2012/04/01 - 2012/04/03
68位(同エリア321件中)
エンガワさん
肇興滞在二日目、三日目、近郊の村へハイキングに出掛けました。
何だか迷ってばかりいたことしか印象に残っていませんが、今では楽しい思い出だ!ってことにしておきます・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
4/1
8:30、外は快晴、絶好のハイキング日和だ! -
宿のロビーには肇興周辺の村々を巡るルートマップがあった。(写真はルート上に掲げてあったもの、宿のものはもう少し大雑把だった。)
グルッと回れる壮大なルートもあるようだが、軟弱ハイカーの僕では、途中の山中でヘコタレて“日本人ハイカー遭難!〜里山をなめきった無計画な行動〜”な〜んて騒動にもなり兼ねないので、ここは大人しく近場にある村々を訪れることにした。
地図には、肇興の東側に厦格、堂安、西側に紀堂、登江などの村があり、どちらも軽ハイクには適した距離であった。
東側の厦格、堂安ルートは棚田の景観も美しいということなので、先ずはコチラから攻めることにした。 -
9:00頃、宿の主人に結構詳しく道順を教えてもらい、意気揚々と出発!
目指す厦格、堂安は、肇興のほぼ東の山の上に位置する村で、写真でいえば正面の谷の奥に見える高台のさらに右奥辺りだ。
谷の北側斜面(写真左手)には、地坪や三江行きのバスも通る公道が走っており、堂安までは約7?とあった。
しかし、南側斜面(写真右手)の歩道を行けば約3.5?とのことだった。
先ずは田んぼをつっきり、川沿いに東へ進んだ。 -
ポカポカ陽気で、馬も気持ち好さそう♪
-
9:30頃、道が違うことに薄々気付く。
春ですな〜♪などと、周りの景色に感心しながら呑気に歩いていたのだが、何故か北側斜面を走っているはずの公道に突き当たってしまい、最短ルートの南側斜面の歩道からは大きく逸れてしまっていた・・・
帰り道で気付いたのだが、田んぼが終わった辺りに勾配の急な山道があり、ソレが南の方へ続いていたのだ。
通過した時は獣道にしか見えずスルーしてしまっていた・・・
というか、ソモソモ肇興を出る時点で、田んぼ道を通らずに、昨日何気に通った南斜面の田んぼを見下ろしながら伸びた道を行っていれば、迷うことなく自然に最短ルートに繋がっていたのだった。
以上のことは帰ってくる際、あ!、こうなってたんだ〜っと一気に疑問が氷解したことなので、現時点ではドウシヨウモナイことだったのだが・・・
思い返せば出発前、宿の主人が何か頻りに出だしについて言っていたが、いい加減に聞いていたのでのっけから間違えてしまったようだ・・・
しかし、僕のような軽率ハイカーもいるかもしれないので、道標の一つでも欲しいポイントではあった。
こらから引き返して、正しい道を探すこともチラッと考えはしたが、ここまで結構頑張って登って来たので、流したSweat&Tears?が勿体無く、蛇行した公道を串刺しするように伸びた急な小道を、無理やり直進して抵抗を続けてみた。
暫くは、こんな感じでスイスイ行けちゃうんじゃない?って思えるほどの大躍進?を見せたものの、終に万策尽き果てて、公道をトボトボ進む羽目になった・・・ -
10:20頃、民家やバス停がある場所に辿り着いた。
村並みは早くから見えていたのだが、道が大きく回り込んでいたため、中々辿り着けなかった。
その辺にいた人に訊くと、ここは厦格村で、脇道を少し進むと集落があり、さらにそこから堂安村への道もあるとのことだった。
見晴らしがよく、遥か彼方に肇興の村が窺えた。 -
結構来たな、
暫し感慨にふける♪ -
北側にある集落。
あの辺を大回りしてここまでやって来たんだな〜・・・ -
教えられた通り進むと厦格村の中心部に出た。
立派な小学校があり、それなりの規模の村のようだった。 -
鼓楼もあり。
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発見!
鼓楼前の小便小僧! -
鼓楼内部。
涼しくてヨロシイ!
