マンション見学

2012/08/20 - 2012/08/20

　快晴に誘われNY州のロングアイランドにあるマンションを見学に行ってきた（日本の都会に建つ3〜4LDKの高層集合住宅ではない）。日本人観光客は絶対に訪れないPlanting Fields State historic Park は400エーカー（48万坪）の敷地に数多くの植物を育て日本の椿専用の豪華な温室も建造してある。1869年に生まれたWilliam R Coe は20世紀初頭の大富豪の一人で、この広大な庭と豪邸は春専用のカントリーホームだった、というからスゴイ。

　いつも瀟洒な身形の日本人の友人がアメリカ人の友人と会話中、訊かれるままに「横浜のマンションに住んでいる」と答えたことがあり、アメリカ人の友人は吃驚し羨望の眼差しを日本人の友人に向けたことがあった。Mansionという単語には、RやLやTHの厄介な発音がない。容易に相手に通じてしまうので、日本人は注意をした方がいい、と思う。建設業者と政治家が汎称させたマンションは英語圏の国では言わない方が賢明だろう。（それにしてもオカシナ言葉ではないか）

　邸閣の内部の豪華さを見物していると写真撮影どころの騒ぎではなくなり、65室あるという部屋は、もうどうでもよくなり、二階に上がる一枚岩で造った螺旋状の階段には圧倒されてしまう。上質感が漂う客室（ゲストルーム）の多さ、調度品、天井の高さ、選りすぐった木材と石を惜しみなく使った造りは、これこそMansionだ、と無言の解説をしている。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.5
• ショッピング: 1.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満