2012/04/29 - 2012/05/02
13位(同エリア31件中)
憲さん
秦皇島市の山海関区に万里長城の最東端が有ると言うことで行って来ました。
山海関は平城で、私の万里の長城のイメージとと違っていました。
万里の長城と言えば山の峰々を延々と続く城壁をイメージしていたので、峰々に連なる長城を求めて 近くの長城を見学に行きました。
(1)角山長城:山海関から続く長城で、ここから山の頂を守る長城が始まっていまいした。
(2)九門口長城:うねうねと連なる長城の中で、たった一つ、水の上に造られた長城がありました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
万里の長城は春秋戦国時代(紀元前770〜同221年)から建設が始まり、秦の始皇帝の天下統一後にすでに造られた長城をつなぎ合わされて基本的に完成した。
その後の王朝も長城建設を繰り返し、明の時代(1368〜1644年)に現在の姿となった。
そこで、山海関の近くの、うねうねと続く万里の長城を目指した。
今日は、山海関から北に続く「角山長城」と さらに5km北の「九門口長城」、それと、山海関近くの故事のある「孟姜女廟」へ出かけた。 -
山海関の関内に入ると、今日は北の方に山が見えた。
平城の関所から、山に向かった。
今日の交通手段をどうするか?
昨日聞いた旅行ガイドは、一日150元と言ってたので、それにしようと電話したら、今日はもう車がないから駄目だという。労働節の休みで観光関係は忙しいらしい。
仕方がなく、近くのタクシーに聞いてみた。
数台のタクシーからは、「知らない」と言って 乗車拒否。
一台が、携帯で電話して何か話していたが、そこからOKが出たのか 言っても良いと言う。
値段は、「300元」「高い」・・・200元まで下がったがそれ以上はダメみたい。
まあ、仕方がないかと出かけた。 -
山海関から、北へ4kmほどの角山長城に着いた。
昨日の観光ガイドは、この角山長城は今は案内できないと言ってた。
しかし タクシーの運転手に頼んで来てみた。
入り口のずっと手前で、道が閉鎖されていた。
「なぜ、閉鎖されているのか」
通訳は、「山火事の心配があるので閉鎖されている。よくあることです」と言っていた。 -
平地から山が始まり、長城が山の峰に伸びていく。
-
しかし、だいぶ傷んでいる、長城は崩れていた。
入場できないのは、このせいかな?多分、修復中なのだろう。 -
角山長城は 遠くから見るだけで見学をあきらめて、九門口長城に向かった。
この辺のやまは、木が生えていないはげ山の岩山。
山頂にのろし台が見えた?
何でも史蹟に見えてしまう。 -
九門口長城
九門口長城はは河北省と遼寧省の省境に位置する。
角山長城からは北に12.7km。
中国の大地をうねうねと連なって果てしなく続く長城の中で、たった一つ、水の上に造られた長城があるのがこの「九門口長城」だそうだ。 -
長城は、北方騎馬民族の侵入を防ぐことを最大の目的としていたから、騎馬が越えられない高山や大河には長城は造られなかった。
しかし、ここ遼寧省綏中県にある「九門口長城」だけは、九江という川の上に建てられている。「九門口水上長城」と呼ばれる。
入場料 60元 -
城の関所の長さは約110メートル、幅23メートルで、高さは水面から6〜7メートルあり、9つのアーチ型の水門がある。かつてはこの水門に木製の扉があったそうだが、今は失われていた。
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北国の中国遼寧省、5月1日労働節(メーデー)花が咲き始めていた。
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川幅はあるけど、水量はなかった。
川底も浅い。
これでは、騎馬軍団が攻めてこられる。 -
万里の長城というが、ダム・関の様相だよね
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長城に登る前に、隧道入り口があったので、まずはそちらの方に行った。
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珍禽観光園
クジャク・オシドリなどの鳥がいたけど、特に珍しい鳥はいなかった。
観光用の商業施設、お金を取る以上は何か展示物が必要だから、こんな鳥類専用の動物園を併設している。
特に見る所もなく素通り。 -
隧道入り口
鳥観光園の先に、隧道入り口があった。
中に入ると、電気もついてなくて真っ暗。
手探りで歩いて行く。
メイン通路も電気がなくて、先に何があるのか、足元を心配しながら先に進む。 -
横穴が有って、何かありそうなので写真を取ってみたら、こんなのが展示されていた。
万里の長城の駐屯部隊の本部・宿舎などがあったようだ。
真っ暗な中なので、こんなのが有っても判らない。 -
隧道を通り抜けた。
特に何もない。
そしてまた、真っ暗な穴の中を 手探りで慎重に足を進めて元に戻った。
結局何だったのかな、この隧道は?
