九寨溝特典旅行：黄龍編

2012/09/14 - 2012/09/15

9月の連休はずーっと行きたかった九寨溝に行くことに。今年の5月に調べたら、UAマイルでの特典旅行に空席はなく、大枚はたいて中国東方航空を予約。その後8月に一部便が欠航のお知らせが。振り替え便にするか無料でキャンセルするかの選択肢を迫られ、再び特典枠を見てみると、なんと枠が開放されて席があるではないか！即座にチケットはキャンセルして特典旅行に乗り換えた。エコノミーで往復2万マイル。

同行者を募ると、旅好きの友人2人が立候補してくれたので、それぞれ特典マイルでとったチケットで現地集合、3人で3泊5日で旅行してきました。空席枠の都合で長めの日程になったけど、最短で2泊4日で行けると思う。

日程

9/14　NH959 14:00 NRT- 16:05 PVG （上海）
9/14 CA4542 20:10 PVG- 23:05 CKG　（重慶）、重慶泊
9/15 CA4397 8:00 CKG- 8:00 JZH　（九寨溝）、黄龍観光後九寨溝泊
9/16 九寨溝観光
9/17 松藩に寄ってから空港へ、CA4428 19:45 JZH- 21:05 CKG
9/18 OZ358 0:25 CKG- 4:55 ICN　(仁川)
9/18 OZ1025 8:40 GMP （金浦）- 10:45 HND

エリア 黄龍(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: 中国国際航空 ANA アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

11時東京駅発の京成バスで成田空港へ。ネットで事前予約して800円。安い！バスは普通に高速バスで快適だし、満席ではなかったので2席独占できたし、出発は若干遅れたものの、到着は予定通り午後12時10分だった。
フォト

全日空のスタアラゴールドカウンターでチェックイン。ガラガラだった。フライトもどうやら結構あいているらしい。妊婦であることを告げると、隣をブロックしてくれるって。ブランケットや枕、お水など、余分にほしいものはないですか、体調は大丈夫ですか、と日本ならではの心遣いが嬉しかった。言ってみて正解だった。またCAにも連絡がいっていて、搭乗した時にも声をかけてもらった。

南ウィングのANAラウンジへ。三連休の前だというのにガラガラで驚いた。連休前だから逆にビジネス利用が少ないのか？はたまた例の領土問題で旅行をキャンセルした人が多いのか？

きつね蕎麦、おにぎり、お稲荷さん、サラダなどをつまむ。なんかもう機内食いらないかも。

フルーツポンチも食べてみた。これが結構おいしかった。

午後2時発の上海行きに搭乗。2時間ちょっとと短いフライトだけどモニター付きだった。ダークシャドウを見たらもうあっという間に到着。機内食はどっかで見たような…前に杭州行で食べたのにすごく似てる気が。カニご飯とそば。最中じゃなくておまんじゅうだったけどね。おなかいっぱいなので味見程度に。

上海はあいにくの曇り空。気温は23度で東京より涼しい。

午後4時、定刻通りに到着。いったん入国して、国内線にチェックインしなおす。ここでも妊娠している、と言ってみるけど理解してもらえなかったので、通路席、というとはいはい、という感じで通路席をくれた。マニュアル通りの英語しか通じないらしい。うれしかったのは、ラウンジまでの電気カート乗車券をくれたこと。確かにこれがないと辛い位ラウンジは遠かった。スワンナプーム並み。

そうか、もう上海ガニと月餅の季節なのかー。

CAラウンジは国内線なのでいまいちな感じ。ソファは快適だけど、シャワーもないし、ドリンクと食べ物も限られている。しかもネットがめっちゃ遅くて使い物にならん！乗継4時間なので、これは致命的。

ドリンクとスナック。

ご飯系。

ご飯系とスープ、黒烏龍茶、水をいただいた。ご飯まずー。焼きそばも油ばっかで味がない。街に出ればおいしいご飯だらけなのに、なんでラウンジ飯ってまずい物ばかりなんだろう。

上海空港にて、ドラマチックな夕暮れ。

午後8時10分発の重慶行CA便は15分の遅延で出発。15分ですんでよかった。座席は前から2列目で3席占領できたので、横になって眠れた。3列目以降はほぼ満席で、前の2列だけがガラガラだったので、上級会員待遇してくれたんだろう。重慶までは2時間強と結構長い。成田−上海とたいしてかわらない。広いなあ、中国。機内食はなぜかそばとチャバッタのツナサンドだった。全然中華じゃない。

