スイス／イタリア旅行2012　③　　ブリエンツ湖とブリエンツ・ロートホルン鉄道

2012/07/08 - 2012/07/08

3日目。

ブリエンツ・ロートホルン鉄道に乗り、ブリエンツァー・ロートホルンへ行ってきました。
頂上付近のレストラン前では、ピンク色のトラノオが咲き、
ブリエンツ湖が水色に輝いていました。



7/6（金）羽田→（フランクフルト）→ジュネーブ→Chexbres
7/7（土）Chexbres→ブリエンツ
7/8（日）ブリエンツ
7/9（月）ブリエンツ→メンリッヒェン
7/10（火）メンリッヒェン
7/11（水）メンリッヒェン→チューリッヒ→フィレンツェ
7/12（木）フィレンツェ→ピエンツァ（オルチャ渓谷）
7/13（金）ピエンツァ（オルチャ渓谷）→ベネチア
7/14（土）ベネチア
7/15（日）ベネチア→（フランクフルト）→成田

エリア ブリエンツ(スイス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

朝。　モルゲンロート。

ブリエンツ湖越しの上方に見えた山頂が、
ほんのり赤く染まっていました。

早朝のブリエンツ湖と湖岸の集落。

静かで、ひっそり。

朝食を食べます。

このもこもこした大きなパン、すっごく美味しかったんです！
欧米の食パンにしては柔らかくて、
口に含むと、パン本来の甘みのようなものを感じました。
他のパンも美味かったので、ひょっとしたら宿泊ホテルのパンが美味しいのかもしれませんが、
また食べたいです。


ところで、朝食を食べていたら、雨が降ってきました。

部屋に戻ると、雨は本降りに。。

「雨が降っている。」　　
「はーー。　（ためいき）」
　　　　
予定では、9:40発ブリエンツ鉄道に乗車するつもりでしたが、
部屋で静かにしていました。

「このまま雨が続いたら、今日はホテルで過ごすか、
　ブリエンツか近隣の街並散策かなー。」
「それはそれで、悪くないけど。。」

もっとも子供は、朝食（ケロッグ）を腹いっぱいに食べて、
超ご機嫌。
部屋の中を無邪気に動き回り、キャッキャッ言いながら、
はしゃいでいます。

「楽しそう。」


そんな感じで、すごしていると、
10:00すぎくらいに、雨がやみ、雲の隙間から日差しが射してきました。

「ブリエンツ鉄道へいける。」

急いで準備して、次の10:45便に間に合うようにホテルを出発しました。

ブリエンツ湖。

ブリエンツ駅に到着。

改札口では、既にたくさんの人が待っていました。
日本人の団体さんもいます。

駅のホームでは、蒸気機関車とディーゼル車の2両がスタンバイしています。
日本人の団体さんは、駅員さんに先導されて、前の蒸気機関車の車両へ乗り込みました。
（貸切かも。）
自分たちは、ディーゼル車両へ案内されました。
蒸気機関車が羨ましいかも。

出発しました。


空気が美味しい。

途中駅のPlanalpに到着。

ここで蒸気機関車は、水の補給をします。


多くの人が車両から降りて、記念撮影をしていました。

自分たちも。　　（＾＾）

この近辺から、野原が広がり、牛がたくさん放牧されていました。

首にぶら下げたカウベルを鳴らしながら、牧草を食べています。
かわいい。

牛とブリエンツ鉄道。

♪

緑の野原を走っています。


「この光景、すっごくいい！」


至福のひととき。

写真ではわかりにくいですが、
緑の野原いっぱいに黄色いお花が咲いています。



そうそう、
今回、旅行でビデオカメラを持参したのですが、
ビデオって、臨場感がありますね。
風景と人間が動いているのが、すごくいいです。
帰国してから何度も見ているのですが、

