トラカイ城＠リトアニア　結婚10年目の記念旅行にて…（4）

2012/08/25 - 2012/09/01

正直言って、今回の旅行はどこもハイライトだった。

行く先々で旦那に「今日がハイライトだよ！」と言っていた。

このトラカイ城もその一つ。
ただ、他のハイライトと少し違う点を言うとしたら、
十数年前、このトラカイ城の写真を見て、
初めてリトアニアという国に興味を持ったということ。

それだけ、この景色は私にとって印象的だったということだ。


…

毎年結婚年数分の日数を結婚記念旅行に充てよう…
去年からそう決めて行動に移した。
今年は10年目だから10日間。
今年は結婚記念日辺りに2日間ブリュッセルに行ったので、
残りの8日間でこのラトビア・リトアニア旅行をした。

結婚記念旅行と普通の旅行の違いは？と聞かれるが、
明白な違いはない（笑）
ただ、結婚記念旅行と決めた旅行の時は普段より少し、
財布の紐が緩むシチュエーションが多くなる。

…

移動日程

<ラトビア>
□パリ→ヴィリニュス空港へ(ヴィリニュス空港内ホテル泊）
□ヴィリニュス空港→ルンダーレ宮殿へ（リガ泊）
□リガ市内（リガ泊）
<リトアニア>
□リガ→十字架の丘→シャウレイ→カウナス（カウナス泊）
■カウナス→トラカイ（トラカイ泊）
□トラカイ→ヴィリニュス（ヴィリニュス泊）

※旅行日数：7泊8日
※移動手段：レンタカー
※利用航空：ルフトハンザ航空
※宿泊予約：Booking.com、アップルワールド
※現地通貨：ＡＴＭで少額引きおろし＋残りはカード利用

エリア その他の観光地(リトアニア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

表紙にも記したが、
今回の旅行は全てがハイライトだった。

しかしながら、十数年前、リトアニアという国に興味を抱くきっかけとなったこのトラカイ城に対する思い入れは、おそらく一際だったのだと思う。

本来ロケーションだけでホテルを選ぶということはしないのだが、トラカイに関しては、トラカイ城が真ん前に見えるホテル、それもトラカイ城が真ん前に見える部屋を予約した。

偶然口コミ評価が良かったということも後押しした。

このホテルの持つシャトービュールームは3部屋。
そのうちの1部屋はジュニアスイートである。

ホテルの内装は至ってクラシック。

シャワールームもアンティークな雰囲気。

アメニティは必要最低限揃っている。

このほかスリッパ、アイロン、ドライヤーなど
四つ星以上のホテルにあるようなレベルである。

私たちの部屋はシャトービュールーム。
写真は部屋から見た景色だ。

ここで一つ問題が生じた。
ブラインダーを上げると外が良く見えるが、外からも中が良く見える。ブラインダーの角度を調節すれば、ブラインダーを下げていても城は見えるのだが、ブラインダーの角度が調節できない。壊れていたのだ。

フロントのスタッフを呼んで確認してみたところ、マネージャーと相談してチェックアウトの日に部屋の値段を大幅にディスカウントしてくれるという。シャトービューの為に高いお金を払って予約しているのだから当然と言えば当然な結果である。

ある程度はブラインダーを開けておこう。

そうは思っても外へ出ればもっとちゃんといい景色が見れるから、城はもう閉まっている時間だけど外へ出ることにした。

ホテルの部屋を出ると、すぐに出入り口があるから外へはすぐに出られた。
ホテルの部屋の前をまず散策してみることにする。

蓮の花も咲いていた。

城は閉まっているけど、
散歩は出来るから城まで行ってみた。

リトアニアン・カラー

城までは2つの橋を渡る。

途中は緑がいっぱいだった。

この橋を渡れば城である。

城の塔

もう閉まっているかと思ったら、
まだ門は開いていたので入ってみた。

もちろんチケット売り場は閉まった後なので
チケットは買えない＝これ以上は入れない。

城は、遠くから見るもの。

もしくは城からの風景を楽しむもの。

いつの間にか自分の中でそう思うようになっていたから、特に城の内部を見学しようとは思わなかった（旦那は翌日城の中を見学するかと思っていたらしいが…)。

今日の夕飯はホテルの部屋で食べる予定。
せっかくいい景色だから思う存分楽しみたい。

まずは水などを買いにスーパーへ。

フロントの人に大きなスーパーは歩いて10分位のところに2つあると言われて行ってみたが、40分歩いても見当たらない。仕方がないからまた来た道を戻って途中にあった小さい店で買い物をした。

