2012/06/16 - 2012/06/17
174位(同エリア823件中)
puttannさん
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「(治安的に)怖い」イメージが有って敬遠してたスペイン
「広大なヒマワリ畑」が見たくて計画を始めたら
観光名所がわんさか出てきたヨ
特に、イスラムモスク好きの私には、是非訪れたい地が
スペイン南部アンダルシアにはわんさか有るじゃない?
★6月16日 深夜便 羽田→CDG→MAD AVEで Cordoba へ 観光 泊
17日 Cordoba → Carmona バス移動 ひまわり観光 Carmona泊
18日 Carmona → Sevilla Taxi 移動 観光 Sevilla 泊
19日 Seville → Granada バス移動 Granada 2泊
20日 アルハンブラ・アルプハラ 観光
21日 Granada → Malaga バス移動 → Torremolinos Taxi 移動 2泊
ミハス観光
22日 Torremolinos の ビーチでのんびり過ごす
23日 Malaga → CDG → 成田
イスラム教と キリスト教の しのぎ合いの地だった アンダルシアを
レコンキスタ(キリスト教によるイスラム教からの 国土奪回)順に 周ってみたヨ
7泊9日でも アンダルシアを堪能するには もっと時間が欲しかったなぁ〜
「スペイン良い所ジャン!?」
今回は スペインのほんの一部だから また別の顔を見に行かなくっちゃ!
☆…━…━…━★…━…━…━☆…━…━…━★
当初、全然意識していなかった Cordoba と言う街
あの独特の 縞シマの教会(?)は見覚えあるけれど・・・?程度
でも・・・Cordoba って メスキータって すんごい所なんだネ?
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- エールフランス JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
金曜日仕事を終え、新幹線で羽田に向かう
ラウンジでシャワー&夕食して、深夜便に乗込んだら
ドリンクすら辞退して速攻で「寝る!」
このリズムは「ヨーロッパ時間順応」には最適♪
after5 にヨーロッパに着いた感覚 (^^ゞ
写真は、朝御飯和食にサラダを付けて貰いました -
CDG 06:20 着 09:35発のAF便でマドリードへ
マドリード上空から・・・
このグラデーションは何だ?
高低差ではないみたい・・
同じ高さで 何でこんな色合いになるんだろう???
スペイン大地の特徴? 日本では見られないヨ
今から始まる「異国の旅」にわく♪わく♪してきたぁ〜っ!
11:40到着予定が、12:05到着のディレイト -
マドリードからCordobaへは鉄道移動
当初はAVEに乗るつもりだったのに
Web購入でALVIA(新幹線こだま号のような存在?)が
21.5ユーロと格安で買えたので
「間に合わなかったら捨てる切符」として、チョイス14:05発
14:00発のAVEとほぼ変わらない時間にCordoba到着
問題なく快適で「おトク」でした♪ -
取りあえず荷物を置いて・・・
ホテルは駅横の【 AC Hotel Cordoba by Marriott】
スタイリッシュな新しいホテル -
ツイン仕様だけれど、
到着日はグッスリ寝る必要が有るので
一人で一部屋使用
スペインはホテル代金が安いですね〜♪
この後、先着組の2名と合流して4名になります
4名ともシングルで利用 -
焦る・・・・
ホテルからTaxiで到着(5ユーロ少々)16:40 -
細工が残る、西側の『パラシオ門』
-
この色彩と青空のコントラス・・・
好きなんだな・・・♪ -
-
チケットブース
中には入ったら、イヤホンガイドを耳に当ててる人が居て
どこで借りられたのかな?
この日は宗教行事の為、18:30閉館と聞いて焦る・・・ -
お約束の円柱の森が迎えてくれる
「やっと来れた♪」感がじわぁ〜っ・・・と広がる -
メスキータを 堪能するには その歴史を把握しておくと 感無量!デス
メスキータ(mezquita)とは、
スペイン語でモスクという意味
スペインに現存する唯一の大モスクです
ヨーロッパ大陸の南(イスラム側)に位置するスペインは
絶えずイスラムとキリストの攻防戦の舞台でした -
☆…━…━…━★…━…━…━☆…━…━…━★
イベリア半島は700年に渡ってローマの植民地でした
711年 イスラム教徒がイベリア半島侵入
(しかしキリスト教徒に寛大で信仰は許され共存していた)
750年 シリアのイスラム本家ではお家騒動
アッバース王朝がウマイヤ王朝を虐殺
756年 残党はコルドバに逃れ 後ウマイヤ王朝を開く
(アッバーズ王朝はバクダードで繁栄)
-
おのれ! にっくき アッバースを見返すのじゃ!!