　「世界の車窓から」

を見るみたいで、ちっとも飽きないんです。

撮影するとき、手持ちで画面をみながら景色を眺めるので、
歩きながらの撮影は不向きですが、
じっと座りながらの鉄道移動では、大活躍しました。

「ブリエンツ湖と、それを眺める人たち。」


列車に乗る人たちは、みんな湖を眺めています。
すっごく、いい雰囲気。



左端に、アイガーがちょこんと写っています。

ブリエンツ湖。


湖面に、雲の影がまだら模様に映っています。

ブリエンツァー・ロートホルン駅に到着。


湖の水色がまぶしい。

赤い列車とともに。

頂上とレストラン方面へ向かいます。

ブリエンツァー・ロートホルン駅。


小道の途中から振り返ると、真っ白な雲に覆われていました。
雲の動きが激しいです。

アイガー、メンヒ、ユングフラウ。

レストランに到着。


空が真っ青。

「今日は、このまま晴れるのかなー。」


お気楽に考えていましたが、
これが、今日一日の中で、もっとも晴れた瞬間となりました。

このあたりで、子供がぐずりだしました。

どうやらお腹がすいたみたい。
朝ごはんを食べた時間は、8:30ぐらいで、
今は12:00ぐらいなので、たしかにお腹の空く時間かも。
腹時計が正確。。

ロートホルンの頂上まで往復してから、ランチにするつもりでしたが、
ここで一旦、休憩をとることにしました。
屋内テーブルに座ります。


まずは生ビールを注文。

「ゴクゴク。　うまい！」

展望台で飲むビールって、なんでこんなに美味しいんだろう。
他に、軽めのランチを食べました。

子供用には、コンソメスープを注文。

これが、また美味かった。
スイスのレストランにしては、味が濃くなくて、スープが透き通っているんです。
展望台付近では、冷たい風が吹いていたこともあり、体があたたまります。
パンをちぎってスープに浸すと、喜んで食べました。

「トラノオとブリエンツ湖。」


ピンクの花と緑の野原、水色のグラデーションが、なんともいい感じ。


ランチを食べていたら、いつの間にか、空にこんなにたくさんの雲が増えていました。。

トラノオ。


かわいいお花。
この近辺にいっぱい咲いていました。

頂上へ向かいます。


レストランのすぐ背後まで、雲が迫っている。

キバシガラス（Alpine Crow）が飛んでいました。


この子たちに会いたかったんです。

「スイスの高山地へきたなー」

と実感。

気持ちよさそう。


姿形はどうみてもカラスですが、
鳴き声は、すっごくきれいなんです。

すすみます。

頂上手前のロープウェー駅＆レストラン。


曇っている。。

残雪がありました。


その向こうは、全く見えません。

「この先の景色は、どうなっているのだろう。」
「隣の建物から出発するロープウェーが見えるはず。。」

見えないと、すっごく気になって、無性に見たくなるんです。
（どうにもなりませんが。。）

このあたり、花がいっぱい咲いています。

白、紫、黄色。

まさしく、一面がお花畑。

お花とともに。

頂上のすぐ手前まできました。


"←　86km　ZERMATT"



