2012/05/01 - 2012/05/03
22位(同エリア121件中)
アツシさん
メリダはメキシコ南東部・ユカタン州の州都。
年間平均気温28度で、1年のうち2/3が晴れというメキシコの中でも南国テイストに溢れ、またチチェンイツァやウシュマル等、古代マヤ遺跡の観光拠点として世界的に有名なお土地柄。
16世紀、メリダのスペイン軍占拠に伴い、モザイクタイルの文化も持ち込まれたとのこと。
街の到る所でお目にかかれるクラシカルで洗練されたタイルの柄は、コロニアル都市にヨーロッパの上品な印象を映していた。
そんな美しいメリダの街と史跡の旅の追憶をここに記す。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
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-
まずは遺跡観光。
マヤ遺跡でも最大のスケールを誇る「チチェン・イッツァ」へ。
メリダの1等バスターミナルからPlaya del Carmen行きのバスに乗り込み、途中下車。気がつけばピラミッド前。
マヤの最高神ククルカン(ケツァルコアトル)を祀る神殿。
感動。。。しかし暑〜い。 -
チチェン・イツァには遺跡が集中しているとはいえ、それなりに広く見所は多いため、熱中症に気をつけつつ散策。
まずは古の球技が行われたという球戯場エリアへ。
スタジアムの四隅には神様「ククルカン」が鎮座ましましている。
到る所でお目にかかれます。 -
これがゴール。
半径60cmくらいのこの穴に、投げたゴムボールが通れば1ポインツ!
現代のスポーツと根本的に違うのは、勝敗に生死が懸かった重〜いゲームだってこと。。。 -
遺跡を流離う地元の子と遭遇。
民族衣装は涼しげで機能的。
ここメキシコ南部では少女からおばあちゃんまで、普段着として活用されていた。 -
道沿いに沢山あるお土産物屋の子供だったのかな?
お土産物屋では通る人みんなに「ワンダラー、ワンダラー」と言っていたが、本当に1ドルなら安いと思って聞いてみたら、ワンダラー(マヤ)という独自通貨単位?で全然安くなかった(笑)
日本語でも商品PRしていて「ホトンド、タダ」を連呼。
ちょっと笑ってしまった。んなわけね〜だろ! -
こちらはセノーテ。聖なる泉。
かつては生贄が投げ込まれたとか。
水は緑に濁って底がみえず、かなり深そう。ホラーな感じ。 -
セノーテの前で体長50cm前後の大トカゲと遭遇。
メキシコでは普通サイズらしい。 -
こちらは戦士の神殿。
-
一番上には「チャックモール」像。
生贄の心臓を供えるための台座。 -
またしてもククルカン。
階段の脇が胴体の位置づけ。
何となく、沖縄のシーサーっぽいタッチで彫られてる? -
天文台。
中央のドーム(高さ22m)から、太陽・月・星を観測していたとのこと。
大昔から高い天文知識を持つ古代人って、すごいロマンを感じるよなあ。
あながち2012年の人類滅亡説も否定しきれないのがコワイ。
マヤ...恐ろしい子! -
尼僧院。
壁面にはマヤの人々が進行した雨神チャックや細かい模様が彫り込まれていた。細かいわ〜。
一通り見て回ったら、暑さでヘトヘト。
最終バスでメリダへ帰還。 -
ホテルへ戻って小休止。
今回宿泊したホテルは「グラン・レアル・ユカタン」。
リゾート気分満点で、従業員のホスピタリティも最高。
とても気持ちよく過ごせました。 -
ホテル内のバーもステキ。
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一休みしたところで、街歩き開始。
メリダの街は、京都のように碁盤の目の道路構成になっており、わかりやすい。
通りを示す看板には、イラストが添えられており、かつて文字を読めない現地の人でもわかるようユニークなデザインで描かれている。 -
街で見つけたタイル画。
キレイですな〜。 -
メリダにお土産物屋はあまたあるが、一番はここ「Fonart 100% Mexico」
凝ったデザインの雑貨たちは、店主の目利きのセレクトものが並び、量産品とは一線を画した優れもの。
お値段はそれなりだが、購入後の満足感はプライスレス! -
「Fonart 100% Mexico」の横のホテルもセンス溢れるエントランス。
思わず吸い寄せられるように入ってしまった。 -
フロント横のラウンジがお洒落すぎ!