・・・と、バクダートを凌ぐ都設立を目指し
コルドバは大繁栄!
当時「暗黒の中世」ヨーロッパは貧困と停滞にあえいでいた(パリ・ロンドンの人口が2万の頃、コルドバは45万とも)
東ローマ帝国の首都コンスタンチノープルと繁栄を競い、学問を学ぶ人々がヨーロッパ中から集まる・・・
が、その後、内戦で小国弱体化し レコンキスタが進む
※レコンキスタ=(スペイン語:Reconquista)
キリスト教国によるイベリア半島の再征服活動の総称
-
1236年 カスティーリャ王国がコルドバを奪回
1248年 セビージャ奪回
イスラム勢力はどんどん南へ追いやられ
1492年 最終地 グラナダ陥落 レコンキスタ完遂
☆…━…━…━★…━…━…━☆…━…━…━★ -
785年 バクダードを見返す 新首都にふさわしいモスクを造るぞ!!と着工
848年、961年、987年と3回に渡って拡張され外壁を壊し、多柱の空間を水平に拡張していき
ついには 2万5千人の回教徒を収容できるモスク完成
コルドバは、政治・宗教両面で独立を遂げました。 -
ところがレコンキスタ後、キリスト教は他強を弾圧し
この大モスク、メスキータも破壊の危機を迎えます。
しかし「これほど完成度の高い建物は二度と造る事は出来ない!」と、破壊を断念し内部に大聖堂を建設したり、カトリックの祈りの空間を挿入する事になりました。
本来明るかった内部は5カ所の入口以外は全部塞がれ暗くなりました。
それらの改装は240年続いたそうです
240年も続けば「壊せ!」「ダメだ!」の繰り返しですが
度重なる危機を経て、現在の姿が有るのです -
メスキータは
★★イスラムとキリストの融合★★
これほどまでに、モスクの形を残しキリスト教会に生まれ変わった例は有りません。 -
世界で、唯一の貴重で不思議な建物 ★ メスキータ ★
無数の柱が森のように広がる祈りの場「礼拝の間」
モスクは、イスラムの教義「すべての人は神の前で平等である」にもとづき、聖地メッカのカーバ神殿の方向に一人一人が祈りをささげる場所です
礼拝の間はこの教義をそのまま形にしたと言われています。
多数の柱によって支えられた空間は、無限に連続してゆく祈りのための均質な広がりとなっています。 -
かつては1012本有った「円柱の森」の柱
現存するのは856本
大理石と楔型赤レンガを交互に組み合わせたアーチ柱は大理石ですが、あちらこちらの教会から持ってきたので、1本1本が長さ・太さ・色・模様やデザインが違います。
まだ、メスキータに興味が薄かった頃
「何故に黒い?煤けた?」って思っていましたが
(^^ゞ違いますよぉ〜!
そう言う大理石の色なんです。 -
2重アーチは、強度を増しているのです
この工法は古代ローマの水道橋の技術を取り入れ造られました。
赤い縞はレンガ、白い部分は石灰岩石で強度を保ちながら軽いレンガでアーチ自体の重さを抑えています。
世界最大級のモスクが1000年以上その姿を保ち続けた背景に有った技術です。 -
天井はとってもアラビアチック♪
(柱の色素材も違うでしょ?) -
天井に使われている用材もシリアなどから献上されたものだそうです
幾何学模様の彫刻が施されています -
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■ ミフラーブ(mihrab)■
モスクの中で最も重要な場所
聖地メッカの方向を示す壁がん
2万人の信者の祈りはメスキータ最奥の
ミフラーブに向かう・・・ -
イスラム教は偶像禁止です
(これが幾何学模様の発展を促しました)
ミフラーブの上はクローバーやぶどうなどの
草花を描いた細工で覆われています。
乾燥した地のイスラムでは、植物の存在自体が
「潤沢」な憧れだったのでは?
イスラムでは 死後は緑豊かな楽園成就が願いだとされています。
ミフラーブは「楽園の入口」?
