2012/06/13 - 2012/06/14
160位(同エリア256件中)
阿蘇美忍さん
柏崎の日本海側のビーチを走り抜けると、各浜では夏の本番を前に海の家の準備が慌しく行われていました。
海岸通りも人影は疎らで、来る夏を待ちわびる静けさでしょうか?
上越に向かう国道沿いに恋人岬なる名所が有ります。
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柏崎恋人岬では「佐渡情話」という、グアムのチャモロ伝説と同様の悲恋の物語を由来としています。
「昔佐渡の小木にお弁という美しい娘が住んでいた。
お弁は船宿の娘だった。ある年、柏崎の船大工藤吉が佐渡へ仕事に行き、二人は知り合った。何度か会っているうちに、二人の間に恋が芽生えた。しかし藤吉はやがて仕事が終わり柏崎へ帰った。一人になったお弁は、それからすっかり気持ちが変わり、毎日藤吉のことだけを思い続けていた。
そしてある夜、海辺で沖をながめていると、海の向こうにチカリチカリと灯りが見えた。お弁はこの時、藤吉から聞いた柏崎番神岬の常夜灯のことを思い出した。するとお弁は急に藤吉が恋しくなり、そばにあったたらい船に乗って、大海へ漕ぎ出した。そして柏崎に着き、短い逢瀬を楽しんで、再びたらい舟に乗って小木へ帰った。
こうしたことが何日も続けられているうちに、藤吉はあまりにも激しいお弁の深情が恐ろしくなった。そしてある夜、お弁が海上を途中まで来た時刻を見はからって、常夜灯の灯を吹き消してしまった。
翌朝お弁の水死体が青海川の海岸に漂着した。藤吉は自分の仕打ちを悔い、坊さんになってお弁の菩提を弔ったとか、海へ飛び込んでお弁の後を追ったとかいわれている。人々はこのお弁の死体を番神岬に葬り、その上に松の木を植えた。この松はその後幾春秋、風雨に耐えて成長し、悲しい恋物語を伝えているのだそうです。
そして現在では、日本海フィッシャーマンズケープ恋人岬は、グアム恋人岬と姉妹提携され、より国際化にむけて発展しているとの事です。
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日本海フィッシャーマンズケープ 株式会社ニッカイ米山HPより。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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