2012/05/03 - 2012/05/03
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frau.himmelさん
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バンベルク2日目。
今日訪れるクローナッハとクルムバッハは、昨年5月に訪れるつもりでしたが、全くお恥ずかしい失敗に気づき断念せざるを得なかった街でした。
今年はそのリベンジです。
なお、昨年の失敗の顛末は、
☆2011GW コーブルク編☆で紹介しています。よろしかったら…。
今年は昨年の失敗に懲りて、Cプラグは2個持ってきました。
1個はスーツケースの奥深くにしまってあります(笑)。
さて、先ずはドイツバイエルン州の古都クローナッハ。
中世の面影を残す歴史的街並みを見下ろすように聳えているのが、ローゼンベルク要塞。
中世の砦としてはドイツ最大、ヨーロッパ全土でも有数の規模を誇っています。
このお城ツアーに参加しました。
中世の頃より残っている真っ暗闇の地下通路を、細いろうそくの炎で足下を照らしながら進みます。
けっこうスリルがありました。
-
今日はクローナッハとクルムバッハを訪れます。
ホテルのある旧市街からバスで駅前までやってきました。
リヒテンフェルス経由で乗換えなしでクローナッハまで向かいます。
この線は昨年も通った線です。 -
今日はバイエルンチケットでの移動です。
クローナッハもクルムバッハもバイエルン州の最北端、
ギリギリバイエルンチケットが使えるのです。
自販機で購入したので21ユーロ。
クローナッハまで鈍行列車で40数分の旅です。 -
ローカル列車は古城街道沿いをガタゴトと走っていきます。
菜の花畑の先、丘の上にはお城が見えます。
昨年も見えたお城、なんていうお城なんでしょうね。 -
定刻にクローナハ駅に着きました。
いかにも田舎の駅って風情、
ホームなんかも屋根もなく草が生えている…。
それがなんだか郷愁を誘います。 -
駅前もこの通り。
人影もなく、お迎えの車が2,3台停まっているだけ…。
でもサビレているってちっとも感じないのは何故? -
私が持っている簡単な地図では、この橋を渡るらしい。
下を流れているのはハースラッハ川。
さて、この先右か左か?
どちらの方がローゼンベルク要塞まで効率的にいけるんだろう? -
通りがかりのおばあさんに道を尋ねました。
どこに行きたいの?って聞くので、要塞って答えると、
じゃ、私に付いていらっしゃい!と。
お喋りなおばあちゃんでした。
「ここはお肉屋さんなのよ」とか、「ここのお野菜、安いのよー。」とか。
聞かないことまでいろいろ教えてくれます。
そんな時の私の返事は、「Ach, So!」。
日本語で「ああ、そう。」って言っているのと同じ感覚で答えます(笑)。
本当は少しニュアンスが違うらしいけど。 -
そして、ここに来たら、
「じゃーねー、右をまっすぐ行けばいいわよー」って行ってしまった。
え〜、近くまで連れて行ってくれるんじゃなかったのー。
仕方がない、言われたとおり歩きます。 -
私の頼りない地図を見ると、ここはマリエンプラッツ。
この塔はローゼントゥルム、バラの塔っていうのかしら、市壁を守る見張りの塔らしい。 -
塔の角を曲がると、本を読んでいる銅像が…。
説明プレートには、「ヨハン・カスパー・ツォイス」。
クローナッハ生まれの言語学者? -
銅像の手前には小さな本棚のモニュメント。
これが対になっているようです。 -
そのモニュメントの後ろの高台には、
市教区教会(左のとんがりの塔)と、右の小さな塔を持つ赤い屋根は、St.Anna礼拝堂。 -
石畳の中世の街並みを更に進みます。
ここはクローナッハのシナゴーク。1883年に建てられました。
ここのユダヤ人もいろんな苦難の歴史を歩んできたんでしょうね。 -
シナゴークのプレート。
ちょうど1年前の5月4日、クローナッハの隣町コーブルクを訪れました。
あの街はドイツで初めてナチ党が議会の多数を占め、
また、1932年にはアドルフ・ヒトラーに名誉市民の称号を与えたドイツ最初の街でした。
隣町のことですからクローナッハもそんなに違いはなかったと思います。
クローナッハに住んでいたユダヤ人は一体どうなったのか?
背筋をしゃきっとして通りました。 -
またまた道が分からなくなり、今度はおじいちゃんに聞きました。
彼はここまで私を連れてきて、この道を行けばいいよ!って。 -
そう言っておじいちゃんは去って行きました。
こんな細い道?
地図ではもっと賑やかな通りを行くような気がしますが…。
でも城塞って矢印があるしねー。 -
まだこんな道を行くの〜?
とうとう3人目に尋ねます。今度は4,50代くらいの男性。
同じく、付いておいで!と…。
この付いておいで…に信用がなくなった(笑)私は、
「あなたも城塞に行くんですか?」って聞いてしまいました。
そしたらやっぱり途中までは行くよ、って。
その男性、足が早い早い、小柄な日本のおばあさんは必死に付いていきます。
歩きつかれて痛くなった足を庇いながら必死に歩きます。 -
ここまで来たらその男性、
その坂道を登って行ったらお城だからね、ってこの建物に入ってしまいました。
入口には「ラートハウス:市庁舎」とあります。
ここの職員さんだったんですね。 -
えっ、まだこの石畳の坂道を登るの〜〜?
