スコーキーロッジ(Skoki Lodge)、レイクオハラ(Lake O'Hara)、コロンビア大氷原(Wilcox Pass, Parker Ridge Trail)

2012/07/01 - 2012/07/09

　スコーキーロッジ(Skoki Lodge)宿泊とスコーキ山(Mt.Skoki)登山、レイクオハラ(O'Hara)、コロンビア大氷原(Wilcox Pass, Parker Ridge Trail)　7泊9日のトレッキングです。両親と３人で行きました。

　体力の目安は、Wilcox PassとParker Ridge なら近所の低山程度。
その他は北アルプスで表銀座を山小屋泊まりでゆっくり縦走できる程度です。富士山に登れるなら大丈夫かも。標高は高くないので高山病の心配はないです。

　装備はＴシャツ、長袖、レインコートに軽いダウンジャケットでしたが、ダウンは不要でした。
天候が変わりやすいので雨装備は必須です。特殊なことをしなければアイゼンは不要です。
　コースはおよそ安全で、きれいです。

動画をyoutubeに載せました。
http://www.youtube.com/watch?v=KLlT8apOMpY&feature=plcp

エリア カナディアンロッキー(カナダ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

Lake O'Hara は人数制限が厳しくて、３ヶ月前に電話でバスのチケットを予約するか、ロッジの宿泊予約をしないと行くのが難しい特別保護地区です。
そのため観光客も非常に少なく、神秘的な湖や景色を堪能できました。

Lake Oesaまでの往復３時間トレッキングをしてきました。oesaは凍ってました。
2012/07/02は残雪が多く、そのほかのトレッキングコースは難しそうです。

遠くにLake O'Hara が見えます。

こんな山に囲まれている湖です。一周しても１時間くらい。別世界です。

売店では、ココアとおいしいマフィンを頂きました。

Lake O'Hara 行きのバスを待つバス停です。出発時間前になると係員が来て点呼を始めます。早く来すぎたので誰もいなくて心配でした。

スコーキーロッジにいく途中です。受付のレイクルイーズスキー場では、スノーシューを借りるかと聞かれましたが、経験と勘から不要と勝手に判断して断りました。ロッジから直前にメールが来て、今年は雪が多いからスノーシューを貸しますとありました。
結果、急騰はなく先人が雪道を踏み固めているので、雪渓はキックステップで大丈夫でした。

この後すぐに猛吹雪、ひょうに見舞われました。風上に向くと氷が目に当たり痛すぎます。気温はそれほど寒くはなく、ダウンジャケットの出番はありませんでした。（レインコート、長袖シャツでＯＫ）

やっとSkoki Lodgeに到着です。山小屋のスタッフはヘリで来るためか、コース整備がおおざっぱなため、悪天候も重なって後半の峠を越えて雪原に出たあたりで、みんなで道に迷いました。
　AndroidスマホのBackCountry Navigator というソフトで現地の詳細な地図と、先人のGPSログをダウンロードしていたので、I have a GPS!! で難をしのぎました。地図などは無料でカナダ政府からダウンロードできてオフラインで使えるので便利ですよ。
　ロッジでは、昼間は無料でクッキーとお茶のサービスがあって暖まりました。

　ロッジの部屋です。完全個室で１人部屋もありました。シャワーはありませんが熱いお湯をくんできて、洗面器の上で頭を洗えます。シャンプーも持参のが使えます。朝もそれで顔を洗えます。
　トイレは屋外です。夏はともかく冬はとても寒そう。冬の部屋の暖房は１階の暖炉からの熱が床に空いている穴から入ってくるだけです。
でも1920年代に建てられた趣のある宿です。夕食、朝食ともにとても感動的においしくて、いわゆる山小屋料理ではなく、立派でおいしくて美しい食事です。もちろんできたてで暖かい。ビュッフェ形式です。
　ナッツ類と野菜をスパイシーにあえたもの、ラム肉のエスニック風ソースがけ、チーズたっぷりの焼いたもの、どれも日本人基準でおいしいです。
昼食は、朝食後にセルフで作ります。宿代に含まれてます。これも具材がたくさんあってパンもおいしく、気持ちのいいものです。
　ここには２泊しました。

