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アフリカの中央部の山にマウンテンゴリラが棲んでいる。このゴリラを見に行くゴリラトレッキングあるいはゴリラトラッキングは人気が高い。私たちも興味を持ったが、さまざまなリスクを考えて先延ばししていた。そのうちに2人とも結構な年齢になってしまった。ゴリラトレッキングは山道を長時間歩くので、体力がないと参加できない。このあたりで出かけようと思った。<br /><br />2011年の春、翌年に実施するつもりで情報を集めた。もちろん、日本のいくつかの信頼できる旅行会社がゴリラトレッキングツアーを企画している。しかし、私たちのように旅行に出られる時が特定の期間となると、なかなかスケジュールが合わないと予想される。そこで海外の会社を検索した。その結果ウガンダに拠点があるヴォルケイノーズ・サファリズ(Volcanoes Safaris)は信用できると判断した。ネットで彼らのサイトを見るといろいろなプログラムが記してある。<br /><br />マウンテンゴリラは900頭弱が生き残っている。ウガンダ、ルワンダ、コンゴの3カ国に分布しているが、コンゴは治安が悪いので、ゴリラトレッキングの行き先はウガンダとルワンダのどちらかになる。ウガンダではブウィンディ国立公園に400頭ほど、ルワンダでは火山国立公園に250頭ほどがいる。ルワンダでのトレッキングのほうが少しばかり容易そうなので、ルワンダを選んだ。<br /><br />そして、8月25日、ルワンダの首都キガリを出発する4日間のツアーが見つかった。スケジュール的にぴったりだ。8月は休暇シーズンの上に乾季なので、すぐ売り切れになるかもしれない。これだと、1年以上前に予約してしまった。<br /><br />ゴリラ見物の許可証は1人1日で500ドルと高い。ごく最近ルワンダでは、新しく予約する人は750ドルへと値上げされた。しかし、このお金の多くがゴリラの保護に使われ、さらに5パーセントは直接地元に還元されているそうだ。<br /><br />ルワンダの首都、キガリに入る飛行機の選択は少し考えた。KLMオランダ航空がアムステルダムから飛んでいるので、ヨーロッパ回りとして、ブルージュ、ボルドーさらにドルドーニュ地方のクロマニョンの洞窟も見るプランにした。

ルワンダのゴリラトレッキング

87いいね!

2012/08/23 - 2012/08/29

2位(同エリア28件中)

9

53

Takashi

Takashiさん

アフリカの中央部の山にマウンテンゴリラが棲んでいる。このゴリラを見に行くゴリラトレッキングあるいはゴリラトラッキングは人気が高い。私たちも興味を持ったが、さまざまなリスクを考えて先延ばししていた。そのうちに2人とも結構な年齢になってしまった。ゴリラトレッキングは山道を長時間歩くので、体力がないと参加できない。このあたりで出かけようと思った。

2011年の春、翌年に実施するつもりで情報を集めた。もちろん、日本のいくつかの信頼できる旅行会社がゴリラトレッキングツアーを企画している。しかし、私たちのように旅行に出られる時が特定の期間となると、なかなかスケジュールが合わないと予想される。そこで海外の会社を検索した。その結果ウガンダに拠点があるヴォルケイノーズ・サファリズ(Volcanoes Safaris)は信用できると判断した。ネットで彼らのサイトを見るといろいろなプログラムが記してある。

マウンテンゴリラは900頭弱が生き残っている。ウガンダ、ルワンダ、コンゴの3カ国に分布しているが、コンゴは治安が悪いので、ゴリラトレッキングの行き先はウガンダとルワンダのどちらかになる。ウガンダではブウィンディ国立公園に400頭ほど、ルワンダでは火山国立公園に250頭ほどがいる。ルワンダでのトレッキングのほうが少しばかり容易そうなので、ルワンダを選んだ。

そして、8月25日、ルワンダの首都キガリを出発する4日間のツアーが見つかった。スケジュール的にぴったりだ。8月は休暇シーズンの上に乾季なので、すぐ売り切れになるかもしれない。これだと、1年以上前に予約してしまった。

ゴリラ見物の許可証は1人1日で500ドルと高い。ごく最近ルワンダでは、新しく予約する人は750ドルへと値上げされた。しかし、このお金の多くがゴリラの保護に使われ、さらに5パーセントは直接地元に還元されているそうだ。

ルワンダの首都、キガリに入る飛行機の選択は少し考えた。KLMオランダ航空がアムステルダムから飛んでいるので、ヨーロッパ回りとして、ブルージュ、ボルドーさらにドルドーニュ地方のクロマニョンの洞窟も見るプランにした。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
観光バス 徒歩
航空会社
KLMオランダ航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • ルワンダといえば、思い出されるのは1994年の大虐殺である。ルワンダはその傷跡から立ち直ってきているが、暗い印象は拭えない。さらにルワンダの周辺は紛争が多いところで、また疫病の発生も頻繁である。出発が迫ってくると何度もネットで情報をチェックした。<br /><br />やはり事が起こっている。隣接するコンゴでゲリラが活躍して難民がウガンダやルワンダに流れ込んでいるのだ。しかし、これ以上悪化する兆候はなさそうだった。もう何十年もアフリカ大戦争といわれる戦争が続き、飢餓などの間接的影響も含めると数百万人の犠牲者が出ている地帯なのである。<br /><br />そして7月の末にはウガンダで、さらに8月にはコンゴでエボラ出血熱が発生した。これには驚いたが、ウガンダではどうやら封じ込めに成功したようであった。<br /><br />行き先の心配をするより、自分たちの体調に注意する必要がある。春から夏にかけて2人とも忙しく、体を使うチャンスが少なかった。これでは高地のジャングルを長時間歩けないと、8月に入ってから北アルプスの入り口に少しばかり出かけてトレーニングした。<br /><br />そして、風邪を引かないように気をつけた。風邪の症状があると、ゴリラに感染させるといけないのでトレッキングに参加できないのである。<br /><br />

    イチオシ

    ルワンダといえば、思い出されるのは1994年の大虐殺である。ルワンダはその傷跡から立ち直ってきているが、暗い印象は拭えない。さらにルワンダの周辺は紛争が多いところで、また疫病の発生も頻繁である。出発が迫ってくると何度もネットで情報をチェックした。