直線距離で、ツェルマットまで86km。
遠いような、近いような。

ブリエンツァー・ロートホルンの頂上に到着。


湖方面は、雲に覆われてきました。

しばらく頂上にいると、周囲はガスで真っ白に。。


「雲だらけで何にも見えん！！」

さらにガスが薄らぐのを待っていると、分厚い雲が覆ってきました。。


「暗雲が立ちこめてきたじゃん！！」


周囲は付近10〜20mくらいがみえるだけの、完全な視界ゼロになりました。。

ちっとも晴れないので、
それどころか雨が降り出すかもしれない気配でもあり、
あきらめて戻ることにしました。
山の天気は本当に変わりやすいです。

頂上からの光景を楽しみにしていたのに残念。


それにしても、お花がきれい。

ロートホルン駅に到着。


汽車に乗ります。
帰りは、蒸気機関車の車両でした。
ちょっぴり幸せ。　♪

静かに、汽車が動き出しました。


周囲は、相変わらず雲に覆われたまま。

「何にも見えん。。」

視界ゼロ。
乗っている人たちは、みな寡黙でした。

中間駅のPlanalpまでくると、ようやく晴れ間がでてきました。


山の上部だけが、真っ白に曇っています。

「今まで、あの雲の中にいたのか。」
「納得。。」

汽車はさらに下り、ブリエンツ湖がみえてきました。

ブリエンツ駅に到着。

湖畔を散歩します。

マガモ。


カモをみると、妙にほっとするんです。
なんでだろう。。

湖畔の木。　♪

滝。

岩肌の模様が、見る角度によっては、ハートマークにみえるそうです。

キバシガラスを小さくしたような鳥がいました。



クロウタドリのようです。

ビートルズの曲 "Blackbird" で、モデルとなった鳥とのことです。

○参考HP
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%BF%E3%83%89%E3%83%AA

これは、たぶんツグミの仲間かな。



＊クロウタドリのメスです。

　（潮来メジロさん、ありがとうございます。）

！！

ホテルへ向かって歩いていると、後方からブリエンツ鉄道の汽車が走ってきました。

こんな時間なのに、人がいっぱい！
しかも汽車が2両も、（2台分）、走っていました。


外人さんがたくさん乗っていましたが、自分たちが汽車を眺める姿を見つけると、

「イェーーーイ！」
「ヒューーー！」

などと大声を出して、こちらに手を振っています。
なんてノリのいい人たち。　　♪


というか、これから頂上まで登って、帰りはどうするの？？
最終便は16:36発のはずで、とっくに過ぎていますが。。
ひょっとして、個別に手配した団体客の貸切！？


何はともあれ、一日の終わりに、集落の中を走るブリエンツ鉄道の姿をみることができて、
ちょっぴり幸せな気分になりました。　



○参考：
ブリエンツ・ロートホルン鉄道HP
http://www.brienz-rothorn-bahn.ch/jp/home.html

この旅行記へのコメント （7）

• とらいもんさん 2013/11/26 16:46:59

  ロートホルン

  懐かしいところ。８年前乗ったんです。
  有難うございました。
  

• 潮来メジロさん 2012/08/22 21:04:16

  クロウタドリのメスだと思います。ヾ(^o^)

  じゃが♪さん、こんばんは！　ヾ(^o^)
  毎度、訪問＆投票ありがとうございました。
  
  > これは、たぶんツグミの仲間かな。
  
  クロウタドリのメスに似ていますが、いかがでしょうか。
  もちろん、クロウタドリもツグミの仲間ですから正解ですが・・・。
  
  ではまた・・・。(^o^)／~~~
  　　（潮来メジロ）

  じゃが♪さん からの返信 2012/08/27 15:46:39

  RE: クロウタドリのメスだと思います。ヾ(^o^)

  こんにちはー。
  
  いつも鳥の名前を教えていただき、ありがとうございます。
  なるほどー！
  クロウタドリのメスなのですね。
  しかもクロウタドリがツグミの仲間とは、言われてみまして、超納得です。
  上写真の真っ黒のオスの近くにいたので、ひょっとしてつがいでしょうか？？
  なんか、かわいいーー。
  
  じゃが♪
  
  
  > じゃが♪さん、こんばんは！　ヾ(^o^)
  > 毎度、訪問＆投票ありがとうございました。
  >
  > > これは、たぶんツグミの仲間かな。
  >
  > クロウタドリのメスに似ていますが、いかがでしょうか。
  > もちろん、クロウタドリもツグミの仲間ですから正解ですが・・・。
  >
  > ではまた・・・。(^o^)／~~~
  > 　　（潮来メジロ）

• kawakoさん 2012/08/22 12:30:32

  なつかしいなぁ〜　(´∀｀)

  ん年前に（まだ１０年は経っていないはず・・・(； ･`д･´)）乗ったことがあるんですが、やっぱり晴れたり雲ったりだったっけ。
  頂上はメチャ寒だったのに、裸で日光浴してる人がいっぱいいてビビッたことなど思い出しました。
  
  そうそう、ちなみにこのパンはZopf/ツォプフ（＝三つ編みの意）と言いまして、二本の棒を編みこむように成型して作ります。
  スーパーの小麦粉コーナーに行くと、すでにミックスされたツォプフ粉が売られています。
  私も大好き（というか日本人なら誰もが好む味でしょう！）なんですが、ウチの夫は「砂糖が多い」と言って、好きなようですが普段はあまり食べようとはしません。
  実際、砂糖とバターを大量に使って作るらしく、かつては日曜日にのみ食べる特別のパンだったそうです。
  
  

  じゃが♪さん からの返信 2012/08/27 15:39:06

  RE: なつかしいなぁ〜　(´∀｀)

  こんにちはー。
  
  kawakoさんも、ブリエンツァー・ロートホルンにいってらっしゃったんですね！
  自分の旅行記で、当時の様子を思い出していただき、光栄です。
  山の天気は変わりやすいと、本当に感じた一日でした。
  晴れると暑いのですが、周囲が分厚いガス（雲）に覆われると、それはもう冷たい風が吹いていました。
  （さすがに標高2000m以上の高所。）
  