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街の北側はメリダの歴史地区。
古い建物がいい風合いを醸し出していた。 -
歴史地区の一角には「ユカタン人類学博物館」。
メリダを含むユカタン州の遺跡から発掘されたものなどが展示されている。 -
博物館自体も、昔の邸宅を流用した美しい造り。
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館内は数はさほど多くないものの、インパクトのある展示物多し!
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チチェンイツァにもあった「チャックモール」。
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こっちもチチェンイツァにあった球戯場、の当時の遊戯イメージ。
族長が観覧しているの図。 -
ゴールの輪っか。
結構、でかい。 -
街の中心、カテドラルへ。
1561年に建てられたルネサンス様式の教会。
メリダのランドマーク。 -
こちらはヘスス教会。
パームツリーで南国風の佇まい。 -
教会の中では信心深い地元の方々がお祈り中。
日常の1コマ。 -
カテドラルの床を始め、メリダの到る所で見つけることのできる幾何学模様や花模様のタイルたち。
かつてスペイン軍に持ち込まれた文化の一つ。
コロニアル都市に独特の彩りを添えている。
現在では建物の建替えで美しいタイルも無地の普通ものに変わってきているようだが、是非とも残して行ってもらいたい文化。 -
街歩きのオアシス、カフェで一休み。
サンタルシア教会横、「Cafe Lucia」。
う〜ん、悶えるほどお洒落なインテリア。
気さくなマスターの煎れてくれたコーヒーは絶品! -
中心地(Centro)にもどる。
「モンテホの家」は1549年建造で市内最古の建築物として有名。
ユカタンの征服者であるモンテホが彼の全財産を費やし、装飾や庭園に凝ったかつての大豪邸は今や銀行となっている。 -
ソカロ(中央公園)は緑が多く、日陰で休む人々も多く憩いの場となっている。
近くの売店で買ったアイスをちびちび舐めると、もう幸せ! -
ソカロ周辺はショッピングセンターや観光客向けお土産屋が多い。
その一角には「カテドラル現代美術館」。 -
美術館は入場無料。
その割には結構広くて、いろんなタイプのアートが沢山展示され、様々な感情を呼び起こされる。 -
【展示作品1】
タッチがすき。この作者の作品群には時間を忘れて見入ってしまった。 -
【展示作品2】
絵画以外にも、オブジェや写真なども雑多に展示されていた。
写真はどこか心を動かす一瞬を切り取ったものが多かった。 -
【展示作品3】
子供のまっすぐな視線の先には何が映っているのだろう? -
美術館を出ても、アートな街並み。
カラフルだぜぇ〜。 -
ただし中心地を一歩外れると、昔ながらの街並みと生活が溢れている。
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赤い壁と、青のビートル。
ラテン系のコントラストの色合いが美しい。 -
街の小さなレストラン「Portico del Peregrino」
Hola!
出迎えてくれたマスターの笑顔に癒される。 -
レストランは通りから一歩中に踏み込んだところにある隠れ家的スポット。
ユカタン地方の名物、バナナの皮で蒸し焼きにした料理を中心としたローカルフードに加え、夜は様々なテキーラも楽しめる。 -
散策を続けていたら、陽も徐々に暮れ始めた。
カテドラルもクリーム色の光に包まれてゆく。 -
暑さも一段落。
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ソカロからも人の波が静かに引き始めた。
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カテドラルなどソカロ周囲の建物はこぞってライトアップされ、オレンジの淡い光に浮かび上がって、存在感UP!
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陽が落ちても、カテドラルの中では厳かに祈りが続いていた。
静粛に。。。 -
美しいモスグリーンの市庁舎は夜になっても開放されている。
建物の中に入ると、メリダの歴史を描いた壁画たちが語りかけてくるよう! -
最後にオススメレストラン紹介。
まずは「Mr.Banderas」
メキシコ料理のエンターテイメント系レストラン。
陽気な店員のパフォーマンスが、美味しい料理に華を添える。 -
そして一番のオススメがここ「Helados Colon」
行列が出来てたので、ネットで調べてみたら何とTripAdviserで人気No1のお店。
リーズナブルな価格にもかかわらず、味も最高!
2日連続でリピートしてしまった! -
リピート原因の一つ、可愛く器量よしの看板娘。
惚れてまうやろ〜!
メキシコ女性は背が低く、どこか日本人っぽく親しみを感じさせる。 -
お腹もふくれ、夜風に吹かれつつ、ライトアップされ紅く染まった州庁舎を見あげる。
美しいメリダにお別れ。
Adios y Gracias, Merida!
いい旅をありがとう!
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