もう、見ただけで挫折しそうになりました。 -
どうにかやっと、城塞が見えてきました。
左側にある大きな建物は…? -
刑務所だそうです。後で調べてわかりました。
-
ここにあるのは、1914年とありますから、第一次世界大戦の戦傷者慰霊碑ですね。
-
随分堅牢な防壁です。
ここが到着点ではありません。
でも登るしかないですよね。
もう、イヤになるくらい坂道を登りました。
同じ頃ここに行かれたBerg Heilさんの旅行記を見ると、往復タクシーを使われたと…。
そのほうが正解です。 -
はあー、要塞の入口が見えてきました。
また長いトンネルの通路を登り…。 -
ここがチケット売り場。
ともかくお城ツアーのチケットを買って椅子に座っていると、
係りの人が
「11時まで時間があるので、外を見ていてもいいんですよ!」って。
やっと座れてほっとしていた私、つい険しい口調で、
「ここに座っていてもいいんですよね!」って。
後で激しく後悔しました。 -
少し休んでから、チケット売り場の横から階段を上って見ました。
-
さっきやっとたどり着いた城門の方向を。
ローゼンベルク要塞は10世紀に築かれた、およそ24ヘクタールの総面積を持つドイツ最大の城塞だそうです。 -
城塞の上からは素晴らしい眺めが広がります。
周りはどこまでも続くオーバー・フランケンの山々…。 -
その手前はかわいい中世のクローナッハの街並み。
眼下には私が通ってきた道が見えます。 -
もっと近づいてみましょう。
手前の大きな建物は刑務所、その左側の三角の屋根の連なりが市庁舎。
さっき道を教えてくれた男性が入っていったところです。
あのとんがり屋根の塔は市教区教会。
えっあんなに近かったの?
もっとずーっと遠かったと思ったのに…。 -
城塞の案内板。
周りを星型の防護壁と、土塁に守られた堅牢なこの要塞は、幾多となくこの街を守ってきました。 -
カトリックの街、クローナハはプロテスタント派の勢力から何度も攻め込まれましたが、それらから街を守ったのがこのローゼンベルク城塞だったのです。
-
右:ディック塔(太い塔)、
左:Kapitaensturm(キャプテン塔?) -
二つの塔の間にあるのが、武器庫の入口。
真ん中の紋章を挟んで、二つの鍵穴があるのが面白い。 -
そろそろ時間です。
ツアー参加者はこの辺で待っています。
今回は私も含めて7名でした。
もちろん日本人は私一人。 -
ガイドさんの案内で中に入ります。
もちろんドイツ語のみです。
ほとんど聞き取れませんが、ウンウンと分かったフリをして聞いています(笑)。 -
ブルーの上着を着た女性がガイドさん。
参加者は結構シニアの方が多かったですね。 -
城塞の一番高い塔、天守閣がある中庭に来ました。
-
-
ここには城塞に付き物の井戸があります。
この井戸の深さがどれくらいで、どういう歴史があってという説明をしているのでしょうが、私にはサッパリ…。 -
中には熱心にメモを取っている人もいますが、私は撮影に専念します(笑)。
-
言葉は少ししか理解できなくても、この立派なお城の中をいろんな角度から見るのはとても面白いです。
-
大きな丸太を組み合わせた昔ながらの扉。
ここを出ると…。 -
お堀に囲まれた北側の城壁に出ます。
-
この門から出てきました。
門の正面には立派な紋章。
ここは城主の館だったんでしょうね。 -
後ろを振り返ります。
ホントに立派なお城です。 -
さて、ここで説明が始まりました。
例によって私は、わからないくせにウンウンと頷いていました。
そしたら突然私に向かって
「あなたは大丈夫ですか?」って。 -
目をシロクロしていたらゆっくり説明してくれました。
これからこのツアーの目玉、当時から残っている地下通路に入るそうです。
その地下はとても深くて、狭い急な階段をかなり降りなければならないらしい。
あなたも付いていきますか?もし、自信がなかったら、この扉から外に出て待っていてください、というものでした。 -
私はそれがあるからこのツアーに参加したんですから、もちろん行きますよ。
自信がないという人が2人いて外に出て行きました。
それを見て、なんだか私も心配になりましたが、まあ慎重に行けば大丈夫でしょう。 -
結局、残った5人で廻ります。
皆さん若い50代くらいの方ばかり。 -
ガイドさんが地下通路入口の鍵を開けました。
-
急な階段をガイドさんの懐中電灯を頼りに降りていきます。
若い参加者達は、日本人の物好きなおばあさんをガイドさんのすぐ後ろにしてくれました。
灯りが一番良く見えるからです。
手すりにしっかりつかまって長い細い階段を降りて行きます。
さっき井戸の深さと同じくらいだと言っていましたが、本当に深かったです。
降りた先で一人ひとりに細いろうそくが1本ずつ配られます。 -
本当に一寸先は闇です。
この地下通路は当時のまま残っているんですって。
真っ暗で細い通路をろうそくの炎を頼りに進むというのは、なかなか面白い経験ですが、下に何があるか分かりませんから、気をつけなければ…。
転んで足を折ったら…、と思うと、ちょっと無茶をしたかなと後悔しました。 -
ろうそくを持っていない手はしっかりと前の人の服をつかんで歩きます。
皆さんとっても親切で、時々大丈夫か?と私に声をかけてくれます。
私にとっては長い長い暗闇の時間でしたが、皆さんの心遣いがとても嬉しかった。 -
やっと地下壕から出てきた時は、なんだか昔からの仲間だったような気持ちになっていました。
みんな笑顔で、洞窟に入るときの表情とは明らかに違っていました。 -
ガイドさんとは地下通路の出口で別れました。
これから各自自由に見学ですが、なんだかみんな去りがたい気持ち。
同じ方向に移動します。 -
さっきはみんなお互いにあんまり話をしなかったのが、
私にも「写真を撮ってあげようか?」という人が現れたり…。 -
私もカップルの写真を撮ってあげたり…。
とても心に残るローゼンブルク要塞のガイドツアーでした。
さあ、もうひとつのお楽しみ、クラナッハの絵を見に行きましょう。
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