ノルウェーの初夏、2012(その2)

2012/06/24 - 2012/06/24

6月24日、ノルウェー、ベルゲン。

エリア ベルゲン(ノルウェー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: スカンジナビア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

6月24日。デンマークを離れ、ノルウェーのベルゲンへ。ノルウェーは初めてです。Hello Norway!
ベルゲン空港へ降り立つと、気温は12度、どんよりした空から冷たい雨が降って、まったく異なる環境のところへ来たんと感じました。空港から市内へ向かうバスから、はっとするほどきれいな家並みが見えてきました。ベルゲンです。バスの運転手さんや町の人は、とても親切です。
ホテルに荷物を置いて、さっそくフロイエン山へ登ることにしました。ここはフロイエン山のケーブルカー乗り場です。

フロイエン山から見たベルゲンの町並み。きれい。フィヨルドの向こうの町並みということで、アイスランドのアークレイリを思い出しました。（またまたこれから行く方には申し訳ありませんが、正直にいえばアークレイリのほうがきれいです。。）

フロイエン山から降りてベルゲン市内へ。これは港のそばの世界遺産、ブリッゲン地区にあるハンザ博物館です。ベルゲンはハンザ都市として、タラの輸出で栄えていました。

博物館内部。調度品から、当時としてはかなり裕福な商家のように見えます。写真には写しませんでしたが、ベッドには驚きました。日本でいえば押入れの上下に寝ているようなもので、かなり狭く、ふすまにあたるところは木です。暗かったでしょうし、子どもたちはどんなに心細かったでしょうか。冬は暗く、風も強いだろうし。それに、裕福な家でもこのようなベッドであったら、貧しい人たちはどのような生活をしていたのかと思う。。

すぐそばに有名な魚市場があります。焼いたお魚や生魚、瓶詰、果物、ビールやコーヒーなども売っています。テントの下にテーブルと椅子が並べられてその場で食べられます。日本の観光地でも似たようなものがあるかも。
お昼時だったのでエビとサーモンのサンドウィッチを。エビもサーモンも山盛りで、すっごくおいしかったです(*^^*)

ブリッゲンはこのような狭い家が立ち並んでおり、中は工房やお土産物やさんになっています。きれいな刺繍のクロスや銀細工、毛糸の手袋などがありました。しかし目が飛び出るほど高いのです。びんぼー旅行の私にはとてもも手がでません。

お昼には冷たい雨が降っていたのに、午後にはこんなにいいお天気に。ベルゲン中心にある公園です。

公園に隣接して美術館が３館並んでおり、ムンクの絵などもありますが、地元の画家の絵が多かったです。３館ともとても充実しており、当時の生活に思いをはせながらゆっくり見て回りたかった。5時に閉まってしまうので、時間切れで残念。そばにはコンサートホールもあります。
ベルゲンはグリーグの生誕地でもありますが、記念館はベルゲンからちょっと離れたところだったので、今回は行きませんでした。

この公園からフロイエン山方面を臨んだところ。きれいな家並み！ドイツ、ハイデルベルグのアルテブリッゲから旧市街を臨んだ景色にも似ているような。ここはハンザ都市なのだからあたりまえか。
ノルウェーは、文化的にはドイツの影響を色濃く受けているようです。地元画家の絵も、ドイツロマン派そのもの、という感じの絵が多く見られました。

今日のお泊り、マルケンギュステヒュース(たぶんマルケン通りのゲストハウスという意味)の部屋です。簡素な室内ですが北欧的きれいさで、髪の毛１本落しても申し訳ないくらい。

キッチンも付いています。別に共同キッチンとダイニングのような部屋もあり、ホテルとホステルの中間みたいな宿泊施設に見えました。ベルゲンにはこういう宿泊施設がいくつかあるようです。
ただし、レセプションがいつもいるわけではありません。夜、ホテルに戻ったら部屋の鍵がうまく開かない。レセプションには「用事のある人はｘｘｘに電話して」との張り紙。携帯を持っていなかったのでどうしようと思っていたら、他の泊り客が携帯を持っていて助けてもらえました。感謝。
この点だけ気をつければ、駅に近いし、きれいだし、安いし（ノルウェーの基準で）、レセプションの人も感じよかったのでここお薦めです。朝食はありません。