    やはり事が起こっている。隣接するコンゴでゲリラが活躍して難民がウガンダやルワンダに流れ込んでいるのだ。しかし、これ以上悪化する兆候はなさそうだった。もう何十年もアフリカ大戦争といわれる戦争が続き、飢餓などの間接的影響も含めると数百万人の犠牲者が出ている地帯なのである。

    そして7月の末にはウガンダで、さらに8月にはコンゴでエボラ出血熱が発生した。これには驚いたが、ウガンダではどうやら封じ込めに成功したようであった。

    行き先の心配をするより、自分たちの体調に注意する必要がある。春から夏にかけて2人とも忙しく、体を使うチャンスが少なかった。これでは高地のジャングルを長時間歩けないと、8月に入ってから北アルプスの入り口に少しばかり出かけてトレーニングした。

    そして、風邪を引かないように気をつけた。風邪の症状があると、ゴリラに感染させるといけないのでトレッキングに参加できないのである。

  • 8月23日朝アムステルダム発。キガリに着いたのは夜。迎えに来たホテルの車でキガリ・セレナ・ホテルに向かった。<br /><br />ホテルに2泊した。ゴリラトレッキングの場所まで夜に移動することはできないので1泊は必須であるが、2泊にしたのは万一飛行機が飛ばなくても、1日余裕があれば何とかなると思ったのである。<br /><br />ホテルの庭は花が咲き乱れて気分が良かった。私たちは観光に出ず、ホテルにこもって過ごした。ツアーの最終日に簡単な観光があるからそれを利用しようと考えていた。<br /><br />ルワンダは時々、手榴弾によるテロがある。市場など地元の人が集まる場所が標的である。うっかり人ごみの中に出かけて巻き添えになって、ゴリラを見に行けなくなってはかなわない。<br />

    8月23日朝アムステルダム発。キガリに着いたのは夜。迎えに来たホテルの車でキガリ・セレナ・ホテルに向かった。

    ホテルに2泊した。ゴリラトレッキングの場所まで夜に移動することはできないので1泊は必須であるが、2泊にしたのは万一飛行機が飛ばなくても、1日余裕があれば何とかなると思ったのである。

    ホテルの庭は花が咲き乱れて気分が良かった。私たちは観光に出ず、ホテルにこもって過ごした。ツアーの最終日に簡単な観光があるからそれを利用しようと考えていた。

    ルワンダは時々、手榴弾によるテロがある。市場など地元の人が集まる場所が標的である。うっかり人ごみの中に出かけて巻き添えになって、ゴリラを見に行けなくなってはかなわない。

  • キガリ・セレナ・ホテルは要人が利用するホテルだけあって、食事もちゃんとしていた。<br /><br />といってもジュース、果物やサラダは避けた。うっかり下痢でもしようものなら、トレッキングに参加できないし、途中で下痢になっても困る。目的地の火山国立公園の中では、大便は深く穴を掘ってしなければならない。何度も立ち止まって穴を掘っていたらヒンシュクものである。

    キガリ・セレナ・ホテルは要人が利用するホテルだけあって、食事もちゃんとしていた。

    といってもジュース、果物やサラダは避けた。うっかり下痢でもしようものなら、トレッキングに参加できないし、途中で下痢になっても困る。目的地の火山国立公園の中では、大便は深く穴を掘ってしなければならない。何度も立ち止まって穴を掘っていたらヒンシュクものである。

  • 8月25日。11時半。ヴォルケイノーズ・サファリズの車がやってきた。新しいトヨタ・ランドクルーザーである。ナイロビから空港に着いたばかりのアメリカ人カップルが乗っていた。彼らと行動を共にすることになる。<br /> <br />早速、ヴィルンガロッジに向けて出発した。3時間のドライブである。キガリを出ると田園風景となるが、熱帯雨林が残っている場所は少なかった。ルワンダは人口密集地帯なのである。<br /><br />

    8月25日。11時半。ヴォルケイノーズ・サファリズの車がやってきた。新しいトヨタ・ランドクルーザーである。ナイロビから空港に着いたばかりのアメリカ人カップルが乗っていた。彼らと行動を共にすることになる。
     
    早速、ヴィルンガロッジに向けて出発した。3時間のドライブである。キガリを出ると田園風景となるが、熱帯雨林が残っている場所は少なかった。ルワンダは人口密集地帯なのである。

  • 到着したヴィルンガロッジはヴォルケイノーズ・サファリズが直営するロッジである。海抜2300メートルの山の上にある。ロッジはそれぞれ独立棟の8つの部屋しかない、こじんまりしたものである。

    到着したヴィルンガロッジはヴォルケイノーズ・サファリズが直営するロッジである。海抜2300メートルの山の上にある。ロッジはそれぞれ独立棟の8つの部屋しかない、こじんまりしたものである。

  • 眼下に湖が広がり、そして反対方向には標高3000メートルから4000メートル級のヴィルンガ火山群の姿が見える。ヴィルンガ火山群の麓が火山国立公園で、ここがゴリラトレッキングの舞台である。

    眼下に湖が広がり、そして反対方向には標高3000メートルから4000メートル級のヴィルンガ火山群の姿が見える。ヴィルンガ火山群の麓が火山国立公園で、ここがゴリラトレッキングの舞台である。

  • このロッジは地元の食材を使い、地元の人を雇い、そして太陽光発電で電気をまかなうというエコロッジの性格を持っている。素晴らしいことだし、部屋の内装も悪くない。ただし充電のためには管理棟の事務室付近まで行かなければならない。

    このロッジは地元の食材を使い、地元の人を雇い、そして太陽光発電で電気をまかなうというエコロッジの性格を持っている。素晴らしいことだし、部屋の内装も悪くない。ただし充電のためには管理棟の事務室付近まで行かなければならない。

  • 4時半、ロッジよりもさらに高い位置にある広場に行った。ヴィルンガ火山群を背景にして地元の少年少女たちが踊るのを鑑賞するためである。<br /><br />少年たち長い毛を被って槍や盾を持って踊った。少女たちは頭につぼを載せたままで緩やかに舞った。健康的で迫力もあった。<br /><br />

