未完成の楽園 世界遺産ヘスス遺跡を訪ねて

2012/05/21 - 2012/05/21

パラグアイの世界遺産と言えば、あげられるのは世界遺産トリニダー遺跡ですが
同じく世界遺産に指定されているのに、影が薄いのがヘスス遺跡です

ヘスス遺跡はイエズス会が最後に作った教会で、かつ未完成のまま
工事が中断された遺跡です

何故工事が中断されたかと言うと、当時のスペインから退去命令が出たためです。
スペイン政府はイエズス会の活躍を良く思っておらず、恐怖を頂いて退去命令を出したとも言われています

それもそのはず、パラグアイにはフランシスコ派なども訪れたのですが
何れも現地住民グアラニー族と協調がうまく行かずに不成功に終わっております

なぜイエズス会だけが成功できたというと、イエズス会はグアラニー族の文化や習慣を尊重し
独自の言葉であるグアラニー語の利用を許したからとも言われています

今日において、グアラニー語がパラグアイの公用語として指定されているのもイエズス会の方が文字を持たないグアラニー語をスペイン語表記にして、記録してくれてたからなんです。

ヘスス遺跡では、階級の垣根を越えてグアラニー族とイエズス会が仲良く建築してようでその規模は小さいものの、精巧な作りにはため息が出ます。

そんなヘスス遺跡にもぜひ訪れてみませんか？

エリア シウダー・デル・エステ(パラグアイ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ラタム航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

遠めからの景色

近くなってきました

内部です

中々良い作り

完成していたら綺麗な建物だったのでしょう