この辺りは別荘地のようだ。
住んでいる人ももちろんいる。

カラフルな家ばかりで見ているだけで面白い。

スーパーから帰って部屋に戻る前に
もう一度トラカイ城を眺める。

「上空写真」という言葉が脳裏をよぎる。

軽度の高所恐怖症の私には夢のような話だが。

夜9時を過ぎているけど、
まだ日が暮れていないから周辺を散歩する。

向日葵。

寒いけど、一応夏なんだよね。

日が暮れてきた。

城の周りもかなり静かになった。

静寂…

夕暮れ時のトラカイ城は格別だ。

ヴィリニュスから日帰りも出来るけど、
ここに泊まることにして良かった、と思った。

赤い建物が私たちのホテル。
１階の右端の窓の部分が私たちの部屋。

そろそろ部屋に入って夕食の準備をしよう。

ご飯を炊いて夕食の準備。

ホテルの部屋では簡単なものしか作れないが、せっかっくのシャトービューの部屋を楽しみたかったし、事実、この景色を眺めながらのんびり食べた「簡単な夕食」はとても美味しかった。

夜、前々日のラトビアでの強風で多くの埃を飲んだせいか、寒い中歩き回っているせいか、非常に喉が痛い。風邪なんて３年に１度くらいしかひかないけど、喘息持ちだからひいてしまったら一大事。
早めの処置を…と思い、今回はロシア式処方で対処。タオルにウォッカをしみこませライターで火を入れそのタオルを首に巻いて寝る、と言うのが本来のやり方だが、ホテルの部屋でやるのは危険だからそのやり方はパス。代わりになるかどうか分からないが、ストールに貼るカイロを付けて首の風邪のツボに当てて寝た。次の日には嘘のように治っていた。

ホテルのレストランにて朝食を頂く。

朝食の時間は9時〜11時と遅め。
眺めの良い席に座りたいと思い、10時過ぎに行ったら私たちだけしかいなくて貸切状態の中で食べることが出来た。

今日も快晴。

良い1日になりそうだ。

リトアニアのパンは美味しい。

私はオムレツを頼んだ。

旦那はソーセージ料理を頼んだ。

ホテルの朝食は宿泊代に含まれているが、
オムレツとソーセージ両方頼めるのかは不明。

朝食後、
ホテルをチェックアウトしてまた散策。

チェックアウト時に違うフロントの人がいて、通常料金を請求された。ブラインドが壊れていて昨日のスタッフがディスカウントしてくれると言ったと伝えたが、「ブラインドは壊れていない」と一言。でも昨日の人と約束した、と言ったら、「現金で払うなら10%まで割引してあげる」と。
私たちは値段交渉しているのではない、という旨を伝え引き下がらず説明し続けた。信用してくれたのか、煩い客だと思われたのか、20%割引してくれた。当初の約束よりは割引率は低いようだが仕方がない。ただ、値段交渉したのではないことだけは、理解してほしい。ホテルのスタッフ間の引継ぎが出来ていなかっただけの事なのだから。

城に入る気満々だった旦那に一言、
「行かないよ」

今日は蓮の花が全部咲いていた。

蓮の花とトラカイ城

ずっとここにいたい…とは思うものの、
しつこいけど今回の旅は全てがハイライト。

この次に行くヴィリニュスの町も、
私にとってはハイライトなのだから、
ヴィリニュス滞在時間を減らしたくはない。

これが見納め。

これから一路、
最終目的地であるヴィリニュスに向かう。