    4時半、ロッジよりもさらに高い位置にある広場に行った。ヴィルンガ火山群を背景にして地元の少年少女たちが踊るのを鑑賞するためである。

    少年たち長い毛を被って槍や盾を持って踊った。少女たちは頭につぼを載せたままで緩やかに舞った。健康的で迫力もあった。

  • お別れのシーン。左下に、学校のために寄付をとかごが置いてある。もちろん、大いに賛同した。

    お別れのシーン。左下に、学校のために寄付をとかごが置いてある。もちろん、大いに賛同した。

  • 8月26日。 いよいよトレッキングの日である。3時ごろ目覚めると遠く雷鳴が聞こえた。だんだん激しくなり、4時ごろには雷雨。近くに落雷している。この調子ではトレッキングどころではないと心配だった。<br /><br />それでもモーニングコールの5時には穏やかになってきた。5時半には朝食。<br /><br />そして6時にはランドクルーザーで出発だ。アメリカ人2人と私たちが組である。<br /><br />40分少しで国立公園の入り口に着いた。ここに7時までに着かないとゴリラトレッキングの許可証が無効になってしまうとロンリープラネットには書いてあった。<br /><br />

    8月26日。 いよいよトレッキングの日である。3時ごろ目覚めると遠く雷鳴が聞こえた。だんだん激しくなり、4時ごろには雷雨。近くに落雷している。この調子ではトレッキングどころではないと心配だった。

    それでもモーニングコールの5時には穏やかになってきた。5時半には朝食。

    そして6時にはランドクルーザーで出発だ。アメリカ人2人と私たちが組である。

    40分少しで国立公園の入り口に着いた。ここに7時までに着かないとゴリラトレッキングの許可証が無効になってしまうとロンリープラネットには書いてあった。

  • 現地の人たちが歌と踊りで迎えてくれた。<br /><br />運転手は私たちのパスポートを預かって手続きに出かけた。火山国立公園にいるゴリラの群れで、訪問することができるのは10である。どの群れを訪問するかは当日決まる。<br /><br />7時半ごろになって8人が呼び集められた。同じゴリラの群れを見に行く人たちである。グループのメンバーは当然、私より若い。私たち夫婦、50代後半の女性1人、一緒の40代のアメリカ人男性。それ以外は30代がほとんどで、ひょっとしたら1人は20代である。<br /><br />レンジャーの話が始まった。群れの名前はクリャマという。なんだか日本語のようである。14頭のゴリラが作る群れであり、シルバーバックが2頭いる。シルバーバックは成熟したオスのことで、背中の毛が白くなっているのでそうよばれる。<br /><br />最後に、ゴリラトレッキングの注意事項が述べられた。参加者はあらかじめ知っているのであろうが確認である。トレッキング中に追加された注意もあるが、まとめると主なことは次のようになる。ゴリラに7メートル以内に、こちらからは近づかない。実際はゴリラが寄ってくる。ゴリラを指差さない。大声を出さない。万一ゴリラが脅してきても逃げない。そしてゴリラに向かって咳をしない。<br /><br />

    現地の人たちが歌と踊りで迎えてくれた。

    運転手は私たちのパスポートを預かって手続きに出かけた。火山国立公園にいるゴリラの群れで、訪問することができるのは10である。どの群れを訪問するかは当日決まる。

    7時半ごろになって8人が呼び集められた。同じゴリラの群れを見に行く人たちである。グループのメンバーは当然、私より若い。私たち夫婦、50代後半の女性1人、一緒の40代のアメリカ人男性。それ以外は30代がほとんどで、ひょっとしたら1人は20代である。

    レンジャーの話が始まった。群れの名前はクリャマという。なんだか日本語のようである。14頭のゴリラが作る群れであり、シルバーバックが2頭いる。シルバーバックは成熟したオスのことで、背中の毛が白くなっているのでそうよばれる。

    最後に、ゴリラトレッキングの注意事項が述べられた。参加者はあらかじめ知っているのであろうが確認である。トレッキング中に追加された注意もあるが、まとめると主なことは次のようになる。ゴリラに7メートル以内に、こちらからは近づかない。実際はゴリラが寄ってくる。ゴリラを指差さない。大声を出さない。万一ゴリラが脅してきても逃げない。そしてゴリラに向かって咳をしない。

  • 説明が終わると出発だ。といってもまず車に乗る。40分ほどのドライブでトレッキングの出発点となる駐車場についた。ドライブの後半は四駆でなければ無理な道だった。<br /><br />駐車場にはポーターたちが待っていた。カメラとか水とか重たいので、当然ポーターを雇った。<br /><br />8時30分、レンジャーに率いられて歩き始めた。時々ぱらついていた雨もやんだ。まずは畑の中の道を行く。山のシルエットが畑の向こうに鮮やかに浮かんでいる。ビソケ山だろうか。<br />

    説明が終わると出発だ。といってもまず車に乗る。40分ほどのドライブでトレッキングの出発点となる駐車場についた。ドライブの後半は四駆でなければ無理な道だった。

    駐車場にはポーターたちが待っていた。カメラとか水とか重たいので、当然ポーターを雇った。

    8時30分、レンジャーに率いられて歩き始めた。時々ぱらついていた雨もやんだ。まずは畑の中の道を行く。山のシルエットが畑の向こうに鮮やかに浮かんでいる。ビソケ山だろうか。

  • ジャガイモや除虫菊が植わっている。ところどころに家もある。竹で骨組みを作り、そこに泥を塗って壁を作るという日本に似た作り方である。<br /><br />畑といっても、山を切り開いて作っているから、結構、傾斜がきつい。歩きのペースは、日本でのハイキングより、やや速い。しかし、15分ほど行ったらもう水のみ休憩となった。

    ジャガイモや除虫菊が植わっている。ところどころに家もある。竹で骨組みを作り、そこに泥を塗って壁を作るという日本に似た作り方である。

    畑といっても、山を切り開いて作っているから、結構、傾斜がきつい。歩きのペースは、日本でのハイキングより、やや速い。しかし、15分ほど行ったらもう水のみ休憩となった。