たまたま 停電だったのか判らないが、観光施設としてはお粗末。
見るべきものではなかった。 -
隧道へ行く途中には、こんなお土産物屋さんが並んでいる。
果物・野菜も売っていて、近郷の人たちの作った農産物の直販屋台・現金収入を得るところになっている。 -
万里の長城に登り始める。
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そんなに有名な観光地とは思わないが、沢山の人が来ている。
労働節の休みのせいだと、中国人にとって万里の長城は一度は行ってみたい所だそうだ。 -
良く 整備されていている。
長城は登り降りが続くので 良い運動だ。
山海関のような平城は、万里の長城という感じがしない。
やっぱり、万里の長城とは 山の峰に続く 登り降りの城壁がわたしのイメージだ。 -
20分位かな、歩いて来たら城壁が崩れている。
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煉瓦作りは耐久性がないと思う。
延々と続く万里の長城のメンテナンスも 一大事業だ。 -
来た道を戻る。
万里の長城は春秋戦国時代(紀元前770〜同221年)から建設が始まったというから、2800年前に こんな土木の技術があったんだ。
日本はそのころは石器時代だろ。
いつも感心する。 -
城壁の上の方と下で色が違う。
上は修復されて、積み上げられている。 -
九門口長城は、日本の風景から言うと ダムだね。
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帰りの道。
結構急なこう配だったんだ。
兵隊たちは 重い防具・武器を持って ここを走りまわったのだろ。 -
ダムの上。
結構広い。 -
結婚式用の記念撮影中。
観光地へ行くと、こういう新婚さんの記念撮影隊を良く見る。
恥ずかしくないのかな?
観光客の邪魔をしても 自分たちの思い出写真が出来ればよいという考えか、観光客の邪魔をしているし、他人の眼は全然気にしていない。
考え方が違う、自己中な国民性だ。 -
孟姜女廟はまた「貞女祠」とも呼ばれ、山海関の東から6.5キロメートルの望夫石村に位置する。
広い駐車場に 車が居ない。
山海関の街から離れていて、市内バスも出ていないので 交通の足がないため 観光客も来ずらいようだ。 -
孟姜女廟の入場券
入り口には25元と書いてあったが、タクシーの運転手さんが切符を買ってきてくれて、20元で買えた。
観光タクシー割引でもあるのかしら。 -
孟 姜女 (メン ジャンニュウ)
孟さんの逸話は 中国の小学校の教科書にも載っている 有名な人だそうです。 -
廟前にある石段を登っていくと孟姜女廟の山門に着いた。
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廟内には、鐘楼、前殿、後殿、望夫石、振衣亭などがある。
観光客の一団がやって来ました。
わんわんに騒いで 行ってしまいました。
やはり、中国では有名な人なんだ。バスの観光客が大挙してくるのだから。 -
孟姜女廟の観光案内の地図
結構広い。 -
望夫石
行くえ不明になった夫を探して、丘を登り・万里の長城に登って捜しまわったそうです。
その時の夫を待つ岩 -
孟姜女廟のすぎると、彼女の夫を探す逸話を人形を使ってパノラマに展示されています。
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夫を探して、生き倒れて 介抱されているところ。
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山賊に出会ったが 山賊も彼女に同情しているところ。
万里の長城を作るために囚人が駆り出され過酷な労働させられていたようですが、彼女の夫も間違って捕えられて 長城作りに駆り出されていたようです。
役所の人に夫の無罪を訴えて闘って救出して、中国では女性の鏡になっているようです -
庭内は結構なお庭になっています。
-
古戯楼
大きな建物の伽藍が有りました。
孟姜女廟の下に有って、どういう意味な建物か判りません。
西安の兵馬俑のような俑がありました。
秦始皇帝の絵もあったので、秦始皇帝はこの地に来たようです。 -
古戯楼前の庭園。
孟さんも立っています -
孟 姜女研究所とありますので、地方文化の伝承を調査している組織が有るのでしょうか。
テーマパークとして 最近になって作られたところです。
まあ、見て回った感想としては 孟さんの逸話も知らない人にとって わざわざ見に来るところではありませんでした。 -
労働節(五一の休み)を 山海関を見学して 天津に戻りました。
動車組の車両が走っています。
中国の鉄道はすごく車両が改善され・便利になったし、新幹線が建設されて路線を拡大しています。
広い中国国内を鉄道で移動する旅が出来るようになってきました。
(天津→山海関はまだ新幹線はありませんが、写真のような新車両が走るようになりました)
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