2012/08/09 - 2012/08/10
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kurakuraさん
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夏の休暇で行った北京旅行。
前々から行きたいとは思っていたし、
4~5日程度のツアー旅行も何度か検討したが、
世界遺産の名所を駆け足で巡るツアーが多く、二の足を踏んでいた。
今回は飛行機&ホテル&空港送迎のみの
いわゆるスケルトンツアー(4泊5日)を選んで、
3泊の延泊を加えて7泊8日というスケジュールで申し込んだ。
テーマは北京の下町めぐり。
初めての北京だったので、さすがに故宮には行ったが、
万里の長城や頤和園、天壇、明の十三陵といった
世界遺産には行かず、毎日ひたすら街歩きを楽しむことにした。
夏の北京は暑いと聞いていたが、それほどでもなかった。
暑さのピークは7月で、8月中旬以降は比較的しのぎやすいようだ。
滞在中は、最高気温が30~31℃、最低気温は18~21℃程度。
湿度が低いので日陰は涼しく、
朝夕など半袖では寒いと感じる日もあった。
1日目(8月9日):成田→北京
2日目(8月10日):孔子廟、国子監、雍和宮
3日目(8月11日):王府井周辺
4日目(8月12日):鼓楼、鐘楼、前海周辺
5日目(8月13日):天安門広場、故宮
6日目(8月14日):魯迅博物館、前門周辺
7日目(8月15日):南鑼鼓巷、牛街、瑠璃廠
8日目(8月16日):北京→成田
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- JAL
-
中国はこれまでに上海3回のほか、
東北地方にも行ったことがあるが、
北京は今回が初めて。
(妻は以前1ヶ月の短期語学留学で滞在経験あり)
聞きしに勝る広い街だった。
写真は中心部の大きな通り。日本ではありえない広さ。 -
8月9日(木)18時10分成田発、21時15分北京着の
JAL869便で北京入り。
ホテルはザ・リージェント北京。
到着してチェックインしたのは10時過ぎくらい。 -
ザ・リージェント北京は、王府井から徒歩10分弱で、
地下鉄の駅の真上というロケーションの良さもあり、
今回は移動はほとんど地下鉄&徒歩だった。 -
ホテルフロント
-
廊下
-
宿泊した部屋は9階のツインルーム
-
部屋は40?弱くらいか。
広さはそこそこだが、
アメニティが充実していて快適に滞在できる。
冷蔵庫には無料の缶ビール(2本)、
ジュース、コーラ等が冷やされていた。
(これはチェック当初のみ)
また、フルーツ(リンゴ、モモなど)と、
ペットボトルの水(350m×6本程度)が毎日補充される。
おかげで滞在中、水を購入する必要がなく、
これはかなり有難かった。
この他に、もちろんお茶やコーヒー、コーヒーメーカー等もあった。 -
部屋からサニタリースペース方向を見たところ
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部屋の入り口ドアの脇に飾られていたガラスの器
-
サニタリースペース。
-
バスタブ。
-
シャワーブース。
レインシャワーと、通常シャワー(固定式ではない)が
併用可能な仕組み。 -
鉢植えの胡蝶蘭。
脇にあるのがバスソルトやボディソープなど。 -
デスク。
インターネットが無料で利用可能。
日本からノートPCを持参していたので、
北京の情報収集やメールのチェックなど
何かと便利だった。 -
DVD&CDプレーヤーがあることも
事前に知っていたので、
日本からCDを持参し、
お気に入りの音楽を聴きながら過ごした。 -
ベッドサイドのナイトテーブル。
写真では判りにくいが、
通常の照明のほかに読書灯があり、
これも重宝した。 -
ホテル1階のラウンジ。
-
大型ホテルの派手さはないし、華美ではないが
なかなかハイセンスなインテリアで快適な空間。
3階にはフィットネスジムとスパがある。
室内シューズや水着も持参していたが、
街歩きに忙しく、結局一度も利用しなかった。 -
部屋からの夜景。
-
朝食は2階のカフェ99で食べる。
-
ものすごく種類が豊富、というほどではないが、
一週間毎朝食べても飽きない程度には種類があり、
味も美味しい。
特にその場で作ってくれるオムレツは特筆すべき
美味しさで、毎朝必ず食べていた。
普通のオムレツと何が違うのかよく分からなかったが、
とにかく美味しかった。 -
メニューは毎日少しずつ更新されていた。
中華系のメニューのほか、
パンも充実していて、どれを食べても美味しかった。 -
-
-
中庭に面した3層吹き抜けのラウンジ
-
ピアノの生演奏をやっているが、
演奏のレベルは残念ながらかなり(?)だった。 -
2日目の朝、ホテルを出たのは10時くらい。