  • 高度を上げていくと、歩き始めてから1時間ほどで、国立公園との境界に着いた。<br /><br />はじめに結構飛ばしたので、もう息が上がった人もいる。私たちは何事もない。この調子なら何とかなりそうだ。<br /><br />気がつくと1人のトラッカーの姿があった。トラッカーは3人1組でゴリラを探す。朝早くから行動して、前日居たところからゴリラを追っていくのだ。残りの2人は森の中で活動しているのである。相互に連絡するためにトーキーを持っている。さらに銃も構えている。バッファローに備えてだと説明された。<br /><br />ルワンダでのゴリラトレッキングではゲリラや密猟者に遭遇した場合に撃退できるように兵士がつき従うという情報もあったが、兵士はいなかった、治安が安定化しているのであろう。<br /><br />「最も重要な質問にお答えしましょう。これから歩く時間は最大1時間40分です。もっとずっと短いこともあります」<br /><br />レンジャーがいった。その口調から1時間も歩けば大丈夫だと思った。

    高度を上げていくと、歩き始めてから1時間ほどで、国立公園との境界に着いた。

    はじめに結構飛ばしたので、もう息が上がった人もいる。私たちは何事もない。この調子なら何とかなりそうだ。

    気がつくと1人のトラッカーの姿があった。トラッカーは3人1組でゴリラを探す。朝早くから行動して、前日居たところからゴリラを追っていくのだ。残りの2人は森の中で活動しているのである。相互に連絡するためにトーキーを持っている。さらに銃も構えている。バッファローに備えてだと説明された。

    ルワンダでのゴリラトレッキングではゲリラや密猟者に遭遇した場合に撃退できるように兵士がつき従うという情報もあったが、兵士はいなかった、治安が安定化しているのであろう。

    「最も重要な質問にお答えしましょう。これから歩く時間は最大1時間40分です。もっとずっと短いこともあります」

    レンジャーがいった。その口調から1時間も歩けば大丈夫だと思った。

  • 境界の石垣を越えて、熱帯雨林に足を踏み入れた。ちゃんと登山道ができている。おまけに傾斜もゆるくなった。原生林の景色は見事だ。<br /><br />

    境界の石垣を越えて、熱帯雨林に足を踏み入れた。ちゃんと登山道ができている。おまけに傾斜もゆるくなった。原生林の景色は見事だ。

  • 楽しく歩いていくこと40分ほどで、休憩となった。<br /><br />「ゴリラは近くにいます」<br /><br />待望のレンジャーの一言である。私たちは水を飲み、身支度を点検した。<br /><br />そして、カメラだけを持ってレンジャーに従った。ジャングルの中にトラッカーが切り開いてくれたルートができている。<br />

    楽しく歩いていくこと40分ほどで、休憩となった。

    「ゴリラは近くにいます」

    待望のレンジャーの一言である。私たちは水を飲み、身支度を点検した。

    そして、カメラだけを持ってレンジャーに従った。ジャングルの中にトラッカーが切り開いてくれたルートができている。

  • 少し進むと、いた。<br /><br />巨大なシルバーバックが藪の中に腰を下ろして食事中である。<br /><br />シルバーバックは葉っぱだけでなく、へし折って引き裂いた小枝まで食べていた。別の方角には子供もいる。<br />

    少し進むと、いた。

    巨大なシルバーバックが藪の中に腰を下ろして食事中である。

    シルバーバックは葉っぱだけでなく、へし折って引き裂いた小枝まで食べていた。別の方角には子供もいる。

  • しばらく写真を撮っていると、シルバーバックが動き出した。まっすぐ私たちのほうにやってくる。<br /><br />私は刺激しないようにカメラを下ろし、身をかがめた。シルバーバックは悠然と四足で歩いてきた。<br /><br />そして私の目の前、多分2メートルほどの場所を通り過ぎジャングルの中に入っていった。脊中の白い毛が誇らしげである。

    しばらく写真を撮っていると、シルバーバックが動き出した。まっすぐ私たちのほうにやってくる。

    私は刺激しないようにカメラを下ろし、身をかがめた。シルバーバックは悠然と四足で歩いてきた。

    そして私の目の前、多分2メートルほどの場所を通り過ぎジャングルの中に入っていった。脊中の白い毛が誇らしげである。

  • 近くで見るシルバーバックは本当に大きかった。体長180センチほど、体重200キロに近いというのが実感できる。<br /><br />写真は撮らなかったけれど、脳裏に刻みこまれたこのシーンは一生覚えているだろう。  <br /><br />ジャングルに入ったシルバーバックはまた姿を現した。そして近くにいたトラッカーにゆっくりと手を振った。手はトラッカーに当たったのか、トラッカーはころりと転がった。<br /><br />客たちは息を呑んだ。トラッカーが襲われたと思った人も多かった。私はゴリラがトラッカーと遊んだのだと思った。後で聞くとやはりそうであった。しかし、200キロ近いゴリラと友人になるのも大変である。<br />

    近くで見るシルバーバックは本当に大きかった。体長180センチほど、体重200キロに近いというのが実感できる。

    写真は撮らなかったけれど、脳裏に刻みこまれたこのシーンは一生覚えているだろう。  

    ジャングルに入ったシルバーバックはまた姿を現した。そして近くにいたトラッカーにゆっくりと手を振った。手はトラッカーに当たったのか、トラッカーはころりと転がった。

    客たちは息を呑んだ。トラッカーが襲われたと思った人も多かった。私はゴリラがトラッカーと遊んだのだと思った。後で聞くとやはりそうであった。しかし、200キロ近いゴリラと友人になるのも大変である。

  • 場所を変えて、採食中のメスを見にいった。ゴリラはアザミのような葉っぱの植物を引っこ抜いてムシャムシャと食べていた。

    イチオシ

    場所を変えて、採食中のメスを見にいった。ゴリラはアザミのような葉っぱの植物を引っこ抜いてムシャムシャと食べていた。

  • また、場所を変わった。もう1頭のシルバーバックがいる。斜面の上から子供たちが駆け下りてきてシルバーバックにじゃれついた。近くにはメスもいる。どうやらこのシルバーバックが群れのボスらしい。<br /><br />シルバーバックは何か気に入らないことがあったのか、立ち上がってメスの方にに腕を一振りした。

