「北の国から」富良野・美瑛ドライブ

2012/08/07 - 2012/08/09

1981〜2002まで放映されたテレビドラマ「北の国から」の撮影地　富良野と美瑛を中心に家族でドライブ旅行に行ってきました。

さわやかな夏の日差しの中で　札幌から富良野　美瑛　旭川とおよそ600ｋｍのドライブでした。

絵葉書のような景色を堪能しました。

エリア 富良野(北海道)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

千歳空港にて　ここから　3ｋｍほどはなれたレンタカーステーションまで移動します。
本州の猛暑と離れて　真夏だと言うのに２６度ほどのさわやかな陽気です。

北海道旅行の最初の訪問地は　定番の羊ヶ丘展望台

丘の上からは札幌市内が見渡せます。
観光客のレンタカーがずらりと並び　多くの観光客が居ました。

クラーク博士の有名な像が迎えてくれます。
羊ヶ丘展望台と言えば　クラーク博士の像です。
Boys, be ambitious（少年よ、大志を抱け）と訳されますが、実際にクラーク博士が言った言葉と言うのは「Boys, be ambitious like this old man」だとか・・・　「この老人のように、あなたたち若い人も野心的であれ」クラーク博士は自分をたとえに学生に説いたのですね。

クラーク像の前では　写真撮影をしようとする人たちが長い列を作っていました。

羊ヶ丘はすでにコスモスが咲き乱れていました。
丘のかなたには銀色に輝く札幌ドームが見えます。

羊ヶ丘の名前のように丘には２０頭ほどの羊がのんびりと

今年はロンドンオリンピックの年ですが　オリンピックと言えば１９７２年の札幌オリンピックの開催地です。
日の丸飛行隊に湧きあがった　札幌の大倉山シャンツェです。ここの90ｍ級ジャンプ台のＫ点は恐怖を覚えます。
札幌オリンピックで笠谷選手ら３人のジャンパーが　金銀銅のメダルを独占したのは　隣の山にある70ｍ級ジャンプ台の宮の森シャンツェです。

大倉山ジャンプ台のＫ点　120ｍの着地点です。
この傾斜で立つなんて想像しただけでも怖いです。凄すぎます。

このジャンプ台で飛ぶジャンパー達はまさに跳人です。

大倉山からは　札幌の街が一望できます。この街のモデルとなったのは名古屋の街だとか。
テレビ塔や大通り公園が見えます。

札幌の観光地と言えば　時計台です。
多くの観光客が集まっていました。

札幌のテレビ塔です。
高さ147.2メートルのテレビ塔は　１９５７年に完成。
東京タワーが完成する前年です。
１９５４年に完成した180ｍの名古屋テレビ塔に次いで完成時は全国２位の高さでした。

３階の展望台までは無料で上がる事ができます。

北海道のお土産の定番と言えば　チョコレートをクッキーでサンドした「白い恋人」
この工場が　「白い恋人パーク」としてテーマパークとなっています。
チョコレートを作る過程などを見る事が出来ます。

また　古いヨーロッパの街並みを表現した建物には　からくり時計が置かれていて　時間を奏でてくれます。

信号も交差点もなく　　道なり　とは　まさにこの景色です。
札幌道央自動車道の三笠ＩＣをおりて　富良野までの60ｋｍほどは山の中の１本道です。　20〜30ｋｍほどは交差する道も脇道もなく　本当に１本道です。

本州のドライブでは出会う事の出来ない景色が続きます。

フジテレビ系列で1981年から2002年にかけて放送された「北の国から」の舞台となった富良野へは札幌市内から２時間ほど。　
「北の国から資料館」には放送で使われた多くの資料が残されています。
「純」君　「蛍」ちゃんたちの家族写真が満載です。

ドラマの「北の国から」のファンにはたまらない記念品が一杯です。

１９８１年頃からの黒板家の写真が見られます。

ドラマの中で　黒板五郎：田中邦衛が書いた　「遺言」
なんとも素朴な文章です。

リサイクル、エコ　という言葉が一般的になった現代社会の中で、ドラマで黒板五郎の生活はまさに　現代社会の方向性を見せてくれます。

ドラマの中で　親父　黒板五郎が建てた　「拾ってきた家」がいまも残されています。
そこには　今もドラマの家族たちが住んでいるかのような状態が残されています。
置かれたカレンダーは　もちろん２０１２年の現在のカレンダーです。

現在　この土地には４軒の家が建っています。
拾ってきた　廃材の電話ボックスやゴンドラの篭、ペットボトルや洗濯機の部材などなど　細かく見ると驚かされます。

ドラマの中で結ばれた　「純」こと吉岡秀隆と「結」の内田有紀が今も暮らしていると言う架空の家です。この家はドラマ本編の中では登場しませんでした。大型バスを活用した家は　つり革がぶら下がっていたり、降車ボタンがあったり・・

「北の国から」のドラマのファンの聖地とも言える　富良野で１番の観光地　黒板五郎の家　「石積みの家」です。　いまにもなかから　黒板五郎：田中邦衛が出てきそうな雰囲気です。
宮沢りえの「しゅう」が沸かした風呂は意外に大きくて驚かされます。
この自然の中で本当に生活できそうな感じでした。

