2012/04/29 - 2012/05/02
23位(同エリア34件中)
憲さん
秦皇島市に万里長城の最東端が有ると言うことで行って来ました。
山海関は北京の東へ380キロの秦皇島市街地から約15キロ東の山海区にあって、北に燕山を臨み 南に渤海が続く関所・古城なので「山海関」と名づけられたそうです。
山海関は 北方民族である女真族の侵入を防ぐために明の時代(1381年)に築かれたもので 万里長城が海に入る東端の要塞であり、古代の防衛体制の要だったので「天下第一関」と称されたそうです。
万里の長城と云うと、城壁が山の峰を延々と続いて その峰が渤海に突き出ていると思っていたのですが、違いました。
山海関古城は平城で、城壁の周囲は約4.4km。城砦都市を形成しています。
そして、その東の城壁を5kmほど南に延長した所が 万里に長城の東端の渤海に突き出た老龍頭です。
また、東の城壁を5kmほど北に延長したところが角山長城で、山の峰に延々と続く始まりでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
中国労働節(五一休暇)の中日の四月三十日。
午前中に老龍頭を見物し、午後から山海関の見物に出かけました。
昨日の夕方来た時は人がいなかったけれど、祭日のせいで沢山の人が出ています。 -
入場券
入場料は 4種類ほどありました。
どうせならと、全部こみの入場券(90元)と観光カート乗車券を購入。あわせて100元でした。
蛇足ですが、西門は公開してなくて入れず。鐘楼や南門は中に入っても特に見る物もなく外から眺めれば十分です。大悲院というお寺は作ったばかりのお寺です。
メインの東門の第一関に登るのだけでも 充分楽しめると思います。
それから、写真の下の券は、園内で乗り降りできる観光ゴルフカートの乗車券で10元と書いてありました。
城郭都市の山海関を廻るために門から次の門までをこのカートに乗れるのですが、当日は休日のせいで沢山の人が並んでいて、歩いた方が速そうなので歩いて回りました。結果的には一回しか乗りませんでした。 -
イチオシ
天下第一関の東南の入り口
クジャクのお出迎え。
観光用のクジャクで 一緒に写真撮影するとお金を取られます。 -
山海関古城の東城壁の案内地図です。
東南角から登って、第一関楼までの城壁の上を歩けます。
切符の種類の中には、城壁4kmというのがありましたが、一周はまだできません。 -
「靖辺楼」 東南角の城楼です。
ここから、城壁の上にあがりました。 -
靖辺楼の内部
武将が並んでいて、十二支のおみくじ?お札を売ってました。 -
城壁の上で 第一関楼を望みます。
城壁は高さ14メートル、厚さは7メートル。
結構広いです。 -
「牧営楼」
東南角の城楼「靖辺楼」と 「第一関楼」の中間の城閣です。 -
玉座に座ると、様になっています。
-
イチオシ
小皇帝を発見
小皇帝が貸衣装を着て記念撮影していました。 -
「牧営楼」
下から撮った写真です。
城壁14mですから 結構高いです。 -
「牧営楼」から 「第一関楼」の間の城壁の上にお土産物屋さんが並んでいます。
-
お土産物の一部。
売っているのは、どこの観光地に行っても売っている おんなじような土産物ばかり。
「山海関」とか「第一関楼」とかいった 当地でしか買えないものを置いておけばいいのに。 -
甍城
第一関楼の前の出城が 甍城です。
向こうに見えるのが「第一関楼」です。 -
端蓮閣公園
甍城の前の城跡部分。
現在再開発中でした -
第一関楼の表
楼閣にある「天下第一関」の文字は特に印象的です。
万里の長城がここから始まり、最初の関所ということでしょうか。
この下は、広場になっています。 -
第一関楼の北側から
第一関楼の2階には、別料金3元で登れます。
他の旅行記に「1700年の歴史を持つ青竜堰月刀は、山海関の宝として、城楼に置かれています。」と有ったので、登ってみましたが有りませんでした。
三国志ファンのファンの私としては 関羽の青竜堰月刀が見れると楽しみにしていたのにがっかり。 -
第一関広場からの「第一関楼」
城壁の高さは約12m、楼閣の高さは13.7m。
下から見上げると結構高いです。 -
第一関広場からの「第一関楼」をくぐって、甍城内に入りました。
-
城壁を攻略する器具の模型が展示されています。
石・松明を打ち込み、城壁の兵士が居なくなると 城楼をこの梯子を登って城内に入ったのでしょう。 -
城壁の下に 名物の売り子の人がいました。
有名なのかな?旅行雑誌かテレビにでも紹介された人なのでしょう。
自分たちの写真を飾っていました。
一緒に 記念撮影をしている人もいました。 -
第一関広場には、こんな遊具も有りました。
人形が人力車をひっぱています。
中国の人は子煩悩な人が多いので、このような子供用遊具が結構あります。 -
第一関広場の南側入場門
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第一関広場の西側入場門
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山海関の城郭内のメイン通路はお土産物屋さんでいっぱい。