    イチオシ

    また、場所を変わった。もう1頭のシルバーバックがいる。斜面の上から子供たちが駆け下りてきてシルバーバックにじゃれついた。近くにはメスもいる。どうやらこのシルバーバックが群れのボスらしい。

    シルバーバックは何か気に入らないことがあったのか、立ち上がってメスの方にに腕を一振りした。

  • でも別になぐってはいないようだ。<br /><br />そして四足になって、私たちの方へゆっくりと歩いてきた。

    でも別になぐってはいないようだ。

    そして四足になって、私たちの方へゆっくりと歩いてきた。

  • 父親の近くで安心なのか、何頭かの子供たちが遊んでいた。<br /><br />写真の右上は、じっと見守るトラッカー。<br /><br />

    父親の近くで安心なのか、何頭かの子供たちが遊んでいた。

    写真の右上は、じっと見守るトラッカー。

  • 1頭の子供はまっすぐ私の方にやってきたので、ぶつからないように道を譲った。こうして夢のような時間が過ぎていった。<br /><br />「後、6分です」<br /><br />レンジャーがいった。ゴリラと過ごせる時間は1時間と決められている

    1頭の子供はまっすぐ私の方にやってきたので、ぶつからないように道を譲った。こうして夢のような時間が過ぎていった。

    「後、6分です」

    レンジャーがいった。ゴリラと過ごせる時間は1時間と決められている

  • 全員が満足しきって帰路についた。下りは速い。<br /><br />じきに公園の境界に着いた。ここで昼食である。エチケットに従って、ロッジが作ってくれたボックスランチや、持ってきたビスケットをポーターに分けた。<br /><br />急ぎ足に下って車に乗った。ロッジについてしばらくすると雨になった。トレッキング中に雨に会わなかったのは幸運なことであった。<br />

    全員が満足しきって帰路についた。下りは速い。

    じきに公園の境界に着いた。ここで昼食である。エチケットに従って、ロッジが作ってくれたボックスランチや、持ってきたビスケットをポーターに分けた。

    急ぎ足に下って車に乗った。ロッジについてしばらくすると雨になった。トレッキング中に雨に会わなかったのは幸運なことであった。

  • 8月27日。2回目のトレッキングの日である。朝は晴れ。でも次第に雲が広がってきた。<br /><br />今日訪れるゴリラの群れはウルガンバ。10頭の群れで、シルバーバックは1頭だそうだ。<br /><br />トレッキングのメンバーは私たち夫婦、一緒のアメリカ人カップル、そしてオーストラリアからきた4人組である。<br /><br />オーストラリアの人たちはレンタカーでアフリカを回っている。運転している男は、このあたりの山で生きていけそうな相貌である。私たちとアメリカ人の男以外は全員30代。<br /><br />昨日とは違う駐車場へドライブ。道がひどい状態で、時間がかかり、歩き始めは8時50分。<br />

    8月27日。2回目のトレッキングの日である。朝は晴れ。でも次第に雲が広がってきた。

    今日訪れるゴリラの群れはウルガンバ。10頭の群れで、シルバーバックは1頭だそうだ。

    トレッキングのメンバーは私たち夫婦、一緒のアメリカ人カップル、そしてオーストラリアからきた4人組である。

    オーストラリアの人たちはレンタカーでアフリカを回っている。運転している男は、このあたりの山で生きていけそうな相貌である。私たちとアメリカ人の男以外は全員30代。

    昨日とは違う駐車場へドライブ。道がひどい状態で、時間がかかり、歩き始めは8時50分。

  • これから歩く山が見える。やはり1時間歩いて公園の入り口に着いた。

    これから歩く山が見える。やはり1時間歩いて公園の入り口に着いた。

  • 今日お世話になるトラッカー。

    今日お世話になるトラッカー。

  • ここからの熱帯雨林歩きは昨日より厳しいものだった。道ははっきりしているが、傾斜がきついところが多いのである。<br /><br />でも、日本の山よりは楽であった。少し難しいところがあるとポーターが手を貸してくれるからである。<br /><br />幹が太くそして複雑に枝分かれした巨木が見える。ハゲニアだ。ハゲニアはゴリラが好んで集まる木として「霧の中のゴリラ」に描かれている。<br /><br />「霧の中のゴリラ」は、ここで精力的にゴリラの保護活動と研究を行ったダイアン・フォッシーが著している。

    ここからの熱帯雨林歩きは昨日より厳しいものだった。道ははっきりしているが、傾斜がきついところが多いのである。

    でも、日本の山よりは楽であった。少し難しいところがあるとポーターが手を貸してくれるからである。

    幹が太くそして複雑に枝分かれした巨木が見える。ハゲニアだ。ハゲニアはゴリラが好んで集まる木として「霧の中のゴリラ」に描かれている。

    「霧の中のゴリラ」は、ここで精力的にゴリラの保護活動と研究を行ったダイアン・フォッシーが著している。

  • しばらく進むと、ダイアン・フォッシーの研究所跡へ行く道との分岐点に達した。標高2700メートルを超えている。<br /><br />あたりは開けた草地で、その脇の大木にはつる草がまといついて、黄色い花を咲かせていた。研究所跡はここから30分の位置にあるそうだ。<br /><br /><br />

    しばらく進むと、ダイアン・フォッシーの研究所跡へ行く道との分岐点に達した。標高2700メートルを超えている。

    あたりは開けた草地で、その脇の大木にはつる草がまといついて、黄色い花を咲かせていた。研究所跡はここから30分の位置にあるそうだ。


  • このあたりをダイアン・フォッシーが歩き回ったのだ。<br /><br />「この先はコンゴです」<br /><br />レンジャーが近くに見える山の頂上を指した。<br />