暫し休息♪ -
悪ガキどもに追いつく!
写真をエサに、適度に手懐けてみる♪ -
10:40、厦格村は思った以上に広かったので、散策は一旦中断し、更に高所に位置する堂安村を先に訪れることにした。
-
厦格村の裏山の人目につきにく〜い場所に、朽ち果てた道標が立っていた。
そこから堂安村への歩道が続いていた。
棚田の上に見えるのが、堂安村、これまた結構な上りである・・・
それにしても道標の設置場所が、ど〜もヨロシクナイ!
忘れたころに立っており、何だか悪意のようなものさえ感じてしまう・・・
もしかして、ある程度苦労して辿り着いた方が好い想いでになるのだ!っていう深〜い思慮の下、綿密に計算された配置なのだろうか?
そんなワケはない!
一人突っ込んだところで、気を取り直して先へ進む。 -
元陽でも感じたことだが、昔の人はよく造りましたな〜、ホンマに!
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振り返るとこんな感じ。
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メダカ発見!
他にもオタマジャクシやフナみたいなのも泳いでいた。 -
11:00頃、堂安村に到着。
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鼓楼は工事中。
-
裏から。
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鼓楼前の汚い池・・・
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隣の舞台も工事中。
どうやら本格的な修復作業のようだった。 -
鼓楼の裏。
イイ感じの石畳の坂が続いていた。 -
水場。
山のてっぺんで汚染の心配はないだろうが、やはりここは中国ってことで顔を洗うだけにして、味見は止めておいた。 -
上から順にやってきたんだね〜
綺麗に生まれ変わってイイですな♪ -
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石畳を登っていくと寨門があった。
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寨門を潜ると田んぼがあった。
ここでも牛は大活躍! -
高速道路が・・・
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村並み。
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風雨橋。
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12:00頃、歩き疲れ腹も減ってきたので、引き返すことに。
おっさんの鎌入れ、超カッチョエ〜!
肇興の土産物屋で10元で売っていたが、嵩張り過ぎで購入を断念。
でもやっぱカッチョエ〜♪ 今では買わなかったことを激しく後悔・・・ -
15分ほどで厦格村まで戻って来たが、さっきの小学校があった集落とは別の場所に下りて来たようだ。
多分、上寨と下寨とに分かれているんだろうが、コッチの方には鼓楼が二つあり、大きな集落だった。 -
中々素敵な形の鼓楼ではあったが、お疲れモードのため素通りしちゃう・・・
この後、またもやロストウェイに陥るも、親切な村の方に、ココから下って行けば肇興まっしぐらだ!って所まで連れてってもらい事無きを得た。
まさにその道が、往路で通るつもりだった南側の最短ルートであった。
そして、忘れたころに道標が・・・ -
大きな木があるチョットした広場を通過。
アノ棒は何だろう?
祭りで使うのかな? -
子犬。
今後の運命に一抹の不安が・・・ -
13:30頃、肇興に見事帰還!
宿まで戻って来ると、从江から到着して宿探しをしていたKさんが偶然通り掛かったので、声を掛け肇興度暇旅館をお勧めした。
当然、再々会を祝して今晩一杯やりませう!って流れになったのは言うまでもないが、
ワザワザ言ってみた♪ -
陽気も春らしくなり、髪が鬱陶しく感じだしたので、昼食後、宿の向かいにあった理髪店で散髪することにした。
経典故事。
恐らく肇興一、ナウいバーバーと思われ、村のイケメンどもが集っていた。
店長は一見タイ人っぽい軽めの兄ちゃんではあったが、イケメンどもの細かい要望に踊るようなハサミ捌きで対応し、中々の腕の持ち主であった。
もしかして僕もイケメン風に生まれ変われるのかしらん?っと、散髪終了後、多少の期待を込めて鏡を覗き込んで見たのだが、そこにはいつもの見慣れた男が座っていた・・・
ウ〜ン、残念!
