ブライ & ブール_Bray & Bourg　フルボディ！巡礼路の経由地に栄えたワイン産地

2010/10/11 - 2010/10/11

フランス南西部・アキテーヌ地域圏ジロンド県の村であるブライ、それに隣接するブールを訪れました。この地域は、フランスのＡＣワインの約4分の1に当たる膨大な量のワインを産出するボルドー地方の5つの地区のうちのひとつである、ブライ&ブール地区にあたります。ボルドー観光局で受け付けている、シャトー（ワイナリー）ツアーに参加しました。
★ブライ地区の「シャトー・スゴンザック」訪問
★ブール地区の「シャトー・ルーセル」を訪問

[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎ボルドーのワイン

エリア ブライ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

ボルドー観光局のシャトーツアーは事前にインターネットで予約可能です。観光局のサイト(英語あり)にて事前予約、当日はツーリストiに集合です。

バスは満杯。やはり事前予約しておいて良かった。

葡萄畑が目立ちはじめます。
ところで．．．ボルドーのワイン産地といえば「サンテミリオン」、最初はそこを狙ってたのですが、観光局のツアーは曜日毎に行き先の地区が決まっていて、旅程上折り合わなかったため「ブライ&ブール」に。

まず到着したのは、ブライ地区の「シャトー・スゴンザック(Segonzag)」。

入口の看板。

ゲストハウス。

ゲストハウスのテラスで葡萄畑を眺めながら、サングラスのゴツい男性が色々説明してくれます。

畑へ。

この辺りは収穫済みの様です。

あまり近代的でなく、昔ながらという雰囲気のシャトーです。

ブライ&ブール(Brayais et Bourgeais)地区は、ジロンド川対岸のメドック地区よりも早いローマ時代、葡萄の木が持ち込まれ栽培され始め、15世紀頃はこちらの方が有名だったそうです。

ジロンド川沿いのこの地区は、船が寄港し易いため交易に適しており．．．

聖地であるスペイン、サンディアゴ・デ・コンポステラへの巡礼路の経由地であったことから、古くから栄えたそうです。

樽には犬のマーク。

品質確認工程の一つでしょうか。

瓶のラベル貼りは自動設備を使っています。

ストック。

ツアーの最後は試飲です。フルボディのコクと重み。値段はそう高くはありませんので、数本買って帰ります。

説明・対応をしてくれたご夫婦の写真。
日本では知られていないのでしょうが、手づくり感があり、私たちには充分楽しめるワインでした。

続いてバスに揺られやってきたのは、ブール地区の「シャトー・ルーセル（Rousselle）」。

ブライの南に位置し、面積ではブライの5分の1しかないのですが、ワインの生産量ではブライよりはるかに多いそうです。

見学前に集合です。案内してくれるのは、シャトーを管理していると思われる左側の女性。英語で説明してくれます。

おっと、ここでは、イキナリ試飲！嬉しいですね。

ワイン片手に樽の寝かされている蔵を見学。

おぉ、葡萄が収穫されてます！

洒落たタイルの装飾。

絞られた果汁はステンレス槽へ。ここで寝かされた後、さきほどの樽熟成に行くのでしょうね。

試飲エリア。醸造過程の甘いジュースを味見させてくれます。

17世紀から続く歴史のあるシャトーですが、荒廃した後に1999年にヴァンサン・ルメートルという人がオーナーとなり、激的な品質向上を遂げたそうです。

2005年もの。2005年は、ボルドーにしろスペインのリオハにしろ、当たり年と言われている年ですね。

欧州でよく見かけるマグナムボトル、おそらく５リットルですね（真ん中）。欧州人はとにかく良く飲みますから。

充分ワインを堪能し、ボルドーの市街へ戻ります。

この旅行記へのコメント （1）

• わんぱく大将さん 2012/08/31 01:20:25

  まだまだ暑いですね

  RAINDANCEさん
  
  まだまだ暑いですね。　まあ、当たり前のことで。　休みも終わり、そろそろＢＣＮに戻ります。　インターネットＢＣＮでつながったら、またピレネーの旅行記を出します。　ぺドラフォルカ、いってきましたよ。
  
  　大将