お餅の中に落花生を入れ 杵で叩いて作るお菓子が名物のようです。
製作実演しながら、あっちこっちで売っています。 -
山海関第一関の遠景
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第一関の北に行ってみました。
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東北角手前の物見やぐら「臨間楼」
小さな規模の物見櫓です。
城壁はここで行き止まりで、この先は工事中でした。 -
工事中の先を覗くと、東北角に3人の武将の像がありました。
誰かわかりません。
城壁はここから 北と西側がまだ公開されていませんでした。
そして、城壁修復工事をやっていました。
来年にもなると 城壁は一周できるようになると思います。
なにしろ、城壁一周の切符が売っているのだから。 -
山海関長城博物館
山海関ないにある、万里の長城関連の博物館です。
無料で入場できます。 -
館内は、模型や写真で万里の長城の全貌を紹介しています。
この山海関は 1381年明代の長城最東端の関所である。
秦始皇帝(2200年前)の万里の長城は もっと北にあるようです。
すごい土木技術を持っていたのに感心します。 -
館内に有った大砲
石の大砲や 鋳物の大砲も有ります。
形は小さいです。
これでも、大砲の威嚇射撃で 来襲した騎馬はびっくりしたのでしょうね。 -
万里の長城の壁の彫刻物の展示
石作りの文化なので、結構文物は残っていますね。
日本のような木工作りの文化と違い、古いものが残っています。 -
山海関と老龍頭の模型
平野部にも長城は続いていた様子。
渤海の海から、長城が始まっている様子が表示されています。 -
長城博物館前の彫像
当時の軍隊の様子でしょうか。
親子が 記念撮影中でした。 -
記念撮影
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次に 鐘楼に向かいました
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鐘楼は 山海関古城内の 中央部にあります。
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鐘楼に登ると、小さな鐘がありました。
楼閣の中は、官吏になるための試験の科挙の神様が祀られていました。
中国は昔も今も試験地獄。
高校に入るために「中考」、大学に入るために「高考」
受験生がお参りに来るのかな? -
鐘楼の下に、モニュメントがありました。
モニュメントは二つ。
こちらは、物売りと親子。 -
こちらは荷車に子供を乗せて運んでいます。
後ろから 飛脚が走って来ました。
昔の生活情景。
なんとなく、日本にも昔あった光景のような気がします。 -
大慈院
ちょっと奥まった所に有りました。
新築のお寺のようです。
山門前の道路は 舗装工事中でした。
観光目当てのお寺ですから、拝観料を取られます。
私は、全部こみの共通券ですので、元を取るため?入場しました。 -
入ってすぐのお堂には、金ぴかの大黒様
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大慈院 本堂
山海関第一関には、すごい観光客でしたが、ここの観光客はほとんどいません。
私と一緒で、全部の拝観券を買った人が訪れているようです。
お寺も悪いと思ったのか? 秦皇島の地図を配っていました。
もう、買ったよとは言わず、大事に持ち帰りました。 -
ご本尊の千手観音像
こちらも金ぴか・いかにも作ったばかりという感じ -
後ろから見た光背
千手もこうなるとグロテスク。
観音様のご利益が無くなっちゃうよ!
見せなきゃいいのにね。 -
西門の迎恩楼
入場券では拝観対象の楼閣でしたが、まだ公開していませんでした。
北側・西側の城壁はまだ工事中で公開していません。
ですから、90元もする拝観券を買ってももったいないです。
第一関に登れると件で充分。
鐘楼だって特に見るべきものはないし、長城博物館は無料で見れるし。
山海関見学の方に参考のため。 -
南門の望洋楼
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望洋楼に登ってみました。
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望洋楼の展示物の写真
日本軍が攻撃して 焼け落ちた「望洋楼」の写真が展示されていました。
戦争の爪痕です。
全く残念。
日本も北からの侵略者の一国だったのか。
信じられない写真でした。 -
翌日の山海関古城の街並み
山海関は平城で、万里の長城の峰ズタイに続く城壁のイメージがなかったのですが、翌日の5月1日に山海関関内を入ったら 後ろに山が連なっていました。
昨日は、霧のような靄がかかっていたので気がつかなかったのですが、私にとっては万里の長城のイメージです。
やはり、ここは万里の長城の東端だと 納得できました。
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