2012/07/05 - 2012/07/18
28位(同エリア68件中)
アクアマリンさん
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後編は、トルコで最も印象の良かった町・セルチュクと、その次に訪れたイスタンブールの旅日記です。
相変わらずどこも猛烈な暑さでしたが、その暑さをあまり感じないほどエフェス遺跡は素晴らしかったです。最後に私の体験的アドバイスも添えました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
パムッカレを夕方出て、長距離バスでセルチュクへ移動。
泊まったウルクメツホテルは、とても良かったです。
部屋のバルコニーからは、丘の上に建つセルチュク城(実際は聖ヨハネ教会だけど、城とも呼ばれているようです)の眺めが最高。
このホテルに滞在中、時間があればここに座ってビールやレモネード(その場で作るレモネードとオレンジジュースは実に美味)を飲みながら、お城を眺めていました。 -
翌日は、世界屈指のギリシャ・ローマ遺跡として有名なエフェス遺跡へ。
ここを気のすむまで見たかったから、ツアーではなく個人旅行にしたと言っても過言ではありません。
遺跡の数・種類・保存状態どれをとっても素晴らしかった。なぜここが世界遺産ではないのか不思議です。
エフェスには、かのクレオパトラも訪れたことがあるそうで、彼女を迎えるセレモニーの寸劇をやっていました。 -
見学には、日本語音声ガイドを借りることをおすすめします。
それを何度も聞きながら、私は4時間近くいたかな〜。とにかく広いし見ごたえありました。 -
紀元前から残る道。古代の人々も、大理石を敷き詰めたこの道の上を歩いていたのかと思うと、私のような歴史好きにはたまりません。
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エフェス遺跡で特に有名なスポットが、この公共トイレと、売春宿です
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トルコ人と思うのですが、中近東系の家族と。
私は海外へ行ったら、自分を撮る時は基本的に現地の人と一緒に撮ることにしています。特に風俗の異なる地域なら尚のこと。
ほとんど日陰のない遺跡では、こんな感じで歩き回っていました。それでも顔は焼けたけど。 -
翌日は、伝統家屋群とワインの里で知られるシリンジェ村へ。
ブドウ畑を見下ろす丘に沿って、オスマン時代の家々が並んでいます。 -
村の中は、細い迷路のような路地に沿って古い民家が立ち並んでいます
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花と緑があふれる山村の道をゆく。
民家を利用したペンションもいくつかありました。
丘の斜面にあるので眺めが良さそうだし、きっと素朴なトルコの顔も知ることができそう。ワイン片手に静かな夜をゆっくり過ごすのもいいでしょうね。機会があれば泊まってみたいと思いました。 -
ワインショップがあちこちにあり、5リラ(200円台前半)前後で試飲もできます。
とてもフルーティーで飲みやすく、ワイン好き(私はそれほどでもない)なら行ってみるといいでしょう。
素朴な村らしく、手作りの手芸や自家栽培のハーブなどを家の前で売る光景も見かけます。 -
セルチュク城こと聖ヨハネ教会。
イエスの処刑後、母のマリアを連れてヨハネがやってきたのがセルチュクなんだそうです(この旅で初めて知りました)。ヨハネが晩年を過ごしたのがここ。丘の上にあって眺めがいいです -
大好きになったセルチュクに別れを告げて、いよいよイスタンブールへ。
トルコ航空は国内線2回がオマケで付いてくるので、イスタンブール〜カッパドキアと、イズミル〜イスタンブールは飛行機にしました。
席は広々としている(こっちが国際線なら良かったのに!)し、短時間でも食事が出てサービス満点。 -
イスタンブールはかなりホテル代が高いのですが、再訪するかわからないので、思い切って(予約サイトの口コミで得点が高い)シルケジ・コナックというホテルにしました。
地下にはプールとハマム、屋上には眺めのいいレストランもあって、料金以上のお得感があります。朝食も大変おいしかったし、帰りにはお菓子のお土産までいただきました。 -
この日は着いただけなので、観光は明日以降にまわして、夕日見物に行きました。何かの本で「ガラタ橋から見る夕日は世界屈指」と書いてあったからです。夕日といっても、午後8時。
橋の上では、たくさんの人が釣りをしていました。
金色に染まる金角湾の両側には、数多くのモスクや塔のシルエットが浮かび上がり、数々の歴史舞台になった街にいることを実感しました。 -
サバサンド船は電飾仕様なんですね、夕方以降はこのきらびやかさ。中では男性たちが黙々とサバを焼いていました。
船の前の広場は人でいっぱい。
観光客向けと思っていたので、地元の人もこんなに大勢食べに来るとは思っていませんでした。
でも正直、私は全然口に合いませんでした。
近くで売っていたゆでトウモロコシも。日本って本当に何もかも高品質なんだな〜。 -
朝からトプカプ宮殿へ。
大帝国・オスマントルコの宮殿だけあって、とにかく広い。音声ガイド片手にざっと見ただけでも2時間以上かかりました。 -
ハーレム。
絶大な富と権力を背景にした貴婦人たちの住まいですが、決して広くはありませんでした。
日光があまり差し込まない部屋、庭園もなく、どれほど室内装飾や身を飾るアクセサリーがきらびやかでも、これが毎日では息が詰まりそう。
まだ大奥の方がずっと人間らしい扱いだったのではないかと思いました。 -
海を見渡す豪華な東屋は記念撮影に恰好な場所で、たくさんの観光客が順番待ちをしていました。
この宮殿に暮らしたスルタンの一族も、ここで気分転換をしたのでしょう。 -
内装は豪華なんですが、室内はどこも薄暗い