朝食しか写真を撮ってませんでした。これはベーコンを巻いた中に卵を落として、チーズをのせてオーブンで焼いたところに、飾りのトマトをのせたものです。

曇ってたので、ロッジから往復15kmのナチュラルブリッジを見に行きました。途中橋のない川を、靴を脱いで渡るのですが、雪解け水の冷たいこと。
ナチュラルブリッジは珍しいけど、やどでお茶でも飲みながら天候の回復を待って、スコーキー山に登る方が正解かなと個人的には感じました。

スコーキー山の山頂です。2時間近くかかりました。結構な急登です。最後はガレ場です。でもその価値はあります。360度のパノラマは圧巻です。3時間でロッジから往復できました。（ロッジの人は2時間と言ってたけど）

ロッジの朝です。こんな谷間に囲まれています。

昼食のセルフサービスです。ラップに包んで帰り道に出発。

スコーキーバレーです。忘れられない景色です。

残雪が多くてきれいです。こんな山の間を抜けていきます。

その代わり雪渓も多いです。

高山植物もたくさん歓迎してくれました。お花畑は見事です。

一面に咲いてます。

たぶん黄色いかたくり

帰りのバスに間に合いました。

Wilcox Pass 途中から、多くの人が行く雪上車ツアーの氷河を眺めます。

Wilcox pass では遠くにビックホーンシープの群れを見ることが出来ました。

Wilcox Pass 到着です。大きなケルンがあるだけで案内はありません。
私たちはここから引き返しましたが、７ｋｍ歩いて縦走も出来ます。

Wilcox Pass Trail は高山植物の宝庫でした。

わすれな草の青が澄んでますね。
やっぱり青はれいじーブルー？？：）

Parker ridge trail のview pointからは、コロンビア大氷原で最大のSakatchewan氷河を一望できます。圧巻。
このトレイルは１時間ちょっとなので、それなりにハイカーが来てました。

反対側も断崖絶壁です。

現地のトレイルマップは、Lake Louiseのインターを降りたところのショッピングモールの郵便局、本屋、スポーツショップで入手できます。
日本で心配しなくても大丈夫だと思います。
バンフでも入手できそうですが、店員が食事に行っちゃってました。

あと、osmandというフリーのカーナビソフトをAndroidスマホに入れて、日本でアルバータ州の地図を入れといたのがすごく役に立ちました。

　現地で存在を知りました。かなり充実したハイキングに特化したガイドです。同著者の日本語版カナダの高山植物の本もおすすめです。

現地ではLake LouiseのMountaineer Lodge に計４泊、途中Skoki Lodgeに２泊、最後に空港近くのSuper8 に１泊しました。

　Mountaineer Lodge はショッピングモールの隣で、朝６時から開く軽食やさんのサンドウィッチやカレーパンもどきがとてもおいしく、部屋もきれいでした。ベッドもクイーンで普通より大きめです。無線ＬＡＮも使えます。
　日本のサイトより、直接Mountaineer Lodgeのサイトで予約した方が安かったです。
　モールにはスーパーと酒屋もあるので、部屋のレンジで自炊も可能かも。
　レイクルイーズの水道水は飲めます。

鉄道好きの方へ。ものすごく長い貨物列車が頻繁に往来しています。見応え十分！！

この旅行記へのコメント （1）

• ゆんこさん 2012/07/29 14:28:07

  素晴らしき家族旅行

  こんにちは。
  
  先日、拝見させていただいただけで失礼いたしました。
  
  ご両親との三人の家族トレッキング旅行ステキですね。
  それも山小屋泊だなんて、なんとワイルドなお父様お母様。（笑）
  ご両親ともに山歩きはされているのでしょうけど、それでも家族でトレッキングだなんてうらやましい限りです。
  我が息子達は、絶対山になんか連れて行ってくれるどころかついてきてもくれないでしょう。^^;
  
  ウィルコックスパス、パーカーリッジ、私たちも行きました。
  旅行記としてはこれからまだちょっと後になりますが、よろしければご覧下さい。
  
  
  　　　　　★ゆんこ★