現地英文紙のトップニュースはまさに領土問題だった。怖い。

重慶にはほぼ定刻の午後11時着。空港からはタクって予約しておいた空港近くのホテルへ。所要時間5分、1メーター9元でこれた。

Jinyi Kangzhuang Business Hotel (重庆金易康庄商务酒店）

www.eLong.net　というサイトでデポジットなしで予約できて、バスルーム付シングルが88元。雑居ビルにあるホテルで、狭くて重慶マンションみたいだったけど、それよりは広く、空港近くにしてはお手頃価格だと思う。受付近辺では無料WiFiが使え、スピードも問題なし。先に重慶入りしていたきょさんとひでまるさんともここで無事合流。明日は朝早いので12時半には寝ることにする。

翌朝、午前5時ごろにホテルを出て、ホテルの無料送迎サービスで空港へ。午前7時初の九寨溝行にチェックイン。幸いオンタイムだった。ちょうどけいたその話をしていたら、目の前にけいたそのお店が現れて、大うけ。

CAのラウンジへ。国内線なのでしょぼい。

食べ物や飲み物もしょぼい。ネットは空港の無料ネットが使えるはずだけど、携帯番号を入力してSMSでパスワードが送られるシステムで、上海空港同様、入力してもSMSは一向に来なかったので使えなかった。

朝食にインスタントラーメンを食べる。スープはさすがに麻辣でうまい。けど麺がやっぱりインスタントだね。

座席は妊婦申告せずに非常口席をゲット。足元広々。九寨溝までは1時間。右側の席だったのだけど、左のほうが山がきれいに見えたので、左がおすすめ。機内食はハムとレタスが挟まったホットサンドのようなもの。

午前8時過ぎには九寨溝空港到着。標高が3300mもあり、外はたぶん10度もなくてとっても寒い。空港にも防寒着が売られていた。

空港到着後、黄龍観光をしてから九寨溝へ行くことにする。黄龍まではバスもあったけど、一人100元だったので、このサインボードによるとタクシーで200元のほうが3人いればお得なのでタクシーと交渉。するとみんな協定結んでるせいか300元から下がらない。かなり粘って時間を無駄にしたけど全然下がらず埒があかない。空港→黄龍、観光中待っててくれてその後九寨溝までなら700元（歩き方にのってる価格と同じ）だというので、そうすることにする。運転手のお兄ちゃんはちょこっとだけ英単語を知っていて助かった。

黄龍までは1時間半くらいだっただろうか？3000m以上の高地で、高山病にはならなかったけど酸素が薄いのを感じる。荷物はタクシーに預け、観光へ。まずはケーブルカーで上までのぼる。ケーブルカー80元、入場料200元なり。高い！ケーブルカーは黄山と同じオーストリア製だった。

標高は私は大丈夫だけど、気温がとにかく低くて寒い！一応防寒着は持ってきたつもりだったけど、正直ここまで寒いと思っていなかったので、詰めが甘かった。無料酸素吸入所（ストローに1元かかるけど）があちこちにあったので、試しに吸ってみた。うーん、きいてるのかな？こんな感じで酸素を空気枕のようなものに入れている。

遠目に見た棚田。あまりに色が鮮やかなんで、バスクリン疑惑が。

基本下りの歩きやすく整備された道を歩き、一番の見どころである五彩湖到着。

さすがにこの棚田は圧巻。パムッカレよりもきれいだと思う。

みんなで撮影大会。友達と一緒に来るとたくさん写真がとれていいね。

黄緑色から青色までいろんな色があるけれど、私はこのクリームブルーが好きだった。

いやー、来てよかった。

帰り道はひたすら下りなのだけど、7キロくらいあって、結構長かった。寒いし。こんなに寒いなんて思わなかったよー。寒いとさらにトイレが近いのだけど、トイレはあちこちにあって助かった。約5時間観光して、下山したのは午後2時半ごろ。

黄龍観光を終え、ドライバーと合流し、遅めのランチに連れて行ってもらった。黄龍入口にあるレストランは高いので、少し離れたところにある食堂。それでも普通よりは高めだったけど、まあまあ良心的だった。海苔と卵のスープに大量の御飯。この海苔のスープ、中国どこにでもあるけど、はずれがなくおいしい。