富良野の景色は　日本と言うよりも　アメリカの穀倉地帯を走り抜けて行くような錯覚を覚えます。
20ｋｍ近く交差点も信号機も無いような道路や　広い空に電柱も鉄塔も無い景色は感動ものです。

大雪山系の富良野岳

所々に　刈り取ったロールが置かれています。
夏の時期のロールは　麦のロールだそうです。
５月ごろのロールは牧草ロールで　刈り取るとすぐに黒いビニールで覆うのだそうですですが　麦ロールは　ビニールでは覆いません。

青い空に　咲き乱れる　赤、紫　黄色などなどの花
カメラを向ける景色は何処を切り取っても絵葉書のようです。
北海道のガイドブックから切り取ったような景色です。

ファーム富田は　北海道のガイドブックの多くの表紙を飾っています。

ファーム富田の展望台からは　大雪山系の山々が見渡せます。

これからは秋の色に変わっていくようです。

ラベンダー畑は残念ながら　少し遅く　ほとんどの花は刈り取られていました。　フログレンスの香水や　入浴剤　ドライフラワーなどが多く販売されています。

富良野から美瑛にかけては他にも綺麗な農園が点在しています。

かんのファームもその一つで赤や紫のサルビアが咲き乱れていました。

「ジェットコースターの道」と名付けられた３〜４キロ続く丘を昇ったり下りたりする　まっすぐの道です。

車で走り抜けるとジェットコースターに乗っているかのようです。

どこまで続いているのかと思うほどまっすぐの道です。

美瑛の丘
見渡す限り農園が広がっています。
小豆畑、ジャガイモ畑、そば畑、麦畑、など作物によって畑の表情が異なります。

美瑛の丘には　所々にポプラ等の木が植えられています。
これらの木は　農園の境を現わすものだそうで、いろいろな表情を見せてくれます。

日産自動車の「ケンとメリーのスカイライン」でＣＭに使われた美瑛でもっとも有名な木です。

他にも　「セブンスターの木」や「マイルドセブンの丘」など多くのＣＭ撮影で使われた景色があります。

小さな木を守るような２本の木
「親子の木」と呼ばれる丘です。
あと２０年もしたら　子どもの木が親を追い抜くのでしょうか・・・

白金温泉へと向かう道には　見渡す限りの白いそば畑が

十勝岳から通じる川にダムを作った時に　流れ込んだ水が反応して青い池となった　神秘的な場所です。

パワースポットと言われています。

周辺には　熊出没注意の看板が・・・・

宿泊した　白金温泉は　十勝岳に抱かれた温泉です。

空気に触れると　黄色く濁る豊富な源泉かけ流しの温泉は
最高でした。

この十勝岳　そろそろ噴火の時期を迎えるとのことで
温泉街の一角には避難シェルターが置かれ　ヘリポートもあります。

ゼルブの丘　花の色どりが綺麗過ぎます。

ゼルブの丘　観光地には　千歳空港や旭川空港などで車を借り出した「わ」ナンバーのレンタカーがあふれています。

北海道で人気のスポット　旭川市の旭山動物園は　動物たちの行動展示が有名です。

人気の館は　空を飛ぶペンギンが見られるペンギン館。
ドームの中を歩くと　泳ぐペンギンが鳥類である事を再認識します。

アザラシ館ではあざらしがチューブのなかを泳いで昇っていきます。

丹頂鶴

きりんも愛らしい表情を見せてくれます

千歳空港から３キロ程の場所には　ニッポンレンタカー、トヨタレンタカー、日産レンタカー、マツダレンタカー、オリックスレンタカーなどのレンタカーステーションが大規模店舗を展開しています。

それぞれの店舗には１００台近いレンタカーが有ります。

この旅行記へのコメント （2）

• ウランさん 2014/05/10 19:21:53

  はじめまして

  ７月８日〜９日にかけて札幌からレンタカーを借りて富良野に花をみに行く予定です。フォートラベルの旅行記でくんたさんの旅行記をみつけ、写真に釘付けになりました。お天気も良かったのでしょうが構図も素晴らしい素敵な写真を見て旅行が楽しみになりました。ジェットコースターの道や冨田ファームなどに行ってきます。

  くんたさん からの返信 2014/05/11 17:46:51

  RE: はじめまして

  > ７月８日〜９日にかけて札幌からレンタカーを借りて富良野に花をみに行く予定です。フォートラベルの旅行記でくんたさんの旅行記をみつけ、写真に釘付けになりました。お天気も良かったのでしょうが構図も素晴らしい素敵な写真を見て旅行が楽しみになりました。ジェットコースターの道や冨田ファームなどに行ってきます。
  
  
  ぜひ　お気をつけて楽しいたびを満喫してください。
  
  7月の富良野はラベンダーのきれいな季節ですね。
  
  最高の北のシーズンだと思いますので、きれいな北海道を味わってきてください。また旅行記楽しみにしています。