    このあたりをダイアン・フォッシーが歩き回ったのだ。

    「この先はコンゴです」

    レンジャーが近くに見える山の頂上を指した。

  • 公園入り口から歩くこと1時間。<br /><br />「着きました。ゴリラは見えないけれどトラッカーが見えます」<br /><br />とレンジャーがいった。<br /><br />トラッカーが切り開いてくれた道を進んだ。ここのジャングルは昨日よりうっそうとしていた。<br /><br />最初に出会ったのは赤ん坊連れの母親。赤ん坊は生後6ヶ月だそうだ。赤ん坊は母親の肩越しに私たちを見ていた。<br />

    公園入り口から歩くこと1時間。

    「着きました。ゴリラは見えないけれどトラッカーが見えます」

    とレンジャーがいった。

    トラッカーが切り開いてくれた道を進んだ。ここのジャングルは昨日よりうっそうとしていた。

    最初に出会ったのは赤ん坊連れの母親。赤ん坊は生後6ヶ月だそうだ。赤ん坊は母親の肩越しに私たちを見ていた。

  • やがて地上に降りて、遊び始めた。

    イチオシ

    やがて地上に降りて、遊び始めた。

  • でも、おねんねの時間。<br /><br />「まだ、ねむくないよ」

    でも、おねんねの時間。

    「まだ、ねむくないよ」

  • 「ね、ママ、ママ、寝ちゃったの」

    「ね、ママ、ママ、寝ちゃったの」

  • 「つまんないなあ」

    「つまんないなあ」

  • 少し進むと、巨大なシルバーバックが寝ていた。全身が広がっているので、あらためて大きいと感じる。

    少し進むと、巨大なシルバーバックが寝ていた。全身が広がっているので、あらためて大きいと感じる。

  • シルバーバックの大あくび。鋭い犬歯が見える。

    シルバーバックの大あくび。鋭い犬歯が見える。

  • メスや子供たちがシルバーバックの周りに集まってきた。<br />

    メスや子供たちがシルバーバックの周りに集まってきた。

  • シルバーバックは体を起こした。

    シルバーバックは体を起こした。

  • 赤ん坊は他のゴリラの体によじ登って、つる草をつかんで嬉しそうだ。

    イチオシ

    赤ん坊は他のゴリラの体によじ登って、つる草をつかんで嬉しそうだ。

  • つぎに、赤ん坊はお父さんにだっこ。神妙な顔をしている。<br /><br />ゴリラ一家の団欒が続く。私たちは、皆、たくさんの写真をとった。<br /><br />さらにゴリラの家族を背景にした記念撮影である。平和な時が流れていった。<br />

    つぎに、赤ん坊はお父さんにだっこ。神妙な顔をしている。

    ゴリラ一家の団欒が続く。私たちは、皆、たくさんの写真をとった。

    さらにゴリラの家族を背景にした記念撮影である。平和な時が流れていった。

  • 私たちは感謝の念を抱いて山を下りていった。ダイアン・フォッシーの研究所跡への分岐点で昼食。しかしレンジャーがいった。<br /><br />「急ぎましょう。雨になるといけない」<br /><br />実際、下っていく途中で小雨になった。乾季の終わりに近いので、天候が不安定になっているのかもしれない。幸いなことに雨は途中でやんだ。<br /><br />公園入り口のあたりまで引き返すと、なんと3匹のゴールデンモンキーがいた(写真)。背中が橙色の珍しいサルで、これだけを目的にしたトレッキングもあるのだ。<br /><br />車に乗ってロッジに向かって走っていると、滝のような雨が降ってきた。トレッキング中にこの雨に会ったら悲惨である。またもや、とても幸運な1日であった。<br />

    私たちは感謝の念を抱いて山を下りていった。ダイアン・フォッシーの研究所跡への分岐点で昼食。しかしレンジャーがいった。

    「急ぎましょう。雨になるといけない」

    実際、下っていく途中で小雨になった。乾季の終わりに近いので、天候が不安定になっているのかもしれない。幸いなことに雨は途中でやんだ。

    公園入り口のあたりまで引き返すと、なんと3匹のゴールデンモンキーがいた(写真)。背中が橙色の珍しいサルで、これだけを目的にしたトレッキングもあるのだ。

    車に乗ってロッジに向かって走っていると、滝のような雨が降ってきた。トレッキング中にこの雨に会ったら悲惨である。またもや、とても幸運な1日であった。

  • 8月28日。ロッジを朝出発し、キガリ市内でジェノサイド記念館を見た。ここは写真撮影できないと聞いていてカメラを持っていかなかった。庭の撮影は可能だったので、やや残念であった。<br /><br />そして、キガリ・セレナ・ホテルに送ってもらった。フライトの関係で、ここに1泊し、疲れを癒した。<br /><br />8月29日。夜のKLM便でアムステルダムに抜けた。<br />

    8月28日。ロッジを朝出発し、キガリ市内でジェノサイド記念館を見た。ここは写真撮影できないと聞いていてカメラを持っていかなかった。庭の撮影は可能だったので、やや残念であった。

    そして、キガリ・セレナ・ホテルに送ってもらった。フライトの関係で、ここに1泊し、疲れを癒した。

    8月29日。夜のKLM便でアムステルダムに抜けた。

  • 旅行情報の追加<br /><br />ゴリラトレッキングについては、すでに十分な情報があるが、書き残したことで、ひょっとして役に立つかと思うことを以下に記す。<br /><br />持ち物: トレッキングに必要な装備はツアー会社がメールで教えてくれたので、それに従った。トレッキングに参加すると、情報に従った人と、気軽なハイキングスタイルの人が混じっていた。悪条件でなかったので、どちらも大差なかった。以下は情報に従っての準備である。<br /><br />私たちは軽登山の装備は持っているので、新しく準備するものは少なかった。雨具は、ゴアテックスとした。靴は履きなれた登山靴。ズボンのすそを露出させないようにというのは少し考えたが、登山用のスパッツ(ゲートル)を利用した。実際、このスタイルの人が半分弱いた。現地のポーターなどはゴム長靴である。登山用杖は借りられる。しかし、なれたものをと持参した。<br /><br />手袋は登山用を持っていったが、木のとげは通過してきた。薄い皮やゴムの手袋のほうがよかったかもしれないが、刺されても、少し腫れるだけで大したことはなかった。ズボンも厚手で動きやすいものにしたが、ごくわずかにとげに刺された。長袖シャツは中程度の厚さのもの。歩いていると暑くなるから、これでよかった。朝寒いというので、温かいものも1つ持っていった。<br /><br />あとはスナック、虫除け、雨のときカメラを入れる防水の袋、帽子、日焼け止め、リュック、そしてチップやポーターのためのUSドル紙幣であった。<br /><br />伝染病: ルワンダはマラリアの流行地帯というので、予防薬など準備を整えてきたが、乾季の今は標高が高いせいもあってヴィルンガロッジに蚊の姿はなかった。<br /><br />ルワンダは入国に際して黄熱病予防接種済みの証明書が要るという情報があり、準備していったが提出を求められなかった。ヨーロッパからの便のためであり、アフリカ経由であれば話は違ったかもしれない。<br /><br />天候: ルワンダの大乾季は6月から9月はじめとされている。雨であると、トレッキングが難しくなり、写真撮影も不自由だ。さらにゴリラが茂みに移動する。したがって、雨にあう確率が低い乾季は特にトレッキングに適している。しかし、雨季といっても1日中降るわけではないし、ゴリラがより低いところに来るという利点はあるようだ。結局は、運次第かもしれない。<br />

