2012/05/14 - 2012/05/15
19636位(同エリア28092件中)
Toshさん
・・・正直言って、気持ちがフィリピンにいるときよりも沈んでいるんだよな・・・たぶん、自分にとっては、日本は夢と希望がない社会になってしまったからだろうなあ・・・あるのは不安だけだからなあ・・・
そんな気持ちで台湾にいた。
でも、なぜかまたすぐに旅に出たいとは思わないんだよね。
かといって何をしたいのかと問われても答えられないんだけどね。
・・・長かったよなあ、2年あまりの海外放浪リハビリ生活だもんなあ・・・
とにもかくにもとうとう帰国!
ま、チョットばかり日本に住んでみるか。そんな気持ちで帰れば気も楽になるだろうよ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
PR
-
とうとう帰国かあ。
実は台湾には3ヶ月くらいいて、就職活動をするつもりだったんだよなあ。
まあ、運転免許証書替えという現実的な問題を解決せねばならないという理由で早めの帰国になってしまったんだけど、やはり、免許を破棄しきれない自分を見つめると、最終的には日本に帰りたいという思いが強かったのだろう。
台北駅から桃園空港へのバスに乗る。 -
ケチって、90元のバスに乗ったところ、高速道路に乗っているとき以外は各駅停車。
受付終了が40分前。到着したのは終了時間の5分前だった。アセッ;
ゲートにたどり着き、やっと間に合ったことを実感した。
あー、よかった! -
搭乗したのは大阪行きの Jetstar airline 。
大阪から実家へのバス代を入れても、この会社が一番安かった。
写真は、台湾から大阪へ行く機内の様子。
座席は半分くらいしか埋まってなかった。
音楽なし、映画も見ることができない
そんな状態だったが、それ以外は、結構スペースがあり快適だった。 -
機体が上がった。
でも、俺の気持ちは沈んだまま。
とうとう帰るのか…
正直、とても不安。 -
窓から、離れていく台湾を眺めながら行く末のことを考えていた。
1月に中国で就職活動中、日系の会社に面接に行って「あなたには潜在能力(ポテンシャル)が感じられない」と言われたときには腹が立ったっけなあ。まあ、シュンとせず、腹が立ったということは俺が正常に戻ってきた証拠だろ。
フィリピンでも日系企業に面接に行ったっけなあ。まあ、たぶんだめだろうけど。
やっぱ、どこの国にいても、日系の企業に行ったということを考えると、自分は日本とは完全に縁を切ろうとしてないんだろう。やはり何だかんだ悪くは言っても日本が好きなんだろう。
それにしても、なんだこの気分は?
中国を出てからずっとロウだった気分が、マレーシアで元に戻り、フィリピンでハイになった。そして台湾でやや落ち込み始め、現在はロウから深く深く沈み始めた。
日本には帰りたいけど、暮らして行けるのだろうか?
住民票を役所に登録するだけで、年金や健康保険を支払わねばならないという借金生活が始まる。おまけに民主党のおかげ?で社会が混乱している。期待を込めて民主党に1票を投じたが、彼らは選挙前に作ったマニュフェストの項目を何一つ果たすことができず、「上げない」と言った消費税を上げることに政治生命をかけるとほざいていいる。公務員の数は減らすが、国会議員の数は減らさない。仕事は?というと、自分は年齢や経験を考慮すると当然ないだろうが、大学や、高校を出たばかりの人でもなかなか見つからない状態。かといって、いざ仕事を持てば、毎日数時間の残業続きで私生活がないという状態。なんだか矛盾が多すぎるぞ!