散髪料(洗髪込) 20元。 -
18:30、宿近くで適当な食堂を選び、晩御飯。
中々好い店を選んだようで、どの料理も美味しかった。
見た目は只の安食堂なのだが、人気店なのかお客の入りがよく、次から次へと旅行者が訪れていた。 -
酢豚(即行で食べてしまい写真はナシ)、ニラ玉、ピータン、ビール&酒適量で一人40元くらいだっただろうか。
やはり二人だと、品数も増え、財布の紐も緩んで楽しいものだ♪ -
20:30、ほろ酔い気分で土産物屋をはしごする。
写真はライトアップされた仁団鼓楼。 -
-
ジャッジャ〜ン! 買っちゃいました♪
昨夜から目を付けていた子供用の民族衣装と前掛け。
こんなん買ってどーすんの?って声も聞こえてきそうだが、今はまだ手の届くとこに置いてある。
その内に、今までに買い集めた民族衣装や変な布と共に、押入れの奥深くに仕舞わる・・・
しか〜し、世知辛い現実社会に打ちのめされて落ち込んだ時(よくある)、ソット取り出して眺めると、現実逃避の世界へと誘ってくれる。 そして新たな旅立ちへ!
てな感じで大変役立つアイテムなのであ〜る! -
4/2
7:00、早朝から爆竹やラッパの音が鳴り響き、煩くて目が覚めてしまった・・・
なんだなんだ?と外へ出てみると、白い鉢巻をした人々が宿裏の礼団鼓楼に集まっていた。
てっきり祭りか何か目出度いことがあるんだろうと近づいてみると、鼓楼に棺が安置されており、葬儀が行われるようであった。
この後散歩に出掛け、中学校より眺めの好い場所を発見した。
ここからだと五つの鼓楼がよく見えた。 -
9:00頃、派手な音と共に棺を担いだ葬列が、村外れの墓地へ向け出発した。
ここでは賑やかに死者を送り出すんだな〜
亡くなられた方の年齢は分からないが、天寿を全うされたなら、ある意味御目出度いことなのかもしれない。 -
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葬列は続く。
-
この日、関係者の方々は一日中鉢巻き姿で過ごしていた。
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葬列を見送った後、この日は肇興の南西約3.6?に位置する紀堂とその隣の登江という村を目指しハイキングに出掛けた。
今回も肇興から最初に曲がる場所が分かりづらく、勘で曲がってひと山越えたら道標が現れた感じだった・・・ -
10:30頃、紀堂村の入り口、紀堂亭に到着した。
最後の登りはきつかったが、のんびり歩いて1時間ほどであった。 -
少し進むと、村が見えてきた。
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没有共産党、就没有新中国。
ハイハイ・・・ -
気を取り直して進む。
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立派な鼓楼が見えたので行ってみる。
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広場にドーンっと立っていた。
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脇には渋い舞台も。
少し村を散策してみる。 -
建築中の家。
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もう一つ鼓楼を発見。
こちらの方が村の中心地のようだった。
しかし、人影は少ない。 -
ここにも舞台が。
舞台横の階段の上に地図があり、登江村への標識もあったので、向うことにする。 -
途中にあった五龍堂という御堂。
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ユーモラスな人形が祀られていた。
神様?
誰なのか知りたい。 -
-
15分ほどで登江村の鼓楼に到着した。
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紀堂村ではあまり人を見かけなかったが、ここには子供達がいた。
ボーっと座ってるだけの村人もチラホラいた。
田舎の子供は素朴で可愛いな〜!