植物模様を含んで「アラベスク」と言いますが
これらの文様は、目に見える物質世界を超えて広がる無限のパターンです。
無限の唯一神アラーの創造のありのままを象徴すると言われています。 -
ミフラーブの装飾は細かく光を反射するモザイクで描かれています・・・
その一つ一つのピースは金や銀をガラスで覆って作った手の込んだものです。
ピース一枚の大きさは、およそ5mm四方、総重量にしておよそ14トンのピースが惜しげもなく使われています。
そして、実はこれらを作ったのはキリスト教徒でした
当時のローマ帝国皇帝に派遣されたビザンチンの職人達によって行われ、また皇帝からミフラブを飾る美しいモザイクタイルが贈られました。
宗教や文化の違いを乗り越え融合させながら最高の美を追求した人々による偉大な創造物!!
★メスキータは、コルドバのイスラム文化の繁栄の極み、精神の結晶でした♪★ -
ミフラーブの天井ドーム
丸い天井にはイスラムらしい幾何学・抽象模様が
豪華に施されています
音響が反響しやすい構造です。
この中に届いた2万5千人の祈りの声は響き合って
メスキータいっぱいに広がったといわれています -
これ、大理石の一枚岩でできているそうです
帆立貝のような形をしたドームには
幾何学模様とコーランの文言が刻まれています -
コルドバの権力の象徴として現存するミフラーブと共に王が礼拝するマクスーラ(貴賓席)が設けられました。 -
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マクスーラ上部のクーポラ(cupula:天蓋)は正方形に組まれたリブ状のアーチを45度の角度で回転複写させた星型になっています。 -
■ サンタテレサ礼拝堂 ■ (参事会会議室)
ミーラブの左隣に位置するこの部屋も大変豪華です -
壁面は見事な幾何学模様で装飾されています
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メスキータ自体がいつまで居ても飽きませんが
特にここミフラブの辺りは時間を忘れてしまいます。
・・・のわりに、良い写真が無いのは
閉館時間が気になって、じっくりファインダーを
覗けなかったから・・・。。。(ノ_・。) -
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円柱の森の存在感が大きなメスキータですが
ゴシック建築もなかなかスゴイです -
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■ 中央礼拝堂 ■
モスクの中央に位置します
「モスクの中に大聖堂を」という願いは
250年の年月をかけて達成されたそうです。
しかし、このため多くの美しい円柱が取払われました。
この日、人々が集まっていて近寄る事ができませんでした -
この写真だけ見たら「どこのローマの教会?」 -
でも、ちょっと視線を下に移すと
2重アーチが残ってます・・・・ -
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■ 聖歌隊席 ■
見事です! -
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パイプオルガンも見事! -
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こんな組合せ・・・・
ゼッタイ他では見られない!! -
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■ 宝物堂 ■
第1室の天井ドーム -
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ステンド・グラスとは異なる自然な光が
厚みのある壁面の装飾された格子 -
ちょっと遊んでみましたぁ〜♪
メスキータに来た記念写真 -
外の壁に掛っていたんだけれど
これ何だろう??? -
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オレンジの中庭
ここで信者は、水によって五感を清め、
流れるように礼拝の間へ進んでいった
15世紀にキリスト教会として改修の為壁を塞いで
中庭と礼拝堂を仕切り庭にオレンジの樹を植えました -
信者はこの「アルマンソールの泉」で身を清めてから
モスクに入ったのだそうな・・・
沐浴の場、かつては、ナツメヤシ、月桂樹の並木でした -
ミナレットを元に鐘楼として改築している先端は
アルミナールの塔 -
メスキータの周囲は、10m程度の高い塀で囲われている
お友達との約束時間まで周辺を歩く事にする -
街路樹にオレンジの樹 -
実が成ってます -
あれぇ〜?
『ユダヤ人街』の『花の小道』へ
行きたかったんだけれど・・?
あれ?あれぇ〜? どこが?
迷ってる模様・・・てか、気が急いて
地図が正しく読めなかったみたい・・・(T_T)
でも「今後も似たような光景多いから」と
「無理に探し歩かなくてもいいか?」って気が・・・ -
イスラム時代はユダヤ人は追放されずに
この街に居続けられたので
「ユダヤ人街」の名残が残ってるのだそうな・・・
(レコンキスタ終了の1492年追放令)
懐が広かったんだネ? -
-
19:30
「ローマ橋のたもとで」先発の二人と待ち合わせ
でも・・・炎天下を避けてパラシオ門の下に佇んでいた
ごめん m(_"_)m
出発前「スペインの7時半は酷暑」って気づかなかったの -
川は汚い・・・って聞いてたけれど
ほんとうだぁ〜!?
でも中州は雰囲気有るヨ -
橋の向こうは『カラオーラの塔』かい?