    旅行情報の追加

    ゴリラトレッキングについては、すでに十分な情報があるが、書き残したことで、ひょっとして役に立つかと思うことを以下に記す。

    持ち物: トレッキングに必要な装備はツアー会社がメールで教えてくれたので、それに従った。トレッキングに参加すると、情報に従った人と、気軽なハイキングスタイルの人が混じっていた。悪条件でなかったので、どちらも大差なかった。以下は情報に従っての準備である。

    私たちは軽登山の装備は持っているので、新しく準備するものは少なかった。雨具は、ゴアテックスとした。靴は履きなれた登山靴。ズボンのすそを露出させないようにというのは少し考えたが、登山用のスパッツ(ゲートル)を利用した。実際、このスタイルの人が半分弱いた。現地のポーターなどはゴム長靴である。登山用杖は借りられる。しかし、なれたものをと持参した。

    手袋は登山用を持っていったが、木のとげは通過してきた。薄い皮やゴムの手袋のほうがよかったかもしれないが、刺されても、少し腫れるだけで大したことはなかった。ズボンも厚手で動きやすいものにしたが、ごくわずかにとげに刺された。長袖シャツは中程度の厚さのもの。歩いていると暑くなるから、これでよかった。朝寒いというので、温かいものも1つ持っていった。

    あとはスナック、虫除け、雨のときカメラを入れる防水の袋、帽子、日焼け止め、リュック、そしてチップやポーターのためのUSドル紙幣であった。

    伝染病: ルワンダはマラリアの流行地帯というので、予防薬など準備を整えてきたが、乾季の今は標高が高いせいもあってヴィルンガロッジに蚊の姿はなかった。

    ルワンダは入国に際して黄熱病予防接種済みの証明書が要るという情報があり、準備していったが提出を求められなかった。ヨーロッパからの便のためであり、アフリカ経由であれば話は違ったかもしれない。

    天候: ルワンダの大乾季は6月から9月はじめとされている。雨であると、トレッキングが難しくなり、写真撮影も不自由だ。さらにゴリラが茂みに移動する。したがって、雨にあう確率が低い乾季は特にトレッキングに適している。しかし、雨季といっても1日中降るわけではないし、ゴリラがより低いところに来るという利点はあるようだ。結局は、運次第かもしれない。

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この旅行記へのコメント (9)

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  • ivehanaさん 2017/04/21 21:04:03
    わざわざありがとうございます(^^)
    わざわざ調べていただいたようでありがとうございます。

    私も調べましたら、ほぼどこの現地旅行会社も

    要問い合わせばかりで……

    要領が得ません。

    2、3月はローシーズンなのでできたら

    2200米ドルで抑えたいのです。

    タンザニアのサファリ会社は日本人とタンザニア人との

    会社でタンザニアのサファリに特化してるため

    難しいようです。

    国が違うとままならないものあるのでしょうね。

    こちらからも直接教えていただいた二番目のサイトに

    問い合わせてみます。

    また、色々と質問すると思いますが

    よろしくお願いします。

    Ivehana より

    Takashi

    Takashiさん からの返信 2017/04/22 00:11:35
    RE: わざわざありがとうございます(^^)

    Ivehana さん

    早速のご返信を有り難うございます。聞いたこともない旅行会社ばかりで問い合わせも必要では大変ですね。私の当たり付いた会社はトリップアドバイザーの評価も良く、当時は料金も物凄くなく、楽でしたが。

    なにか目新しい情報がありましたらまたご連絡します。

    タンザニアサファリ、いいですね。私たちも最後のサファリと2月初めのタンザニアに行く計画です。お互い、上手く行くといいですね。

    ではまた。

    Takashi


    Takashi

    Takashiさん からの返信 2017/04/22 01:27:06
    RE: わざわざありがとうございます(^^)


    Ivehana さん

    こんばんは


    もうご存じの情報と思いますが、1つ追記します。

    Gorilla Trek Africa はトリップアドバイザーで評判いいですね。この会社についてトリップアドバイザーを見ると同じように5つ星の会社がいくつか出てきます。これらの中でぴったりのがあればいいのですが。

    実は私は、今日はタンザニアサファリの飛行機と 旅程を詰めるのにかかり切りで、やっとすべて上手くいき寝るところです。何かのご縁ですね。

    Takashi






  • ivehanaさん 2017/04/21 16:13:28
    初めまして
    初めまして
    以前からゴリラトレッキングに興味があってこちらのサイトを何度も拝見しています。(笑)

    2018年3月にタンザニアにサファリに行く予定です。

    サファリの前にルワンダでゴリラトレッキングに参加しようと思っています。

    できれば、4日間のツアーで2回ゴリラトレッキングにと……

    ホテルは高くなくてもいいのですが、ゴリラトレッキングだけでだいたい

    いくらぐらいかかりますか?

    4日間の2回でパーミット代金が1500米ドルかかるを思います。

    それ以外は500米ドルぐらいでまかなえますか?