せっかく四川にいるのだからと麻婆豆腐。洗練はされていないものの、ちゃんと麻も辣もきいていておいしかった。ご飯が進む。トータルで一人300円くらい。

ご飯の後車で九寨溝へ。2時間以上かかったと思う。結構遠かった。ネット予約しておいたホステル、Dakini Hostelにチェックイン。チベットの民家をホステルに改造したもので、なかなか雰囲気はいい。しかし木造で暖房もなく寒い！困難で寝られるか心配だったけど、電気毛布があり、それがとても暖かかったので、問題なかった。無料WiFiは部屋でも使えた。3人部屋、バス、トイレ共同で一人一泊100元。

http://www.hostelworld.com/hosteldetails.php/Dakini-Tibetan-Hostel/Jiuzhaigou/65816/reviews

質素ではあるけど、雰囲気があって素敵。

レセプション兼居間。なんかブータンを思い起こさせた。スタッフは英語が少し通じるけど、本当に少しだけ。欧米人もほとんど見かけなかったし、そんなに外国人は多くないのかなあ。

晩御飯はメインストリートにあった火鍋の店へ。火鍋の店と思って入ったら、だれも火鍋を食べていなくて、メニューにもなかったので、しょうがなく普通に四川料理っぽい物を頼む。翌日わかったのだけど、火鍋屋はその上の2階で、この店はまた別の名前だったようだ。どうりで誰も火鍋食べていないわけだ。でも客入りはよかった。入り口にあるでっかい壺のようなものに入っていた鶏のスープがおいしそうだったので注文。揚げた鶏のつみれみたいなものや豆が入っていた。スープが体に染み渡るおいしさ。

空芯菜炒めだと思うんだけど…はじめ空芯菜（中国語の名前がわからず、クウシンツァイといってみた）を頼んだら、メイヨウと言われたので、ほかの野菜を頼んだんだけど、結局これも出てきた。シンプルだけどおいしい。

鶏肉の辛い料理。椒という字がついていたので注文。確かに麻辣なんだけど、料理自体が冷菜らしく、思っていたものとちょっと違ってがっかり。

キクラゲの椒炒め。ピリリとはしているけど辛くはない。しかし料理頼みすぎた。とてもじゃないけど全部は食べきれず。お会計は一人70元強。お酒も飲んでいないのに。頼みすぎたのと、そもそも観光地価格のようだ。

ホステルの共同バスルームはシャワーは幸い熱いお湯が出たものの、トイレが中式でやや清潔感に欠け、しかもいったん外に出ないといけないので寒くてつらかった。明日も早起きなので、午後10時半頃には就寝。

この旅行記へのコメント （2）

• kanaさん 2012/09/20 14:16:04

  おめでとうございます(^-^)

  wakabunさん こんにちわ
  
  最初旅行記を読み始めたら
  
  >妊婦であることを告げると、
  
  ん？？••••••••
  えっーーーーーーーー(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))
  ビックリ〜！！でも、おめでとうございます(^-^)/
  それにしても、三連休で黄龍に九塞溝、なつかしーです。
  そうかー、UA特典だと九塞溝まで、取れるんですね〜これはお得です。
  中国は、特に問題なかったでしょうか？私は、この三連休、上海と西安を予定していたのですが、仕事の都合と最近の状況から、取り敢えず延期しちゃいました(>_<)
  
  バスクリン疑惑は知りませんでした、知っていたら匂いを嗅いだのになぁ(笑)
  続きも楽しみにしてまーす
  
  kana

  wakabunさん からの返信 2012/09/22 01:13:08

  ありがとうございます！

  kanaさん、
  
  ありがとうございますー。本当は安定期までもうちょっとなんですけど、体調もいいし、前回杭州＆黄山に行った時も実は妊娠していたので大丈夫かといってしまいました。帰国後超音波で見てもらいましたが元気そのものでした。
  
  > それにしても、三連休で黄龍に九塞溝、なつかしーです。
  > そうかー、UA特典だと九塞溝まで、取れるんですね〜これはお得です。
  
  kanaさんの旅行記行く前に参考にさせていただきましたよ！ありがとうございました。九寨溝までとれることは前からわかっていたのですが、ここ数年毎年調べていたけど全然空席がなかったのです。どうやら直前になると開放されるようです。
  
  > 中国は、特に問題なかったでしょうか？私は、この三連休、上海と西安を予定していたのですが、仕事の都合と最近の状況から、取り敢えず延期しちゃいました(>_<)
  
  上海大都市だし、デモや嫌がらせがあったし、延期して正解だったのかもしれないですね。私は九寨溝だけだったので問題なしでした。ただ、一軒マッサージ屋さんで「今日も明日も満席」と言われ、おかしいなー、と思っていたら、外に「日本人と犬は入店禁止」と看板が出ていました。断り方は丁寧だったけど、そういうことなのかとショックでした。まあでも暴力を受けたわけではないのでそれで済んでよかったです。
  
  Wakabun