  > そうそう、ちなみにこのパンはZopf/ツォプフ（＝三つ編みの意）と言いまして、二本の棒を編みこむように成型して作ります。
  > スーパーの小麦粉コーナーに行くと、すでにミックスされたツォプフ粉が売られています。
  > 私も大好き（というか日本人なら誰もが好む味でしょう！）なんですが、ウチの夫は「砂糖が多い」と言って、好きなようですが普段はあまり食べようとはしません。
  > 実際、砂糖とバターを大量に使って作るらしく、かつては日曜日にのみ食べる特別のパンだったそうです。
  
  ﾎ､ﾎｰ!
  このパン、本当に美味しくて、すっごく気になっていたんです。
  「ツォプフ」ですね。
  日曜日に食べる特別なパン。　　φ(.. )ﾒﾓﾒﾓ
  
  そういえば、この日は日曜日でした。
  次の月曜日の朝は、このパンはなかったので、やはり特別な日だったのかなー。
  （食べるのを楽しみにしていたのに。。）
  
  じゃが♪
  
  
  > ん年前に（まだ１０年は経っていないはず・・・(； ･`д･´)）乗ったことがあるんですが、やっぱり晴れたり雲ったりだったっけ。
  > 頂上はメチャ寒だったのに、裸で日光浴してる人がいっぱいいてビビッたことなど思い出しました。
  >
  > そうそう、ちなみにこのパンはZopf/ツォプフ（＝三つ編みの意）と言いまして、二本の棒を編みこむように成型して作ります。
  > スーパーの小麦粉コーナーに行くと、すでにミックスされたツォプフ粉が売られています。
  > 私も大好き（というか日本人なら誰もが好む味でしょう！）なんですが、ウチの夫は「砂糖が多い」と言って、好きなようですが普段はあまり食べようとはしません。
  > 実際、砂糖とバターを大量に使って作るらしく、かつては日曜日にのみ食べる特別のパンだったそうです。
  >
  >

• koaraさん 2012/08/20 22:47:14

  続きが楽しみ♪

  じゃがさん、こんばんは。
  
  久しぶりにじゃがさんの写真を拝見できて嬉しいです。
  表紙の写真、本当にキレイですね〜！！
  
  ブリエンツ鉄道は先日ＴＶで見たばかりだったので、自分も訪れたような気分になりました（＾＾）
  いつかアイガーを見るのを楽しみに、じゃがさんの旅行記で予習させていただきます！
  
  それにしても1歳で海外デビューなんて羨ましい（笑）
  大人になるまで何カ国制覇するんでしょうね〜（＾＾）
  
  続きも楽しみにしています（＾０＾）／
  
  koara

  じゃが♪さん からの返信 2012/08/27 14:34:51

  RE: 続きが楽しみ♪

  こんにちはー。
  
  ご訪問＆書き込み、ありがとうございます。
  ブリエンツ湖の特集をTVでやっていたのですね！
  自分もみたかったです。
  緑の牧草地を、赤い客車を後ろから押しながら蒸気機関車が走り、
  そんな光景をみながら車両に乗ると、それだけで気持ちがよかったです。
  頂上付近のレストランも、雲に覆われる前までは、すっごい絶景でした。
  水色のブリエンツ湖を眺めながらの生ビールが美味かったです。
  
  旅行記の作成は、ペースが遅いですが、少しずつ作成していく予定です。
  ぜひ、おこしください。　（＾＾）
  
  じゃが♪
  
  
  > じゃがさん、こんばんは。
  >
  > 久しぶりにじゃがさんの写真を拝見できて嬉しいです。
  > 表紙の写真、本当にキレイですね〜！！
  >
  > ブリエンツ鉄道は先日ＴＶで見たばかりだったので、自分も訪れたような気分になりました（＾＾）
  > いつかアイガーを見るのを楽しみに、じゃがさんの旅行記で予習させていただきます！
  >
  > それにしても1歳で海外デビューなんて羨ましい（笑）
  > 大人になるまで何カ国制覇するんでしょうね〜（＾＾）
  >
  > 続きも楽しみにしています（＾０＾）／
  >
  > koara