滞在中は、朝ゆっくり目(10時前後)
にホテルを出て午後3〜4時くらいまで散策。
その後、ホテルに戻って休息をとり、
夕食時にふたたび外出、
というのが基本パターンだった。 -
ホテルの真下に
地下鉄5号線の駅(灯市口駅)があったので、
何かと便利だった。
北京の地下鉄は全線2元(約30円)均一。
総延長距離は370kmで世界有数。
数年前、上海の地下鉄の総延長距離が、ロンドンやニューヨーク、東京を抜いて世界一になったことがニュースになったが、北京の地下鉄は2020年までに30路線、総延長1050kmにする計画で、そうなると間違いなくダントツで世界一になるのではないか。
現時点ではラッシュアワー以外の時間帯でもかなり混雑がひどく、ほとんど座ることはできない。それでも3〜4分に1本の割合で運行されているし、安いしで、使い勝手はかなり良い。 -
地下鉄5号線で雍和宮駅へ約10分ほど。
地下鉄を降りるとすぐに国子監街という通りへ。 -
通りにはニセアカシアの並木があり、気持ちがよい。
この日の最高気温は31℃。
北京の夏は暑いと聞いていたが、
湿度が低く日陰は涼しい。
この通りだけでなく、北京の通りには街路樹が多いため、
日陰が多く、夏でも比較的歩きやすい。
北京がこれほど緑の多い街とは少々意外だった。 -
最初に訪れたのは、孔子を祀った孔廟。
元代(1302年)に、皇帝フビライが漢族の知識階級を
懐柔するために建立した。
入場は隣接する国子監と共通の券で30元(約450円) -
孔子の像
-
大成殿
-
-
続いて敷地がつながっている国子監へ。
敷地内の池ではハスの花が咲いていた。 -
国子監は、元代の1306年建立の最高学府。
-
清代、乾隆帝もここで講義を行った。
主堂にはその時の玉座が残されていた。 -
乾隆帝が講義を行ったときの模様を描いた絵。
3000人もの聴講者が主堂を取り囲んだという。
マイクもないのにちゃんと声は聞こえたのか、
それとも白髪三千丈の類の誇張か。 -
こちらにも孔子の像が。
-
日本の絵馬みたいなもの
-
奥の建物では科挙に関する展示が行われていた
-
写真にパネルに実物大の人形など、
なかなか充実の展示 -
この鶏小屋みたいなのが科挙の会場になった建物
-
隋代の文帝の時代に、優秀な官僚を登用するために
始められたという科挙。
時代によっても異なるが、競争率が数千倍に達することも
あったという。 -
一人一人のスペースはこんなに狭かった…
-
制限時間は特になくじっくり解いてよかったという。
受験生はこの独房のようなところで寝起きしながら
数日間にわたって試験を解くこともあったようだ。 -
よく知られるように、
カンニング、不正が横行したことから、
受験生の身体検査は厳しさを極めた。
鼻や耳の穴まで厳しくチェックされたようだ。 -
上級官僚の登用では、
最終試験で皇帝じきじきの面接が行われた(らしい)。 -
10mはあろうかという、
合格発表者を張り出した巻物 -
昼食を挟んで午後は通りの反対側の
雍和宮へ移動。 -
雍和宮は清代に建てられた北京最大のチベット仏教寺院。
この時まで知らなかったのだが、
チベット仏教は清の支配民族、
満州族の信仰していた宗教。
この場所には明代までは宦官の屋敷があったが、
清の乾隆帝の時代に寺院に改修された。 -
鎮座する立派なこま犬
-
約6万6000?に及ぶ広大な敷地には、
満州、モンゴル、中国、チベットの各様式が
融合した独特の建築物が並ぶ -
-
最奥にある万福閣という建物。
-
万福閣には、高さ26m(地上18m、地下8m)という
見たこともないような巨大な木造の菩薩像が。 -
欧米人の観光客もたくさん訪れていたこの雍和宮。
かなり見ごたえがあった。 -
一旦ホテルに帰って休憩、昼寝をしたあと、
ふたたび地下鉄5号線に乗って、
北新橋という駅へ。 -
駅から東に向かって伸びるのが、
北京でも有数のグルメストリートと呼ばれる
東直門内鬼街(鬼街)。
夜になると通り沿いの店の軒先につるされた赤提灯に
灯がともって、独特の景観が出現。 -
-
だいぶ派手な看板も。
-
どの店がいいのか全く分からないので、
ガイドブックに載っていた火鍋の店に入る。 -
この鬼街、特に火鍋の店が多く、
しかもなぜか24時間営業の店が多いらしい。
汗だくになって一応完食。
御代は2人あわせて約200元(3000円)。 -
店を出て通りの反対側に行くと、
提灯はさらにすごいことになっていた。 -
人気の海鮮火鍋の店の前には
テーブル、イスが置かれ、
順番待ちの人々がひしめきあっていた。
彼らはひまわりの種を食べながら順番待ち。
ひまわりの種の殻がびっしりと路面を覆っていた。 -
なかなかディープな鬼街。
北京の夜が更けていく。
この日の歩数はちょうど2万歩くらいだった。
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