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ブルーモスク。イスタンブールのシンボル的存在なので、中に見るものがいろいろあるかと思っていました。でも、そこはやっぱりモスク。礼拝堂だけでした。
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アヤソフィア。
イスタンブールで合流した人が泊まっていたホテル屋上からが、一番よく見えました。
見ごたえでいったら、ブルーモスクより断然こちらです。 -
ギリシャ正教の大寺院とイスラムのモスクが融合した、不思議な建物です。
アラブ文字とキリスト教関連のモザイク画が同居しています。 -
モザイク画も大変素晴らしい。
ヨーロッパの芸術でいうと、ルネサンス以降のきらびやかで肉感的なスタイルより、中世のこういう素朴かつ硬い感じの方が私は好みです -
代表的な観光地ばかりもつまらないので、トルコ通の方に誘われてオルタキョイというエリアに行ってみました。週末だけアクセサリーやいろいろな露店が並ぶそうです。
私もネックレスを買いました。 -
夜は、ボスポラス海峡に浮かぶ人工島のレストランへ。
イスタンブール在住邦人の間では、「とっておきの時に行く1軒」として有名なんだそうです。観光客が行く範囲から外れていて、市街地からは少し時間はかかりますが、ロケーション・お料理とも素晴らしかったです。 -
こんなロケーションのお店は初めてです。
対岸には、お金持ちの家が並んでいます。ごみごみした市街地ではなく、海峡を一望する丘の上の暮らし・・・庶民には見当もつきません。
途中、クルーズ船が近づいてきました。船上では、着飾ったカップル1組だけがディナーの真っ最中。どうやらこのカップルの貸切クルーズのようでした。
どこの国にもお金持ちっているんですね・・・。 -
お料理はシーフード主体で、トルコ料理というより、洋風や現代感覚も取り入れたスタイルでしたが、とても美味しかったです。
写真はスズキのパイ。スズキにハーブ類を詰め、岩塩でくるんで焼いたもののようです。こうしてテーブルで切り分けてくれました。 -
この人工島には3軒のレストランのほか、こんなプールまでありました。丸でドラマの世界!向こうに見えるのは、ライトアップしたボスポラス大橋。ためいきが出るほど美しい景色でした。
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この日は朝からガラタ塔へ。
塔の上からは、イスタンブール市街地を360度見渡せます。塔自体が丘の上に立ち、さらにそのてっぺんから見るのですから、最高のパノラマ。 -
さすがにどっちを向いても眺望は抜群。でも歩くところはとても狭いので、あまりのんびりできません
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ガラタ塔はそもそもは6世紀からあり、今の建物は14世紀建築だそう。内部は中世のままです。
イスタンブール行きに備えて塩野七生さんの『コンスタンティノープルの陥落』という歴史小説を読んでおいたので、「ああ、ここが舞台なのか」と感慨を覚えました。 -
観光客向けのスポットは主に旧市街に集中していますが、市民にとっての本当の繁華街は新市街なのだそうです。
このイスティクラール通りは、赤い路面電車とヨーロッパ的な街並みがマッチした絵になる場所でした。東京でいうと、旧市街が浅草なら、ここらへんは銀座あたりかも。 -
今度はアジア側へ。船は頻発しています。
交通上は不便かもしれませんが、街中に海があるというのはいいものですね。 -
カドキョイの船着き場周辺はすごい人と車でしたが、一歩路地に入ると、ひっそり静まり返った中に古い家屋が立ち並びます。人ごみの嫌いな私には好印象。観光客向けの宿や食堂は少ないようですが、こっちに泊まるのもおもしろそうです。
いろいろ歩いてみたかったのですが、現地在住の方から「治安の良くないところもあるので、切り上げよう」と言われました。 -
グランドバザールへ。
私はあまり買い物しない方なので、見物に徹しました。
「客引きがすごい」「日本人と見るとしつこい」と聞いたのですが、彼らもプロ。「こいつは絶対買わない」と見破ったようで、ほとんど声をかけられませんでした。もしくは、よほど貧乏に見えたのか・・・ -
エジプシャンバザールへ向かう道にて。スカーフ屋が集まっている地域でした。3リラと思えないくらい、センスの良い1枚を購入。
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海の都・イスタンブールに別れを告げ、夕方の飛行機で帰国しました。
トルコは世界三大料理で有名ですが、アジアほど多彩且つ美味とは思いませんでした=帰国後「そんなことない!」と反論多数だったので、もう少し店を選んでみようかな(選ばないとダメってところが私的基準では【美食の国】ではないんですが)。イスラム圏のわりに大好きな羊肉が少なかったことも原因かもしれません。
基本的にアジア以外は「1国1回」しか旅しないのですが、トルコではさまざまな出会いもあってご縁を感じました。再び来ることがありそうな予感・・・。 -
◎体験的旅行アドバイス
・トイレが少ないので、見つけた時に入っておくようにする。ただし、たいてい有料です(1リラ)。紙は高級ホテル以外、たいてい流せません。
・治安はそれほど神経質にならなくていい、ヨーロッパより安全と感じました。ただし、日本ほど良くはありません。
・衛生観念の差なのか水や油が合わないのか、日本人はよくお腹を壊すそうで、現地で会った日本人旅行者も全員経験していました(私は何ともなかったけど)。心配な方はレトルトのおかゆ持参をおすすめします。
・ガソリンは日本よりずっと高く、従ってタクシーが高いです。物価が安いからとタクシーを当てにすると大変です。
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