    教えていただけるとありがたいです。

    ivehanaより

    Takashi

    Takashiさん からの返信 2017/04/21 18:33:09
    RE: 初めまして
    ivehana さん

    お便り、大変有り難うございます。旅行記を何度も見て頂き、またゴリラトレッキングに興味を持って頂き、嬉しいです。トレッキングに行ってから5年近くになりましたので、アップツーデートなご返事をとネットで見てみました。

    私たちが利用したのはVolcanoes Safarisですが、ここは宿がいわゆる高級な自前の所に限定されます。その料金はlow season でも4日で3516ドルでした(2018)。一回のゴリラトレックですから宿、食事、すべてのトランスファーを含めても高いです。最近のサファリはいわゆる高級なところの値上がりがひどいです。

    もっと一般的なところを調べました。http://www.bwindiforestnationalpark.com/rwanda-gorilla-trekking.htmlにのっている信用できるというサファリ会社のページにアクセスしましたが、いずれも問い合わせろとなっていて料金が分かりません。

    お役に立たないのですが、Volcanoes safarisのトレッキング代を差し引いた金額の1/2弱くらいがお得なロッジを使った場合の値段かと推測します。ローシーズン1200-1500ドル弱でしょうか。比較的高めになるのはキガリから国立公園までのドライブ、そして宿から集合場所までの送迎が結構やっかいなためです。

    より正確には、これらの会社か、タンザニアサファリをオーガナイズされた会社に問い合わせられたらと存じます。また何でもご連絡ください。

    Takashi



  • きなこさん 2016/03/11 14:34:08
    ゴリラトレッキング
    こんにちは

    先日タンザニアから帰って来ました。
    ンドゥトゥとても良かったです。

    で、その時のメンバーにゴリラトレッキングを誘われているんですが、彼女もルワンダを提案していました。
    それで以前拝見していたtakashiさんの旅行記を思い出しました。再度拝見して又 とっても興味が出てきました
    仰る通り今は$750みたいで彼女も折角だから2日行きたいと行っていました。
    それと乾季の終わりかけでも降ってくるんですね


    南アフリカの東側のクルーガーとかも興味があるんですが
    色々保護区とかもあって何処がどうなんでしょうかねぇ
    あ〜〜一回のサファリでアフリカの虜になってしまった様です

    すみません長々と

    きなこ

    Takashi

    Takashiさん からの返信 2016/03/11 17:51:19
    RE: ゴリラトレッキング
    きなこさん

    こんにちは

    お便りありがとうございます。タンザニアの旅行記、楽しませて頂きました。感動が伝わってきます。

    ルワンダでのゴリラトレッキング、お勧めです。サバンナでのサファリとは、また違った経験ができます。私はゴリラトレッキングがすっかり好きになり、帰ってからも時々ネットでフォローしていました。そして、2日目に訪問したゴリラのファミリーが崩壊したことを知りました。シルバーバックが急死したのです。ファミリー崩壊に伴って可愛かった赤ん坊も命を落としました。私はファミリーの最後に近い記念写真を撮るチャンスに恵まれたようです。自然は厳しいですね。

    クルーガー近辺の自然保護区は動物をじっくり見せる所のようです。私達は、最初のサファリにここを選び、ライオンやゾウを身近に見て興奮しました。ヒョウも毎日見られました。ただタンザニアの方がスケールが大きいので(訪問していませんがマサイマラからの類推)こじんまりしていると思われるかもしれません。

    私たちは中米で美しい鳥たちに出会い、昨夜帰国しました。地球上に素晴らしいところは多いですね。

    Takashi


  • alpsmakiさん 2012/10/18 16:48:49
    はじめまして!
     takashiさま

     私のゴリラの写真に投票して頂いて有難うございました。 
     takashi様の素晴らしいマウンテンゴリラのお写真がいっぱいで、
     羨ましい限りです。

     私もずっと以前から行きたいと思いつつ体調の不安の事もあって、
     (両脚の股関節が人工骨)やっと今回決心しました。
     でも3時間も歩いてやっと会えた事はポーターさん達のお陰ですもの感謝
    しております。
     残念ながらあの程度の写真でも私にとりましては大切な想い出です。

     どうぞこれからも素晴らしい旅行をお楽しみくださいませ。私もゴリラに  会いにお邪魔させていただきます。
     
     alpsmaki

    Takashi

    Takashiさん からの返信 2012/10/18 19:40:07
    RE: はじめまして!
    alpsmaki様

    お便りありがとうございます。alpsmaki様のゴリラは、謙遜していらっしゃいますが顔のアップが素晴らしく投票いたしました。また私のつたない旅行記、ご投票ありがとうございます。

    マウンテンゴリラは、外国では相当な人気ですが、日本ではまだ一部の人気というところでしょうか。私たちは夫婦の平均年齢が70にとても近くなり、今しかないと出かけました。幸いそれほど厳しくないコースで助かりました。

    行きに3時間の歩きとは、厳しいほうのコースですね。よく頑張られたと存じます。ポーターは、本当に親切ですね。私も何度も手を取ってもらいました。相場に従って、お礼とチップの合計を一人25ドルとしましたが、もっとあげたほうがよかったかなと気になったほど親切でした。

    alpsmaki様の旅行経験は素晴らしいですね。私が行きたいところ(行けるかどうかは別として)に随分行ってらっしゃいます。今日はサマルカンドとパタゴニアを楽しませていただきました。これからも、旅行の参考にさせていただきます。



     takashiさま
    >
    >  私のゴリラの写真に投票して頂いて有難うございました。 
    >  takashi様の素晴らしいマウンテンゴリラのお写真がいっぱいで、
    >  羨ましい限りです。
    >
    >  私もずっと以前から行きたいと思いつつ体調の不安の事もあって、
    >  (両脚の股関節が人工骨)やっと今回決心しました。
    >  でも3時間も歩いてやっと会えた事はポーターさん達のお陰ですもの感謝
    > しております。
    >  残念ながらあの程度の写真でも私にとりましては大切な想い出です。
    >
    >  どうぞこれからも素晴らしい旅行をお楽しみくださいませ。私もゴリラに  会いにお邪魔させていただきます。
    >  
    >  alpsmaki

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