それでも…そんなことさへ考えなければ、日本はいいところなんだよね。
温泉に入り、うまい焼き鳥と食べながら、好みの日本酒を飲むと最高な気分なんだよね。
…あ、俺って会津若松が好きなんだけど、その理由がやっとわかった…あそこは、この3つを全て満たしてるものなあ…加えて、物価が安いし…ま、他にも理由はあるんだろうけど… -
窓の外をボーっと眺める。
機体の下の雲を眺める。
雲はいいよな、何気なく空に生まれて、かぜの向くまま気ままに空を漂流しては消えていく。
こんな風になれば日本でも生きられるんだろうに。自我が強い人間にはどう考えても無理のような気がするな。
本音と建前を使い分け、謙遜しながら自分を打ち出すことなんていう高等テクニックなんて駆使できないもの。
食事に呼ばれ、感想をたずねられると、まずけりゃまずいとポロリと行ってしまう。
人の誘われ、断りの返事をするときには、はっきりとしてしまうし。
俺って、正直本能で生きてるんだよな。動物的な感覚が強いんだよ。
相手の気持ちとか考えられないから、えらい無礼に思われていることだろう。
ま、どーもならんよ生まれ持っての性格なんて直せるもんじゃない。隠してもボロが出るよ。
ま、これからは、どーせボロがでるなら、最初から露骨に出すしかないな。そして、会社でも友人でも、出していても受け入れてくれるところを探すしかないな。
まあ、俺は生きている限り迷惑をかけ続けるだろうから、それで行くしかねえべ? -
ぐるぐると考えをめぐらせているうちに関西国際空港に到着した。
荷物降ろしをしてる…ああいう仕事、募集してないかな?
旅行?まみれの俺、空港で飛行機の離着陸を見ながら、目立たないようにもくもくと働くは合っているかもしれない。
精神とか身体とかに苦痛を感じてきたら、飛行機を眺めてれば気が休まるかもしれない。
まあ、現実はそんな生易しくないだろうけどね。 -
空港に到着し、帰国手続きをしている間、出国当時と身にまとうものが違っていることに気づく。殆どが中国製。
まあ、これじゃあ、どこを歩いてもまるっきり中国人だわな。
日本を出発したときから持ち歩いてるものは、ボロボロになったパソコンぐらいかな?
このとき、改めて日本製品の質の良さに気づかされる。
昨年の10月に中国製のバックを買ったが、もう穴が開いてしまった。 -
同じ時期に買ったサンダルもボロボロ。
何度修理したことか。
日本製というか日本で売っているものに比べると、耐久性にかけるよなあ。
やっぱ、日本で売ってる製品は質がいいよなあ。
自分が思うところ、日本の物作りの技術は世界一だよな。 -
・・・ああ、やっと日本に帰ってきたのか・・・
という感じ。
嬉しいのか悲しいのかわからない微妙な感じだったんだよなあ。 -
どうやって来たのかわからないけど、とにかく故郷へのバスが出発する「あべの橋」にやってきた。
ええと・・・バス停は・・・ -
「すみませーん、どこですか?」
と何度聞いたかな?
・・・ひさしぶりだよなあ・・・日本語の感触・・・
とにかく、出発場所は確認できた。
・・・さあて、バスの時間まで暇つぶしをせねば・・・ -
まず、腹ごしらえから・・・と思って歩き出す。
・・・大阪の街はなぜかソウルに似てるんだよな・・・
と思いながらオノボリサンの如くキョロキョロあたりを見渡していると、ネットカフェのチラシをもらった。
・・・よし、暇つぶしはここだな・・・ -
通りをぶらつく。
んんん・・・何が食べたいんだろう?・・・これと言って・・・あ?吉野家が・・・カレーか?あと味噌汁か?・・・
なんだか変な組み合わせだけど、本能の赴くまま注文した。
久しぶりの日本の吉野家か・・・カレーの味は香港で食べたのと同じだったかな?もしかしたら香港では日本からの輸入品で作っているのかもしれないなあ。
なんか、妙な組み合わせだけど、旨かったっけよ。 -
実家に帰ってから、月食を見た。
月食を見ながら、
「・・・これで一つの時代が終わり、新しい時代が始まるのかな?・・・」
なんて、自分に都合良く考えていた。
さあて、これからどうなるんだろう?
旅でこれからの対策をたてたっけなあ。
今後のキーワードとなってくるものは、「夢」「未来」だった。
そして、気をつけなければならないのは、「精神的なストレス」だっけよ。
でないと、またリハビリの旅に出た意味がない。元の状態に戻ってしまうものなあ。
つまり、精神的につらいことがあったらやせ我慢をせずに逃避行!
情けないけど、これが自分の生きる道・・・なんだろうなあ・・・まあ、いいさ・・・これからは、楽しいことばかり考えることにしよう!
さあてっと、何しようかな!
やっぱ、まずは、精神的、そして肉体的に回復したかチェックしなくちゃなあ。
やっぱ、そりゃあ・・・仕事をすっことだべなあ!
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
15