした。
尚、以下はレーゲンスブルグの口コミです。ご参考までに。
レーゲンスブルグ:この美しい町は二つの顔を持っている。一つは石、もう一つは水。
http://4travel.jp/overseas/area/europe/germany/regensburg/kankospot/10489197/tips/12228780/
『この美しい町は二つの顔を持っている。一つは石、もう一つは水。ドナウ川から眺めてみると、この二つが一つに溶け合う。 (サンドラ・パレティ)』・・・うまくこの町を表現していますね。
レーゲンスブルグ:ヴルストキュッヘに寄らなければ、レーゲンスブルグに行ったことにはならない!
http://4travel.jp/overseas/area/europe/germany/regensburg/restaurant/10447088/tips/?page=2
”Wer nicht in der Wurstkuchl war 、ist nicht in Regensburg gewesen。
ヴルストキュッヘに寄らなければ、レーゲンスブルグに行ったことにはならない!”
とお店のパンフレットにある。日本の日光云々・・・と似た言いようが面白かったです。
レーゲンスブルク:ベストセラー作家ジンメルの名はドイツの人なら、殆どの人が知っているらしい!
http://4travel.jp/overseas/area/europe/germany/regensburg/restaurant/10511465/tips/12225451/#contents_inner
≪お茶:”Dampfnudel-Uli・ ダンプヌーデルン-ウリ“で。≫
ジンメル作“Es muss nicht immer Kaviar sein。(いつもキャヴィアが要るとは限らない。)”というベストセラーがある。
・・・・・・・・・
- ハンクさん からの返信 2017/01/13 22:18:22
- RE: フォロー・フォロワーという事で今後とも宜しくお願い致します。
- jijidarumaさま、こんばんは。こちらこそよろしくお願いいたします。
ドイツに二度、香港に一度とは面白い組み合わせですね。どのようなお仕事だったのでしょうか。残念ながら小生はドイツには縁がなく、アメリカを10年ほど行き来し、テキサス州サンアントニオに赴任したことがあり、マレーシアは二度目の赴任です。その間にロシア、ベルギー、インド、トルコなどに出張で長期滞在したこともあります。
ただいま小生の最も思い入れのあるドイツ旅行記について(改訂版)として、追記、改訂したり、順番を整合したりしています。ドイツの世界遺産37ヶ所を見て回ることを目標にしておりますが、その周辺の街を訪れるだけの余裕はなかなかありません。jijidarumaさまの旅行記で勉強させていただこうと思います。
それではまた、ハンク
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