行ってる時間が無かった・・・
Cordoba は「弾丸」なんだよね〜(・´.`)>
メスキータをゆっくり見る事に時間を割いたの -
無事に合流できたお祝いと
今後の旅が無事に運ぶようにお食事ぃ〜♪
メスキータの南側で評判の良いお店
【Bodegas Mezquita Corregigor】 -
スペインへ来たからにはサングリア
ワタクシ・・・全くお酒が飲めませんが・・・
来たからには「舐めたい♪」 -
サラダ&ガスパチョ
サラダにはオレンジが・・・
日本だと「オレンジィ?」ですが
何故か合うから不思議だ・・・
気候のせいですか?
ガスパチョもさっぱりコクが有って美味しい♪ -
烏賊の下はお米(リゾット?)
バルサミコのソースで
烏賊も柔らかくて美味しいぃ〜♪ -
ラボ・デ・トロ(オックステールの煮込み)
ポテト側から撮っちゃったけれど、
なかなかどうして、お肉のボリューム有ります!
お肉嫌いの私でも食べられる「ほろほろ肉」
一人だと頼めない苦手なお肉でも
郷土料理なら少しは味わいたいジャン?
しかも4人も居るから、
いろいろ品数食べられて嬉しいぃ〜。。(≧∇≦)b -
「お腹いっぱいぃ〜!」
と言っておきながら、別腹の女子4名
お店の方お勧めの「デザートの盛り合わせ」を2皿
ここにもオレンジ登場!
合うんだよねぇ〜!?
満腹で「安っ!」ってお値段だった・・・
スペインって食事代安いよネ? -
腹ごなしに歩いて『バイリオ坂』へ
『灯火のキリスト広場』の東側の坂になります
ガイドブックには「灯火のキリスト広場」とありますが
現地では「カプチーノ広場」の方が通じるみたい
石畳みのレリーフ(?)が美しい♪ -
壁側
ブーゲンビリアの下に白鳩が居るの分かります? -
-
カプチーノ教会
カトリック教会の一派だそうで
修道僧の着る フード付きの修道服が茶色だったのが
珈琲のカプチーノの由来なんだって・・・・
・・・って、カトリック系学校出身のRちゃんが教えてくれた -
白壁に囲まれた「灯火のキリスト広場」
8本のカンテラの灯りが何とも優しい雰囲気 -
もう10時過ぎてるから帰りましょう♪
毎日「まだ○時だよネ?明るい!」って言ってました
夏旅は陽が長くてオトクな気分 (^^)v
明日は、8:30のバスでカルモナへ向かいます
http://4travel.jp/traveler/puttann/album/10687406
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この旅行記へのコメント (3)
-
- コンコルドさん 2012/07/13 20:41:16
- 拝見させて頂きました。
- 今日は、フォローさせて頂いています。
投票完了です。
次の日からも楽しみにしています。
- puttannさん からの返信 2012/07/13 21:57:55
- RE: 拝見させて頂きました。
- コンコルドsan ありがとうございます♪
励みになります (^^)v
コンコルドさんは、飛行機がお好きなんですネ〜?
何だかんだ言っても 「飛行機嫌い」には海外旅行はできませんから、私も嫌いじゃないのかしら?
今回の、スペイン行きは、当初はワンワールド特典のビジネスで
名古屋から FA・IB・JLを組み合わせて取ったんですが
途中観光を変更したため FAで入るのが難しくなって、JLで取り直しました。
(なので、復路のCクラス落ちずに、プレエコでした(^^ゞ)
JLの路線が減ったのは痛いですね〜
でも、頑張って あれこれ組み合わせて今後も行きたい所へ行こうと思います。
コンコルドさんの旅行記も楽しみにしていまぁ〜す\(^O^) /
- コンコルドさん からの返信 2012/07/13 22:53:24
- RE: 拝見させて頂きました。
- 2日目も拝見させて頂きました。
ひまわり畑を観られて安心しました。
旅行記が楽しみです。
飛行機大好きなです、デイ・フライトが特に好きで
空港で待っても朝発の便で乗り継ぎます。
次回の情報になれば良いんですが
私、5月にミラノ経由でモナコへ4泊で行きましたが
データが消えてしまい意気消沈しています。
その時に使ったソウル発券のキャセイのビジネス I「アイ」クラス
の最安値香港経由ミラノが円高でお買い得感が大です。
キャセイのWEB]から購入できソウルまでは
JALの特典で乗り継ぎで可能です。
ご参考になれば
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