またまた写真を見せて手懐けてみる♪ -
-
村を散策。
何だか渋いアングル! -
猫。
犬はよく見たが、猫は何故かあまり見なかった。 -
この村の鼓楼は一つのようだった。
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遠目から見ると、何だかミニチュアのようで可愛らしい村♪
眺めとしてはこの村が一番よかたかな。 -
12:00、登江村から地坪方面へのルートもあったが、結構距離があるし、幾つかの山越えもあるようだったので、無理せず肇興へ戻ることにした。
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帰り道、道路脇にタラノキがたくさん生えていた。
時々新芽が採取されている形跡があったので、この辺でもタランボを食べるのか気になり、一つ持ち帰って宿の奥さんに訊いてみると、食べるとのことだった。
日本に帰ってタランボの天麩羅が食べたくなった。 -
13:00頃、肇興に戻り、昼食。
適当に食材を選び、炒め物&ご飯 15元。 -
午後は、昼寝&チョコット散歩。
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19:00、昨夜の食堂でKさんと共に晩御飯。
干しタケノコとベーコンの炒め物。 -
茄子とトマトの炒め物。
何か他にも食べたはずなのに、写真にも記憶にも残っていない・・・ -
肇興のあと広西方面へ向かうKさんと、台江へ向かう僕とでは、今後旅のルートが交わることは恐らくないので、この日が最後の晩となった。
こんな夜は飲みたくなるもので、ビールの後、店の奥で埃を被って鎮座していた老土人家という酒を卸すことにした。
高粱系の強い酒ではあったが、見た目ほど容量はなく、何とか飲み干すことが出来た。
幾らだったか記憶にないが、トータルで一人100元も払ってないので安いものであった。
しかし、大分酔っぱらった〜♪ -
その後、再び土産物屋をはしごして、ミャオ族&トン族人形を値切り倒してゲットした!
これは喜ばれる部類の御土産で、現在実家の玄関でお客さんを御出迎えしております♪ -
バラマキ用小物。
そのほか銀?細工品なんかも何時の間にか買っていて、二晩で400元くらい遣っただろうか?
酔っぱらった勢いなので細かい数字は覚えていない!
しかし、カバンがパンパンになってしまい、荷造りに苦労したことだけは覚えている・・・ -
4/3
7:00頃、早朝の宿周辺の様子。 -
昨日葬儀があった礼団鼓楼。
-
7:20、本日は移動日、路上でバスを待つ。
手持ちの中国元が激減してしまったため、両替が急務であり、从江経由で中国銀行のある凱里へ向かうことにした。
しかし、朝7時30分に出るという从江行きバスが見当たらなかった。
昨日までは路上に停まっている姿を目にしていたのだが、肝心な時に限って上手くいかないものである・・・
写真はバス待ちしていた時、近くに現れた露店の様子。
新鮮な野菜や山菜、一束1〜2元で売られていた。 -
ドクダミの根っこ。
この味とニオイだけは理解できなかった。
細かく刻んだものをよく麺などにトッピングするのだが、これが入ると一気に生臭くなり、箸が止まった。
最初は何が悪さしているか分からなかったが、こいつだと分かってからは絶対に入れてもらわないようにしていた。
薬味感覚だろうか? ドクダミの根っこ恐るべし! -
ワラビ。
タランボ、ワラビ、里山の春をかんじるな〜♪
ドクダミはノォ〜ッ! -
暫く待ってみたが、結局、从江行きバスは現れなかった・・・
しかし、同じように困っていた中国人グループがミニバンをチャーターしていたので仲間に入れてもらい从江へ向かうこととなった。
運賃は一人25元だった。
7:45頃、Kさんに見送られ、肇興を後にした。
9:30頃、从江バスターミナルに到着。
次の凱里行きは11時発だったので、直ぐに窓口に並んだ。
流石に行き先が凱里だけに「没有!」ってことはなくスンナリ切符(98元)を手に入れることが出来た。
思えば今まで何度かこの窓口に挑んできたが、まともに切符が出て来たのは今回が初めてのことだった・・・
11:00、定刻通り凱里へ向け出発。
出発前、X線検査を受けていると、お馴染の案内所のおばちゃんが、まだいたの?ってな感じでやってきて、「何処へ行く?」と訊いてきた。
胸を張って凱里行きの切符を手渡すと、少し安心したような表情でほほ笑んでくれた。
いろいろ御世話になりやした! 再見♪
13:30、順調に走っていたバスが、榕江手前でトラブル発生、緊急停車!
幸いにも後輪がパンクしただけで、道沿いの修理屋でスペアータイヤに交換し、30分ほどで再出発。
榕江からは高速で快適な旅路だった。
17:00頃、凱里バスターミナルに到着。
安宿を探しても無駄だと思い、迷わず前回も泊まった営盤坡民族賓館にチェックイン。
宿泊料(150元)と押金を払うと、手持ちの現金は60元ほどになっていた。
明日、両替しなければ・・・
台江へ続く!
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